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映画『ロバマン』あらすじネタバレと感想。河崎実監督の新作は特撮ヒーロー(68歳)が地球を救う⁉︎|未体験ゾーンの映画たち2020見破録7

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  • 20231113

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」第7回

貴重な佳作から珍作・怪作まで大集合の「未体験ゾーンの映画たち2020」が、今年もヒューマントラストシネマ渋谷で開催。2月7日(金)からはシネ・リーブル梅田で実施、一部作品は青山シアターで、期間限定でオンライン上映されます。

前年は全58作品を見破、「未体験ゾーンの映画たち2019」にて紹介させて頂きました。

今年も挑戦中の「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」。第7回で紹介するのは、日本映画のカルト的となった河崎実監督の最新作『ロバマン』

80年代に「地球防衛少女イコちゃん」シリーズを世に送り、『いかレスラー』『コアラ課長』『日本以外全部沈没』などを監督、独特のスタイルを持つ作品は、親しみを込めて“おバカ映画”とよばれるジャンルを確立しました。

今回公開された河崎監督の作品で活躍するのは、68歳の高齢者特撮ヒーロー!真っ暗闇の日本、邪念に包まれた地球を『ロバマン』が救う!

【連載コラム】『未体験ゾーンの映画たち2020見破録』記事一覧はこちら

映画『ロバマン』の作品情報


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

【日本公開】
2020年(日本映画)

【監督】
河崎実

【キャスト】
吉田照美、小池美波、唐橋ユミ、中村愛、なべやかん、タブレット純、HEY!たくちゃん、福本ヒデ、山本天心、川島ノリコ、水谷加奈、みうらじゅん、國本鐘建、秀島史香、月光仮面、熊谷真実、笑福亭鶴光、伊東四朗

【作品概要】
世間の不正をラジオに投稿、ひたすらデスる定年過ぎの主人公。彼は宇宙人から超能力を授かり、世の悪に挑みます。その珍騒動を描いた、特撮ヒーロー・コメディ映画。主人公を演じるのは、ラジオを中心にマルチに活躍するフリーアナウンサー・吉田輝美。その孫娘を欅坂46の小池美波が演じます。多くの登場人物が実名のまま、あるいはお馴染みのネタを引っさげて登場、ゆるく楽しい河崎実ワールドを織りなします。

ヒューマントラストシネマ渋谷とシネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。

映画『ロバマン』のあらすじとネタバレ


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

この映画のために作られた、“ロバマン”のテーマソングに乗って、新たなヒーローが「ウッホホホホイ」と、画面に雄姿を現します。

ラジオへ投稿ハガキを投函する男、吉村(吉田照美)。道を塞ぐ若者やタバコの吸い殻のポイ捨て男にも、そしてラーメン屋の列で自分の前に割り込まれ、お目当てのラーメンを食べそこなっても文句の言えない、気弱な人物でした。

妻(熊谷真実)にはロバ呼ばわりされ、軽んじられる彼の趣味はラジオ番組への投書。世間で見かける自分勝手な奴らをデスります。今日も“ロバマン”のペンネームで書いたハガキが読まれ、吉村は大喜びです。

ハガキの中では、けしからん若者に怒鳴りつけた事になっている吉村。こんな奴らはロバに蹴られろと罵り、ドンキー!との叫びで投書は終わります。その放送をカセットテープに録音、しっかり保存します。

気を良くして次の投書を書き始める吉村。定年退職後、うだつの上がらない日々を過ごす彼は、街で見かけた態度の悪い連中を、電波で糾弾する事を生きがいにしていました。“ロバマン”のペンネームは、彼の中学時代からのあだ名を拝借したものでした。

現れた孫娘の南(小池美波)を可愛がる吉村ですが、南は彼が渡してくれる小遣い目当てに訪ねてくる様子。不満が胸に沸くものの、改めてハガキに向かう吉村。

先日食べ損なったラーメンを今日こそは、と店に向かう吉村はフラフラ飛行するUFOを目撃します。ところが周囲の人には何も見えない様子。そしてUFOから発せられた怪光線に包まれた吉村は、その中へと取り込まれます。

UEO内にはロバそっくりな宇宙人がいました。化け物、と叫ぶ吉村に、仲間を化け物扱いするなと言う宇宙人。彼は顔の長い吉村を、自分と同じロバート星人だと思っているようです。

一緒に帰ろうという宇宙人に、ここには妻も娘も孫もいると拒否する吉村。宇宙人は彼を地球人に手を出した変態だと決めつけますが、ド田舎の惑星での1人暮らしで、疲れてしまった結果だと判断します。

