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Entry 2019/01/16
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映画『ファイブ・ウォリアーズ』あらすじと内容解説。アフリカ産ニューウェスタンに酔いしれる⁈「未体験ゾーンの映画たち2019」にて公開決定!

  • Writer :
  • 中村綾子

映画『ファイブ・ウォリアーズ』は、2019年3月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷で、開催中の「未体験ゾーンの映画たち2019」で公開が決定しました!


© 2017 Five Fingers Film Enterprises (Pty) Ltd. All rights reserved.

2017年トロント国際映画祭に正式出品され、観客から大絶賛を浴びた作品です。

南アフリカから誕生した全く新しいウェスタン・アクション映画『ファイブ・ウォリアーズ』が、この春、日本に上陸します!

今回は解禁された映画のポスタービジュアルと予告編を紹介します。

映画『ファイブ・ウォリアーズ』のポスタービジュアル


© 2017 Five Fingers Film Enterprises (Pty) Ltd. All rights reserved.

ハリウッド映画に引けを取らない迫力のあるポスタービジュアルですね。

“全く新しいウエスタン・アクション”のコピーが印象的で、どんなふうに新しいのか観る者の想像力を掻き立てられますね。

映画『ファイブ・ウォリアーズ』予告編

もっと強くなりたい、大切な人も守りたいから

解禁された映画『ファイブ・ウォリアーズ』の予告編では、アパルトヘイト政策下の南アフリカという冒頭から始まります。

どうやら白人たちがやって来たことで、彼らの支配する街“マルセイユ”が作られたようです。

そして少年少女が焚き火を囲み、自由のために戦うと誓った5人の戦士「ファイブ・フィンガーズ」結成する場面が映ります。

フィンガーズのリーダー格の少年タウ。彼は少女に「もっと強くなりたい、大切な人も守りたいから」と告げています。

その後、自転車に乗ったタウとトラックが交差して、自動車は横転する場面が描かれています。

しかも、銃を持ったタウは、その運転手を銃口を向けて射殺。彼は自転車で列車を追って飛び乗ったのか、街を離れてしまう寂しい顔が印象的です。

それから20年後。マルセイユの街にタウは戻って来たようですが、今度は黒人の極悪非道な悪党が街を牛耳っているのでしょうか。

すっかり大人になったタウが、まるで野獣のように怒りに吠えた場面も登場。そして激しい銃撃戦。

散り散りになっていたあの少年少女だったフィンガーズのメンバーは、今どこに?

解禁された予告編を見ただけでも、タウが故郷や仲間を守るために、壮絶な死闘を繰り広げる姿は実に勇ましいものです。

また、アパルトヘイトによる黒人差別の色濃く残るアフリカで、彼らがどんな過去を背負って生きてきたのか、少しでも知る機会になる1本なのかもしれません

映画『ファイブ・ウォリアーズ』の作品情報

【公開】
2019年(南アフリカ映画)

【原題】
Five Fingers for Marseilles

【監督】
マイケル・マシューズ

【キャスト】
ブヨ・ダブラ、ゼツ・ドロモ、ケネス・ンコシ、ジェリー・モフォケン

【作品概要】
アパルトヘイト体制下の南アフリカで、街を支配する白人警官を射殺した少年が逃亡。

20年の時を経て自由の街として生まれ変わったその街に、少年は再び戻ってきて、新たな敵から自由を勝ち取るために戦います。

監督を務めたのは本作が長編デビュー作となるマイケル・マシューズ。

キャストに『第9地区』『ツォツィ』など、ハリウッドでも活躍するケネス・ンコースイも名を連ねています。

本作『ファイブ・ウォリアーズ』は、2017年トロント国際映画祭に正式出品されるや大絶賛されました。

現地の俳優を集めて制作され、実際に植民地時代の町で撮影された正真正銘南アフリカ産ウェスタンです。

2018年度アフリカ映画アカデミー賞において最多10部門へのノミネートを果たし、作品賞を含む5部門を受賞するなど高い評価を得ました。

また2017年のトロント国際映画祭だけではなく、同年の釜山国際映画祭、BFIロンドン映画祭に正式出品されるなど、アフリカ国内外からの注目も高い作品です。

映画『ファイブ・ウォリアーズ』のあらすじ


© 2017 Five Fingers Film Enterprises (Pty) Ltd. All rights reserved.

アパルトヘイト体制下の南アフリカ、暴力的な白人警官が支配する街マルセイユ。

暴力が激しさを増し、住民から希望が失われつつある中、街を守るべく戦っていたのは“ファイブ・フィンガーズ”と呼ばれ、正義感を燃やす5人の少年・少女たちでした。

いつものように白人警官が上納金を取り立てに来たある日、フィンガーズのリーダーであるタウが2人の警官を射殺してしまい、街を離れて逃亡し流浪の身になってしまいました。

それから20年が経ち、白人たちからの支配から解かれ、自由の街として生まれ変わったマルセイユ。

しかし、その裏では極悪非道な悪党が街を支配していました。


© 2017 Five Fingers Film Enterprises (Pty) Ltd. All rights reserved.

やがて、街に血が流れたとき、帰ってきたタオ。タオと共に自由のために立ち上がる戦士たち。

果たして彼らは悪党どもに裁きを下し、マルセイユに真の平和をもたらすことはできるのでしょうか…。

まとめ


© 2017 Five Fingers Film Enterprises (Pty) Ltd. All rights reserved.

南アフリカ映画と聞いてもあまりなじみはなく、『インビクタス/負けざる者たち』や『ホテル・ルワンダ』などアパルトヘイトの印象を強く残す映画が多いかもしれません。

しかし『第9地区』のニール・ブロムカンプや、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマンなど、ハリウッドの第一線で活躍する監督を輩出したのも南アフリカ。

また新たな才能が誕生し、ハリウッドで活躍すること間違いないでしょう!

映画『ファイブ・ウォリアーズ』は2019年3月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「未体験ゾーンの映画たち2019」にてロードショー!

ぜひ、お見逃しなく!

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