“心も涙も、美しかった思い出も。すべてを置いてきたこの街で、また歩き始める。”
ケイシー・アフレックが第89回アカデミー主演男優賞、監督・脚本のケネス・ロナーガンが脚本賞に見事輝いた感動のドラマ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』をご紹介します。
CONTENTS
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の作品情報
【公開】
2016年(アメリカ)
【原題】
Manchester by the Sea
【監督】
ケネス・ロナーガン
【キャスト】
ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ、グレッチェン・モル、カーラ・ヘイワード、テイト・ドノヴァン、エリカ・マクダーモット – スー
【作品概要】
『アナライズ・ミー』(脚本)や『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(監督・脚本)のケネス・ロナーガン監督による一人の男の再生を描いた感動の人間ドラマ。
主演は見事本作でオスカーに輝いたケイシー・アフレック。共演はオスカーで3度のノミネート経験のあるミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジス・カーラ・ヘイワードなど豪華キャストが名を連ねている。
第89回アカデミー賞(2017年)主演男優賞(ケイシー・アフレック)、脚本賞(ケネス・ロナーガン) 受賞作品。以下ノミネート:作品賞、監督賞(ケネス・ロナーガン)、助演男優賞(ルーカス・ヘッジズ)、助演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)。
第74回ゴールデングローブ賞(2017年)ドラマ部門最優秀主演男優賞(ケイシー・アフレック)受賞作品。以下ノミネート:ドラマ部門最優秀作品賞、 最優秀助演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)最優秀監督賞(ケネス・ロナーガン)、最優秀脚本賞(ケネス・ロナーガン)。
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のキャスト一覧
リー・チャンドラー / ケイシー・アフレック
本年度第89回アカデミー賞で見事主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック。
そんな彼が映画デビューを果たしたのは、ガス・ヴァン・サント監督の『誘う女』(1995)でした。
その後は兄ベン・アフレック主演の『チェイシング・エイミー』、同じくベン出演の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)、『200本のたばこ』(1999)など、悪く言えば兄のコネなのか(?)と思ってしまうような出演が続きます。
2002年には再びガス・ヴァン・サント監督作の『GERRY ジェリー』で主演・脚本・製作を兼務しますが、今一つ評価は上がりませんでした。
彼の評価がグンと上がったのは2007年の『ジェシー・ジェームズの暗殺』。兄弟役を演じたサム・ロックウェルと共に素晴らしい演技を見せ、アカデミー助演男優賞にのみねーとされるなど、国内外で高い評価を獲得します。
その後も『キラー・インサイド・ミー』(2010)で狂気の男ルー・フォードを演じたり、『セインツ -約束の果て-』や『ファーナス/訣別の朝』(いずれも2013)など様々な話題作を経て、遂に本作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』へと至る訳です。
ケイシー・アフレックが演じたのは主人公リー・チャンドラー。ボストンで便利屋として生計を立てていたリーが兄の死をきっかけに故郷の街へと戻ることに。
リーの故郷は“マンチェスター・バイ・ザ・シー”。それはボストンの北東に位置するマサチューセッツ州の海岸部の街を意味します。
しかし兄ジョーの遺児パトリックの後見人を引き受ける羽目になり、仕事を捨てて故郷へ帰らなくてはならなくったリー。
そんなリーはある過去を背負っており、人とのコミュニケーションを断絶しているような何かがあったよう。
ケイシー・アフレックがその微妙な感情の移り変わりをどう演じているのかに注目して見ていきたいですね!
ランディ / ミシェル・ウィリアムズ
若干14歳で映画デビュー(『名犬ラッシー』)を果たしたミシェル・ウィリアムズ。
彼女がブレイクしたのはテレビシリーズの『ドーソンズ・クリーク』(1998‐2003)で、翌年出演した『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』はインディペンデント映画にも関わらず異例の大ヒットを記録しました。
彼女のさらなる転機となったのは間違いなくアン・リー監督の『ブロークバック・マウンテン』(2005)でしょう。
この作品でミシェル・ウィリアムズが演じたのは夫がゲイであることに苦しむ妻アルマ。その哀しく儚げな表情で観る者の胸を締め付けるような熱演は、アカデミー助演女優賞ノミネートにされるなど、高い評価を得ることに。
その演技で一躍演技派女優の名を欲しいままにした彼女は、デレク・シアンフランス監督の『ブルー・バレンタイン』(2010)、『マリリン 7日間の恋』(2011)で再びオスカーにノミネートされますが、惜しくも受賞には至らず。
もはやオスカー獲得は時間の問題だとは思いますが、今回彼女が『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で演じているのは、リーの元妻ランディ。
リーが心を塞いでいるある出来事に大きく関係しているランディとが、再び出会うことによって、そこから一体何が生まれてくるのか?そしてその時に見せるミシェル・ウィリアムズの表情に注目です!
ジョー・チャンドラー / カイル・チャンドラー
カイル・チャンドラーの出演本数は意外に少なく、遅咲きの俳優といったところでしょうか。
リメイク版『キング・コング』(2005)や『キングダム/見えざる敵』(2007)、J・J・エイブラムズ監督の『SUPER8/スーパーエイト』などに出演を果たすも、それほどパッとするものではありませんでした。
彼のターニング・ポイントになったのは2012年。ベン・アフレック監督の『アルゴ』やキャスリン・ビグロー監督作『ゼロ・ダーク・サーティ』と立て続けに(しかも印象深い!)出演を果たし、存在感を発揮することに。
2013年にもマーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出演するなど、実話系(リアリティ溢れる)の物語に相性がいいのかもしれませんね。
今回カイル・チャンドラーが演じるのは、亡くなったリーの兄ジョー・チャンドラー(奇しくも同じ名前なのは偶然なのか?!)。
主に回想シーンでの登場になりますが、その渋く男らしい姿が港町マンチェスターにきっと良く似合うはず!
リーとの関係は一体どのようなものだったのか?!そしてリーがある十字架を背負った時に彼はどう行動したのか?その辺りが注目ポイントでしょう。
パトリック・チャンドラー / ルーカス・ヘッジズ
『ギルバート・グレイプ』(1994)や『アバウト・ア・ボーイ』(2002)で脚本を務めたピーター・ヘッジスの息子ということで有名なルーカス・ヘッジス。
彼のデビューは、父ピーターが監督を務めた『40オトコの恋愛事情』ということには一応なっているものの、実質的にはカットされ出演シーンはないため、実際にはウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズ・キングダム』(2012)になるでしょう。
その後はテリー・ギリアム監督の『ゼロの未来』(2013)、ジェイソン・ライトマン監督の『とらわれて夏』、さらには再びウェス・アンダーソン監督作『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)など、超話題作に立て続けに出演を果たします(しかも主要キャラで)。
そんな超期待の若手俳優ルーカス・ヘッジスが『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で演じるのは、亡くなったジョーの息子パトリック(リーの甥にあたる)。
突然父親を亡くしたパトリック(アル中だった母エリスは家を出た)が情緒不安定に陥る様子や、幼い頃は良く一緒に遊んでいた叔父のリーに少しずつ心を開いていく様子を、ルーカス・ヘッジスがどう表現するかに注目が集まっていますね!(ちなみにこの作品で彼はアカデミー助演男優賞にノミネートされた)
エリス / グレッチェン・モル
スパイク・リー監督の『ガール6』(1996)で映画デビューを果たしたグレッチェン・モル。
彼女が注目を浴びたのは、ウディ・アレン監督作『セレブリティ』(1998)で当時まだ20代だった(すでにスターでもあった)レオナルド・ディカプリオの恋人ヴィッキー役でしょう。
その後、主演を務めた『ベティ・ペイジ』(2006)、ジェームズ・マンゴールド監督の『3時10分、決断の時』(2007)などに出演しています。
今回彼女が演じるのはジョーの元妻エリス。アル中で家を出たという設定なので(だからリーがパトリックの後見人なった)、どれほど出演シーンがあるのかは未だ不明ですが、ジョーやパトリックとの関係性に注視していきたいですね。
シルビー / カーラ・ヘイワード
現在18歳のカーラ・ヘイワードは、実はメンサの会員なのだそう(高い知能指数を持つものだけが入会を許される)。その能力が女優業にどう活かされるのかというと…。
ウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズ・キングダム』でそうそうたるキャストがひしめく中、いきなり主要なキャラクターを演じたことにもしかしたら(もしかしたらですよ!)表れているのかもしれませんね。
ちなみにこの作品で放送映画批評家協会賞の若手俳優賞に、MTVムービー・アワードでキス・シーン賞にそれぞれをノミネートされるなど、デビューしたばかりの少女に関わらず非常に高い評価を得ています。
そんなカーラ・ヘイワードが演じるのはパトリックの恋人であるシルビー。登場シーンは多くはなさそうですが、ルーカス・ヘッジス同様注目の若手女優ですので、要チェックですよ!
