世界の映画祭と連携し、沖縄・石垣島から新たな才能を発掘!
ドキュメンタリー映画に特化したコンペティションの応募を2020年2月より開始
2020年11月、沖縄・石垣島から世界に向けて映画を発信し、地域の文化・芸術にふれる機会を創出する映画祭「石垣島ゆがふ国際映画祭」を石垣市等の後援で開催されます。
本祭では6つのプロジェクト(野外上映/コンペティション/VR 部門/太平洋部門/新鋭監督部門/沖縄部門)を計画しており、そのうちの一つであるコンペティションの募集を2020年2月1日(土)~6月30日(火)まで実施します。
石垣島ゆがふ国際映画祭とは?
画像:2019年プレイベントにて
本祭は、<Cinema at Sea>をテーマに作品選定委員が選りすぐった50以上の作品を揃え、石垣島の魅力である天然ビーチでの野外上映やドキュメンタリー映画のコンペティション、海外講師を招いてのVRワークショップ、地域交流も視野に入れた、世界標準の国際映画祭を目指します。
そして今回、マリメッコやカンペール、アルフレックスといった世界的なブランドのデザインを手掛ける鈴木マサル氏が本映画祭のメインビジュアルを手掛け、台湾出身の映画監督・黄インイクが作品選定を主導するなど、2020年の開設に向け準備と応援の輪が広がっています。
沖縄の古い言葉で幸せや豊年の願いが込められた“ゆがふ”という言葉をその名に冠した「石垣島ゆがふ国際映画祭」。
沖縄本島から400キロ以上離れた国境の島として、独自の歴史と文化を紡いできた石垣島ならではの多様性を活かし、世界各地の島文化を繋ぎ合うような国際映画祭を目指して、2020年11月に誕生します。
石垣島ゆがふ国際映画祭の開催概要
本祭のメイン会場は「フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ」内のフサキビーチには野外上映用の大型スクリーンを設置します。
また、フィジー、サモア、ミクロネシア… 「太平洋の島々」にフォーカスした作品や実験的な映像、アニメーション等を揃え、音楽パフォーマンスなどの地域の文化・芸術とともにご鑑賞いただけます。
さらに、VRに着目し世界の映画祭と連携して海外から講師を招いたVR映像撮影のワークショップも開催します。
【名 称】
石垣島ゆがふ国際映画祭
英語名称:Cinema at Sea – Ishigaki Island International Film Festival
【会 期】
2020年11月14日(土)~11月23日(祝月)10日間(予定)
【会 場】
沖縄県石垣市
(フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ、ゆいロードシアター、石垣市民会館、アートホテル石垣島、他)
【上映作品】
50作品以上
【料 金】
予価1プログラム 1,000 円(税込)
※学生料金や1日券、フリーパスチケット等も予定
【来場目標】
初年度5,000人
【主 催】
石垣島ゆがふ国際映画祭実行委員会(委員長:上原輝樹)
【後 援】
沖縄県石垣市、石垣市観光交流協会
【協 力】
フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ
【お問合せ】
石垣島ゆがふ国際映画祭事務局 MAIL:info@cinema-at-sea.com
※詳細につきましては 石垣島ゆがふ国際映画祭公式サイトをご覧ください。
石垣島ゆがふ国際映画祭コンペティション募集概要
映画祭で最も注目を集める分野といえばコンペティション。
本祭では、ドキュメンタリー映画に特化し、強いメッセージを含むアーティスティックな手法で作られた映画的なドキュメンタリー作品を公募します。
セレクションコミッティーは実行委員長の上原輝樹ならびにプログラム・ディレクターの黄インイク、沖縄出身の映像作家の奥間勝也氏などが務め、最も優秀な作品には「金のさなぎ賞」(Golden Chrysalis Award)を授与します。
また、入選作品の代表者一名を本映画祭にご招待。
