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Entry 2018/06/16
Update

映画『30年後の同窓会』あらすじネタバレと感想。ラスト結末に見た人間の絆を考察【リチャード・リンクレイター監督のロードムービー】

  • Writer :
  • 白石丸

鬼才・リチャード・リンクレイター監督の映画『30年後の同窓会』は、妻を病気で、息子をイラク戦争で亡くした男がかつてのベトナム戦争の戦友と旅をするヒューマンドラマ。

中年男たちの珍道中をユーモアたっぷりに描きながら、ときにアメリカ社会の闇を鋭く批評し、人間賛歌も盛り込んだ作品。

リチャード・リンクレイター監督と、ベテラン俳優3人がタッグを組んだ傑作『30年後の同窓会』をご紹介します。

映画『30年後の同窓会』の作品情報


(C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

【公開】
2018年 アメリカ映画

【脚本・監督】
リチャード・リンクレイター

【キャスト】
スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーン、J・クイントン・ジョンソン、ユール・バスケス、シシリー・タイソン

【作品概要】
『さらば冬のかもめ』で有名な小説家ダリル・ポニックサンが発表した「Last Flag Flying」の映画化。

2016年に公開の『エブリバディ・ウォンツサム 未来は僕らの手の中に』で、大学に入りたての若者たちの3日間という、ひたすらに楽しい時間を切り取ったリチャード・リンクレイター監督が、今回は痛みを知った中年男性たちの友情と再生を描いた作品。

ユーモア満載で、馬鹿笑いしながら気がつくとハッとさせられ、涙を流してしまう傑作です。

家族を失った主人公ドクを演じるのは大人気コメディ俳優で、『フォックスキャッチャー』などのシリアス作品での演技も光るスティーブ・カレル。

また、冗談好きで酒浸りのサルを演じるのは大人気ドラマシリーズ「ブレイキングバッド」でブレイクし、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたブライアン・クランストン。

元乱暴者の牧師ミューラーを演じるのは『マトリックス』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで知られるローレンス・フィッシュバーン。

映画『30年後の同窓会』のあらすじとネタバレ


(C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

2013年12月、アメリカ。
サルバドール・ニーロンが経営する酒場に、一人の男が訪れます。

その男はサルバドールと少し会話した後「サル、僕を忘れたかい?」と聞いてきます。

サルバドール「お前もしかしてドクか?」。男の名はラリー・シェパード、通称“ドク”。

ベトナム戦争で“サル”と一緒に米海軍に従軍していたかつての戦友で、サルは海兵隊員、ドクは衛生兵でした。

30年ぶりの再会したサルは、大喜びしてドクを歓迎します。

現在のドクは海軍伝統の町ニューハンプシャー州のポーツマスに住んでおり、海軍刑務所の売店で働いています。

サルはベトナム戦争後も海軍にいたのですが、現在は退役しています。

ドクは訳があって、インターネットで昔の戦友を見つけて訪れて来たのです。

50歳を超えて未だ独身のサル。「ドク、お前結婚は?」と訪ねと、「最高の女性としたよ。メアリーっていうんだ。」と答えるドク。

「でも、彼女は今年の1月に乳がんで死んでしまった」と寂しそうに言います。

閉店後、「久しぶりにやってきてどうしたんだ」と聞くサルに、ドクは「ちょっと一緒に来てほしい場所があるんだ。」と返します。

翌日サルの運転で2人はバージニア州ノーフォークにある教会に向かいます。

そこでは黒人の中年の牧師が信者たちに大声で演説をしています。

それを見たサルは笑い出します。「あいつ、あの殴り屋ミューラーか?」

彼の名はリチャード・ミューラー。ドクとサルのベトナムの戦友の彼は、昔は荒くれ者で知られた人物でした。

彼はベトナム戦争時に片足を悪くしており、今も杖をついています。

やって来た2人を信者だと思い込み歓迎したミューラーですが、信者の前でサルに面白半分で過去のことをばらされてしまいます。

その後、ミューラーは2人を家に招きます。

ミューラーの奥さんと4人で楽しく食事をしていましたが、ミューラーは自分の荒くれ者だった黒歴史を知ってる2人を、何とか早く帰そうと仕向けています。

しかし、子供の話題になったときにドクが、「息子は2日前にイラクで死んだ。銃撃戦で追い込まれたけど最後まで勇敢に戦ったそうだ。ワシントンD.Cまで息子の遺体を引き取りに行くから君たちについて来て欲しい」と言い出しました。

