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映画『来る』小松菜奈(真琴役)の演技力とプロフィール。おすすめ作品も調査

  • Writer :
  • 谷川裕美子

2018年12月7日(金)より公開された中島哲也監督のホラー・エンターテイメント作品『来る』。

原作は澤村伊智の第22回日本ホラー小説大賞受賞作「ぼぎわんが、来る」。

メガホンをとるのは、2011年アメリカアカデミー賞外国語映画賞部門に日本映画代表作として選出され、日本でも数々の映画賞を受賞し大ヒットとなった映画『告白』の監督・脚本を務めた鬼才・中島哲也

企画・プロデュースは『悪人』『君の名は。』など数々のヒット作を送り出している川村元気。中島監督とタッグをくむのは、『告白』以来2回目となります。

出演は、2017年『関ケ原』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞の岡田准一、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した黒木華、『ヴィヨンの妻』で日本アカデミー賞はじめ3賞で最優秀女優賞受賞の松たか子、『悪人』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞の妻夫木聡。

そして、中島監督の『渇き』で見出され、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞した小松菜奈

こちらの記事では、中島作品で戦列なデビューを飾った小松菜奈について詳しくお伝えしていきます。

映画『来る』の作品情報


澤村伊智「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫)

【公開】
2018年(日本映画)

【企画・プロデュース】
川村元気

【原作】
澤村伊智「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫)

【脚本・監督】
中島哲也

【キャスト】
岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡、青木崇高、柴田理恵、太賀、志田愛珠、蜷川みほ、伊集院光、石田えり、西川晃啓、松本康太、小澤慎一朗

【作品概要】
代表作『嫌われ松子の一生』『告白』『渇き。』で知られる中島哲也監督が、第22回日本ホラー大賞にて大賞を獲得した澤村伊智の小説『ぼぎわんが、来る』を実写映画化。

実力演技派の岡田准一を主演に迎え、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら注目のキャストで魅せる必見のホラー・エンターテイメント作品。

映画『来る』のあらすじ


(C)2018「来る」製作委員会

親族の13回忌の法要に恋人の香奈を連れて行き両親と引き合わせた田原秀樹。

やがて結婚式を終え、幸せな新婚生活を過ごすように成りますが、イクメンのパパぶりを見せる秀樹に会いに会社に謎の来訪者が現れます。

取り次いだ後輩の高梨に「知紗さんの件で」との伝言を残していきます。

知紗とは妊娠して身もごった香奈のお腹の子に名づけたばかりの娘の名前でした。

誰か分からぬ来訪者は、何故その名前を知っていたのかという不可解さに秀樹は戦慄を覚えます。

しかし、その来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩の高梨は大怪我を負い、1年間の入院した後に、まるで呪いをかけられたかのように謎の死を遂げます。

それから、約2年の月日が経ち、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こります。

不安にかられた秀樹は、親友の民俗学の准教授の津田の友人である野崎というルポライターから、強い霊感を持つ真琴を紹介してもらいます。

真琴は出会ったばかりの秀樹に不躾なものの言いようで、伴侶である加奈と娘の知紗を大切にしてあげて欲しい告げます。

そのことに初対面の秀樹は憤慨してその場を立ち去ります。

真琴は野崎に今まで知らないほどの謎の力と、不穏な津田の動きを感じた事実を伝えます。

心配を募らせた真琴は、独自で身につけた霊能力で“アレ”と対峙しますが、そのことが却って“アレ”を刺激して、さらなる強靭さとなる力を与えてしまいます。

怯える秀樹と加奈、そして知紗を前に真琴は手に負えずにいると、迫り来る謎の“アレ”の存在を察知した国内一の霊媒師で、真琴の姉でもある琴子から連絡が来ました。

やがて、琴子は全国から霊能の猛者たちを召集するが、すぐにその半数を失ってしまい……。

『来る』の小松菜奈演じた真琴の正体や役どころとは

小松菜奈が演じるのは霊媒師の血をひくキャバ嬢の比嘉真琴役。主人公・野崎の恋人です。

ド派手ないで立ちをしており、ピンクのショートヘアに濃いアイメイク、腕にはタトゥーが入っています。

外貌とはうらはらに、母性があり、素直で不器用な性格

岡田准一演じる主人公のオカルトライター・野崎のもとに、妻夫木聡演じる相談者の田原が訪れ、身の回りに怪異な現象が起きていることを話します。田原は、黒木華演じる妻の香奈と娘に危害が及ぶことを恐れていました。