多様性のある島・石垣島から、世界各地の最新鋭のドキュメンタリー作品を発信します。
【募集作品/テーマ】
ドキュメンタリー映画、もしくは“リアリティ”に親和性のある映画作品
【応募期間】
2020年2月1日(土)~6月30日(火)
【応募資格】
2019年、2020年に制作された長編映画作品(70分間以上)でジャパンプレミア(日本初公開)であること。
【応募方法】
映画応募サイト「FilmFreeway(https://filmfreeway.com/)」よりご応募ください。
※応募料金あり
【入賞特典】
入選作品ごとに代表1名様を本映画祭にご招待。
※旅費の上限あり
最優秀賞「金のさなぎ賞」の受賞者には賞金を贈呈。
【セレクションコミッティー】
実行委員長・上原輝樹、プログラム・ディレクター・黄インイク、奥間勝也、他
【審査方法】
予選二次審査を経て、2020年8月に公式サイトにて発表予定。入選作は15本以内を予定。
【審 査 員】
国内外の3~5名の映画、文化関係者から組まれる国際審査員メンバーを別途発表。
映画祭期間中に審査員により受賞作を決定。
【お問合せ】
石垣島ゆがふ国際映画祭プログラム担当
MAIL:program@cinema-at-sea.com
石垣島ゆがふ国際映画祭2019年プレイベントの開催レポート
本祭に先立ち、2019年11月22日(金)~24日(日)の3日間、「2019年プレイベント」を石垣島の3会場(フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ、アートホテル石垣島、いしがき島 星ノ海プラネタリウム)で開催。
3日間で4作品上映、全6プログラムを行いました。
当日は台風に備え、野外ビーチ上映を中止し、フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ内のレストランに急遽、大型スクリーンを設置。
音楽ドキュメンタリー映画『島々の歌~スモールアイランド・ビッグソング~』やSF映画『メッセージ』のプレミアム上映を実施しました。
オープニングセレモニーでは、本イベントのために遠くマダガスカルから来日していただいた『島々の歌』の出演者である音楽家サミー・サモエラ氏のライブパフォーマンスや、地元の高校生たちによる伝統舞踊の披露など、来場者とともに会場は大いに盛り上がりました。
また、アートホテル石垣島では、『島々の歌』のティム・コール監督とプロデューサーのバオバオ・チェン、本祭のプログラム・ディレクター黄インイク氏らによるトークイベントを開催。
太平洋・インド洋に浮かぶ島の自然の中でレコーディングをしながら音楽と文化のルーツを繋いでいく本作品に関して、ティム監督は「それぞれの地域の楽器が語るのは、その地域に住んでいる人たちの生活、歴史そのものです。偏見や国境を乗り越えて、歴史というもので、私たちは繋がっていけるのではないかと考えます」と想いを語りました。
トークイベント後は、アジアの優れた映像クリエイターを発掘するイベント「Digicon6 Asia」の歴代受賞作の中から選定されたアニメーション作品を上映。会場は地元から集まった親子で賑わいました。
まとめ
画像:フサキビーチ野外スクリーン
本映画祭のプログラム・ディレクターは、2013年からドキュメンタリー製作のために石垣島に通い始め、八重山への愛着と国際的な視野を持つ、台湾出身の映画監督・黄インイクが務めます。
6つのプロジェクト(野外上映/コンペティション/VR部門/太平洋部門/新鋭監督部門/沖縄部門)を計画し、映画館の少ない石垣島から映画の既存概念を打ち破るような、野外での映画体験をアピール。
黄監督は「“島に行く”というところから既にこの映画祭の体験は始まっています」と語ります。
ビーチで浜風を感じながらのリラックスした雰囲気の中、世界の奥深さを再認識し、新しい才能やアイデアに出会える、石垣島ならではの映画祭が誕生します。
世界から最新鋭のドキュメンタリー映画作品を奮ってご応募ください。
そして、2020年11月、新たな才能が見つかる瞬間に立ち会いましょう。