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映画『散り椿』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も【岡田准一主演】

  • Writer :
  • 村松健太郎

日本映画史に残る数多くの大作・話題作の撮影監督として名をはせた木村大作の監督三作目にして初の本格時代劇『散り椿』。

原作は『蜩ノ記』の葉室麟。主演はすっかり日本映画の顔になりつつある岡田准一。

共演に西島秀俊、麻生久美子、黒木華、池松壮亮、緒方直人、富司純子、奥田英二などが集結しました。

また、今回は脚本に『雨あがる』そして『蜩ノ記』の小泉堯史監督が参加しているのも話題です。

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映画『散り椿』の作品情報

【公開】
2018年(日本映画)

【原作】
葉室麟

【撮影・監督】
木村大作

【脚本】
小泉堯史

【キャスト】
岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、渡辺大、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二

【殺陣】
岡田准一

【ナレーター】
豊川悦司

【作品概要】
名キャメラマンとして知られる木村大作が、監督を務めた映画『劔岳 点の記』『春を背負って』に続く第3作品目となる時代劇。

享年15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷扇野藩を出た瓜生新兵衛は、連れ添い続けた妻・篠が病に倒れた折、彼女から最期の願い、「采女様を助けていただきたいのです」と託されます。

新兵衛にとって采女は、よき友でありながらも因縁のある相手でした。采女と対峙した新兵衛は、切なくも愛に溢れた篠の想いを知ることになるが……。

新兵衛役を岡田准一、かつての友・采女を西島秀俊が務め、黒木華、池松壮亮、麻生久美子ら日本映画界を代表する豪華俳優陣が集結。

映画『散り椿』のキャラクターとキャスト

瓜生新兵衛(岡田准一)
剣の達人、8年前に藩を出ている。西山道場四天王。

瓜生篠(麻生久美子)
新兵衛の妻、彼女の死を機に新兵衛は故郷に戻る。

榊原采女(西島秀俊)
次期藩主の側用人候補。西山道場四天王。

坂下里美(黒木華)
篠の妹。弟の藤吾を盛り立てる。

坂下藤吾(池松壮亮)
篠、里美の弟で、坂下家の当主、亡兄は西山道場四天王。

篠原三右エ門(緒方直人)
新兵衛、采女の旧友 西山道場四天王。

田中屋惣兵衛(石橋蓮司)
扇野藩の和紙販売を一手に握る商人。

榊原滋野(富司純子)
采女の養母。

石田玄蕃(奥田英二)
扇野藩の城代家老。

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映画『散り椿』のあらすじと感想

扇野藩の元藩士の瓜生新兵衛は、藩の不正を訴えたものの叶えられず、妻の坂下篠とともに藩を離れます。

それから8年、京で隠遁生活を送る二人しかし、刺客は絶えず、篠は病に倒れました。

篠が命を落とした初夏。新兵衛は篠の願いを叶えるために郷里に戻ることにします。

篠の願いとは、かつての盟友で篠と最初に縁談の話が合った榊原采女を助けること、そして毎年楽しみにしていた郷里の散り椿を代わりに見ることでした。

扇野藩では城代家老の石田玄蕃と、次期藩主の側用人候補の榊原采女の間で権力闘争が起きていました。

采女と新兵衛、そして今は沈黙を保つ篠原三右衛門、また今は亡き坂下源之進はかつて地元の平山道場で四天王と呼ばれた剣の達人でした。

8年前の不正疑惑は石田と扇野和紙の専売している田中屋、そして勘定方の采女の養父が関わっているとされ、采女の父は謎の死を遂げ、勘定方だった坂下源之進は切腹しました。

采女の養父を切ったのは、その切り口から四天王の誰かではないかという疑いが残りました。

8年後、扇野藩に戻ってきた新兵衛の存在に戸惑う周囲の人々。やがて新兵衛は篠の実家坂下家に腰を落ち着かせました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『散り椿』ネタバレ・結末の記載がございます。『散り椿』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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坂下家の義妹、義弟里美と藤吾は、新兵衛の存在に戸惑いながらも奇妙な共同生活を始めていきます。

石田と采女の権力闘争は、翌年の若殿・千賀谷政家の帰郷まで奇妙な平穏を保っていました。

そんな中、かつての不正の一端を担っていた田中屋が、過去の不正の約定を記した起請文と、自身の命を守ってほしいと新兵衛に用心棒を頼み込みます。

直後に何者かが田中屋を襲撃。新兵衛の活躍で田中屋の命と起請文は無事に残りますが、起請文を内々に預かった新兵衛は、更に藩政の動乱に巻き込まれていきます。

藤吾を人質にされて石田と面会する新兵衛。しかし新兵衛は起請文を采女に送り先手を打ちます。

これにより一転窮地に立った石田は、帰ってくる若殿の命を狙います。

ついに藩主として政家が帰還、采女の進言から石田一派の暗躍を知ることになります。

しかしそんな中政家が何者かに銃撃されます。

盾となって命を落とし三右衛門は、今際の際に藤吾に8年前の真相を語ります。

新兵衛、そして采女自身も疑われた采女の養父殺害の真犯人は、三右衛門でした。

養父は疑念から采女に切りかかり、それを三右衛門が切り返したのでした。

三右衛門は自身の娘美鈴のことを藤吾に託して息を引き取ります。

石田は起死回生の一手として、自分で差配した政家襲撃を采女の警備手配の手抜かりとして、彼を責め立てます。

石田は直接采女に迫り、切腹か藩を去るかの二択を迫ります。

事が迫った中、新兵衛は藤吾に起請文を政家に届けるように託します。

一方、采女の決断を待たずに上意討ちを決行しようと神社に一団を集めた石田。

采女と新兵衛は逆に出向き、決闘となります。

圧倒的な剣の腕を見せる采女と新兵衛、しかし忍んでいた弓矢兵によって采女は命を落とします。

怒りが頂点に達した新兵衛は一党を切り倒すとそのまま石田も切り倒します。

数日後、藤吾に後を託し、里美に別れを告げて、再び新兵衛は旅に出ます。

いつかまた散り椿を見に戻る約束を残して。

映画『散り椿』の感想と評価

すっかり時代劇の顔である岡田准一

それにしてもすっかり時代劇の顔となりつつあります岡田准一です。

これまで映画『花よりもなお』『天地明察』『蜩ノ記』『関ケ原』そして本作と5度目の時代劇。

これにドラマの『忠臣蔵1/47』『大化の改新』『軍師官兵衛』がとなびます。

「SP」シリーズ以来のトレードマークというべきアクションは、今回も健在で殺陣師のスタッフとしても名前が出るほどです。

西島秀俊や池松壮亮など動ける面々と並んでの殺陣は見ごたえたっぷり。

日本映画黎明期にたくさんいた“剣劇スター”が久しぶりに現れたのかもしれないと感じさせる作品です。

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まとめ

本作品『散り椿』の原作者である葉室麟は、2017年12月23日に亡くなったため、映画の最後に追悼文が付されていました。

また、岡田准一は俳優としてだけでなく、裏方のスタッフとしても活躍。

殺陣や撮影助手などを務め、自ら進んで映画制作のアイデアを出したそうで、その点を木村大作監督は大きく評価しています。

本作の完成披露試写会で木村大作監督は、次回また時代劇を撮るなら、岡田准一に殺陣師をやってもらうと、その新たなチャンバラの可能性を語るほどです。

平成の本格的時代劇『散り椿』の岡田准一の魅せる殺陣をご堪能してくださいね。

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