動画で見る【寄川歌太&大庭功睦 監督 インタビュー】映画『滑走路』は2020年11月20日(金)より全国順次公開!
精神不調に悩まされながらも短歌を詠み続け、32歳の若さで亡くなった歌人・萩原慎一郎の遺作を映画化。いじめや非正規雇用などの苦難を経験しながら、生きる希望を託した萩原慎一郎の歌は、多くの共感を集め話題になりました。
映画『滑走路』は現代社会を生きる3人の男女が直面する苦悩と問題である、非正規、いじめ、過労、キャリア、自死、家族。それでも、希望を求めて生きる姿を描いています。
今回、本作に出演するで16歳の新人俳優・寄川歌太と、本作でメジャーデビューを果たした大庭功睦監督にインタビューを敢行。 撮影の裏話やオーディション時のエピソードについて語っていただきました。
寄川歌太&大庭功睦監督インタビュー:6分36秒
大庭功睦監督プロフィール
1978年生まれ。福岡県出身。2001年、熊本大学文学部卒。2004年、日本映画学校(現・日本映画大学)映像科卒。以降、『シン・ゴジラ』や『マチネの終わりに』など数々の映画・テレビドラマにフリーの助監督として携わる。
2010年に染谷将太主演『ノラ』を自主製作し、第5回田辺・弁慶映画祭にて市民審査員賞、第11回TAMA NEW WAVEにてベスト男優賞(染谷将太)を受賞。
2018年には『キュクロプス』を自主製作し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018にてシネガー・アワード、北海道知事賞をダブル受賞。第18回ニッポン・コネクション&第15回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内長編コンペティションでも正式上映された。
寄川歌太プロフィール
2004年3月11日生まれ、大阪府出身。2010年、歌舞伎平成中村座で俳優デビュー。
テレビドラマ「宮本武蔵」(14/EX)、「ボーダーライン」(2014/NHK)、「死役所」(2019/TX)やWEBドラマ『青葉家のテーブル』(2018-19)などに出演。
映画『滑走路』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本映画)
【原作】
萩原慎一郎「歌集 滑走路」(角川文化振興財団/KADOKAWA刊)
【監督】
大庭功睦
【脚本】
桑村さや香
【主題歌】
Sano ibuki「紙飛行機」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
【キャスト】
水川あさみ、浅香航大、寄川歌太、木下渓、池田優斗、吉村界人、染谷将太、水橋研二、坂井真紀
【作品概要】
32歳の若さで命を絶った歌人、萩原慎一郎の遺作となった唯一の歌集を完全映画化。
年代の違う男女3人が、それぞれ抱えている問題と、苦しみながらもがき続ける姿を通して、その先にある希望を描いた人間ドラマ。
メインとなる若手官僚の鷹野を浅香航大が、切り絵作家の翠を水川あさみがそれぞれ演じる他、物語の中心となる学級委員長を、約500人のオーディションを勝ち抜き本作に抜擢された新人俳優、寄川歌太が演じています。また、染谷将太や坂井真紀など、実力派俳優も出演しています。
映画『滑走路』のあらすじ
シングルマザーの母親と暮らす中学2年生の学級委員長。彼は幼馴染の裕翔がいじめられている所を助けた事で、次は自分がいじめの標的になってしまいます。
エスカレートするいじめに苦しみながらも、母親に心配をかけたくない一心で、学級委員長は1人で全ての問題を抱え込みます。
また裕翔も家に引きこもってしまっていましたが、学級委員長は自分を裏切った裕翔への怒りを抱えていました。
ある時、学級委員長は女子生徒の天野と知り合います。天野は、絵画コンクールで入選するほどの才能がありますが、勉強が苦手な事から、厳しい両親に成績が下がれば絵を描く事を禁止されてしまいます。
学級委員長は天野に勉強を教えていく中で、2人は親密になっていきます。
一方で厚生労働省で働く若手官僚の鷹野。彼は日々の業務に忙殺されていましたが、上司に全く評価される事は無く、理想と現実の間で苦しんでいました。
また、同期も厚生労働省を去る事になり「何の為に仕事しているんだ?」という問いかけに鷹野は何も答える事ができませんでした。
ある日、非正規雇用の問題に取り組むNPO団体が持ち込んだ「非正規雇用が原因で亡くなったとされる人々のリスト」を手に取った鷹野は、自身と同じ年齢である、25歳で自死した青年の事が気になります。
鷹野は、自分が取り組んでいる仕事の実態を掴む為、NPO団体からの情報をもとに、青年の死の真相を探るようになります。
鷹野は、青年と交際していた元恋人に辿り着きますが、そこで意外な言葉を聞かされます。