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Entry 2018/06/29
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【6月編集後記】映画ネタバレは観察、感想評価は考察というスタンス。ときに道場主かも?

  • Writer :
  • Cinemarche編集部

Cinemarche編集後記:2018年6月便

日差しも強くなり水無月も終われば、2018年も夏本場、映画公開も夏休みの話題作を皮切りに、いよいよ後半戦に突入です!

さてみなさんは6月までの2018年上半期で、どのような映画をベスト作品に心に留めおいていますか。

上半期の洋画なら個人的なダントツ『死の谷間』、邦画では二ノ宮隆太郎監督の『枝葉のこと』に軍配を挙げたいものです。

今回は映画サイトとして、記事についての考え方を少し述べていきたいと思います。

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映画ネタバレ記事とは何か

シネマルシェ的に「ネタバレ」は、「観察」だと考えています。

観察とは、映画観る行為の延長線にある鑑賞を楽しむ作業です。

「ネタバレ」は、専属のライターが個人的な感情を抜きにして詳細に物語の「起承転結(あるいは守破離)」を書き記します。

これは劇場で観た映画の追体験をしているリフレクションであり、「おさらい」みたいなものです。

劇場で観察してきたことを、もう1度、パソコンを前に思い返してみることを目指しています。

映画と一対一となり、ライターが向き合います。

劇場でちゃんと観たのだから、「そのまま感想を書けばいいでしょう」と、思われるかも知れませんが、動体視力のみで言語化すると深掘りの分析も少なくなり、印象的な好き嫌いになったり、多くは批判的言葉が目立つようになります。

また、何となく「星付け」で評価するなど、言葉にしないと映画が可哀想な気がします。でも本当に、星をつけるだけで映画の魅力が伝わるのでしょうk。

「映画ネタバレ」は見どころを暴いてしまうのか

「知りたくない、聞きたくない」などといった、まるで何か大切なことを後生大事にする感覚を持たれていますが、実際は映画のなかでストーリーは、一部にすぎません

映画の本質はそこには無いというのは言い過ぎでしょうか?

個人的にこれまで長い年月、映画を観てはきましたが、ストーリーで感動したことは一度もありません。

もちろん、「脚本や物語などが上手いな」とは感じますが、それのみで心を揺れ動かされることはなかったのでした。

それは映画の核となるものは、やはりテーマであり、演出という見せ方の表現だと思うからです。

大切なのは観客に伝えたいテーマがしっかり描けているかどうか。

もっと、欲を言えば、監督を中心としたキャストやスタッフたちが各自によって、独自の演出が見られるかどうかなのです。

そのような細部にこそ、“映画の神は宿っている”のだと確信しています。

必要以上にストーリーだけを大事にすることが、映画作品の本当のメッセージを伝わりにくくしているのではないでしょうか。

シネマルシェのライターは、一対一で映画と向き合い、映画をストーリーのその先にある最も大切な部分を観察するツワモノ。

いつも心から感心させられます。

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「観察」の先に「考察」あり

そのような観察(ネタバレ)を終えた後は「考察」です。

独自の感想を持ちながらも、客観性を忘れずに映画を分析していく訳です。

記事を書く上で、すでに映画のリフレクション(振り返り)となる観察を終えたライターは、「(あの作品では)こんなこともあった、あんなこともあった」と、新たな気づきに心が騒ぐときもあります。

いったん文字に起こしてしまわないと、決して思い返すことがなかったであろう、印象に留まったものを、言語化を通じて再発見します。

その再発見した、“映画のお宝(独自の気づき)”を、いかに読者に届けるのか。それが考察であり、分析になっていきます。

さあ、書いてみようと思っても、なかなかうまく書けないこともあります。

自分が気が付いた“映画のお宝”を、あなたにしっかり説明しながら、ときに分析して証明することで伝えなくてはならないからです。

では、ライターは評論家、専門家、その道のプロでなければならないのでしょうか。

それは違います。

素人でも映画に対するの熱量のある人が勝るような気がします。

“映画愛”などというインチキなものではなく、この映画が好きだから観察したうえで書くという、ライターの熱量だと信じています。

まとめ

「映画ネタバレ」は、ヤマシイものではありません。

映画を楽しむという行為の延長線上にあり、他者と映画を共有するツールなのではないでしょうか。

劇場で映画を観た観客が作品内容をもっと深く知りたいという欲求や、これから観客になるかも知れない人の道先案内となるニーズです。

また、多くのシネマルシェのライターは、映画を書くことで学び直していることから、どこか編集部というより、“映画道場”。あるいは寺子屋のように感じるときもあります。

もちろん、ライターは様々な場所にいるミッション:インポッシブルな存在で、各自がある種の能動的自主学習の鍛錬としてはいるのですが、やはり、お互いが“映画仲間”であることは間違いありません。

どうか、2018年の7月からの映画公開の下半期の後半戦も、シネマルシェの映画ライターズの「映画ネタバレ」記事を楽しみ読んでいただければ幸いです!

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