Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2019/03/06
Update

おすすめホラー映画専門の動画配信【OSOREZONE オソレゾーン】ゾンビ映画やホラーコメディを厳選6作紹介|SF恐怖映画という名の観覧車39

  • Writer :
  • 糸魚川悟

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile039

オリジナル作品に特化した「Netflix」や、各国のドラマ作品を多く配信する「Hulu」、そして最新作をいち早く提供する「U-NEXT」。

様々な映像配信サービスが入り乱れ、映像配信の戦国時代とも言える昨今に、大手映画サイト「映画.com」と映画配給会社「シンカ」が独自のコンセプトを携え参戦。

プロアマ問わず恐怖動画を集め、「ホラー」に特化した動画配信をコンセプトとした新感覚サービス『OSOREZONE』です。

今回は、続々と追加される『OSOREZONE』の映画ラインナップの中から、「ホラー」と別ジャンルが融合した新感覚のオススメ作品をご紹介させていただきます。

【連載コラム】『SF恐怖映画という名の観覧車』記事一覧はこちら

スポンサーリンク

パワー溢れる熱血ホラー

映画『バトル・ハザード』の作品情報


(C)2013 BOTD Productions Pte. Ltd.

【原題】
Battle of the Damned

【製作】
2013年(アメリカ・シンガポール合作映画)

【監督】
クリストファー・ハットン

【キャスト】
ドルフ・ラングレン、メラニー・サネッティ、マット・ドーラン、デビッド・フィールド

おすすめ感想】ゾンビとあの筋肉系俳優の熱すぎる戦い

『ロッキー4/炎の友情』(1985)でロッキーの好敵手ドラゴを演じ、本格的な俳優活動を開始した肉体派俳優ドルフ・ラングレン。

30年超の年月が経過し、2019年の年始に公開された『クリード 炎の宿敵』で、ロッキーシリーズに再び舞い戻ったドラゴの物語に世界が涙しました。

そんな筋肉系俳優のドルフ・ラングレンは2015年には『ドルフ・ラングレン 処刑鮫』で鮫と相対しましたが、劇中での対決はほとんど存在せず、涙を飲んだ方もいることでしょう。

しかし、『バトル・ハザード』ではそんな心配は皆無!

本作はゾンビが蔓延し封鎖された街を舞台に、ドルフ・ラングレンとゾンビの血を血で洗うような戦いが満載。

乱れ飛ぶ銃弾、まさかの殺ゾンビロボットとの共闘、と熱くなれる要素が次々と登場する『バトル・ハザード』。

「ドルフ・ラングレンの作品が観たい!」と言う気持ちが生まれた時に外すことのない1作です。

映画『デッドライジング ウォッチタワー』の作品情報


(C)2015 DEAD RISING PRODUCTIONS, INC.

【原題】
Dead Rising: Watchtower

【製作】
2015年(アメリカ映画)

【監督】
ザック・リポスキー

【キャスト】
ジェシー・メトカーフ、ミーガン・オリー、バージニア・マドセン、デニス・ヘイスバート、ロブ・リグル

おすすめ感想】日本のゲームを下敷きにした新感覚ゾンビホラー

大手ゲームメーカーのカプコンが2006年に発売したゾンビゲーム『デッドライジング』。

この作品は「ゾンビ」作品の定番とも言える「ショッピングモール」を舞台に、主人公がゾンビ騒動の真相解明と脱出を図り孤軍奮闘する様が楽しめるゲームとして、日本のみならず世界中で大人気となりました。

2010年には続編も製作されシリーズ化が始まったこのシリーズは、2015年にアメリカで遂に実写化。

本作は単なるゲームの実写化ではなく、世界観を共有した全く別の場所の物語ではあるのですが、そこかしこに「ゲームとの共通点」を感じる、ファンには熱い作品。

中でもパッと見では武器にならそうなものを組み合わせ強力な武器を作る「コンボ武器」の概念や、危険な状況に置かれたことから精神に異常をきたす「サイコパス」の存在など、ゲームを知っている人にはニヤリと出来る要素が盛りだくさん。

一方で、初見の人にも分かりやすいように物語が設計されており、ゾンビ化を防ぐ薬「ゾンブレックス」とその陰謀「ウォッチタワー」を巡る主人公たちの奮闘に手に汗握ること間違いなしの作品です。

キュートさに心惹かれるホラー

映画『バッド・マイロ!』の作品情報


©PREDESTINED, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

【原題】
Bad Milo!

