Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ホラー映画

福士蒼汰の実写映画『BLEACH』あらすじとキャスト。公開日も

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

福士蒼汰による実写映画『BLEACH』は、7月20日より全国でロードショー!

漫画家の久保帯人が2001年から『週刊少年ジャンプ』に連載をした同名作品を、佐藤信介監督が描いた話題のホラー・エンターテイメント作品です。

主人公の黒崎一護役に福士蒼汰、朽木ルキア役に杉咲花が演じ、今、もっとも熱い注目作品とは?

1.映画『BLEACH』の作品情報


(C) 久保帯人/集英社 (C) 2018映画「BLEACH」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
久保帯人

【監督】
佐藤信介

【キャスト】
福士蒼汰、杉咲花

2.映画『BLEACH』のあらすじ


(C) 久保帯人/集英社 (C) 2018映画「BLEACH」製作委員会

強い霊感を持った高校生の黒崎一護。

彼は悪霊を退治しに来た死神の朽木ルキアと出会いますが、初め一護は死神の存在を信じ用途はしませんでした。

人の魂を食う悪霊の虚(ホロウ)に襲われ時にルキアの言う事実を信じざるを得なくなってしまいます。

また、虚に家族が襲われたことにいきり立ち激しい怒りを感じた一護ですが、普通の高校生が虚を相手にしても敵うはずもありません。

逆にその場にいたルキアが彼をかばったことで重傷を負ってしまいます。

絶望的な状況下の一護とルキアは、最終的な手段を用いて虚を退治することにします。

それは一護の“死神代行”。しかし、それによってルキアの身体には異変が起こり、一護は深く騒動に巻き込まれていくことに…。

3.『BLEACH』の実写化にあたり久保帯人の心配事が⁈

漫画家の久保帯人による人気コミック『BLEACH』の実写化にあたり、主人公の高校生の黒崎一護を演じたのは人気俳優の福士蒼汰。

そのことについて原作者の久保帯人は次のように述べています。

「実写映画が遂に実現することになりました。幸運にも連載完結のタイミングと重なったので、原作者としてできる限り協力して、BLEACHを知らない人にも楽しんで貰え、BLEACHの読者にも満足して貰えるものに近づける一助になればと思っています」

このようにコミックの実写化に喜びを感じているようです。

また当初は映画化の立ち消えもあったようですが、それを経て一致団結して作られているようです。

それでも久保の唯一の心配なのは一護の髪の色だそうですが、そのあたりの一護の実写版の髪の色にも注目しておきたいですね。

4.福士蒼汰のプロフィール

参考映像:『曇天に笑う』(2018)

本作の高校生で死神代行の黒崎一護役を演じた福士蒼汰(ふくしそうた)は、1993年5月30日生まれの東京都出身。事務所は研音所属するMEN ON STYLEのメンバーです。

2011年1月にドラマ『美咲ナンバーワン!!』の村野蒼汰役で俳優デビュー。

同年9月に多くの若手イケメン俳優を排出した「平成ライダー」シリーズの『仮面ライダーフォーゼ』にも抜擢。主人公の如月弦太朗役でテレビドラマ初主演を果たします。

その後、映画『神さまの言うとおり』(2014)や『ストロボ・エッジ』(2015)などの主演映画でヒットをさせます。

2013年に、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』に出演すると、2014年には第38回エランドール賞新人賞を獲得。

2015年には映画『好きっていいなよ。』『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』の演技が認められ、第38回日本アカデミー賞新人賞を受賞します。

福士蒼汰は死神代行の高校生役を演じるにあたり、漫画家の久保帯人の心配していた一護の髪の色に関してこのように述べています。

「一護の特徴である髪色は絶対に外せないポイントなので、監督やスタッフと話しあい、何回もブリーチをして、色を加えながら、試行錯誤を重ねました。死覇装や制服など身に付けるものも細部まで拘り、一切妥協せずにまずは外見から“一護”というキャラクターを作りあげました」

漫画家の久保帯人も心配事であった一護の髪の色も、福士蒼汰を中心に佐藤信介監督やスタッフたちによって解消されたようですね。

まずは原作コミックファンのあなたも一安心ですね。

また、迫力あるアクション場面が期待できるだろう死神代行の一護の手にする斬魄刀を扱う感想について、このように語っています。

「一護の斬魄刀はどデカイ刀なので、日々振り回してまずは慣れることを考えました。斬魄刀での攻防は予想以上に大変でしたが、見応えのあるアクションになっていると思います。監督とCGチームが作り上げる虚が、映画のスケールをさらに大きくしてくれると思います。一護と虚の対決、魅力的なキャラクター達の登場を楽しみにしていてください」

ちなみに、同じく福士蒼汰を主演にコミックを実写映画化した、本広克行監督の3月21日(水・祝)公開の『曇天に笑う』では、笑顔がチャーミングな曇天火役を演じていますが、その際には笑顔のほかにも武器となる鉄扇が特技となっています。

今回の撮影では、鉄扇を大きな刀である斬魄刀に持ち替えての挑戦!