驚く一同。サルはついて行くと言いますが、ミューラーは2人といると黒歴史を思い出す上に、足のこともあるのでどうしても気乗りしません。

しかし、奥さんに「傷ついた友達を助けない牧師がいますか」と咎められ、仕方なく同行することにします。

車でワシントンに向かう3人。冗談好きのサルが運転しながらずっとしゃべっているのですが、ミューラーは気乗りしていません。

そこに後ろから悪質な煽り運転をしてくる大型トラックがやって来ます。

サルはわざと車線を譲らずに、相手を煽り返すと、「ふざけるな!危ないだろ」とサルに怒るミューラー。

最終的にそのトラックに道を譲るのですが、ミューラーは怒りが収まらずトラックに向かって中指を立てて「ふざけんな糞野郎!」など悪態をつきまくります。

それを見てサルは「ミューラーが戻ってきた!」とうれしそうに爆笑しました。

ワシントンD.Cにつくと戦死者専用のアーリントン墓地に向かいますが、そこには誰もいません。

ドクが軍から届いた通知を見直すと、いったんはデラウェア州のドーバー空軍基地で遺体と面会することになっており、3人は夜通し運転してドーバーに向かいます。

ドーバー空軍基地に着いた3人は軍の施設に行き、ドクの息子ラリー・シェパード・ジュニアの遺体と面会します。

息子の上官だったウィリッツ中佐はドクに「彼は英雄でした。非常に優秀な部下でした」と告げます。

さらに中佐は、「息子さんは後ろから頭を撃たれています。その結果、顔の損傷がひどいです。一度見たら記憶は消せません。生前の息子さんの記憶だけ持って、見ないほうがいいかと思います。」と薦めました。

しかし、ドクは息子の遺体と面会すると言います。

中佐は仕方なくドクを棺の前に案内します。棺のふたを開けて中を見て、言葉もなく崩れ落ちるドク。

サルとミューラーは、その様子を離れて見守っていました。

そこにはラリージュニアと同じ部隊だったワシントンという黒人の軍曹がいたので、2人はラリージュニアの死の真相を聞きます。

ワシントンはためらいながらも、本当は戦闘で死んだのではないといいます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『30年後の同窓会』ネタバレ・結末の記載がございます。『30年後の同窓会』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


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ワシントンはゆっくりを語り出しました。

「市街地で休憩の時に、その場にいた人数分のコーラを買ってくるように言いました。本当は当番で私の番でしたがラリージュニアに頼んで買ってきてもらいました。こっちに戻ってくるときに、現地の男が大声でなにか叫んだ後、ラリージュニアの頭を後ろから撃ったんです。その後はめちゃくちゃな銃撃戦になりました。」

悔しそうな悲しそうな表情のワシントンを見て、サルとミューラーは戸惑います。

ドクの息子との対面が終わり、中佐は「彼を英雄たちが眠るアーリントン墓地に埋葬しましょう。」と言います。

しかし、ドクは拒否。「息子は故郷で埋葬する。軍服じゃなくて高校の卒業式で着た制服を着せてやるんだ!」と言い放ちます。

サルとミューラーもそれに賛同し、中佐を説得。

そのまま息子の棺を外まで持ち出します。しかし、乗ってきた車では棺を乗せるようなスペースはありません。

ドクは棺を見張って、サルとミューラーは近くのレンタカー屋で大型車をレンタルして行きます。

しかし、そこで手続きをする際に運転できないミューラーの代わりにドクの免許証を出すなどしたことが、レンタカー屋に不審に思われ通報されてしまいます。

2003年イラク戦争真っただ中、テロに敏感な世の中でした。しかもミューラーはよりによってイスラム教徒が牧師に成りすましていると疑われてしまいます。

誤解は解けたものの、棺はまた軍に回収されてしまいます。

翌朝に取りに行くため、3人はワシントンのホテルに宿泊をします。

そこでベトナムでの昔ばなしになり、3人のなかでトラウマになっていることが浮かび上がってきます。

苛酷なベトナムの戦場で彼らは次第に神経をすり減らし、薬物を使用して気を紛らわせていました。

その薬物とは衛生兵のドクが持っていたモルヒネ。3人の中でも特にサルは中毒になっていました。

ある日、彼らと一緒に行動した若い黒人兵士ハイタワーが撃たれて虫の息になります。

すでに致命傷でしたが、ドクのモルヒネが使い果たしてなかったため、鎮痛してやることができず、ハイタワーはもがき苦しんで悲惨な死を遂げてしまったのです。

そして、その責任を被ってドクは、2年間刑務所に入収監されました。

サルはそのことを悔いながらベトナム戦争後も軍に残ったのですが、訓練中に頭にプレートを埋め込むほどの大怪我をして退役。

ミューラーも、かつての自分を封印し牧師になっていたのです。

そのことを3人は、心のどこかでずっと悔やんでいました。

ホテルのテレビをつけると、イラク大統領フセインが米軍に逮捕された映像が流れていました。

翌朝、3人はまた空軍基地に行き、ドクの息子の遺体を引き取る意思は変わってないと中佐に伝えます。

中佐は渋々受け入れます。今度は列車に棺を積んで、ニューヨークを経由して、ポーツマスまで移動することになりました。

軍からの立会人でワシントン軍曹が3人に同行することになります。

中佐は出発前にワシントンを呼び出し、「海軍の誇りを忘れるな!」「責任持ってラリージュニアを埋葬させろ!ださい高校の制服なんかじゃない、名誉の軍服を着せて埋葬してやれ!」と、ものすごい剣幕で彼を炊きつけて送り出しました。

