Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

ヒューマンドラマ映画

Entry 2018/08/01
Update

映画『オーケストラ・クラス』あらすじとキャスト。上映館情報も

  • Writer :
  • バフィー

映画『オーケストラ・クラス』は、8月18日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開!

移民が多く、様々な生活環境の人々が暮らすパリ19区。

無料で楽器を贈呈し、プロの音楽家が教えるという、フランスが国をあげて行った音楽学習プロジェクト「デモス」を描いた映画『オーケストラ・クラス』。

「フィルハーモニー・ド・パリ」が全面協力のもと、音楽という光が子供たちだけではなく、大人たちも揺れ動かす感動の物語が完成しました。

映画『オーケストラ・クラス』の作品情報


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

【公開】
2018年(フランス映画)

【原題】
La Melodie

【監督】
ラシド・ハミ

【キャスト】
カド・メラッド、サミール・ゲスミ、アルフレッド・ルネリー、シレル・ナタフ、ユースフ・ゲイエ、ザカリア・タイエビ・ラザン

【作品概要】
移民が多く、治安もあまり良いとは言えないパリ19区に育つ子供たちに音楽を教えにやってきた、挫折したバイオリニストが逆に子供たちに大切なものを教わることになる感動のヒューマンドラマ。

『キングス&クイーン』では俳優として出演していたラシド・ハミが長編映画監督作の第2作目として映画化しました。

ラシド・ハミ監督のプロフィール


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

ラシド・ハミは、1985年生まれ、アルジェリア出身の俳優・映画監督。

『ふたりの友人』『キングス&クイーン』『身をかわして』などに俳優として出演します。

2005年に短編で映画監督デビューを果たし、2008年には『Choisir d’amer』(日本未公開)で長編映画デビューを果たします。

約10年の時を経て、長編映画第2作目となる『オーケストラ・クラス』を完成させました。

映画『オーケストラ・クラス』の主なキャスト


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

カド・メラッド(シモン役)のプロフィール

カド・メラッドは、1964年3月27日生まれ、アルジェリア出身の俳優。

1990年代はテレビドラマの俳優として数々のドラマシリーズにレギュラーやゲストとして出演します。

2000年以降から、徐々に映画へも積極的に出演することで知名度を上げていきます。

2005年には映画『コーラス』に出演。この作品がアカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされたことで幅広く名前が知られました。

2011年『Monsieur Papa』(日本未公開)で映画監督デビューを果たします。

サミール・ゲスミ(ブラヒミ役)のプロフィール

サミール・ゲスミ は、1967年10月7日生まれ、フランス・パリ出身の俳優。

1988年『Jaune vevolver』で俳優デビューを果たします。

90年代は『IP5 愛を探す旅人たち』などの映画にも主演しながら、テレビドラマやテレビ映画を中心に活躍します。

2000年代に入ると映画の出演が増え、『ソフィー・マルソーの過去からきた女』や『クリスマス・ストーリー』『アルティメット』などにも出演。

2008年には短編映画で監督デビューを果たし、数々の映画賞を受賞しました。

最近では2015年『トランスポーター イグニション』や『カミーユ、恋はふたたび』などの話題作にも出演しています。

映画『オーケストラ・クラス』のあらすじ


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

パリ19区にある小学校に音楽教育プログラムの講師としてやってきた挫折したバイオリニストで子供が苦手なシモン。

シモンは6年生の生徒たちにバイオリンを教えることになりますが、楽器どころか音楽の知識もほとんどなく、いたずらばかりして落ち着きもなく、とても音楽を教えるという環境ではありませんでした。

しかし、そんなクラスの中でシモンが出会った、バイオリンの才能をもつ少年アーノルド。


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

アーノルドと出会ったことがきっかけで、シモンも音楽のすばらしさを再確認することになります。

アーノルドの影響もあって、感受性豊かな子供たちは音楽の魅力に気づき、演奏することに夢中になっていきます。

1年後に開催される「フィルハーモニー・ド・パリ」での演奏会を目標にシモンと子供たちの運命が動きだします。

映画『オーケストラ・クラス』の感想と評価


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

挫折したバイオリニストのシモンが教えることになったのは、人種も育ち全く違う子供たちが多く集まるパリ19区の小学校。

パリ19区というのはアカデミー賞にノミネートされた映画『パリ20区、僕らのクラス』でも描かれていた様に非常に治安の悪い地区です。

音楽に全く触れたことのない子供たちにどう音楽を教えるかで四苦八苦するものの、次第に子供たちも音楽に没頭するようになり変わっていきます。

それと同時に、子供たちを教える立場であったはずのシモン自身も音楽のもつ力の素晴らしさを再び感じ、逆に子供たちに多くを学ぶことになります。


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

音楽という光が、挫折していたり、未来への不安で先は暗闇しかないという人々の道を照らして、導ていくという過程の描き方がすごく自然なのです。

これは制作者の能力もあるということは勿論ですが、これこそが「音楽の持つ力」だと言っていいのかもしれません。
つまり、目には見えないはずの「音楽の持つ力」が見える映画なのです。

ドラマとしても魅力的な作品ではあるのですが、プロ顔負けの演奏会のシーンも注目です!!

