第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門 国際批評家連盟賞受賞!
監督が SNS で見出した主演カロリーナに拍手喝采!!
最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親が、悲しみを乗り越えて、互いを理解し合うかけがえのない旅へと歩みだす姿を描いた『わたしはダフネ』。
イタリア映画『DAFNE』の邦題が『わたしはダフネ』に決定し、2021年7月3日(土)より岩波ホールほか全国順次にて公開されます。
また、このたび予告編とポスタービジュアルが解禁となりましたのでご紹介します。
映画『わたしはダフネ』について
本作は、長編デビュー作『Mar Nero』(2008)が第61回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、最優秀女優賞をはじめとした3部門を受賞して新鋭監督として注目されたフェデリコ・ボンディ監督待望の最新作。
最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親が、悲しみを乗り越えて、互いを理解し合うかけがえのない旅へと歩みだす姿を描き、2019年に行われた第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞。
またイタリアの批評家が選ぶ国内主要映画賞の第73回ナストロ・ダルジェント賞では特別賞を受賞し、さらには今後の活躍が期待される若手監督の作品や意欲作を上映することで有名な、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2019のアナザービュー部門にも正式出品されました。
主演をつとめるのは、自身もダウン症であり普段はスーパーマーケットで働きながらも自伝本を2冊上梓するなど活発的に創作活動をしていた、カロリーナ・ラスパンティ。
監督自らFacebook 上で見出し、演技未経験ながらも主役に抜擢されました。
ボンディ監督はカロリーナの存在そのものが脚本や撮影に大きな影響を与えたと語り、実際にベルリン国際映画祭での上映後にカロリーナ本人が舞台上に登壇した際には、彼女のチャーミングさとシニカルさを併せ持った自然体の演技に割れんばかりの満場の拍手が送られました。
共演には、『サスペリア』(1977)で主人公の友人サラ役を演じ、昨今は脚本家・監督としても活躍するステファニア・カッシーニが母親役として名を連ねています。
エグゼクティブ・プロデューサーは、『幸福なラザロ』(18)やマッテオ・ガローネ監督の『ドッグマン』(19)、「Pinocchio」(19)など昨今の良質なイタリア映画に数多く参加してきたアレッシオ・ラザレスキー。
ささやかな日常にこそ真実があり、与え合い赦し合うことが幸せへの道であることを教えてくれる、新たなる珠玉のイタリア映画が誕生しました。
映画『わたしはダフネ』の予告編
この度解禁となった予告編は、明るく溌剌としたダフネがまわりの人々に愛されていることが見て取れるシーンや母親の喪失に悲しみ戸惑うダフネと父親の姿が映し出されています。
後半ではダフネのハミングが印象的な主題歌が映像を盛り立てています。
映画『わたしはダフネ』のポスタービジュアル
解禁となったポスタービジュアルでは、ダフネと父ルイジが窓際で寄り添い、外を見つめている印象的な2ショットに目を引きます。
写真をメインに添え、「あなたとなら、信じられる。世界はやさしさに満ちている、と。」というコピーが静謐な印象を与えるビジュアルとなっています。
映画『わたしはダフネ』の作品情報
【日本公開】
2021年(イタリア映画)
【原題】
DAFNE
【監督・脚本】
フェデリコ・ボンディ
【キャスト】
カロリーナ・ラスパンティ、アントニオ・ピオヴァネッリ、ステファニア・カッシーニ、アンジェラ・マグニ、ガブリエレ・スピネッリ、フランチェスカ・ラビ
映画『わたしはダフネ』のあらすじ
ダフネは快活で明るいダウン症の女性。スーパーで働きながら、母マリア、父ルイジと平穏に暮らしていました。
しかしマリアに突然の死が訪れ生活が一変。年老いたルイジは自分が死んだら娘が独り残されてしまう、と不安に苛まれてふさぎ込んでしまいます。
ある日、ダフネは、母の生まれた村を訪れてみようと父に提案。その旅は、愛する人の死を乗り越え、お互いを理解し合うための、かけがえのないものになっていき…。
まとめ
2019年のベルリン国際映画祭パノラマ部門にて国際批評家連盟賞を受賞した映画『わたしはダフネ』。
最愛の母を亡くしたダウン症の娘と父親の旅を描く感動作が誕生しました。
喪失を乗り越えるために、日々の暮らしを愛する娘・ダフネが行き着いた先は…。
ちいさな家族を温かく包み込んだ。イタリア映画『わたしはダフネ』は、2021年7月3日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショーです。