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映画『GO』フル動画を無料視聴!PandoraやDailymotion紹介も

  • Writer :
  • Yasu

映画『GO』の原作は金城一紀の同名小説。

恋に友情に悩み傷つきながらも、次第に国籍や民族といったボーダーに囚われない新たなアイデンティティに目覚めてゆく在日韓国人の高校生の姿を描いた快青春ストーリー。

映画『GO』のあらすじや作品解説、またパンドラTV(Pandora)やデイリーモーション(Dailymotion)の視聴方法から、おすすめなU-NEXTで無料視聴する方法まで、ご紹介いたします。

1.映画『GO』の作品情報


(C)2001映画「GO」製作委員会

【公開】
2001年(日本映画)

【原作】
金城一紀

【監督】
行定勲

【脚本】
宮藤官九郎

【キャスト】
窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、山﨑努、山本太郎、新井浩文、村田充細、山田隆人、キム・ミンミョン・ゲナム、大杉漣、塩見三省、萩原聖人

【作品概要】
監督は『世界の中心で愛を叫ぶ』や『パレード』の行定勲。

第25回日本アカデミー賞にて、最優秀主演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞など14冠に輝きました。この他にも数多くの映画賞を獲得しました。

原作者の金城一紀は「ヒロインの桜井は柴咲コウをイメージして書いた」と言っており、イメージ通りの配役となりました。

2018年2月21日に亡くなった大杉漣がユニークなタクシー運転手として出演しています。

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2.映画『GO』のあらすじとネタバレ

杉原は在日韓国人で、荒れた生活をおくっています。

朝鮮人学校時代に韓国籍か朝鮮籍かの選択を迫られる杉原。

そして、韓国籍を選び日本の学校に進学し通うのですが、“在日”と言われ、苛立ち、在籍していたバスケ部で暴力沙汰を起こし、退部させられます。

元日本ランキング7位の元プロボクサーである父親の血の影響か、杉原はケンカで無敵を誇っていました。

杉原は仲良くなった加藤に連れられて、あるパーティに連れて行かれます。

杉原はそこで桜井という女の子と出会い、デートを重ねるようになります。

やがて、2人は付き合うことになり、杉原は桜井の実家にも通うようにもなります。

そして、ある日、杉原の朝鮮人学校時代からの友達、ジョンイルが殺されます。朝鮮人学校の女子生徒が日本の男子高校生に絡まれているところを助けようとし、刺されてしまったのです。

杉原は、ジョンイルの葬儀の日の夜、朝鮮人学校時代の仲間から、殺されたジョンイルの復讐に行こうと誘われますが、「ジョンイルはそんなの望んじゃいない」と断ります。

そんな杉原に対し、朝鮮学校時代の仲間は、「お前は日本の学校に行くようになって、魂まで売ってしまったのか」と言いますが、すかさず杉原は、「俺がそんな朝鮮人の魂なんか持ってたら20円で売ってやるよ」と言い返します。

独り、悲しみに暮れる杉原。

桜井に会った杉原は、桜井に「今日ずっと朝まで一緒にいてあげよっか。私が杉原だったらそうして欲しいと思うから」と言われました。

ホテルの一室へと入っていく杉原と桜井。

ここで杉原は、ベッドの上で桜井に、「聞いて欲しいことがあるんだ。俺自身は大したことじゃないと思ってるんだけど、言わないと前に進めないと思うから」と、いきなり語り始めます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『GO』ネタバレ・結末の記載がございます。『GO』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
「何?なんの話?」と、かしこまる杉原を見て不安がる桜井。

杉原は「俺は日本人じゃないんだ。国籍は韓国。中学までは朝鮮だった。半年後は日本になってるかもしれないけれど」と、カミングアウトします。

「こんなこと大したことないよね?」と、杉原は桜井を押し倒そうとしますが、桜井はそれを拒み、「昔から親に言われてたの。韓国や中国の男の人と付き合っちゃだめだって。血が汚いからって。頭では分かるの。国籍なんて関係ないって。でも体が…、私の中に杉原が入ってくるのが怖い。初めてだったの。それでなくても怖かったのに…」

