Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/11/09
Update

映画『香港画』公開日/上映館。民主化デモを捉えた短編ドキュメンタリーが劇場公開決定!

  • Writer :
  • 石井夏子

香港デモの渦中に飛び込み、
生々しくも洗練された撮影と構成によって凝縮された28分間のリアル。

激しさを増していく香港民主化デモに飛び込み、若者たちの姿を克明に記録した日本人がいました。

この度、2019年の香港民主化デモを生々しくも洗練された映像と手法で凝縮した短編ドキュメンタリー映画『香港画』が、アップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺にて2020年12月25日(金)から劇場公開が決定。

香港でデモ隊と遭遇した堀井威久麿監督による、28分間に凝縮された胸引き裂かれるドキュメンタリーです。

映画『香港画』について


2019年「逃亡犯条例改正案」をきっかけに6月よりエスカレートしていった香港民主化デモ。

その年10月に、たまたま仕事で滞在していた香港でデモ隊と遭遇した堀井威久麿監督は、デモに参加している人々の若さに驚き、彼らが何を考え、何を発信しているのかを知るために記録を始めました。

若者たちの声を聞き歩きながら、時にデモ隊と警察が衝突する最中でも撮影を敢行。

彼らと同じように催涙ガス、ペッパースプレーを浴びながら製作を進め、28分間のドキュメンタリー映画としてまとめ上げました。

プレミア上映となった「門真国際映画祭 2020」では、ドキュメンタリー部門・最優秀賞を受賞。オンライン上映は香港でも多数視聴され、現地のメディアでも大きく取り上げられました。

また先日開催された「第15回札幌国際短編映画祭」でも最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、さらに注目を集めています。

香港民主化デモとは?

2019年2月、香港政府による「逃亡犯条例改正案」をきっかけに、民主化五大要求(「逃亡犯条例改正案の完全撤回」「普通選挙の実現」「独立調査委員会の設置」「逮捕されたデモ参加者の逮捕取り下げ」「民主化デモを暴動とした認定の取り消し」)を求める大規模デモに発展。

徐々にデモ隊と機動隊との衝突が激化していきました。

2020年6月、中国政府によって「香港国家安全維持法」が成立・施行。

それにより言論、報道の自由と三権分立が崩壊。

デモに対する弾圧は苛烈さを極め、香港の一国二制度は危機的状況にあります。

・1997年 香港返還

・2003年 国家安全条例に反対する50万人デモ

・2008年 北京オリンピック

・2012年 愛国教育必修化への抗議デモ

・2014年 雨傘運動

・2016年 書店関係者の相次ぐ失踪

・2019年 容疑者引き渡し条例改正案に対する抗議デモ

・2020年 香港国家安全維持法 施行

そして、いま現在―

堀井威久麿監督のプロフィール

本作の監督を務めた堀井威久麿(ほりい いくま)は、1981年生まれ山梨県出身。

学生時代には工学を専攻するも独学で映像を学び、映像ディレクター・カメラマンとしての活動を始め、CM、PV、ドラマ映画など多ジャンルの映像を手がけます。

ライフワークとして社会問題から旅、風景を題材に現在までに世界80か国で映像を撮影。

作品は米国やヨーロッパ、アジアの映画祭に招待され様々な評価を得ています。

本作が初めての劇場用ドキュメンタリー映画作品です。

映画『香港画』の作品情報

【日本公開】
2020年(日本映画)

【企画・監督・撮影】
堀井威久麿

【企画・プロデューサー・撮影】
前田穂高

【英語翻訳】
前田好子

【広東語翻訳】
Ken、Eugenia Leon 、Ho

映画『香港画』のあらすじ


抗う。

激動の香港で始まったかつてない国家の弾圧と、若者たちの抵抗。

高まる緊張。飛び交う怒号。振り下ろされる警棒。

その血は何のために流されたのでしょうか…。

まとめ

「逃亡犯条例改正案」をきっかけに2019年6月よりエスカレートしていった香港民主化デモ。

デモ隊と警察の激しい衝突の様子は日本でも日々報じられていましたが、デモに参加した若者たちの声や訴えは日本ににどれだけ届いたのでしょうか。

香港の若者たちはなぜ、何のために闘うのか。彼らの声にどのように向き合うのか、応えるのか。

観るものを圧倒し「あなたは闘っているのか?」と問われざるを得ない衝撃作、勇気をもって対峙してください。

短編ドキュメンタリー映画『香港画』は、2020年12月25日(金)よりアップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺にて公開です。

公開劇場の詳細は映画『香港画』公式サイトをご覧ください。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ともしび』シャーロット・ランプリングがヴェネチア主演女優賞受賞。ポスタービジュアル解禁

2017年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門において主演女優賞を受賞した、シャーロット・ランプリング主演映画『ともしび』。 人生の終盤、積み上げてきたものを失った一人の女の“生き直し”の物語です …

新作映画ニュース

大沢たかお映画『AI崩壊』キャストとあらすじ。入江悠監督のプロフィールと代表作も紹介!

2020年に公開が予定されている、入江悠監督の最新映画『AI 崩壊』。 映画『AI崩壊』絶賛撮影中。1/14〜16は名古屋市内で大規模な撮影をします。エキストラさんご参加はこちらまで。https:// …

新作映画ニュース

芋生悠×祷キララ映画『左様なら』あらすじとキャスト。石橋夕帆監督がSNSの漫画を原作に映像化!

海辺の町を舞台に描かれる次世代の青春群像劇。 新進気鋭の女性監督・石橋夕帆が、イラストレーター・ごめんのTwitterで発表した初期作品を見事に映像化。 MOOSIC LAB2018長編部門にて初公開 …

新作映画ニュース

映画『キックス』感想評価と内容が語られたトークイベント報告!上映される劇場情報の紹介も

映画『キックス』は、2018年12月1日より、渋谷シネクイントにてロードショーほか全国順次公開。 ギャング、ドラッグ、銃、そして仲間とスニーカー。カリフォルニアの太陽の下、少年が少しだけ男になる瞬間を …

新作映画ニュース

映画『甘いお酒でうがい』あらすじ/キャスト/公開日。原作本はシソンヌじろうで大九明子が映像化!

松雪泰子、11年ぶりの映画主演作。 40代独身OL川嶋佳子のちょっぴり後ろ向きだけどポジティブな517日の物語。 『勝手にふるえてろ』の大九明子監督による最新作『甘いお酒でうがい』が、2020年9月2 …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学