【製作】
2013年(アメリカ映画)

【監督】
ジェイコブ・ボーン

【キャスト】
ケン・マリーノ、ジリアン・ジェイコブス、パトリック・ウォーバートン、メアリー・ケイ・プレイス、スティーブン・ルート

おすすめ感想】ストレス社会に生きる人へ捧ぐお下劣コメディホラー

社会の荒波に揉まれ、「ストレス」とは無縁で生きることは出来ない現代社会。

本作では過度な「ストレス」に苛まれた主人公の肛門から腫瘍が飛び出て、「ストレス」の要因となる人間を襲うと言う、現代社会を風刺しているかもしれない物語が描かれています。

何と言っても本作の特徴は、腫瘍が意思を持った姿である「マイロ」の存在。

お尻から飛び出て人を喰らう恐るべき「モンスター」であるマイロですが、その行為の全てはマイロが「パパ」と呼ぶ主人公のためとも言える行為。

「ストレス」の要因である事柄と向き合う覚悟、そして自身の「ストレス」を受け入れる寛容さを教えられるラストには思わず感動しそうにもなりますが、やっぱりお下劣。

くだらなさに突き抜けた作品であるにも関わらず、マイロのキモ可愛いデザインと随所に挟まれる下ネタが癖になるカルトムービーの傑作です。

映画『ゾンビーバー』の作品情報


© 2014 ZOMBEAVERS, LLC. All Rights Reserved

【原題】
Zombeavers

【製作】
2014年(アメリカ映画)

【監督】
ジョーダン・ルービン

【キャスト】
レイチェル・メルビン、コートニー・パーム、レクシー・アトキンズ、ハッチ・ダーノ、ジェイク・ウィアリー

おすすめ感想】スラッシャー映画の基本に忠実なコメディホラー

天井裏も床下も自由にはい回り、げっ歯類らしい長い歯を持つあの獣が死してなお人間を襲う。

ゾンビ化した恐ろしいビーバー、通称「ゾンビーバー」との若者たちの壮絶な生き残りバトルを描いた『ゾンビーバー』。

本作の敵「ゾンビーバー」は明らかな人形であるため、怖くないどころかもふもふとしていて触ってみたくなります。

それどころか、普通のゾンビ映画と違い、「ゾンビーバー」に噛まれたら「ゾンビ」になるわけではなく、人間であってもビーバーよりの「ゾンビーバー」になってしまいます。

もう何を書いているのか良く分かりませんが、とにかくそんな感じの作品です。

しかし、そんな作品でありながら、「真夏のキャンプ場」や「エッチなことをした人間が狙われる」など意外にもスラッシャー映画の基本を押さえている奇作。

怖いから「13日の金曜日」シリーズは観られない、なんて方でも安心して鑑賞し、スラッシャー映画の基本を学んでいただける親切設計。

思わず口ずさんでしまうようなエンディング曲や、笑い無しでは観られないエンディングの「ある要素」など、一度は広い心で観ていただきたい作品です。

スポンサーリンク

心に染み入る考えさせられるホラー

映画『サウスバウンド』の作品情報


(C)2015 Willowbrook Regent Films LLC

【原題】
Southbound

【製作】
2015年(アメリカ映画)

【監督】
ロクサーヌ・ベンジャミン、デビッド・ブルックナー、パトリック・ホーバス、ラジオ・サイレンス

【キャスト】
チャド・ビレラ、マット・ベティネッリ=オルピン、クリスティーナ・ペシッチ、ファビアン・テリース、ナタリー・ラブ

おすすめ感想】砂漠地帯の街道で紡ぐオムニバス

4人の監督が1つの街道を舞台に物語を紡いだ連作オムニバス映画『サウスバウンド』。

血まみれの2人組の男が「浮遊する骸骨」のようなものに襲われる短編から始まり、次々と不気味な短編が続いていきます。

全ての物語に「この世ならざるもの」の存在が綿密に絡む本作ですが、その正体や「どんなものだったか」については一切の言及がありません。

それだからこそ、本作の持つ「不気味さ」が際立ち、不思議と心に残る作品。

全ての短編で共通するのは、「この世ならざるもの」に関わることになるのは、何かしらの「罪」を犯した者たち。

彼らの「南行き(サウスバウンド)」の旅路はどこに繋がるのか、様々な「何故?」を考えながらご覧になってください。

映画『ザ・ロード』の作品情報

【原題】
The Road

【製作】
2009年(アメリカ映画)