列車に乗り込む3人とワシントン。他愛もない会話をしながら道中を過ごします。

そこで昔話、ワシントンの軍隊での話をしながら、話4人は打ち解けていきます。

その日の後半には、息子の棺が安置してある車両で、ベトナム時代にサルとミューラーが童貞だったドクを歓楽街に連れて行った話、サルの下半身の話など下世話な話で大盛り上がりします。

ずっと暗かったドクも、声が裏返るくらい笑って屈託のない笑顔を見せ始めます。

夜、一行を乗せた列車はニューヨークに着きます。

次の発車までに時間が合ったので、中年3人は久しぶりに訪れたニューヨークを満喫します。

今後もお互いに連絡が取れるように、3人は当時の最新の携帯電話を購入します。

サルは買ったそばからミューラーに「もしもし、こちらは神だ。お前は天国にはいけない」などとイタズラ電話をして大はしゃぎ。

しかし、そんなことをしてる間に、3人が乗るはずの列車に乗り遅れてしまいます。

ワシントンに連絡した後、3人は酒場で一晩を過ごします。

店のテレビでは捕まって惨めな姿をさらすフセインの様子が映っています。

ドクはそれを見て「彼も息子を2人亡くしたんだよな」と呟くのでした。

翌朝3人は始発に乗り、ポーツマスまで向かいます。到着し、ワシントンと棺と合流。

そこからは車でドクの家に向かいます。

しかし、ドクはサルとミューラーにとある場所に寄ろうと提案します。

彼らが見殺しにしてしまったハイタワーの実家でした。

その家には老いた母親が一人で暮らしていました。

3人は彼女に正直に有ったことを話し、自分たちがその兵士を苦しませて死なせてしまったと謝罪します。

母親は悲しそうな顔で「いったい何のための戦争だったの?」と聞きます。

彼らは何も答えることはできませんでした。

3人とワシントンは、ようやくドクの家にたどり着きます。

葬儀は翌日、みんなはそのための準備を始めます。

ワシントンは一家3人の楽しそうにしている時代の写真を見て、複雑な表情を浮かべます。

当初はラリージュニアには、卒業式の学生服を着せて埋葬しようとなっていましたが、全員で話し合い、彼は理由はともかく軍人として死んだのだから、やはり軍服を着せようという話になりました。

