映画『プーと大人になった僕』は2018年9月14日(金)全国公開!
世界中で時を超えて愛され続ける物語『くまのプーさん』。
「プーさんの冒険の物語とともに育ってきた」という方も少なくないのではないでしょうか。
今回ご紹介する映画『プーと大人になった僕』は、『くまのプーさん』のキャラクターであり、大人へと成長したクリストファー・ロビンを主人公に、ロンドンでの奇跡の再会と新たな「冒険」のはじまりを描いた作品です。
本記事ではネタバレあらすじとともに、本作の魅力をご紹介します。
映画『プーと大人になった僕』の作品情報
【日本公開】
2018年(アメリカ映画)
【原題】
Christopher Robin
【監督】
マーク・フォースター
【キャスト】
ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、マーク・ゲイティス、ジム・カミングス、クリス・オダウド、ブラッド・ギャレット、トビー・ジョーンズ、ニック・モハメッド、ピーター・キャパルディ、ソフィー・オコネドー
【作品概要】
A・A・ミルンによる児童文学を原作とするディズニーの人気作品『くまのプーさん』を初めて実写映画化。大人になったクリストファー・ロビンとプーさんの再会、そして新たな彼らの「冒険」を描きます。
主人公クリストファーを演じるのは『スター・ウォーズ』での若き日のオビ=ワン・ケノービ役でおなじみ、『ムーラン・ルージュ』(2001)や『美女と野獣』(2017)では歌声も披露しているユアン・マクレガー。
プーの声を演じるのは『くまのプーさん』プーの3代目声優を務めるジム・カミングス。またクリストファーの上司キース・ウィンズロー役を人気ドラマ『SHERLOCK』にてマイクロフト・ホームズを演じるマーク・ゲイティスが、オウルの声をトビー・ジョーンズが演じるなど、個性派俳優も顔を連ねます。
映画『プーと大人になった僕』のあらすじとネタバレ
クリストファー・ロビンは想像力が豊かな少年でした。物を集めるのが大好きな彼の部屋は物でいっぱいで、中でもクマのぬいぐるみのプーが一番のお気に入りであり、彼の親友でもありました。
しかし、彼らにも別れの時が訪れます。クリストファーはプーやティガー、ピグレット、オウルといった他の友だちにも「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」という約束をプーと交わし、別れたのでした。
しかし、親元を離れた学校での生活や教育、戦争の勃発や出兵を経験する中で、クリストファーの心から想像力は奪われていきました。
月日は流れ、建築家のイヴリンと結婚し子どもも授かったクリストファーでしたが、セールスマンとして多忙な日々を送り悩みを抱えていました。
戦後の経済危機の中、クリストファーの会社も万事順調というわけではなく、上司マーク・ゲイティスは威圧的な男性。
会社では従業員解雇の話も持ち上がり、リストラ担当者に選ばれたクリストファーは、前から予定していたサセックスの田舎での家族旅行も中止せざるを得なくなります。
その頃、100エーカーの森では、くまのプーが蜂蜜探しに没頭していました。しかし、いくら探しても蜂の巣を見つけることができず、プーは親友のクリストファーに助けを求めて魔法の扉をくぐってロンドンにやってきます。
ベンチに座っているクリストファーの前に現れるプー。魔法の扉が消えてしまい森に戻れなくなったプーを、クリストファーは送り届けることにします。
映画『プーと大人になった僕』の感想と評価
子供の頃、大切に思っていたもの。記憶。無限大だった想像力……大人になるにつれて、それらは悲しくも現実に飲まれ少しずつ失ってしまうものです。
少しくだびれた見た目のプーの姿は、子供時代から長い年月が経ってしまったこと、そして止まっている記憶と現実と記憶の溝を強く実感させられます。
大人になったクリストファー・ロビンは、仕事に悩みながらも、家族を養っていかなければいけない父親にもなっていました。
子どもの時のように遊んでばかりはいられず、“何もしない”という時間の無駄のようで、実は人生にとって大切な時間を作れない……。
そんな彼に、イマジナリー・フレンドであるプーたちが子ども時代を想起させ、おとぎ話の世界に誘う本作は、誰もが共感できるストーリーであるといえます。
『プーと大人になった僕』は、きっと忘れていても、心の中に眠っている大切な“何か”を探し、向き合う勇気を与えてくれる作品なのです。
まとめ
可愛らしいプーたちの世界と現実の人間関係が見事に交錯した、大人のためのファンタジー映画『プーと大人になった僕』。
クリストファーと一緒に自分の思い出と心をたぐる旅を終えた時、きっと温かい涙と優しさに包まれることありません。
ぜひ大切な方と一緒にご覧ください。
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