天然キャラの‟綾瀬はるか”の魅力いっぱいの作品をピックアップ!
デビュー以来、映画やテレビドラマに引っ張りだこの女優“綾瀬はるか”。
かわいい癒し系キャラから、最近はエレガントな大人の魅力を備わり、演技の幅も広がりを見せています。
綾瀬はるかは、2021年3月19日(金)に公開される主演映画の、劇場版『奥様は、取り扱い注意』で、専業主婦でありながら元特殊工作員という女性を演じます。
この作品は2017年のテレビドラマの続編を映画化したもので、夫役はドラマと同じく西島秀俊。ドラマ同様の息のあった夫婦の様子と、強い特殊工作員の奥様の姿をぜひご覧ください。
CONTENTS
綾瀬はるかのプロフィール
2003年初主演の『雨鱒の川』
綾瀬はるかは、1985年生まれ、広島県出身。
2000年に第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、審査員特別賞を受賞し、15歳で芸能界入りしました。
2001年にドラマ『金田一少年の事件簿』で女優デビューし、さらに2003年には『僕の生きる道』で連続ドラマに初レギュラー出演を果たします。
映画では初出演の2002年の『JUSTICE』をかわきりに、2004年の『雨鱒の川』で初主演し、以後、映画やドラマにも数多く出演し、ドラマ版『世界の中心で、愛をさけぶ』でブレイク。
その後、ドラマ『白夜行』『JIN-仁-』『大河ドラマ・八重の桜』などでも天然キャラで人気を博し、活動範囲を広げています。
映画『奥様は、取り扱い注意』(2021)
映画『奥様は、取り扱い注意』作品情報
【公開】
2021年(日本映画)
【監督】
佐藤東弥
【脚本】
まなべゆきこ
【キャスト】
綾瀬はるか、西島秀俊、鈴木浩介、岡田健史、前田敦子、みのすけ、鶴見辰吾、六平直政、佐野史郎、檀れい、小日向文世
映画『奥様は、取り扱い注意』あらすじ
伊佐山菜美(綾瀬はるか)は専業主婦ですが、特殊工作員という過去を持っています。菜美の夫・伊佐山勇輝(西島秀俊)は、現役の公安警察であることを隠しながら菜美を監視していました。
半年前、ある出来事により菜美は記憶喪失になってしまい、2人は桜井久実と裕司に名前を変えて、小さな地方都市で新しい生活を始めていました。
2人が新生活を送る街では、新エネルギー源「メタンハイドレード」の発掘をめぐり、開発反対派と推進派の争いが激化していました。
そして、新エネルギー源開発の裏でロシアと結託した国家レベルの陰謀が潜んでいる事実を、公安が突き止めます。
勇輝は公安の協力者になるか、特殊工作員だった妻を殺すかの選択を迫られます。そんな時、菜美は大きな事件へと巻き込まれていきます。
第5位 映画『本能寺ホテル』(2017)
映画『本能寺ホテル』の作品情報
【公開】
2017年(日本映画)
【監督】
鈴木雅之
【脚本】
相沢友子
【キャスト】
綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、平山浩行、、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、八嶋智人、平岩紙
映画『本能寺ホテル』のあらすじ
勤務先の会社が倒産し職を失った繭子(綾瀬はるか)は、恋人の恭一からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意します。
しばらくして、繭子は恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れますが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができなくなりました。
困って彷徨ううちに、偶然たどり着いた路地裏の「本能寺ホテル」にチェックインします。
すると彼女は、いつの間にか奇妙な寺の中に迷い込んでいました。そこは1582年の本能寺だったのです。
天下統一を目前にした織田信長(堤真一)が少数の家臣団と共に滞在していました。
訳がわからないまま織田信長と接する繭子ですが、時空の流れの影響か、自分の意志に関係なく、繭子は本能寺ホテルと安土桃山時代の本能寺を行き来するようになります。
安土桃山時代へ行くたびに、信長や信長に使える小姓・森蘭丸(濱田岳)と交流を深めていく繭子。信長との交流を深めていく中で、彼の人間性に惹かれていくのですが…。
映画『本能寺ホテル』のおすすめポイント
「HERO」シリーズの鈴木雅之監督が、「本能寺の変」に独自の解釈で仕上げた、笑いあり、アクションありのダイナミックな娯楽大作です。
天下統一を目前にした織田信長が家来の明智光秀の謀反によって、自害したとされる「本能寺の変」。
今なお、多くの謎が残されている「本能寺の変」ですが、もしその運命を前もって信長に伝えることが出来たなら……。この事件がなければ、日本の歴史は変わっていたはずですから、大きく歴史を変えることになります。
