全米有数の犯罪多発地域メンフィスのゲットーから世界へ。
ジャネール・モネイのMVでも知られる世界的ダンサー、リル・バック。
その驚異的なダンスの秘密と彼が育った街メンフィスを描いたドキュメンタリー映画『LIL BUCK REAL SWAN』が、『リル・バック ゲットーから世界へ』の邦題で、2021年8月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることが決定しました。
ただひたすらダンスに夢中だったリル・バックの運命は、1本の動画で変わります。世界的チェロ奏者ヨーヨー・マの演奏で踊っているのをスパイク・ジョーンズ監督が携帯で撮影し投稿。
そんな、リル・バックが世界中に注目されるきっかけとなった運命の瞬間を含む場面写真が解禁されました。
リル・バックとは?
ジャネール・モネイMV出演やマドンナのツアーでも知られる唯一無二のダンサー、リル・バックは、誰も見たことのない驚異のダンスで世界を魅了し続けています。
彼の出身地は、全米有数の犯罪多発地域で、キング牧師が暗殺された場所としても知られるテネシー州・メンフィス。
そのタフな街で、少年リル・バックはメンフィス発祥のストリートダンス“メンフィス・ジューキン”にのめり込んでいきました。
とにかくダンスが上手くなりたいと願った彼は、やがて奨学金を得てクラシックバレエにも挑戦、ジューキンとバレエを融合させ、名曲「白鳥」(「瀕死の白鳥」)を踊ります。
そのダンスが世界的チェロ奏者ヨーヨー・マの目にとまり、ふたりはチャリティ・パーティーで共演。
そこに偶然『マルコヴィッチの穴』『her/世界でひとつの彼女』の映画監督スパイク・ジョーンズが居合わせ、ダンスに驚愕したジョーンズは携帯で撮影すると、動画をYou Tubeに投稿。
それによってリル・バックは一気に世界中に注目されたんです。
ヨーヨー・マとの共演だけでなく、ジャネール・モネイの「Tightrope」のMV出演、マドンナのツアーへの参加、ルイ・ヴィトン財団での公演、ヴェルサーチとのオリジナルスニーカーのコラボ、ユニクロやAppleのCM出演など多彩な活躍を続け、最近ではディズニーの実写映画『くるみ割り人形とねずみの王様』でモーション・キャプチャーを担当したり、2021年6月からは、映画『ブラインドスポッティング』のTVドラマ版にも出演が予定されています。
映画『リル・バック ゲットーから世界へ』について
そんな、驚くほどにドラマティックな、リル・バックの運命が描かれる本作。
今回解禁された場面写真には、そのターニング・ポイントとなった瞬間を捉えたスパイク・ジョーンズ撮影の携帯映像からの写真も含まれています。
“メンフィス・ジューキン”とクラシックバレエを融合させ、さらに音楽を自在に表現し、誰も見たことのない驚異のダンスで世界中に注目されるリル・バック。
映画では、世界を舞台に活躍の幅を広げながら、メンフィスの子どもたちにダンスを教えるなど、今もなおメンフィスという街と結びついている姿も描かれます。
監督は、『ブラック・スワン』の振付師で、ナタリー・ポートマンの夫であるバンジャマン・ミルピエを追ったドキュメンタリ『Dancing is Living : Benjamin Millepied』で知られるルイ・ウォレカン。
映画『リル・バック ゲットーから世界へ』の作品情報
【日本公開】
2021年(フランス・アメリカ合作映画)
【原題】
LIL BUCK REAL SWAN
【監督】
ルイ・ウォレカン
【キャスト】
リル・バック
映画『リル・バック ゲットーから世界へ』のあらすじ
全米有数の犯罪多発地域で、キング牧師が暗殺された場所としても知られるテネシー州・メンフィスで生まれ育ったリル・バック。
メンフィス発祥のストリートダンス“メンフィス・ジューキン”にのめり込み、とにかくダンスが上手くなりたいと願った少年は、やがて奨学金を得てクラシックバレエにも挑戦。
世界的チェロ奏者ヨーヨー・マの目にとまり、ふたりはチャリティ・パーティーで共演。さらにはその様子を映画監督スパイク・ジョーンズが携帯で撮影し、動画をYou Tubeに投稿。
それによってリル・バックの運命は一転し……。
まとめ
メンフィスというタフな街で、ただただダンスに夢中だった少年リル・バック。
彼の運命が、1本の動画で大きく変わり、唯一無二の世界的なダンサーとなり、メンフィスの子供たちの光になる。公開待ち遠しい感動的なドキュメンタリーです。
映画『リル・バック ゲットーから世界へ』は、2021年8月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開。