Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/09/03
Update

インド映画『マッキー』が11月に再上映決定!バーフバリのSSラージャマウリ監督作品の予告も解禁

  • Writer :
  • 石井夏子

『バーフバリ』で見せたダイナミックなVFXの源はコレ!
爆笑必至のアクションコメディ『マッキー』奇跡の再上映決定。

2013年に日本公開しスマッシュヒットを飛ばしたインド発のアクションコメディ映画『マッキー』。

『バーフバリ』以降、日本で急増しているインド映画ファンからの熱い要望を受け、この度再上映が決定しました。

映画『マッキー』は2019年11月1日(金)よりキネカ大森、11月29日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次再上映されます。

あわせてティザービジュアル、復活上映版の予告編も解禁されましたのでご紹介します。

映画『マッキー』とは?

ⓒ2012 Varahi Chalana Chitram. All rights reserved.

2012年インドで公開され大ヒットを記録したのを皮切りに、ハエが主人公のアクションコメディという前代未聞の設定に「新しいジャンルを切り開いた」と各メディアが激賞!

評判は瞬く間に海外にも広がり、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、台湾など世界中で公開されました。

日本でも2013年に劇場公開し大きな話題を呼びました。

本作は、ハエに生まれ変わった男が、自分を殺した悪徳実業家に戦いを挑む、“小さな”主人公による“大きな”復讐劇

日常生活では嫌われがちで決して主役になることはないと思われていたハエが悪い人間と戦うという、誰も考えつかないヒーロー像を見事に映像化。

明るくお調子者のハエが愛する彼女を守るために戦う姿はピクサー・アニメーションのキャラクターのように愛らしく、誰もが応援したくなります。

映画『マッキー』のみどころ

参考:S.S・ラージャマウリ監督のツイッター

本作で注目すべきは、5ミリ程度のハエが空間を飛び回り、人間と戦う様をダイナミックに映し出すことに成功している点。

ハエ視点のコミカルかつ臨場感たっぷりな映像は本作の見どころの1つです。

ハエと人間の物語を見事に作り上げた監督は、「バーフバリ」(前後編)を放ったS.S・ラージャマウリ。

VFXは、インド最大の映画祭「ナショナル・フィルム・アワード」で最優秀特殊効果賞も受賞したインドの映像制作会社「MAKUTA VFX」が手掛けています。

S.S・ラージャマウリは、『マッキー』と「バーフバリ」を続けて同チームで制作。

両作にて大胆な構図と迫力あるVFXを見せ、インドを代表する監督の1人として知られるようになりました。

映画『マッキー』の作品情報

【製作】
2012年(インド映画・ヒンディー語)

【復活上映日本公開】
2019年

【原題】
Eega

【監督・脚本】
S.S・ラージャマウリ 

【キャスト】
ハエ(ナーニ)、スディープ、サマンサ・ルス・プラブ

【作品概要】
トロント・アフター・ダーク映画祭や上海国際映画祭で上映され、国内外の多くの映画賞を受賞した本作。

監督はS・S・ラージャマウリ、脚本は父親のK・V・ヴィジャエーンドラ・プラサードの「人間に復讐を企んでいるハエ」という冗談から着想を得て、1990年代から構想が練られていました。

2010年から本格的に企画を進め、同年12月7日からハイデラバードのラマナイドゥ・スタジオで撮影開始。

映画『マッキー』のあらすじ

ジャニ(ナーニ)は家の向かいに住む美人ビンドゥ(サマンサ・ルス・プラブ)のことが好き。

彼女もジャニのことが気になっていました。

一方、建設会社社長のスディープ(スディープ)は野心家で自信家、そして無類の女好き。彼は美しいビンドゥに釘づけになります。

ある日、ついにジャニはビンドゥに想いを伝えました。

するとビンドゥのほうもジャニのことを好きだといいます。

彼女がすっかり自分の手に落ちたと勝手に思っていたスディープは怒り狂い、ジャニを呼び出し、なぶり殺しにしてしまいました。

死んだジャニが生まれ変わったのはなんとハエ。

ハエになったジャニは前世でのスディープへの恨みを思い出し、スディープに大復讐を誓うのでした…!

まとめ

参考:映画『マッキー』ツイッターアカウント

『マッキー』と『バーフバリ』でインドを代表する監督になったS.S.ラージャマウリ監督の鬼才っぷりを今こそ再確認しましょう。

全編CGによるハエと実写の人間との戦いに、笑って泣けて、ラストは大感動できるアクションコメディ『マッキー』。

今回の復活上映には『バーフバリ』絶叫上映をプロデュースしたV8Jも協力に加わりました。

映画『マッキー』は2019年11月1日(金)よりキネカ大森、11月29日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次“復活”公開です。

関連記事

新作映画ニュース

【グリーンイメージ国際環境映像祭2020】開催日は2月21日から3日間で日比谷図書文化館コンベンションホールにて上映!

第7回グリーンイメージ国際環境映像祭は2020年2月21日(金)~23日(日)開催。 2020年2月21日(金)~23日(日)開催の第7回グリーンイメージ国際環境映像祭。 環境をキーワードに、アニメー …

新作映画ニュース

映画『パラサイト 』キャストの金持ち娘役はチョンジソ【演技評価とプロフィール】

第72回カンヌ国際映画祭“最高賞”パルムドール&第92回アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日より全国公開! 第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞に加え、 …

新作映画ニュース

【東京フィルメックス2019受賞結果】グランプリは中国映画『気球(羊飼いと風船)』。そのほかの受賞作品の紹介も

TOKYO FILMeX2019受賞作品紹介 2000年12月に第1回が開催された国際映画祭「東京フィルメックス/TOKYO FILMeX」。 開催から20年、記念すべき「第20回東京フィルメクス」が …

新作映画ニュース

映画『積むさおり』あらすじ。キャストに黒沢あすかと木村圭作を迎えたサスペンスは11月2日公開!

黒沢あすか・木村圭作×特殊メイクの鬼才・梅沢壮一監督が紡ぐ体感型サスペンス。 “失敗できない”夫婦の関係崩壊までのカウントダウン。観る者の聴覚を刺激する体感型サスペンス映画『積むさおり』が、2019年 …

新作映画ニュース

映画『ブレス あの波の向こうへ』あらすじとキャスト。サイモン・ベイカーが美少年サーファーを撮る

オーストラリアで5週連続TOP10入りの大ヒットを記録! ティム・ウィントンが描いた伝説のサーフ文学『ブレス:呼吸』を、人気俳優サイモン・ベイカーが初監督と主演を務め、邦題『ブレス あの波の向こうへ』 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学