口は悪いが面倒見のいいロバート星人は、仲間と信じる吉村に腕輪型の蘇生装置を与え、リフレッシュするよう言って、彼を元の場所に返します。我に返り今見たのは夢か、認知症の前兆かと頭をひねる吉村ですが、気を取り直しお目当てのラーメン屋へと向かいます。

ラーメン屋の行列に並んだ吉村。ところがまたも彼の前に男が割り込んできます。するとロバそっくりの宇宙人から渡された腕輪が反応します。何やら全身に力がみなぎって、思わずドンキー!と叫んだ吉村。

ロバのいななきと共に、胸に自身の年齢“68”と書かれたスーツを着た姿に変身した吉村。割り込み男に何者かと尋ねられ、思わず“ロバマン”だと答えます。殴りかかってきた男の拳を華麗にかわすと、周りの人がドン引きする、容赦ない鉄拳制裁を加えます。

頭のロバ耳アンテナで、世に潜む悪の波動をキャッチしたロバマン。ドンキー!と叫ぶと、やや前かがみの姿勢で高速移動、今まさに悪の行われている場所に駆け付けます。

タバコをポイ捨てする輩をタコ殴りにするロバマン。強い、絶対に強いロバマン。しかしロバマンが地球上で活躍できるのは68分間だ。と、この映画随所でナレーションを使用して、解説と応援を加えてくれる、実に観客に親切な作りになっています。

変身が解けた吉村は、自らの手で悪を成敗した、充実感に包まれて有頂天で帰宅します。慣れないスマホでツイッターを見ると、世間はロバマンの話題でもちきりでした。

調子にのった吉村は、ロバマンの姿となり神出鬼没で現れると、どこかの会社の絵に描いたようなパワハラ・セクハラ上司に、実力行使の制裁を加えます。

あんな顔の長いヒーローは藤田まこと以来だとか、インタビューに応じた世間の声は、ロバマンを応援するものばかり。みうらじゅんは関係があるのかないのか、良く判らないウンチクを語りロバマンにエールを送ります。

ロバマンがなぜか出没する北川町をレポーターが取材すると、ばっちりロバマンが登場、インタビューが行われます。ヒーローのお約束で自分の正体は明かしませんが、自分の目的はこの世の悪を撲滅する事と宣言すると、カメラの前から走り去るロバマン。

吉村が自宅に帰ると、孫娘の南がロバマンに関する話題をSNSで見ていました。顔まる出し姿のロバマンを見ても、正体が祖父だと南は気づきません。これも多分、宇宙人の科学力のおかげだと1人納得する吉村。

南から自己紹介動画の撮り方を教わった彼は、変身するとSNS上に自分は正義のヒーロー・ロバマンで、悪は絶対許さないと高らかに宣言します。

ロバマンを称える「ロバマンのうた」が流れます。ご丁寧にも1番、2番とフルバージョンで流れますから、これはもう人気絶頂であること、絶対に間違いありません。

以下、『ロバマン』ネタバレ・結末の記載がございます。『ロバマン』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

アポ電詐欺を働く輩、口うるさいクレーマー客、結婚詐欺を働くサイテー男の前に現れ、制裁という名の暴行を加えるロバマン。喝采を叫んでいた世間も、流石に賛否両論が広がり始めます。

“アベンジャーズ”より凄いと応援する声もある一方、やり過ぎで逮捕されるべきとの意見も現れます。それでもタブレット純は、彼の姿はジャパニーズヒーローの決定版だと解説し危険発言で擁護、自作のテーマ曲「ロバマンのテーマ」を歌って捧げます。

世間から顔の長さまで否定され、自分の行為は間違っているのではないか、と自問する吉村=ロバマン。そんなロバマンの前に突如、あの月光仮面が現れます。

私は悪を憎まず殺さず許す、と語る月光仮面は、ロバマンに自分が正しいと信じる正義を貫くよう語りかけます。偉大なヒーローの言葉に刺激され、いじめられっ子を励まし、立ち向かう勇気を与えたロバマン。

料亭には不埒な密談と持ちネタを交わす、総理大臣と令和の元号を発表した人、それに彼らに忖度する問題になった人物がいました。悪の談合の場に現れたロバマンは、権力者であろうが容赦なく鉄拳制裁を加えます。

ロバマンが活躍する北川町の商店街は、人気にあやかりロバマン商店街と名を変えます。取材に現れたなべやかんが名物・ロバマン饅頭を紹介していると、本物のロバマンが登場します。