まとめ


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

この映画で注目すべき点は、「子供達の未知数な才能」の凄さです。

本作のストーリーは、楽器に触れたこともないという音楽知識ゼロの子供たちが1年後の演奏会を目指すというものですが、映画に出演している子役たちは、ストーリーの設定上と同じく、音楽経験者が全くいないという状況でした。

そんな子供たちを映画同様に音楽を教えるのは至難の業。しかも映画の物語は1年ですが、撮影は約4ヶ月という映画の設定よりも更に過酷な条件だったのです。

しかし、それを実現させた映画スタッフと子役たちは凄いとしか言いようがありません。

フィクションでありながら、音楽の知識や技術を吸収していく様子は、ドキュメンタリー要素もあると言っていいと思います。

映画『オーケストラ・クラス』は、8月18日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開!

本作の上映される劇場情報


(C)2017 / MIZAR FILMS / UGC IMAGES / FRANCE 2 CINEMA / LA CITE DE LA MUSIQUE – PHILHARMONIE DE PARIS

【北海道・東北地区】

北海道 ディノスシネマズ札幌劇場 8月18日(土)〜

岩手県 盛岡ルミエール 9月15日(土)〜

【関東地区】

東京都 ヒューマントラストシネマ有楽町 8月18日(土)〜
東京都 新宿武蔵野館 8月18日(土)〜
東京都 恵比寿ガーデンシネマ | YEBISU GARDEN CINEMA 8月18日(土)〜

神奈川県 川崎市アートセンター 近日
神奈川県 シネマ・ジャック&ベティ 近日

栃木県 ヒカリ座028-633-4445 近日

【甲信越地区】

長野県 長野松竹相生座/長野ロキシー1・2 近日
長野県 東座 近日
長野県 アイシティシネマ 近日

【中部・北陸】
静岡県 シネ・ギャラリー1・2 9月1日(土)〜
静岡県 CINEMAe~ra. シネマイーラ 近日

愛知県 伏見ミリオン座 近日

三重県 伊勢 進富座 本館・別館 10月6日(土)〜

【近畿地区】
大阪府 テアトル梅田 8月18日(土)〜

京都府 京都シネマ 9月8日(土)〜

兵庫県 シネ・リーブル神戸 8月25日(土)〜

【中国・四国地区】
岡山県 シネマ・クレール丸の内1・2 近日

愛媛県 シネマルナティック 近日

【九州・沖縄地区】
福岡県 KBCシネマ 近日

長崎県 長崎セントラル劇場 近日

熊本県 Denkikan 近日

宮崎県 宮崎キネマ館 近日

鹿児島県 ガーデンズシネマ gardens’ cinema 近日

沖縄県 シネマパレット 9月21日(金)〜

*上記の情報は8月1日現在のものです。作品の特性からセカンド上映や順次公開が拡大されることが予想されます。お近くの劇場をお探しの際は必ず公式ホームページでご確認ください。

関連記事

ヒューマンドラマ映画

映画『メイド・イン・バングラデシュ』あらすじ感想と評価解説。課題に向き合う“女性の生き方”を通して“開発途上国の問題”と対峙する

映画『メイド・イン・バングラデシュ』は2022年4月16日(土)より岩波ホールにて公開、以後順次全国ロードショー! 繊維産業で世界的急伸を遂げたバングラデシュ。その裏に潜む影を、底辺で苦しみながら戦う …

ヒューマンドラマ映画

映画『ラスト・ムービースター』ネタバレ感想とレビュー評価。バート・レイノルズが最後の輝きを見せた珠玉の佳作

稀代の映画スター最後の主演作は、映画愛に満ちた泣ける作品! 2018年9月6日、惜しまれつつ他界したハリウッドスター、バート・レイノルズ。 それからちょうど1年。現在最も多くの傑作・問題作を放つと話題 …

ヒューマンドラマ映画

『安楽死特区』映画原作ネタバレあらすじ感想と結末評価。小説が描く社会派ドラマは“安楽死法案”可決後の日本が葛藤する生と死と愛

小説『安楽死特区』が映画化決定! 在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた、医師で作家の長尾和宏による小説『安楽死特区』。 舞台は今から数年後の日本です。欧米に倣って安楽死法案が可決しますが、 …

ヒューマンドラマ映画

韓国映画『パラサイト』感想とレビュー評価。日常と2つの家族によって描かれた資本主義の構造

ポン・ジュノ監督のカンヌパルムドール受賞『パラサイト 半地下の家族』。 映画『パラサイト 半地下の家族』は、世の中にベジタリアンを増やしたと言われるほど注目を集めた映画『オクジャ』(2017)に続く、 …

ヒューマンドラマ映画

映画『存在のない子供たち』ネタバレ感想。実話を再構築し難民の少年ゼインが背負う過酷な現実を描く

愛もなしに、なぜ産んだ――。 少年はどうして両親を告訴したのか。 世界の映画祭で称賛を浴びた衝撃作『存在のない子供たち』が、2019年7月20日(土)より日本公開されます。 中東の難民事情に派生する様 …

Cinemago|想像力の海へ、シネマダイビング。
ACT1|次の物語は、人からはじまる。
Cinemagoオンラインショップ|DVD・鑑賞チケット・オリジナルグッズ
『血を吸うスマトラオオコンニャク』
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学