歌と人生で世界を照らしたひと。
歌を愛し、人生を愛し、パスタを愛した―。
<神の声>を持つと言われたイタリアの国宝、ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を、ロン・ハワード監督が手掛けたドキュメンタリー映画『PAVAROTTI』(原題)。
邦題を『パヴァロッティ 太陽のテノール』として2020年9月4日より日本公開することが決定。
あわせてポスタービジュアルが解禁されました。
CONTENTS
ルチアーノ・パヴァロッティとは?
参考動画:パヴァロッティ~ザ・グレイテスト・ヒット50の紹介動画
本作がその生涯を追ったルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)は1935年10月12日、イタリア、モデナ生まれ。
輝かしい歌声から“キング・オブ・ハイC”“イタリアの国宝”と讃えられた20世紀最大のテノール歌手です。
世界で最も売れたクラシック・ヴォーカリストとして知られています。
文字通りのスーパースターで、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴらと共に結成した「3大テノール」のひとりとして、幅広い人気を誇りました。
2007年9月6日、膵臓癌による腎不全でモデナにて死去。
「神に祝福された声」と評され、イタリアの空を思わせる明るく豊かな美声は世界中の人々から今なお愛され続けています。
映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』について
参考:『PAVAROTTI』のTwitter
There would be no legendary voice without the legendary man. See the life behind the voice in @RealRonHoward's #Pavarotti, now playing in select theaters. pic.twitter.com/85PVbZYgwE
— PAVAROTTI (@PavarottiFilm) June 10, 2019
本作『パヴァロッティ 太陽のテノール』の貴重な映像から伝わるのは、『ラ・ボエーム』『トスカ』などの絶頂期のパフォーマンスや、『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」をはじめとする名曲を3大テノールで競演した伝説のステージ、故ダイアナ妃との交流やボランティアなどの幅広い活動、家族とのプライベートライフなど、パヴァロッティ歌唱力とそれ以上に高い人間力。
さらに、新たに撮られた23人のインタビュー映像では、U2のボノがパヴァロッティのアーティストとしての信念を証言し、マネージャーやエージェントがショービジネスの裏側を明かし、前妻、最後の妻、3人の娘たち、そして愛人は欠点が同時に魅力だった素顔を告白、生きることのすべてを全力で愛した男の輝かしい日々が浮き彫りにされます。
ハイCと呼ばれる高音を軽々と出す並外れた音域と力強く芳醇な声量による〈人類史上最高の歌声〉を最新技術でスクリーンに蘇らせたのは3度のアカデミー賞に輝いた実績を持つ録音技師、クリストファー・ジェンキンズ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ラスト・オブ・モヒカン』、『愛と哀しみの果て』)が伝説のアビー・ロード・スタジオで、ドルビーアトモスの多次元音響技術とパヴァロッティの歌声の輝きを結合させたもの。
ジェンキンズは、この新しい技法を採用することで生の歌声の力を捉え、同じ部屋の中で生の歌を聴いたときに体で感じる力強さや鋭さを映画館でも感じられるようにしたいと考え、パヴァロッティの太陽のようにまばゆい歌声と笑顔によって、いつのまにか人生を楽しむ術を伝授される至福の
体験を観る人全てに与えることに成功しました。
映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』のポスタービジュアル
本記事冒頭に掲載しました、この度解禁されたポスタービジュアル。
パヴァロッティのトレードマークとも言える“白いハンカチ”と共に観客の喝采を浴びる様子が大きく映し出されました。
ハンカチは1973年のミズーリでの初コンサートでオペラの役ではなく素の自分として歌うことに不安になり、手のやり場に困って持ち始めて以来、まるでお守りのように舞台上で手から離しませんでした。
また背景のステージは、オペラコンサートで有名な古代ローマの遺跡カラカラ浴場。1990年インタリアでおこなわれたワールドカップの前夜祭として3大テノールがはじめて3人でコンサートを行った舞台でもあります。
ポスター下部には、同志となり親交のあったダイアナ妃やボノ、3大テノールの画像が配されています。
映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』の作品情報
【日本公開】
2020年(イギリス・アメリカ合作映画)
【原題】
PAVAROTTI
【監督】
ロン・ハワード
【キャスト】
ルチアーノ・パヴァロッティ、ボノ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、アンドレア・グリミネッリ、アンジェラ・ゲオルギュー、キャロル・ヴァネス、ヴィットリオ・グリゴーロ、マデリン・レニー、ズービン・メー、ユージン・コーン
ランラン
【字幕翻訳】
古田由紀子
【字幕監修】
堀内修
映画内で使用されるパヴァロッティ歌唱楽曲
・プッチーニ「ラ・ボエーム」
・ドニゼッティ「連隊の娘」
・ヴェルディ「リゴレット」
・レオンカヴァルロ「道化師」
・プッチーニ「マノン・レスコー」
・ディ・カプア「オ・ソレ・ミオ」
・プッチーニ「トゥーランドット」
・ドニゼッティ「愛の妙薬」
・プッチーニ「トスカ」
まとめ
参考:『PAVAROTTI』のTwitter
A captivating smile, a legendary voice, a life well lived. See the legend as you've never seen him in Academy Award® winning director @RealRonHoward's #Pavarotti. In select theaters June 7th. pic.twitter.com/goylQ5hgVC
— PAVAROTTI (@PavarottiFilm) June 5, 2019
人生に、女性に、歌に情熱を注いだ陽気で豪快で人たらし、そして何よりも<人生を愛する天才>であったルチアーノ・パヴァロッティの至福のドキュメンタリーがついに日本公開です。
映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』はTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかにて2020年9月4日より全国ロードショー。
偉大なテノール歌手・パヴァロッティの“歌と人生で世界を照らした”姿をぜひ劇場でご覧ください。