南米ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカと日本をつなぐものとは?
“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれた元ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカ。
彼と日本との知られざる関係を追ったドキュメンタリー映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』が、2020年10月2日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開されます。
映画公開に先駆け、ティザービジュアルが到着しました。
CONTENTS
映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』について
本作『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』は、第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカを、田部井一真監督が追ったドキュメンタリー映画です。
2010年から5年間、南米の小国ウルグアイの大統領を務め、2012年のブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連持続可能な開発会議での名スピーチで、世界中の多くの人々に影響を与えたムヒカ。
そんなムヒカの発言に魅せられた田部井監督が、何度もウルグアイに渡り取材を重ね、彼の生き方や言葉に触れながら、ムヒカと日本の知られざる関係をひも解いていきます。
ホセ・ムヒカとは?
参考動画:映画『ハッパGoGo 大統領極秘指令』予告編
本作のメイン被写体であるホセ・ムヒカは、1950年代中盤から祖国ウルグアイで政治活動にのめり込み、60年代中盤にトゥパマロス人民解放運動に参加し、ゲリラ活動を開始。
それにより4回も投獄されたり、6発の銃弾を浴びたりするも、1995年に国会議員となり、ついに2010年にウルグアイ大統領に就任します。
大統領になっても給料の大半を貧しい人々に寄付し、愛車の古いフォルクスワーゲンを運転し、大統領専用機も持たず、仕事の合間をぬってトラクターで農作業をするムヒカは、いつしか“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれるように。
2015年の任期満了により大統領を辞任以後も、その清貧ぶりで国民に愛される存在となりました。
またムヒカは、大統領時代に、全世界に先駆けて大麻(マリファナ)の合法化に踏み切ったことでも知られます。
そのマリファナ合法化をコミカルに描いたウルグアイ映画『ハッパGoGo 大統領極秘指令』(2019)では、ムヒカも本人役でゲスト出演しており、なかなかの役者ぶりを披露しています。
映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』のティザービジュアル
冒頭に掲載した本作のティザービジュアルでは、「人生で一番大事なことは、成功することじゃない。歩むことだ」というムヒカの言葉をメインコピーに起用。
大地に立ち、動物と戯れるムヒカのイラストをメインに配した、見るだけで心が安らぐデザインとなっています。
映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【監督】
田部井一真
【製作】
大島新、堀治樹
【編集】
大山幸樹
【撮影】
中島大樹
【音楽】
石﨑野乃
【キャスト】
ホセ・ムヒカ、ルシア・トポランスキー
映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』のあらすじ
2012年、リオデジャネイロで開かれた国連会議にて、現代の消費社会を痛烈に批判し、人類にとっての幸せとは何かを問うた、ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ。
その感動的なスピーチ動画が瞬く間に世界中で話題になったことで、当時テレビ番組でディレクターを務めていた田部井一真は、彼を取り上げることに。
ウルグアイへ渡った田部井は一度も日本に訪れたことのないムヒカが、日本の歴史や文化にとても詳しく、尊敬していることに驚かされます。
なぜ、ムヒカは日本のことをよく知っているのか?
田部井はその疑問の答えを突き止める為に何度もウルグアイへと渡り、大統領退任後のムヒカへの取材を敢行。
やがて、ムヒカの言葉に心を動かされた田部井は、多くの日本人に彼の言葉を聞いてほしいと願うようになり、訪日を熱望します。
絵本の出版社の協力を得て、ついにムヒカの来日が実現します。
まとめ
『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』公式ツイッター
オンエア情報
フジテレビ「Mr.サンデー」で、いち早く紹介されました
映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』は4月シネスイッチ銀座ほか全国順次公開です
公式サイトはこちらhttps://t.co/l6SiGvr98Z#ミスターサンデー#Mrサンデー#ホセ・ムヒカ#映画ムヒカ pic.twitter.com/5P8skp6B66
— 映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』公式 (@mujica_nihonn) January 19, 2020
本作『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』公開に先駆け、日本ではエミール・クストリッツァ監督によるドキュメンタリー映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』が3月に公開されます。
こちらは、クストリッツァ監督が、2014年からムヒカの日常に密着し、大統領としての任期を満了する瞬間までを、カメラに収めています。
ぜひとも2作品併せて観て、ムヒカが私たちに贈ってくれた、勾玉のメッセージを受け取ってください。
ドキュメンタリー映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』は、2020年10月2日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。