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Entry 2020/05/21
Update

注目の映画『ハニーボーイ』日本公開日/上映館/予告動画。感動作に主演のノア・ジュプはネクストブレイク美少年俳優!

  • Writer :
  • 石井夏子

サンダンス映画祭ほか世界の映画祭 絶賛&賞レース席巻。
愛くるしい表情にときめき、切ない眼差しに胸が詰まる。

圧倒的な魅力と存在感を放つ新世代の美少年スター、ノア・ジュプ主演の感動作がついに日本公開となります。

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こし、賞レースを席巻した話題作『HONEY BOY』。

この度、邦題『ハニーボーイ』として2020年8月7日(金) よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他にて全国順次の公開が決定しました。

本作の予告編映像とポスター画像が解禁されましたのでご紹介します。

映画『ハニーボーイ』とは?

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

本作の主人公は、人気子役として活躍する12才のオーティス。マネージャーを務める愛情表現が不器用な父・ジェームズに振り回され、ぶつかり合う日々の中で、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て、成長していく感動の物語です。

12才のオーティスを演じるのは、『ワンダー 君は太陽』、「クワイエット・プレイス」シリーズ、『フォードvsフェラーリ』と異なるジャンルの傑作でひときわその存在感を放ち、美しいルックで世の映画ファンを魅了する次世代のスター、ノア・ジュプ

トラブルを抱える家族や周りの大人たちとの間でままならない日々をどうにか懸命に取り繕い、背伸びして頑張る姿は、愛らしく切なく健気で観る者の胸を締め付けます。

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

10年後のオーティスを演じるのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ

父親ジェームズをシャイア・ラブーフが演じ、更に本作では長編映画の脚本家デビューを果たしました。

映画『ハニーボーイ』の予告編

このほど解禁された予告編は、ある女性から「父親の思い出」を尋ねられる22歳のオーティス(ルーカス・ヘッジズ)から始まります。

「父親が俺にくれたのは、“痛み”だけだ」と頭を抱え、涙ながらに語る彼の過去とは…。

時は10年前、人気子役だった12才の頃(=ノア・ジュプ)にさかのぼります。

いつもイライラした様子で周囲には横暴な態度をとる、マネージャーとして付き添う無職で前科者の父・ジェームズ(シャイア・ラブーフ)

そんなトラブルメーカーの父親に振り回され、愛を感じられないでいたオーティスは、孤独感とフラストレーションを募らせ、ついに「いい加減にして!」と感情が爆発、大声を張り上げます。

“ただ、普通の親子でいたかった―”当たり前のこともオーティスにとっては切実な願いになるほど、すれ違うふたり。

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

撮影現場で大人に囲まれ、家では稼ぎ頭でいるうちに“ずっと自分を演じて生きてきた”と、オーティスの切ない心情がナレーションからも伝わってきます。

そして、父と子が互いに心情を吐露するシーンは、不器用な父と、ただ親の愛を受けたい子どものすれ違う関係の切なさに胸が詰まります。

そんな中でも、愛にも似た安らぎを与えてくれる隣人の少女・シャイガールとの出会いと、未来への突破口となる希望ある言葉が彼の背中を押しました。

“大人になった今。ぼくは知った、そこに愛があったことを”のナレーションが示す、時を経た先にオーティスが見たものとは一体何なんでしょうか。

映画『ハニーボーイ』のポスター

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

また同時に解禁された本ポスターは、西日の柔らかい光に照らされた12歳のオーティス(ノア・ジュプ)が振り向き、目線を向けた切なげな表情が切り取られました。

コピーからは10年後のオーティスが過去を振り返るような心情 (“大人になった今。ぼくは知った、そこに愛があったことを”)がつづられ、ノスタルジックでセンチメンタルな雰囲気を醸しています。

温かく包み込むような感動を予感させるポスタービジュアルですね。

映画『ハニーボーイ』の作品情報

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

【日本公開】
2020年(アメリカ映画)

【原題】
HONEY BOY

【監督】
アルマ・ハレル

【脚本】
シャイア・ラブーフ 

【キャスト】
ノア・ジュプ、ルーカス・ヘッジズ、シャイア・ラブーフ

【日本語字幕翻訳】
栗原とみ子

映画『ハニーボーイ』のあらすじ

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスは、いつも突然感情を爆発させる前科者で無職の“ステージパパ”ジェームズに振り回される日々を送っていました。

そんなオーティスを心配してくれる保護観察員、安らぎを与えてくれる隣人の少女、共演する俳優たちとの交流の中で成長していくオーティスは、新たな世界へと踏み出しますが…。

まとめ

(C)2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.

辛口映画批評サイト Rotten tomatoesで94%フレッシュ (2020.5.18現在) を弾き出した、本年度最高の注目作がいよいよ日本上陸です。

シャイア・ラブーフが自身の経験をもとに書き上げた脚本は、世界の映画賞で脚本賞を受賞するなど高い評価を得ています。

映画『ハニーボーイ』は2020年8月7日(金) よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開です。






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