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Entry 2021/03/10
Update

映画『アジアの天使』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。石井裕也最新作は韓国を舞台に家族を描く!

  • Writer :
  • 大塚まき

95%以上のスタッフ・キャストが韓国チーム、オール韓国ロケで挑んだ、石井裕也監督最新作。

『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でアジア・フィルム・アワード、アジア最優秀監督賞を受賞し、その他にも『町田くんの世界』『生きちゃった』など数々の名作を発表し続けている石井裕也監督の最新作『アジアの天使』。


(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

『アジアの天使』がテアトル新宿ほかにて、2021年7月2日(金)より劇場公開されることが決定しました。

また、第16回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として2021年3月14日にワールドプレミア上映されます。

合わせて、ティザービジュアルおよび場面写真3点も解禁となりました。

映画『アジアの天使』について


(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

『アジアの天使』のキャストには石井裕也監督と数々の作品でタッグを組んできた池松壮亮が主演で参加、ふたりは韓国初進出となります。

そして池松の兄役には韓国でも絶大なる人気を誇るオダギリジョー。日本映画を牽引する、ふたりの本格的な競演は本作が初となります。

韓国映画界からはヒロインとして『金子文子と朴烈』(2017/イ・ジュンイク監督)で長編映画初主演を務め、2017年~18年の多数の映画賞受賞。第23回釜山国際映画祭(2018)でも俳優賞を受賞している実力派女優、チェ・ヒソが参加。

石井裕也監督は、「元々異国の地で映画を作ることに興味はあった。自分の経験値や感覚が通用しなくなった時に果たしてどんな新しい発見があるか、そのことに大いに興味があったからだ。それに、映画とは本来途方もなく自由なもののはずで、狭い世界など軽々と飛び越えていけるもののはずだ。そういう映画の可能性に期待もしていた。」と語っています。

また、2014年の釜山国際映画祭に審査員として参加したときに出会った、韓国のパク・ジョンボム監督と意気投合し、それ以来韓国という国が自分にとって「海外の国のひとつ」ではなく、「とても大切な友達が住んでいる国」に変わったといいます。

「そのときに、映画を撮れると確信した。韓国という国の全容はもちろん外国人である僕には分からないが、友達の心の痛みを想像することができるなら映画も撮れると、直感的に思った。」とも語っています。

本作の撮影中に新型コロナウィルスが世界に蔓延し始めるという危機に遭遇しながらも、2021年の今、韓国と日本の現在のリアルな姿を描きながら、映画という自由な可能性に真っ向から挑んだ意欲作が誕生しました。

映画『アジアの天使』の池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョーのオンライントーク

今年の1月に実施した『アジアの天使』で共演した池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、3人のオンライントークが釜山国際映画祭の公式YouTubeでご覧いただけます。

共演者たちは撮影を終えてから1年が経ち、当時の撮影を振り返りました。

池松壮亮は、「日本と韓国のスタッフが一緒に映画を撮るにあたり、韓国の皆さんは本当に温かく僕たちを迎えてくれて、日韓の関係性がこの映画でより良い作用が生まれればと思います。そして、世界中の人たちが家族と会えなかったり、心の距離も離れてしまった今こそ、この映画を公開できることの意味がすごくあるのではと思っています。」と語りました。

オダギリジョーは、「この映画はいくつもの困難を越えて完成しました。石井監督はいつも、何かに挑戦し、闘う姿勢を崩しませんが、今回はいつも以上に苦しんだのではないかと思います。世の中の困難を乗り越えた向こうに、朝日なのか夕日なのか、希望の光のような映画を観たいと思いませんか?」と投げかけています。

チェ・ヒソは、「石井監督は「この映画には国籍がない」と言っていました。この映画は国境を越えて痛みを共有する2つの家族の物語です。そして今、私たちはコロナの苦痛を共有していますので、すべての人にとってタイムリーな家族の映画になると思います。」と映画の公開に期待を寄せたコメントで締めくくりました。

映画『アジアの天使』のポスタービジュアル


(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

この度解禁されたポスタービジュアルでは、真っ白な砂浜が広がる波打ち際で空を見上げる2つの家族が切り取られています。

彼らが見上げる眼差しの先には一体何が見えるのでしょうか。

日本と韓国の家族がソウルで出会い、新たな家族の形を模索する行く末を想像させられるポスタービジュアルとなっています。

映画『アジアの天使』の作品情報


(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

【日本公開】
2021年(日本映画)

【監督・脚本】
石井裕也

【キャスト】
池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー

映画『アジアの天使』のあらすじ

8歳のひとり息子の学を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ日本から逃げるように渡りました。

「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違っていました。

ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。

一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていました。

しかし、その時彼らはまだ知りません。

事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち。どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを…。

まとめ


(c) 2021 The Asian Angel Film Partners

それぞれが心に傷を持つ、日本と韓国の家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する人間ドラマが誕生しました。

優しさと力強さが調和した石井裕也監督の新境地であり、誰も見たことのない「アジアの家族映画」がいよいよ日本公開となります。

映画『アジアの天使』は、2021年7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーです。


【連載コラム】『OAFF大阪アジアン映画祭2021見聞録』記事一覧はこちら

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