綾瀬はるかが演じるのは、現代から突然「本能寺の変」の前夜に信長の前に現われる女性・繭子。堤真一扮する一見冷酷ですが人間味溢れる織田信長に徐々にひかれていきます。
信長の運命を知っている繭子は、それを告げるのにどうすればわかってもらえるのか思い悩みます。信長に真実を伝えようと対峙する繭子の決死の演技が印象深い作品です。
第4位 映画『プリンセストヨトミ』(2011)
映画『プリンセストヨトミ』の作品情報
【公開】
2011年(日本映画)
【原作】
万城目学
【監督】
鈴木雅之
【脚本】
相沢友子
【キャスト】
堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、笹野高史、和久井映見、中井貴一、宇梶剛士、甲本雅裕
映画『プリンセストヨトミ』のあらすじ
大阪に出張した会計検査院の調査官、松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人は、財団法人OJOを訪問します。
検査は無事に終了しますが、松平が忘れ物を取りに戻ると、建物はもぬけの殻となっていました。何かおかしいと思った3人は調査を始めますが、うまくいきません。
「大阪中が口うらを合わせていることになりますよ」。大阪が何かを隠しているという忠子の確信は的中し、やがて3人は、大阪の歴史にまつわる壮大な秘密を知ります。
1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔(まつえい)が今も生きつづけ、大阪の男たちは400年もの間その秘密を守り続けているというのです。
秘密を知った3人ですが、大阪の公共機関や商業活動など、あらゆる機能が停止する一大事件に巻き込まれていきます。
映画『プリンセストヨトミ』のおすすめポイント
『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』の作家・万城目学のベストセラー小説を豪華キャストを揃えて、鈴木雅之監督が映画化。
会計検査院の調査官たちが大阪で遭遇する奇想天外な事件を通じ、地元愛と親子の絆を描き出します。
綾瀬はるかが扮する、会計監査院の調査官・鳥居忠子。豊臣秀吉と大阪にまつわる秘密に遭遇し、驚きながらも毅然と職務につく、ミラクルな調査官を魅力的に演じています。
大食いであり天真爛漫な雰囲気を兼ね備えた鳥居は、堅苦しい調査官のイメージを払拭し、物語に癒しとユーモアをプラスする存在でした。
第3位 映画『今夜、ロマンス劇場で』(2018)
映画『今夜、ロマンス劇場で』作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【監督】
武内英樹
【脚本】
宇山佳佑
【キャスト】
綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、柄本明、加藤剛
映画『今夜、ロマンス劇場で』あらすじ
映画監督を目指す青年・健司(坂口健太郎)はモノクロ映画のヒロインである美雪(綾瀬はるか)に心を奪われ、スクリーンの中の彼女に会うために映画館に通い続けていました。
そんなある日、美雪が実体となって健司の前に現われます。
モノクロ姿のままの彼女をカラフルな現実世界に案内するうち、健司と美雪は少しずつ惹かれ合っていきました。
しかし美雪には、人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密がありました。
映画『今夜、ロマンス劇場で』のおすすめポイント
“映画が娯楽の王様”だった頃の古き良き時代を背景に、ロマンティックな恋が描かれる『今夜、ロマンス劇場で』。『翔んで埼玉』(2019)「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹監督が手掛けました。
綾瀬はるかと坂口健太郎が初共演。モノクロ映画の中のヒロインと現実世界の青年が織りなすファンタジックなラブストーリーです。
綾瀬が演じる美雪は、劇中のモノクロ映画『お転婆姫と三獣士』の世界から飛び出してきたプリンセス。クラシカルな衣装を身にまとった綾瀬はるかが醸し出す、王女の存在感に圧倒されます。
本作はラブロマンスの中にも、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)など名作映画へのオマージュも含んでいました。
‟“映画館は特別な所”という思いを彷彿させ、懐かしさとともに映画への愛情も感じられる作品です。
第2位 映画『おっぱいバレー』(2009)
映画『おっぱいバレー』の作品情報
【公開】
2008年(日本公開)
【原作】
水野宗徳
【監督】
羽住英一郎
【脚本】
岡田惠和
【キャスト】
綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル、石田卓也、大後寿々花、福士誠治、光石研、田口浩正、市毛良枝、木村遼希、高橋賢人、橘義尋、本庄正季、恵隆一郎、吉原拓弥
映画『おっぱいバレー』のあらすじ
1979年、北九州市。
中学校の弱小男子バレー部の顧問になった新任教師の美香子(綾瀬はるか)は、やる気のない部員たちに「試合に勝ったらおっぱいを見せる」という約束をさせられてしまいます。
張り切った部員たちは練習に打ち込み、実力をつけていきますが、試合には勝ってほしいものの、おっぱいは見せたくない美香子は思い悩み……。
映画『おっぱいバレー』のおすすめポイント
実話を基にした水野宗徳の青春小説を、「海猿」や「MOZU」シリーズの羽住英一郎監督が映画化した青春コメディ。
思春期の男子生徒がバレーの試合に勝つための条件として出したのが、「試合に勝ったら、おっぱい見せてください」ということ。
新任の女性教師にとっては究極の選択ですが、綾瀬はるか演じる美香子先生は、果敢にも生徒たちと約束をします。
美香子先生はおっぱいを見せることになるのかとハラハラドキドキ。
綾瀬はるかが生徒たちと向き合うことで成長していく教師を、恥じらいながらも可愛らしく好演!
第1位 映画『海街diary』(2015)
映画『海街diary』の作品情報
【公開】
2015年(日本映画)
【原作】
吉田秋生
【監督・脚本】
是枝裕和
【キャスト】
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ、中村優子
映画『海街diary』のあらすじ
鎌倉に暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田家三姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届きます。
葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すず(広瀬すず)と対面しました。
父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずですが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞います。そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案します。
その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始めることになりました。
しかし、幸たちの母親が現れたことから、四姉妹の生活に波風が立っていきます。
映画『海街diary』のおすすめポイント
『そして父になる』(2013)『誰も知らない』(2004)の是枝裕和監督が、吉田秋生の人気コミックを豪華キャストを揃え、実写映画化した作品。
鎌倉の祖母の家で暮らしていた三姉妹と腹違いの妹が生活を共にすることで育んでいく絆を描きます。
自分の出生を知って負い目を持っている四女と、それぞれ複雑思いを抱える姉たちが、本当の家族になれるまでの心温まる物語。
四姉妹を演じる女優陣の中で、長女・幸に扮する綾瀬はるか。幸は、腹違いの妹・すずを可愛く思う一方で、大叔母からの「香田家の家庭を壊した人の娘」という言葉に動揺を隠せません。
複雑な気持ちを抱えながらもすずを愛おしく思うのが‟幸”で、綾瀬はるかの落ち着いた母性が見られる作品で、これまでのユーモラスなキャラに加え、彼女の新しい魅力が発見できることでしょう。
本作は、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など受賞。
まとめ
映画初出演の2002年以来、その演技の幅を広げ続け、現在も映画やドラマに大活躍の綾瀬はるか。
その魅力は、何と言っても、可愛らしさと天性のおボケでしょう。ですが一方では、綾瀬はるかは毅然とした態度で闘う女性や強い女性のイメージも持ち合わせています。
彼女のキャスティングを辿れば、『おっぱいバレー』の青春コメディの先生から、ミステリ感たっぷりの『プリンセストヨトミ』の理知的な会計検査の調査員、『今夜は、ロマンス劇場で』の美しいプリンセスと実に様々です。
3月公開の映画『奥様は、取り扱い注意』では、綾瀬はるかは、表の顔は専業主婦ですが実は元特殊工作員という役にチャレンジしています。
テレビドラマの映画版ということで、慣れ親しんだキャラクターでもあるのでしょう。
癒される優しい笑顔とキリッとした強さを持つ彼女だからこそのキャスティングとも思われます。
運動神経も良い彼女ですから『奥様は、取り扱い注意』での工作員としてのアクションシーンも楽しみで、隠し持った銃をいつ発砲するのかと、期待も高まります。