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Entry 2021/07/27
Update

映画『HHH:侯孝賢デジタルリマスター版』作品内容/公開日/上映館。オリヴィエ・アサイヤスがホウ・シャオシェンの素顔に迫ったドキュメンタリーがスクリーンに蘇る

  • Writer :
  • 大塚まき

オリヴィエ・アサイヤス監督が素顔のホウ・シャオシェンに迫る!

伝説のドキュメンタリー映画『HHH:侯孝賢』デジタルリマスター版が劇場初ロードショー!

この度、世界の巨匠ホウ・シャオシェン監督をフランス映画を代表する映画監督のオリヴィエ・アサイヤスが追った伝説のドキュメンタリー映画『HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版』が、2021年9月25日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開することが決定しました

また、公開決定にあわせて、予告編と監督コメントも解禁となります。

映画『HHH:侯孝賢デジタルリマスター版』について


(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

1989年『悲情城市』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、台湾ニューシネマの旗手として世界にその存在を知らしめたホウ・シャオシェン監督

『黒衣の刺客』(2015)ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。2020年に監督生活40周年を迎えました。同年、57回台湾金馬奨・終身成就奨(生涯功労賞)を受賞し、「人を感動させるには、まず自分が感動することが必要」とスピーチをしたホウ・シャオシェン監督の尽きない創作意欲は、大きな感動を呼びました。

プレゼンターのひとりとして、是枝裕和監督が駆け付けたことも大きな話題となりました。

本作のタイトル「HHH」はホウ監督の英語表記Hou(侯)Hsiao(孝)Hsien(賢)の頭文字に由来しています。

第20回東京フィルメックス特別招待作品フィルメックス・クラシックで上映され、今春「台湾巨匠傑作選2021侯孝賢監督デビュー40周年記念ホウ・シャオシェン大特集」(※)でもプレミア上映になり、特に注目を集めて、待望の劇場初ロードショーが決まりました。          

『パーソナル・ショッパー』で第69回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したフランスの名匠オリヴィエ・アサイヤス監督は、 “カイエ・デュ・シネマ”で映画批評家をしていた84年、台湾ニューシネマの監督たちの存在に大きな衝撃を受け、いち早くフランスにおいて台湾ニューシネマを紹介しました。

本作では、13年来の友人であるホウ・シャオシェン監督はじめ、台湾ニューシネマを牽引した映画人たちへのインタビューを中心に、作品にゆかりの地をめぐります

80年代に台湾ニューシネマの旗手として台湾映画を世界に知らしめ、デビュー40周年を迎えたいまなお世界を魅了するホウ・シャオシェン監督の軌跡を紐解かれていきます。

※ホウ・シャオシェン大特集は2020年の開催予定でしたが、コロナ禍により本年に延期されました。

オリヴィエ・アサイヤス監督のコメント


(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

ひとりのアーティストのポートレートとして、ホウ・シャオシェンという人間その人、友人としての彼をおさめたかった。

映画『HHH:侯孝賢デジタルリマスター版』の作品情報


(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

【日本公開】
2021年(フランス・台湾合作映画)

【原題】
HHH:A portrait of Hou Hsiao Hsien

【監督】
オリヴィエ・アサイヤス

【キャスト】
ホウ・シャオシェン(侯孝賢)、チュウ・ティェンウェン(朱天文)、ウー・ニェンチェン(呉念真)、チェン・グオフー(陳国富)、ドゥー・ドゥージー(杜篤之)、ガオ・ジエ(高捷)、リン・チャン(林強)

映画『HHH:侯孝賢デジタルリマスター版』の作品概要


(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

世界の巨匠たちに映画監督がインタビューを行う、フランスのTVシリーズ「われらの時代の映画」。

アンドレ・S・ラバルトとジャニーヌ・バザンによるこの伝説的な番組で、台湾ニューシネマをフランスに紹介してきたオリヴィエ・アサイヤス監督が台湾を訪れ、素顔のホウ・シャオシェン監督に迫りました。

取材当時、ホウ・シャオシェン監督は『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998)の脚本を執筆中でした。

チュウ・ティェンウェン(朱天文)、ウー・ニェンチェン(呉念真)らホウ・シャオシェン監督と共に台湾ニューシネマを牽引した映画人たちへのインタビューを中心に、『童年往事 時の流れ』(1985)『冬冬の夏休み』(1984)『悲情城市』(1989)『戯夢人生』(1993)『憂鬱な楽園』(1996)の映像と共にホウ・シャオシェン監督とアサイヤス監督が作品にゆかりのある鳳山、九份、金瓜石、平渓、台北をめぐります。

ホウ・シャオシェン監督は傍らのアサイヤス監督に、広東省から台湾に移住した家族のこと、少年期の思い出、そして映画に懸ける思い、映画製作のプロセスについて語りかけていきます。

最後のシーンでカラオケを熱唱するホウ監督の飾らない姿はその選曲とともに必見です。

本作はINA (L’Institut National de l’Audiovisuel)により、オリヴィエ・アサイヤス監督の監修のもと、そしてアンスティチュ・フランセの協力を得て、デジタル修復されました。

まとめ


(C)AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

第20回東京フィルメックス、第1回台湾国際ドキュメンタリー映画祭、特別招待作品フィルメックス・クラシック正式出品作品。

フランス映画を代表する映画監督のオリヴィエ・アサイヤス監督が、ホウ・シャオシェン監督の素顔に迫ります。

伝説のドキュメンタリー映画『HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版』は、2021年9月25日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショーです。

また、ホウ・シャオシェン&オリヴィエ・アサイヤス監督作品を新宿K’sシネマにて同時開催します。

※詳細は劇場HPをご覧ください。

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