“気がつけば2月も終わり”と書いて以来、編集後記の再開…。
3月と4月に休載していたので、「気がつけば5月…」。しばしお付き合いいただければと思っております。
実は私事ですが、数年間とある田舎町に住んでおりました。引っ越しシーズン真っ盛りの3月吉日。
パンダのマークでお馴染み、サカイ引っ越しセンターのお力を借りて、現在どうにかこうにか東京に移り住むことができました。
もともと東京出身で、「ただいま〜」「よ、おかえり〜」という感じはするものの、
実際は慣れない東京暮らし。何かと面食らって戸惑ったというのが本当のところです。
それでも近所には桜が満開に咲き誇り、お江戸の名物は「桜だよな」としみじみ思う…。
CONTENTS
引っ越して感じる母との思い出
今の住まいには、「商店街」があるのですよ。
セチガライ世の中などと言いいますが、商店街には子どもからお年寄り、貧乏人からお金持ちまで住んでいて、野良ネコも野良ネズミもいる実に風情があります。
みんな自由気ままな風貌で、なんとまぁ東京の人は活き活きしておりますな。
これこそが賑わいと申しましょうか、眺めているだけで楽しいものです。
本当のこと言いますと、内のかかあは、大型スーパーマーケット好きなそうで。情緒がない。
でも、買い物するなら個人商店に限るというのがモットー。あそこだ、ここだ、とお得意さんになる方がいい。
毎度の日課で商店街を散歩すると、昔に母親と歩いた夕暮れ時の買い物を思い出す。
やはり、買い物は母さんとの思い出なんですね。
早生まれで体の小さかった自分を、若かった母さんが手を引いて、八百屋や肉屋、魚屋と乾物屋をハシゴして渡り歩く。
揚げたてのコロッケをほうばったり、甘味処謎にも立ち寄ります。
その度に何処は入っても、「いらっしゃいませ〜、坊やいい子だね、お母さんとお買い物かい」と、店舗の亭主か、その奥さんに褒められるというのは、実に嬉しいものでした。
ということで、母の日はとっくに過ぎちゃいましたが、ふと母に思いを馳せる今の暮らし。
本日は「母親と娘」が描かれたオススメ作品をご紹介しま〜す!
「母親と娘」のオススメ映画①『パティ・ケイク$』
映画『パティ・ケイク$』は、すでに4月27日(金)より、全国にて公開中です!
2018年に日本公開される映画で見るべき映画の1本で、劇場で見逃してしまうには、オシイ作品。
サンダンス映画祭発という作品なので、あなたが映画通ならもう見ているかもしれませんね。
この作品はラップ女子の感涙サクセスストーリーとなっており、「母親と娘」という確執ある関係がどうなるのかというのも見どころ。
また、『パティ・ケイク$』は、登場するキャラクターが、ウルトラ最高にエグくてかっこいいですよ!
「キラ〜〜〜!P〜〜〜〜!!」と、叫びたくなちゃう。オススメの1本です!
まだまだ、順次公開中の作品です、お見逃しなく!
▼詳細な本作の映画情報はこちらをご覧ください。
「母親と娘」のオススメ映画②『母という名の女』
もう1本オススメでご紹介する映画は、ちょっと怖いというかな?
母親というか女の本性を覗き見ちゃう作品で、6月16日から公開のメキシコ映画です。
献身的に娘に尽くす母親。しかし、17歳の妹が同じ歳の少年とのあいだに子どもを授かると、その出産をきっかけに、母は自身の奥底にしまいこんだ“女の深い欲望”を露出させていく…。
母という存在とは何か?また、歳を重ねてもなお、彼女は“女”そのものだった…?
映画『母という名の女』は、6月16日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開。
▼詳細な本作の映画情報はこちらをご覧ください。
まとめ
そんなこんなで日課となった商店街での散歩。揚げたての美味しいコロッケが人気の肉屋さんも見つけました。
そこ、あまりに人気過ぎててんやわんや。お肉屋さんの店主ジイちゃんがコロッケ揚げながら、「ウチは肉屋だ!メンチもあるよ」と怒っている始末。
おかみさんもお客さんに「すいません…」苦笑いしていて、風情があっていい!こうでなくては買い物は楽しくないですよね。
また、美味しい和菓子屋さんもあるんですよ、パン屋さんもね。
商店街をハシゴしながら、あっちウロウロ、こっちウロウロ…。
今回はご無沙汰ぶりの編集後記で、母と商店街の思い出と、オススメ「母親と娘」映画を2本ご紹介しました。
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