野崎と共に田原の調査を始めるのが、霊媒師の血をひく真琴です。

田原に憑いている「何か」は想像を超える大きなモノでしたが、真琴と野崎は対抗策を探し、田原は記憶をたどります。

エスカレートする霊的な“アレ”の攻撃に死傷者が続出し、そんな中、病院のベット似たはずの真琴の姿も消えてしまい、どこかに連れてしまいます。

松たか子演じる“日本最強の霊媒師”である真琴の姉・琴子の呼びかけで霊媒師が田原家に集結。大規模な「祓いの儀式」をしようとしますが…。

松たか子が演じる姉の琴子も、日本人形のような長い黒髪に、左目近くに大きな傷があるというインパクトある姿をしています。

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小松菜奈のプロフィール

参考映像:『乾き。』(2014)

小松菜奈は1996年2月16日生まれの22歳。山梨県出身の女優・ファッションモデルです。スターダストプロモーション所属。

2008年雑誌『ニコ☆プチ』でデビューし、モデルとして活躍。

2014年公開の中島哲也監督の映画『渇き。』のオーディションで中島監督に発掘されました

主人公の娘役で演技に初挑戦し、女優デビュー。日本アカデミー賞新人俳優賞を見事受賞します。

『近キョリ恋愛』『バクマン。』でヒロインを務めました。

参考映像:『溺れるナイフ』(2016)

2016年『溺れるナイフ』で映画初主演を果たします。

その後、世界的巨匠のマーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙-サイレンス-』でハリウッド・デビュー

モデルとしても、シャネルのブランドアンバサダーをはじめ、シャネルのショーにも出演しています。

趣味はカメラ、ショッピング。特技はダンスとフルート。

高校時代はチアリーディング部に所属していたそうです。

憧れの女優は蒼井優。

小松菜奈の演技力の評価は

中島哲也監督の映画『渇き。』のオーディションで監督に発掘された小松菜奈。

主人公の娘・藤島加奈子役で初めて本格的な演技に挑戦し、見事なデビューを飾りました。

『渇き。』での撮影初日、最初のワンシーンで、中島監督から「へたくそ」と罵声を浴びたそうです。

デビュー作ながら6人の出演者とのキスシーンがあったとのこと。

今回の役のオファーをもらえるとは全く思っていなかったため、合格した時は嬉しさよりも怖さが先だったと言います。

長い年を経て自分がどう変わっているのかというプレッシャーを感じるものの、今回の役はすごく挑戦してみたい役だったので出演できて嬉しかったそうです。

本作『来る』が完成したのは期限ギリギリで、全国公開できないのではないかという噂がたつほどだったとのこと。

小松菜奈は、誉め言葉として「中島監督はクレイジー」だと話しています。加えて、いい意味で「変態」だとも。

中島監督との深く強いつながりを感じさせるコメントです。

主演の岡田准一は、監督と小松はまるで親子のような関係に見えてうらやましかったと言います。

現場では監督から「青春映画のやりすぎだ!」とか「そんな芝居はここでしなくていい!」とか、何度も怒られたそうです。

本作について小松は、叫ぶというよりは共感する部分と人物の闇のこわさを感じられる作品だと話しています。

演技については、大根仁、園子温など映画監督から高い評価を受けています。

芝居に入ると普段の200%くらいの力が出る、と評価する共演者の声もあります。

本人は、謙虚に「演技がうまくなりたい」「自分の演技力で女優としての賞をとりたい」とコメント。

『バクマン。』で共演した佐藤健さんには、どうやったら芝居がうまくなれるかたくさん質問したそうです。

強いオーラを持つ若手の期待の女優・小松菜奈からこれからも目が離せません。

小松菜奈の公式SNSの紹介

残念ながら小松菜奈の公式SNSはみつけられませんでした。

まとめ

澤村伊智の第22回日本ホラー小説大賞受賞作「ぼぎわんが、来る」を実写化した『来る』。

2011年に数々の映画賞を受賞し大ヒットした映画『告白』の中島哲也監督が手がける新作ホラー作品として注目を浴びています。

企画はヒットメーカーの川村元気。

日本を代表する実力派俳優である岡田准一、黒木華、松たか子、妻夫木聡が勢ぞろいする本作。

中島監督に映画『渇き。』で発掘された小松菜奈が演じる、派手で重要な霊媒師役は必見です。

中島哲也監督のホラー・エンターテイメント作品『来る』は、2018年12月7日(金)より全国公開中です。

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