Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2020/03/20
Update

映画『わたしはダフネ』あらすじ/キャスト/公開日/上映館/。娘と父親の旅を描く感動作の予告編紹介!

  • Writer :
  • 大塚まき

第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門 国際批評家連盟賞受賞!
監督が SNS で見出した主演カロリーナに拍手喝采!!

最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親が、悲しみを乗り越えて、互いを理解し合うかけがえのない旅へと歩みだす姿を描いた『わたしはダフネ』。

(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati

イタリア映画『DAFNE』の邦題が『わたしはダフネ』に決定し、2021年7月3日(土)より岩波ホールほか全国順次にて公開されます。

また、このたび予告編とポスタービジュアルが解禁となりましたのでご紹介します。

映画『わたしはダフネ』について


(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati

本作は、長編デビュー作『Mar Nero』(2008)が第61回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、最優秀女優賞をはじめとした3部門を受賞して新鋭監督として注目されたフェデリコ・ボンディ監督待望の最新作

最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親が、悲しみを乗り越えて、互いを理解し合うかけがえのない旅へと歩みだす姿を描き、2019年に行われた第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞

またイタリアの批評家が選ぶ国内主要映画賞の第73回ナストロ・ダルジェント賞では特別賞を受賞し、さらには今後の活躍が期待される若手監督の作品や意欲作を上映することで有名な、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019のアナザービュー部門にも正式出品されました。

主演をつとめるのは、自身もダウン症であり普段はスーパーマーケットで働きながらも自伝本を2冊上梓するなど活発的に創作活動をしていた、カロリーナ・ラスパンティ

監督自らFacebook 上で見出し、演技未経験ながらも主役に抜擢されました。

ボンディ監督はカロリーナの存在そのものが脚本や撮影に大きな影響を与えたと語り、実際にベルリン国際映画祭での上映後にカロリーナ本人が舞台上に登壇した際には、彼女のチャーミングさとシニカルさを併せ持った自然体の演技に割れんばかりの満場の拍手が送られました。

共演には、『サスペリア』(1977)で主人公の友人サラ役を演じ、昨今は脚本家・監督としても活躍するステファニア・カッシーニが母親役として名を連ねています。

エグゼクティブ・プロデューサーは、『幸福なラザロ』(18)やマッテオ・ガローネ監督の『ドッグマン』(19)、「Pinocchio」(19)など昨今の良質なイタリア映画に数多く参加してきたアレッシオ・ラザレスキー。

ささやかな日常にこそ真実があり、与え合い赦し合うことが幸せへの道であることを教えてくれる、新たなる珠玉のイタリア映画が誕生しました。

映画『わたしはダフネ』の予告編


この度解禁となった予告編は、明るく溌剌としたダフネがまわりの人々に愛されていることが見て取れるシーンや母親の喪失に悲しみ戸惑うダフネと父親の姿が映し出されています。

後半ではダフネのハミングが印象的な主題歌が映像を盛り立てています。

映画『わたしはダフネ』のポスタービジュアル

(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati

解禁となったポスタービジュアルでは、ダフネと父ルイジが窓際で寄り添い、外を見つめている印象的な2ショットに目を引きます。

写真をメインに添え、「あなたとなら、信じられる。世界はやさしさに満ちている、と。」というコピーが静謐な印象を与えるビジュアルとなっています。

映画『わたしはダフネ』の作品情報

(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati

【日本公開】
2021年(イタリア映画)

【原題】
DAFNE

【監督・脚本】
フェデリコ・ボンディ

【キャスト】
カロリーナ・ラスパンティ、アントニオ・ピオヴァネッリ、ステファニア・カッシーニ、アンジェラ・マグニ、ガブリエレ・スピネッリ、フランチェスカ・ラビ

映画『わたしはダフネ』のあらすじ

(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati

ダフネは快活で明るいダウン症の女性。スーパーで働きながら、母マリア、父ルイジと平穏に暮らしていました。

しかしマリアに突然の死が訪れ生活が一変。年老いたルイジは自分が死んだら娘が独り残されてしまう、と不安に苛まれてふさぎ込んでしまいます。

ある日、ダフネは、母の生まれた村を訪れてみようと父に提案。その旅は、愛する人の死を乗り越え、お互いを理解し合うための、かけがえのないものになっていき…。

まとめ

(c) 2019, Vivo film – tutti i diritti riservati
2019年のベルリン国際映画祭パノラマ部門にて国際批評家連盟賞を受賞した映画『わたしはダフネ』。

最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親の旅を描く感動作が誕生しました。

喪失を乗り越えるために、日々の暮らしを愛する娘・ダフネが行き着いた先は…。

ちいさな家族を温かく包み込んだ。イタリア映画『わたしはダフネ』は、2021年7月3日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショーです。

関連記事

新作映画ニュース

映画『ホムンクルス』女子高生役は石井杏奈!演技力の評価とプロフィール紹介

サイコミステリー『ホムンクルス』は2021年4月2日公開 山本英夫原作の国民的カルト漫画を、『呪怨』シリーズ、『犬鳴村』など国内外で活躍する日本ホラー界の巨匠・清水崇監督が綾野剛を主演に迎え実写化した …

新作映画ニュース

香取慎吾ソロコンサート2022京都&稲垣吾郎主演舞台の上演決定!NAKAMA to KYOTOで東京SNG×愛のすべてを2連続公演

初夏・京都で2連続公演企画「NAKAMA to KYOTO」の開催決定! 2022年4月16日から5月6日まで明治座で開催される香取慎吾のソロコンサート公演『香取慎吾 二〇二二年 四月特別公演 東京S …

新作映画ニュース

映画『パラサイト』キャストの貧困の娘ギジョン役はパク・ソダム【演技評価とプロフィール】

第72回カンヌ国際映画祭“最高賞”パルムドール&第92回アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日より全国公開! 第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞に加え、 …

新作映画ニュース

映画『ドクター・スリープ』あらすじとキャスト。原作スティーヴン・キングの新作の公開日が決定!

伝説的ホラー映画『シャイニング』の惨劇から40年後の続編が公開! スティーヴン・キングが2013年に発表した同名小説を基に、前作『シャイニング』(1980)ではまだ幼かったダニーの40年後が描かれる映 …

新作映画ニュース

『奇想天外映画祭2021』開催日/上映作品/劇場情報。新宿K’s cinemaにてデルフィーヌ・セイリグ『赤い唇』が日本初公開!

映画史の闇の中から忽然とその名を表した選りすぐりの、 怪作、珍作、奇作、迷作、異作が今年も目白押し! 2019年より開催されて以来、この世の映画好事家を驚かせる作品を次々と上映してきた「奇想天外映画祭 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学