【監督】
ジョン・ヒルコート

【キャスト】
ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、ロバート・デュバル、ガイ・ピアース、シャーリーズ・セロン

おすすめ感想】全て失った世界で歩む人の道

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで主人公を支える戦士アラゴルンを演じ、世界的スターとなったヴィゴ・モーテンセン。

2019年に行われた第91回アカデミー賞では、主演映画『グリーンブック』が作品賞や脚本賞に輝き、自身も主演男優賞にノミネートされるなどその演技が高い評価を受けました。

『グリーンブック』では、実在の人物に近づけるため十数キロの増量を行ったヴィゴ・モーテンセンですが、2009年の本作『ザ・ロード』では食料の無くなった世界を描いているため数十キロの減量を行っています。

災害による異常気象で食料の無くなった未来。

人々のほとんどが人を喰らうことで生き延びている中、息子のために「倫理」を捨てない父親が描かれている本作。

生き残るためには「法律」も「倫理」も捨てなければいけない時代に、人が人であるための価値観を決して捨てない親子の旅路が淡々と、それでいて絶望的に描写されています。

「ホラー」と言うには「ホラー」要素の少ない本作ですが、物語の全面を覆う淀んだ雰囲気や絶望的な印象は、他の作品ではなかなか感じ取れない「恐怖」に繋がっています。

じわじわと、それでいて決定的に追い詰められながらも、「道」を外さず進んでいくことの「意味」をヴィゴ・モーテンセン演じる父親の立ち振る舞いから教わることの出来るロードムービーです。

まとめ

以上6作品をご紹介致しました。

他にもドーナツが人を襲う『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』(2016)や、高い評価を受けクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクもされたスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008)など配信作品は多種多様。

様々なジャンルでの「ホラー」に特化した「OSOREZONE」は、「熱さ」も「笑い」も「シリアス」も全てを受け入れる異質な映像配信サービスです。

有名作からマイナー作まで、ホラー映画を気楽に楽しみたいと言う方は月額500円(税別)の「OSOREZONE」を今すぐチェックしてみてください。

スポンサーリンク

次回の「SF恐怖映画という名の観覧車」は…

いかがでしたか。

次回のprofile040では、実在する心霊スポットを題材とした最新POVホラー『コンジアム』の見どころをご紹介させていただきます。

3月13日(水)の掲載をお楽しみに!

【連載コラム】『SF恐怖映画という名の観覧車』記事一覧はこちら

関連記事

連載コラム

松本大樹映画『みぽりん』感想とレビュー評価。“アイドルとは何か”を狂気なボイストレーナーとの恐怖の5日間で描く|サスペンスの神様の鼓動25

映画『みぽりん』は関西での熱狂上映を終え、東京での劇場上映開始。 池袋シネマ・ロサにて、2019年12月21日より公開! こんにちは、映画ライターの金田まこちゃです。 このコラムでは、毎回サスペンス映 …

連載コラム

映画『ドント・ゴー・ダウン』ネタバレ感想と結末までのあらすじ。SFタイムスリップに遭遇した特殊部隊の運命|未体験ゾーンの映画たち2020見破録40

連載コラム「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」第40回 「未体験ゾーンの映画たち2020見破録」の第40回で紹介するのは、戦場から抜け出せなくなった特殊部隊を描くアクションホラー映画『ドント・ゴー …

連載コラム

『メン・イン・ブラック3』ネタバレあらすじと感想。ラスト最後の結末も【キャスト変更を演技力で乗り越えた第3作目】SF恐怖映画という名の観覧車133

連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile133 数多の作品が否定的な意見を受けたように、シリーズものにおける役者の世代交代は困難を極めます。 特に基となるキャラクターが魅力的であればあ …

連載コラム

映画『ファイティン!』感想と解説。マ・ドンソクの強さと優しさの魅力を探る|コリアンムービーおすすめ指南3

連載コラム「コリアンムービーおすすめ指南」第3回 こんにちは西川ちょりです。韓国映画を取り上げる月に一度の連載も今回で3回目。 今回は10月20日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にてロードシ …

連載コラム

フィリピン映画『マニャニータ』あらすじと感想レビュー。監督ポールソリアーノが注視した時間に癒される闇を抱えた軍人女性|TIFF2019リポート31

第32回東京国際映画祭・コンペティション部門『マニャニータ』 2019年にて32回目を迎える東京国際映画祭。令和初となる本映画祭が2019年10月28日(月)に開会され、11月5日(火)までの10日間 …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)より全国公開
映画『写真の女』
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学