大刀を振り回すことになることから、さらなるアクションが期待できるかもしれませんね。

福士蒼汰のアクション場面にも注目しましょう。

5.映画『BLEACH』の佐藤信介監督のプロフィール

参考映像:映画『いぬやしき』(2018)

福士蒼汰主演で実写化された『BLEACH』の演出を務めたのは、SFコミック実写化やアクション映画に定評のある佐藤信介監督。

1970年生まれの広島県出身の彼は、武蔵野美術大学在学中に脚本や監督を手掛けた16ミリ短編映画『寮内厳粛』が、PFFぴあフィルムフェスティバル94でグランプリを受賞

2001年に公開された仲間由紀恵主演の『LOVESONG』でメジャー監督デビューを果たします。

続く第2作目は釈由美子主演によるアクション映画『修羅雪姫』(2001)が、世界20カ国以上で公開される快挙を達成させます。

また2011年の二宮和也&松山ケンイチが出演したSF映画『GANTZ』と、その続編『GANTZ:PERFECT ANSWER』はヒットを記録。

その後、岡田准一&榮倉奈々の出演した「図書館戦争」シリーズ(2013・15)もヒットを見せます。

参考映像:佐藤監督作品『アイアムアヒーロー』(2016)

2016年に公開された『アイアムアヒーロー』では、第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭コンペティション部門で、観客賞&最優秀特殊効果賞のW受賞

また、第36回ポルト国際映画祭コンペティション部門の観客賞&オリエンタルエキスプレス特別賞もW受賞で獲得。

アメリカのテキサス州オースティンで開催されたXSW 2016では、ミッドナイターズ部門で観客賞を受賞しています。

そのほか、2018年4月20日(金)より、映画『いぬやしき』が全国東宝系公開される予定です。

ここまで本作『BLEACH』の演出を務めた佐藤監督を紹介すると、ますます7月20日より全国公開が待ち遠しいのではないでしょうか。

ちなみに、佐藤監督は福士蒼汰が主人公黒崎一護役で、初めて死覇装を着た福士を見た際に、「一護があらわれたな」と思い、これはいけると直感したそうです。

一護の対峙する虚は普通の住宅街に姿を忽然と現すのは、特報予告にあることでもわかりますが、そのリアルを描くためにCG技術全てを使い、1カット1カットこだわって製作したようです。

空前絶後のアクションになるでしょうから、やはり今から公開が楽しみですね。

まとめ

2018年も劇場公開作が続く、人気俳優の福士蒼汰が主演を務める実写映画『BLEACH』。

主人公の黒崎一護役を務めた福士蒼汰を中心に進められる現場で、福士は佐藤信介監督やスタッフと一緒に、みんなで作り上げたことを言葉にするのが、彼の人柄を感じられるところでもありますね。

実写映画『BLEACH』は7月20日より全国でロードショーです。

2018年夏も福士蒼汰に注目です、お見逃しなく!

関連記事

ホラー映画

映画『イーライ ELI』ネタバレあらすじと感想。ラスト結末は病気治療の医学ドラマから“オカルトへ変化”に注目!

全ての人を疑い狂ってしまう映画『ELI/イーライ』 『ELI/イーライ』は、2019年10月にNetflixで放送されたアメリカのホラー映画です。脚本はデヴィッド・チャーチリッロ、『フッテージ デス· …

ホラー映画

映画『フラットライナーズ(2017リメイク)』あらすじとキャスト!

5人の医大生が好奇心から始めた禁断の臨死実験。 フラットラインである心電図の波形が平らになる心停止が7分を超えたとき、取り返しのつかない凄惨な現象が彼らを襲う! エレン・ペイジ主演の『フラットライナー …

ホラー映画

【ネタバレ】エスター|あらすじ感想とラスト結末の評価解説。ホラー映画おすすめ名作はやばい“どこかが変な少女”の秘密を描く

女性の不満と不安を詰めこんだ怪作『エスター』! 映画『エスター』は、ジャウム・コレット=セラ監督が手がけたホラー作品。 原題「Orphan」の“孤児”という意味の通り、一組の夫婦に養子として引き取られ …

ホラー映画

映画『来る』あらすじネタバレと感想。ラスト結末の【ぼぎわん】の正体や意味の紹介も

2015年第22回日本ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智の「ぼぎわんが、来る」を、『告白』で日本アカデミー賞を受賞、『嫌われ松子の一生』『渇き』など、話題作を放ち続ける中島哲也監督によって映像化。 中島 …

ホラー映画

『カム・トゥルー 戦慄の催眠実験』感想と考察。誰もが見る夢への恐怖を“ユングの定説した心理学”のペルソナになぞり美しく描く

映画『COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験』は2024年2月に《未体験ゾーンの映画たち2024》封切り後、2024年3月9日(土)のみシネ・リーブル梅田にて上映、また関東地域では3月8日 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学