なべやかんとの会話は実にグダグダで、これで放映出来るかと心配するロバマンですが、どうやら無事映画となりました。

世間にはロバマンに対する賛否両論渦巻きますが、自身の正義を貫く吉村は自信を取り戻し、以前と変わった態度に妻は浮気を疑う始末です。

突如姿を現したオールナイト星人(笑福亭鶴光)。その名の通り下ネタを連発する怪人ですが、地底基地に潜む残忍な彼は、人類を情報操作して互いにいがみ合わせていました。

オールナイト星人にとって、地球を侵略し人類を支配するなど簡単なこと。しかし彼の目的は人類を互いに争わせ、ネガティブなエネルギーを吸収し我が物とすることでした。

ところが東京の一部地域で、ネガティブエネルギーが急速に低下していると判明します。原因は地球外のテクノロジーを駆使して活躍する、ロバマンでした。

無防備にSNSにアップされた情報を追跡した結果、ロバマンの正体に自宅も簡単に割り出されます。邪魔者を抹殺すべく、強面の刺客・アロン(國本鐘建)を送り込むオールナイト星人。

見るからに怪しげな男に尾行され、吉村は自分の正体が何者かにバレ、狙われていると悟ります。いきなりアロンに襲われますが、自動的にロバマンに変身し対抗します。刺客の背後にいる、オールナイト星人の存在を知ったロバマン。

アロンを追うロバマンは、妻と孫娘の南がいた自宅に飛び込んで、2人の目前でアロンと格闘を繰り広げられます。家族を人質にとられ、ロバマンの変身を解いた吉村。正体を知った妻は驚き、南には超ウケた模様です。

吉村にとどめを刺そうとするアロンですが、隙を見て妻が逆襲します。その隙にロバマンに変身、手強いアロンは倒されました。大騒ぎする妻と南ですが、ロバマンは悪の波動は地球全体を覆っていると気付きます。

それを知らず今まで目先の悪ばかり追っていた、と気づかされたロバマン。彼はオールナイト星人と対決すべく、地底基地へと向かいます。

オールナイト星人はただの下ネタの達人ではありません。彼は自分こそが地球の指導者を意のままに動かし、人類に悪を蔓延させた張本人だと宣言すると、圧倒的な力を見せつけます。『ねらわれた学園』のパロディまで繰り出され、翻弄され苦しむロバマン。

ロバマンに止めが刺されようとした時、伝説のヒーロー・タフマン(伊東四朗)が現れ、窮地を救います。タフマンから必殺技を伝授されたロバマン。2人のパワーが合体すると、ついにオールナイト星人は屈服し、地球から退散しました。

地球の危機を救ったロバマン=吉村の前に、彼に腕輪型の蘇生装置を与えたロバート星人が現れます。言うのを忘れたけど、68回しか使えないからと、今さらながら説明します。既に吉村は装置を使い切っていました。

よく考えたら、こんな不細工なロバート星人がいる訳ないと呟く宇宙人。相変らず口は悪いものの、特に吉村をとがめもせず地球を立ち去ります。

今は迷惑をかける若者に注意できるようになった吉村。ラーメン屋の行列に割り込んできた男にも注意します。その結果殴られましたが、そのてん末を書いたハガキはラジオ番組で読まれます。吉村の身を案じながらも、妻はそれを喜びます。

ロバマンの力を失った吉村ですが、あの騒動以降妻が優しくなるなど、周囲の環境は変わり、自分にも生き甲斐ができたと振り返ります。まだまだ人生これからだ、吉村はそう感じていました。

映画『ロバマン』の感想と評価


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

令和の時代も“河崎実ワールド”は健在!

幼い頃から熱烈な「ウルトラマン」シリーズのファンであった河崎実監督。8㎜映画の自主製作を経てCMプロデューサーとなり、フリーとなった後の1987年『地球防衛少女イコちゃん』を発表、特撮愛とユルさに溢れる、独自の作品を続々生み出します。

90年代はテレビドラマ「世にも奇妙な物語」のエピソードを演出するなど多方面で活躍しますが、AV業界の風雲児、高橋がなりの設立したソフト・オン・デマンドで、テリー伊藤が企画した「全裸」シリーズを監督、作品はサブカル愛好家から広く注目を集めます。

参考映像:河崎実監督作品『いかレスラー』(2004)

パロディの域を超えたシュールな展開に、様々な著名人を登場させ物語に挿入する、大らかな構成のコメディである彼の作風は、2004年の映画『いかレスラー』で頂点に達し、“おバカ映画”というジャンルの確立を、広く世間に知らしめました。