その日の夜、ドクとサルは並んで寝ていました。サルはドクに「俺の店で働かないか」と聞きますが、ドクは「僕は地元に残るよ」と答えます。

翌日、ラリージュニアの葬式が始まります。

ドク、サル、ミューラーも軍服を着て、星条旗を畳んで棺の上に置く軍隊式の葬儀を行い、全員で棺に敬礼をします。

ラリージュニアの遺体は、母メアリーの墓のすぐ横に埋葬されました。

葬儀が終わり家に戻ると、ワシントンはドクに封筒を渡します。

それはラリージュニアの遺書でした。海軍の決まりで遺書を書き、どちらかが死んだら家族に届けるよう親友のワシントンと交換していたのです。

「私も目は通していません」とワシントン。

ドクはサルとミューラーを呼び、手紙を開封して読み上げます。

「父さん、母さん愛してるよ。この国と軍隊に入ったことを誇りに思っている。僕が死んだら軍服で埋葬してほしい。」

ドクは息子の遺言どおり埋葬できていました。彼は座り込んでうなだれます。そんなドクの肩にサルはそっと手を置くのでした。

映画『30年後の同窓会』の感想と評価


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全編を笑いとギャグに包むことで浮かび上がるもの

本作のあらすじだけ読むと、悲しい映画ではないかと思うかもしれません。実際、主人公ドクに降りかかった悲劇はかなりのものです。

しかし、この作品は基本的にはずっと笑って見ていられる映画です。

あらすじでは書ききれなかった、特にサル役のブライアン・クランストンのアドリブ込みの会話やギャグがとにかく笑えます

クランストンは、いつもの渋い中年男性のイメージとは真逆のガハハ系の親父を演じているのですが、凄いふり幅ですね。

基本的に彼が各シーンの会話を引っ張ります。

コメディ俳優のスティーブ・カレルは逆に暗めの演技でギャグは控えめですが、とあるシーンでは彼の裏声芸が堪能できます。

しかし、基本的にはコメディ俳優としてというよりは、彼の見た目も込みのナイーブそうな雰囲気を全開にした演技です。

ローレンス・フィッシュバーンは、かつてベトナム戦争映画の金字塔「地獄の黙示録」の若年兵役で有名になった俳優です。

それのイメージも込みでベトナム帰還兵役に起用されたのでしょうが、彼のゴツイ風体で牧師をやってるっていう設定もすでに笑えますし、サルがいう冗談へのツッコミ役として終始盛り上げてくれます。

そんなギャグの中に、30年間離れていた中年3人の人生の背景が浮かび上がってきます。

そして、アメリカという、各時代に様々な他国で戦争をしている国家としての闇も。

ある一瞬の時間のかけがえなさが見える台詞


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リチャードリンクレイターは「ビフォア」シリーズでもそうですが、常に経ってしまった時間の不加逆性を描いてきた作家です。

「俺たちも今や愚かな中年だな」

「“かつて”か。深い言葉だな」

「各世代それぞれに戦争がある。」

など、ギャグの中にも、ハッとさせるような時間やアメリカを批評する台詞が時折盛り込まれています。

過ぎ去ってしまった時間やかつてのベトナム戦争の回想シーンはありませんが、3人の名優の演技だけで彼らの人生、起きた悲劇を想像できるようになっているのが素晴らしいです。

原作者が同じである『さらば冬のかもめ』

関連作品『さらば冬のかもめ』

本作のもう一つ大きな要素が、『さらば冬のかもめ』で有名な小説家ダリル・ポニックサンが発表した「Last Flag Flying」の映画化作品だということです。

1973年には、ハル・アシュビー監督によって、『さらば冬のかもめ』も映画化されています。

こちらは、ノーフォーク基地の募金箱から40ドルを盗んだ若い兵士マルホールと、彼を護送してポーツマス海軍刑務所に送る任務に就いたバダスキーとメドウズの下仕官2人の道中を描く物語。

ただの募金泥棒なのに8年も収監されてしまうマルホールに同情した2人は、まだ大人になれていない彼に酒場での遊びを教えたり、娼婦を買って初体験をさせてあげます。

そして、ポーツマス刑務所に送り届けて、また再会を誓って分かれるというストーリーです。

ジャック・ニコルソンが若兵士に同情する白人下仕官を演じており、今でも人気のある作品で私も非常に好きなオススメ映画です。

「30年後の同窓会」は、かつてベトナム戦争中に捕まったドクが、ポーツマスからサルの元にやって来て、ミューラーも加えてノーフォークからワシントンに向かうという、『さらば冬のかもめ』と対になるお話しになっていますね。

ちなみに、『さらば冬のかもめ』が公開された、1973年はベトナム戦争が終戦した年です。

かつて、アメリカという国のやったことや、制度で心身ともに傷ついた男3人が人生の後半で再会し、互いの苦しみを分かち合って輝きを取り戻していくという形で、この2作は登場人物名や設定は違っても精神的続編とも観て取れるはずです。

『さらば冬のかもめ』を観てから、本作を見ていただければ、より楽しめると思いますので、気になった方はぜひ。

エンディング曲はボブディランの「Not dark yet」

この映画で、ラストシーンからエンドロールに入るタイミングでボブディランの「Not dark yet」という歌がかかります。

これはディランが大病にかかっていた時期に書かれた曲で、彼は当時映画の主人公たちと同年代の55歳でした。

タイトルは「まだ暗くない」という意味ですが、歌詞の中では「俺の心はだんだんと冷たくなってく気がする」「俺の荷物は重すぎて限界を超えてしまうこともある」と歌った後に「いまはまだ暗くないが、徐々にそうなっている」とつなげています。

主人公の3人は50代で、若くもないけど老けきってもいない。

彼らの人生も、もしかしたらこれからどんどん暗くなっていってしまうかもしれない。

でも彼らには仲間がいる。彼らの今後は我々観客が想像してくださいということでしょうか。

まあ、もしかすると30年後にまた続編が出るかもしれませんけどね。

まとめ

本作『30年後の同窓会』は、ベテランの監督と俳優による、笑って泣けて考えさせられる素晴らしい映画。

公開規模は少ないですが、筆者が見た回はほぼ満席でした。

劇場でみんなで笑いながら彼らに感情移入しましょう!

オススメな観賞の方法としては、本作をご覧いただく前か、その観賞後に対となる、同じ原作者によって書かれ映画化された『さらば冬のかもめ』の見ることをオススメします!

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