黙って部屋を後にする杉原。

ホテルからの帰り道、警官と仲良くなった杉原はこう言います。

「自分の肌の色が緑色だったらよかったのにって思いますよ。自分が在日だって忘れなくて済むし、怖いっていう奴は端から近寄ってこないし」。

すると警官は「俺もおまわりさんの制服がもっとださかったらなって思うときあるよ。セーラー服とかレオタードとか。そうしたら誰も俺に道聞いたりしないじゃん」。

「がんばれよ、お前いい奴だからさ」と警官に励まされ、救われる杉原。

家に戻った杉原は、電話を受け取ります。父からでした。「迎えにきてくれ」というものでした。

杉原が父を迎えに行くと、その父は酔っぱらっています。

杉原の父は「北朝鮮から国際電話で、ケヒョンが死んだと連絡があった」と呟きます。

ケヒョンは父の弟ですが、杉原は会ったことがありません。

タクシーで一緒に帰る杉原と父。

珍しく悲しみに暮れた杉原の父は、ケヒョンとの思い出話を語りはじめます。

弱音を吐く父に対し杉原は、「だせぇ~。そんな話で泣ける時代は終わったんだよ。っていうかてめぇらの世代でケリつけろよ。あんたら1世や2世がグズグズしてっから、俺らがぱっとしねぇんだろうが」という感情をぶつけます。

急に停まるタクシー。すると、タクシー運転手は「親に向かってなんという口の利き方をしてるんだ。お父さん、殴っていいですか」と言いだします。

すると杉原の父は、「車停めててもらっていいですか。3分で片つけますから」と、杉原を公園へ連れて行きます。

そして、杉原と元日本ランキング7位である父のゴングが鳴ります。

本気で殴り合う父と子。

攻勢に出る杉原でしたが、父のガードは下がりません。そして父は、杉原の顔にツバを吐き、杉原がひるんだ隙をついて、一気に連打。

倒れる杉原。顔が見るも無残にボロボロです。

「きたねぇぞ」と言う杉原に対し、父は「きたねぇ?こっちはこれでどうにかこうにか勝ち拾ってきたんだ。今更やり方変えるわけにはいかねぇんだ」と言い返します。

さらに「確かにお前の言う通りかもしれないな。もう在日とか日本人とか、お前の言葉借りればだっせぇ話よ。お前らはもっと外に目を向けるべきだ」続けます。

「国境線なんて俺が消してやるよ」。

半年後のクリスマスイブに、桜井から電話がかかってきます。

「はじめて会った日に行った小学校に来て」と桜井から言われる杉原は、その小学校へ向かいます。

「もう杉原が何人だってかまわない」と、想いを告げる桜井を抱きしめる杉原。

杉原と桜井の頭上からは雪。

「どっか暖かいところ行って、今夜どこに泊まるか考えよう」そう微笑みながら言う桜井に、杉原は微笑み返し、二人で小学校を後にします。

3.映画『GO』の感想と評価

闇の部分を覆い隠すように明るく振る舞う少女桜井を、柴咲コウが好演しています。

原作者の金城一紀は、この桜井を「柴咲コウをイメージして書いた」と語っていることから、きっと単純に柴咲ファンだったんではないでしょうか。

そんな柴咲コウ自身に負けないぐらい、ヒロイン桜井はチャーミングに描かれています。

それだけでなく、大杉漣が演じる、乗車する客に「殴っていいですか?」と言うタクシー運転手、萩原聖人が演じた通行人に「120円貸してくれない?」と言う警察官など、脇を固めるキャラクターもとても魅力的に描かれているのも注目したいポイントです。

また、脚本を担当したのは人気のシナリオライター宮藤官九郎。

2000年にドラマ『池袋ウエストゲートパーク』が高視聴率を記録して出世作となり、初の映画作品の脚本が本作『GO』となっており、この頃から一気に“クドカン”の愛称で、ドラマ『木更津キャッツアイ』や『タイガー&ドラゴン』などの人気作品を生み出しています。

特にその中でも宮藤官九郎の脚本のリズミカルなセリフを、やはり注目を浴び始めた窪塚洋介が生き生きと演じ、クドカンのスピーディなセリフと相乗効果になって驚かされる作品となっています。

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まとめ

本作『GO』の前年2000年に、テレビドラマ『池袋ウェーストゲートパーク』の脚本を担当し、これが出世作となった宮藤官九郎。

ドラマ同様に映画『GO』も、クドカンワールド全開です!

クドカン脚本のリズミカルなセリフには毎度驚かされますね。

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脚本家の宮藤官九郎が書いたセリフを活き活きと演じた窪塚洋介の映画『GO』を見るのに、パンドラTV(Pandora)やデイリーモーション(Dailymotion)で視聴するのも、1つの方法かもしれませんが、最近では動画リンクが削除されている場合も多いのです。

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