以降も、モト冬樹主演の「ヅラ刑事」シリーズや『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』、2014年には壇蜜が主演した、「ウルトラシリーズ」のパロディでもある映画『地球防衛未亡人』を発表、“おバカ映画”の第一人者として、他の追随を許さぬ活躍を続けています。

一世を風靡した河崎監督作品を知らぬ若い方も増えた現在、映画『ロバマン』を紹介するにあたり、その歩みを簡単に紹介いたしました。

話題のドラマ「全裸監督」で注目を浴びた、村西とおるの様な個性ある人物たちが、映像や映画の製作・監督、そして配給宣伝などで活躍した時代がありました。そんな時代を生き残り、今も同じスタイルの映画を作り続けているのが河崎実監督です。

映画も撮影現場もゆるくて楽しい『ロバマン』


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

「未体験ゾーンの映画たち2020」での上映では舞台挨拶が行われ、撮影の舞台裏について様々な話が紹介されていました。『男はつらいよ』と同じく、柴又でロケされた『ロバマン』。葛飾観光大使を務める吉田照美さんは、確かにその務めを果たしています。

ロケに参加した中村愛さんは、現場に着いてから撮影は2~3分で終了した、と語ってくれました。そんな河崎監督の撮影手法を吉田照美さんは、「ドキュメンタリー的な撮り方」ともっともらしく表現しますが、要は一発でOK、NG無しの撮影という環境で作られました。

撮影したものを短く編集するのが通常の映画ですが、この映画では逆に「いかに尺を長くするか」が重要だったとの証言も。何かと妙に長いシーンが多い訳です。

そんな構成が許されるのも、ユニークな人物を多数キャスティングしたおかげ。その昔オールスター総出演で製作された、お祭り映画のようなユルい感覚が味わえます。

本作は出演者も監督も認める“おバカ映画”ですが、過去の河崎監督作品同様、時事ネタを取り入れ社会を風刺する姿勢は健在。劇中のロバマンの暴れっぷりは、関係者に知られちゃマズいとのジョークが、舞台挨拶で飛び出しました。

まとめ


(C)グッドフィールドコーポレーション・リバートップ2019

劇中に登場するネタがどこまで理解できるかで、鑑賞者の年齢が正確に判定できる映画『ロバマン』。初めて河崎実監督ワールドを体験した方は、開いた口が塞がらなかったでしょう。この悪ノリがかつて“おバカ映画”と呼ばれ、世間の注目を集めたのです。

その言葉に、あるべき映画やドラマの体を成していないという、蔑視的な響きを感じた人がいた事も事実です。しかし令和の時代に河崎監督作品を見ると、意外な印象を受けます。

凝った演出を放棄し出演者のやり取りを撮影するだけの、コンプライアンス重視を理由に無難な内容に終始するTV番組。SNS上の断片的な映像がもてはやされる風潮。今ではむしろ『ロバマン』の方が、それらより作りこまれた作品との印象を受けました。

また他者を攻撃・中傷した発言や発信が注目を集める現代。河崎監督はそれをネタとして扱っても、常にユーモアをもって表現する余裕があります。“おバカ映画”のスタイルは変わらないのに、今や『ロバマン』にこそ、作家性と価値を見出せる時代となりました。

参考映像:『Return to Return to Nuke Em High aka Vol.2』予告編(2017)

クラウドファンディングを通じファンを巻き込み、劇中にも参加させた映画を作る河崎監督。「悪魔の毒々モンスター」シリーズを生んだトロマの、ロイド・カウフマン監督も現在、同様の手法で新作映画『Return to Return to Nuke Em High aka Vol.2(リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.2) 』を完成させました。

今や日米“おバカ映画”の巨匠は、同じ製作スタイルで、同様の悪ノリ映画(悪ノリの方向性は大きく異なります!)を作っているのです。


(C)「三大怪獣グルメ」製作委員会

現在河崎実監督は、怪獣とグルメがコラボ(監修は「孤独のグルメ」原作者・久住昌之)、そして出演者に、あの村西とおる監督が名を連ねる新作映画、『三大怪獣グルメ』のプロジェクトを進めています(現在コミカライズ版が、WEBコミックガンマにて無料連載公開中)。

この作品も完成すれば洒落の効いた、ゆる~い河崎実ワールドを見せてくれるでしょう。こんな映画があってイイのでしょうか?映画にも多様性が許されるべきです、無論イイのです!

次回の「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」は…


(C)2018 Angel Film Yapim

次回の第8回は伝説の勇者たちの激闘を描く映画『ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊』を紹介いたします。

お楽しみに。

【連載コラム】『未体験ゾーンの映画たち2020見破録』記事一覧はこちら

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