愛と秘密が、重なるとき。
『孤独な惑星』の筒井武文監督が、愛する者の抱えた秘密を題材に、現代のテヘランを舞台に作り上げた日本・イラン合作映画『ホテルニュームーン』。
映画『ホテルニュームーン』が2020年9月18日(金)よりアップリンク吉祥寺で公開することが決定しました。
解禁された予告編とあわせ、本作をご紹介します。
映画『ホテルニュームーン』について
本作は、静かなスリルとサスペンスに満ちた、母と娘の愛の物語。
筒井武文監督が現代のテヘランを舞台に、日本・イラン合作映画として作り上げました。
愛する者の抱えた秘密を、人はどう受け入れればいいのか。
母と娘の複雑な愛憎関係がつくりだす先の読めないスリリングなストーリーに、きっと誰もが魅入られるはずです。
「現在のイランで生きる若者たちの物語をつくりたい」。『ホテルニュームーン』は、イランの風景と人々に一目惚れした筒井武文監督の熱い思いからスタートしました。
監督の思いに応え、日本に滞在経験のあるイランの人気脚本家ナグメ・サミニが、テヘランに住む母と娘の物語を執筆。イランの生活文化、日本とイランの歴史的関係を取り入れながら、謎に満ちたサスペンスドラマを書き上げました。
シングルマザーのヌシン役は、イランで国民的な人気を誇る女優マーナズ・アフシャル。
娘のモナ役には、新人ラレ・マルズバンが抜擢されました。
ヌシンの秘められた過去の扉を開く日本人・田中役を永瀬正敏が、その妻役を小林綾子が、円熟した演技で魅せます。
撮影監督は、「アウトレイジ」シリーズをはじめ北野武監督映画を数多く手がけてきたベテラン、柳島克己。美しいテヘランの街でのロケ撮影から室内劇まで、かすかな陰影をも繊細に捉え、見事な映像を作り上げました。
実力派スタッフ・キャストが勢ぞろいした本作。世代も国籍も超え、誰も見たことのない新たな名作がここに誕生しました。
映画『ホテルニュームーン』の予告編動画
解禁された予告編は、テヘランに住む仲睦まじい母と娘の絆が、母が抱える秘密が原因でほころび始めるところから始まります。
永瀬正敏演じる、その秘密のカギを握る日本人・田中の登場により、母と娘の運命が大きく動き始めることを暗示させる作りとなっています。
映画『ホテルニュームーン』の作品情報
【日本公開】
2020年(日本・イラン合作映画)
【原題】
Mehmankhane Mahe No
【英題】
Hotel New Moon
【監督】
筒井武文
【脚本】
ナグメ・サミニ
【キャスト】
ラレ・マルズバン、マーナズ・アフシャル、永瀬正敏、アリ・シャドマン、小林綾子、ナシム・アダビ、マルヤム・ブーバニ
映画『ホテルニュームーン』のあらすじ
テヘランで大学に通うモナは、生まれる前に父を亡くし、教師をしている母ヌシンと二人暮らし。
一人娘に厳しい門限を課し、交友関係にも目を光らせる過保護な母に、モナは少々辟易気味。
そんな中、モナは、ホテルで見知らぬ日本人男性と会うヌシンを目撃したのをきっかけに、自身の出生をめぐる母の話に疑念を抱き始めます。
男は果たして誰なのか。
ヌシンの過去に何があったのか。
母と娘の間に生まれた小さな綻びは、徐々に大きな亀裂へと発展し…。
まとめ
母が隠した秘密。娘がついた嘘。二人をつなぐ絆がゆっくりとほどけていく──。
実力派スタッフ、キャストが勢ぞろいし、現代のテヘランを舞台に、日本映画/イラン映画の枠を超えた新たな名作が誕生しました。
映画『ホテルニュームーン』は2020年9月18日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開です。