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の監督紹介
初監督作品『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000)
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で監督・脚本を務めるのはケネス・ロナーガンです。
彼が最初に脚光を浴びたのは監督としてではなく脚本家としてでした。それは、1999年のロバート・デ・ニーロ主演映画『アナライズ・ミー』。
その作品で一定の評価を得たケネス・ロナーガンは、翌年『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』で初めて監督を務めることに(脚本も兼務)。
この作品では、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞、LA批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞でそれぞれ脚本賞を受賞するなど、その手腕を評価され、脚本家のみならず監督としてもその名を轟かせました。
2002年には『アナライズ・ユー』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』でそれぞれ脚本を務め、後者はアカデミー脚本賞にノミネート(『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』でもノミネートしている)。
そして、監督・脚本を務めた『マーガレット』(2011)を挟んで本作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』へと至ります。
そして、3度目のノミネートにしてようやくアカデミー脚本賞を見事受賞するなど、国内外の数々の賞レースに顔を出していることからも分かるように、監督としての手腕に加え、自ら優れた脚本を書けることが彼の強みなのかもしれません。
まだ数は少ないものの、今までの全ての作品で脚本を手掛けているケネス・ロナーガンには、他人の脚本で監督を務めるというパターンも見てみたい…というのは少々意地悪な考え方でしょうか…。
しかし、同じく監督・脚本を兼務し続けていたアレクサンダー・ペイン(タイプとしても似ているかも?)が、初めて監督のみを務めた『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(2013)が最高に素晴らしかった(もちろん評価も高い)だけに、どういう作品を生み出すのかが非常に興味深いところではあります。
ちなみに、本作にはケネス・ロナーガン監督自身も少しだけ出演しているようですので、そのシーンを探してみるのも、楽しみ方のひとつとしては良いかもしれませんね。
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のあらすじ
リー・チャンドラーはボストンで配管工など、その他諸々の便利屋として生計を立てていました。
まるで何かをを紛らわすようにして働くリーは、人とのコミュニケーションが上手くとれずに口論に発展するようなこともしばしば。
ある日の朝、リーの兄であるジョー・チャンドラーがボートから落ちて海に転落し、心臓発作を起こしたとの報せを受けます。
急いで搬送された病院に駆けつけるも、時すでに遅し…。兄は帰らぬ人となっていました。
ジョーには一人息子のパトリックがおり、彼のことが心配になったリー。パトリックの母エリスはアル中で兄の死期が近い(すでに余命宣告を受けていた)ことを知るや否や家を出て行ったのです。
リーには、故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”を訪れたくない暗い過去を背負っていましたが、パトリックのためを思い、一路故郷の街へと向かいます。
ジョーの家でしばらくパトリックの世話をしながら、兄の葬儀の準備を行っていたリーでしたが、パトリックとの関係がどうも上手くいきません。
パトリックがまだ幼い頃は船で海に出て釣りをしたりと、仲良く過ごしていた日々もあったのですが、どこかお互いによそよそしい2人。
かつてリーがこの街に暮らしていた時には、妻ランディと3人の子供たちがいましたが、その頃とは全く事情が変わってしまったのです。
その後、ジョーの遺言の検認のために弁護士に会いに行くと、ジョーがパトリックの後見人に指名されていたことを知ったリー。
自分なんかにパトリックと正面から向き合うことが出来るのだろうかという不安と同時に、彼にはこの街“マンチェスター・バイ・ザ・シー”に向き合うことが出来ないある事情を抱えていました。
果たして、リーが背負っている辛く悲しい過去とは一体?!
そしてパトリックとリーの関係は一体どうなるのでしょうか?!
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』感想と評価
※映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』感想と評価は公開後、更新いたします。
この作品のタイトルにある町の名称マンチェスター。これを聞くとイングランドにもあったなと思い起こす人もいるだろう。
しかし、今回はアメリカの北東部の港町が舞台。港町ではあるがどことなく暗い雰囲気が町全体を包み、登場人物たちの心象風景にとてもマッチさせたロケ地を選択しています。
また、港町ということもあって町のバーには男気と腕っぷしに自信がある男たちが多く集まり、物語に効果的に絡むのだが、すぐに喧嘩をはじめてしまう。
初めの殴り合いは、主人公リー・チャンドラーが、低下層として勤務する仕事の苦情からイラついて、向かいのカウンターの男たちに何みてんだとばかりに、眼を飛ばしてただろうと本人の閉塞感を解消するための殴り合い。
しかし、2回目の殴り合いは、リー・チャンドラーが、自らの不注意で愛する子供たちから焼死させてしまった出来事をどうしても許すことができずにいた。
長年会うことがなかった別れた妻と街でばったり再会した際に、元妻は子どもを失った火災の出来事で散々にリーを攻めたのだろう、そのことを悔やみ懺悔して、もうあなたのことを恨んではいないと泣きながらに許しを請うのです。
しかし、一方のリーは許されることを一貫して望んでいません。それ故にバーでワザと荒くれ男に喧嘩を仕掛けて、殴られることを望むのです。
彼はずっと過去の自分のふとした過ちで子ども焼死させて失った罪を、誰かから罰して欲しいので殴られることを望みました。
ずっと、リーの時間はあの時以来、止まったまま。本当を言えば、リーは火災直後にお咎めなしとされた警察署で、犯罪者として罪と罰を受けたかったのです。
彼はあの際に警官の銃を奪い自死を試みましたが、安全装置の外し方がわからず実行する前に止められてしまった、そのことからもわかりますね。
元妻は再婚して幸せそうに赤ん坊を産み、新しい旦那と過去に嫌な出来事のあった町マンcエスターに住んでいます。そこには亡くなった子どもたちの墓もおそらくあるのかもしれません。
しかし、一方のリーは過去に起こした出来事の罪悪感からマンチェスターには住むことができません。
2回目のバーで喧嘩した際に、殴られた後に、町でお世話になっている知人の妻にケガ治療を受けた際に、やっと、涙を流し、唯一泣くことができます。
他人の下水や汚水の清掃をするような仕事がツラくとも、マンチェスターの町の人たちに影口を叩かれれも、大好きだった兄貴がなくなっても、元妻に許されてもなくことが出来なかったのに、彼はあの瞬間に堰を切ったように泣くのです。
それほどまでに、愛してやまなかった3人の子どもたちを焼死させた罪を背負って、自分に罰を課して生きているのです。
泣くシーンといえば、こんなシーンも繰り返されて2回ありました…。
リーの子どもたちがまだ生きていた頃に、赤ん坊だった息子が寝ている際に抱き上げて泣かずにあやします。
リーの兄の墓地での埋葬シーンで、再婚した元妻の赤ん坊が泣き喚く煩いので、再婚した亭主が抱き上げます。しかし、赤ん坊は泣くのは治りません。
リーなら、きっと息子を泣かせずに抱き上げられたというのを思い起こさせる場面です。
この作品はマンチェスターという町をリアルに描きつつも、突如として主人公リーのカットバックという思い起こす場面などを繰り返したり、また、先ほど述べたような2回繰り返しながら、状況の違いやユーモアを見せる展開は見事でした。
米国アカデミー賞脚本賞は納得の作品です。もちろん、この物語を上手にストーリー展開させたケイシー・アフレックも流石のアカデミー主演男優賞ですね。
個人的に好きなショットは、元妻がリー兄の葬儀に参列して、リーを抱きしめた時のリーの表情は、ケイシー・アフレックあっぱれ!と唸りました!
さて、このマンチェスターという町。恐らくは今のアメリカ社会そのものなのでしょう。
リーの兄貴が残した息子パトリック。彼とリーは最後の最後まで互いの気持ちを理解しつつも、歩み寄りきれない存在でした。
このラストシーンは好みではない映画ファンもいるかもしれませんね。きっと、一昔前なら主人公と甥っ子が仲良く暮らし、リーは父親的な存在になるだろうとするところでしょう。
でも、そうならないことがリアルであり、今のアメリカ社会の現実なのでしょう。
心が壊れてしまったリーの絶望しかない罪への意識が生む閉塞感。また、甥のパトリックもそれを知りつつ、叔父の大切にしていた3枚の写真立てを見ても自己の生活を重視して歩み切れなさ。(きっと子どもたちの写真)
エンディングのクレジットロールで、教会を右にしてアメリカの星条旗が見えましたね。
星条旗もあそこで見せるなど、心あるアメリカ映画を見た気がしました。やるせなさもありますが、適度にユーモアもあり、オススメの秀作の1本です。
さて、あのラストはマンチェスターの港町の天候のようにはっきりとはしませんが、果たして、アン・ハッピーなのでしょうか?
個人的には、リーと歩きながらボール遊びをした甥パトリックは、やがて、ボストン大学に通うという光明を見てしまうのですが…。
あなたはどう思いましたか?
まとめ
ケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズという名優が揃い、ケネス・ロナーガンの渾身の脚本もあり、国内外での『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の評価の高さは凄まじいものがありますね。
注目の若手俳優のルーカス・ヘッジスやカーラ・ヘイワードにも注目が集まっており、監督・脚本・キャストと全ての要素が揃った傑作として後世に残っていくような作品になる可能性大なのではないでしょうか!
注目の劇場公開は2017年5月13日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショーが始まります!ぜひ劇場でこの感動の物語を体験してみて下さい!