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Entry 2021/09/19
Update

『川っぺりムコリッタ』映画原作ネタバレあらすじと結末感想。タイトルの意味を日常に問いかける秀作|永遠の未完成これ完成である26

  • Writer :
  • もりのちこ

連載コラム「永遠の未完成これ完成である」26回

映画と原作の違いを徹底解説していく、連載コラム「永遠の未完成これ完成である」。

今回紹介するのは、荻上直子監督のオリジナル長編小説『川っぺりムコリッタ』です。2021年11月3日(水・祝)、全国公開予定です。主演に松山ケンイチを迎え、萩上監督自ら脚本・監督を務め映画化となりました。

孤独な青年・山田(松山ケンイチ)がたどり着いたのは、川べりに建つアパート「ハイツムコリッタ」。人と関わることを避けてきた山田でしたが、ヅカヅカ入り込んでくる隣人の島田(ムロツヨシ)の登場で、静かな日々は一変していくのでした。

「ムコリッタ(牟呼栗多)」とは仏教の時間の単位のひとつで、1/30日=2880秒=48分を指しているそうです。ささやかな幸せのとき。変わろうとしている境目のとき。生と死の間にある時間。

主人公・山田のムコリッタとは。映画公開に先駆け、原作『川っぺりムコリッタ』のあらすじ、映画化で注目する点を紹介します。

【連載コラム】「永遠の未完成これ完成である」記事一覧はこちら

映画『川っぺりムコリッタ』の作品情報


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

【公開】
2021年(日本映画)

【原作・監督・脚本】
荻上直子

【キャスト】
松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、江口のりこ、黒田大輔、知久寿焼、北村光授、松島羽那、柄本佑、田中美佐子、薬師丸ひろ子、笹野高史、緒形直人、吉岡秀隆

小説『川っぺりムコリッタ』のあらすじとネタバレ


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

「お前とはもうこれで終わりだよ」。母親は、1万円札を2枚取り出し子供に差し出します。山田が高校生の時でした。

30歳の誕生日を刑務所で迎えた山田は、人生がまだ半分以上もあると愕然とします。出所したら、田舎の川べりで誰とも関わらず、つつましく、目立たず、ひっそりと暮らしたい。

あわよくば川が氾濫し日常が突然消えることを願い、いざとなれば飛び込んでもいいと考えていました。

更生保護施設に世話になり、北陸にある前科者も受け入れる協力雇用主を紹介された山田は、海の近くにある工場で働くことを決めます。

イカの塩辛工場の社長・沢田は、人の良さような笑顔で山田を迎えてくれました。渡されたブカブカの作業着に袖を通すも、何人の前任者がこれを着ては続かず辞めていったのか察せずにはいられませんでした。

沢田の薦めてくれたアパート「ハイツムコリッタ」は、山田の希望通り、川べりに建つアパートです。大家の南は無愛想ながらも、この古いアパートを大事にしているのが伝わってきました。

山田は、初めての一人暮らしに密かに心躍る気持ちを味わっていました。小さな浴槽に湯をはり風呂に入り、風呂上りには腰に手をあて牛乳を一気に飲む。

「あ~っ」と余韻に浸っているちょうどその時、玄関のドアをノックする音が聞こえました。「どうも、隣の島田です。風呂貸してくんない」。無精ひげを生やした男は、洗面器を抱えています。

「いやいや、無理です」。思いがけない出来事に動揺した山田は、無理やりにドアを閉めました。「あんなやつが隣人なのか」、先が思いやられます。

このアパートの住人はみな、社会から少しはみ出した感じの人たちばかりでした。そして、みな貧乏。

大家の南は旦那さんを亡くしたシングルマザーで、なにやら訳ありの雰囲気です。2階に住む溝口さんは、まだ幼い息子を連れ墓石の訪問販売をしています。自称ミニマリストという島田は、それからも風呂を借りにやってくる図々しいやつです。

給料日まであと2日。うだるような暑さの中、お金がなく食料も買えず、山田は扇風機もない部屋で倒れるように横になっていました。

そこに隣の島田がやってきて「良かった、生きてる。死んでるかと思ったよ」と、庭で採れたという野菜を置いて行きます。齧りながら、涙があふれます。そして山田は、いつしか島田の畑を手伝うようになっていました。

食卓には、山田の働く工場の塩辛と、島田の野菜、ごはんとみそ汁が2人分揃っています。「山ちゃんって、ご飯炊く才能あるよね」。島田は言います。「ご飯って、ひとりで食べるより誰かと食べたほうが美味しいのよ」。

山田の元に一通の手紙が届きます。それは、昔住んでいた近くの町の市役所からのようでした。嫌な予感がします。

役所に電話をしてみると、「矢代大輔の遺体が見つかり遺骨の引き取りに来てほしい」という内容でした。矢代大輔、山田が4歳の時に別れた父親の名前でした。

なぜ自分が面倒をみなければならないのか、山田は父の孤独死を知り腹立たしさと、自分の将来を重ね落胆していました。

島田はそんな山田にいつになく厳しい顔つきで、「どんな人でもいなかったことにしちゃダメだ」と遺骨を引き取ることを勧めます。

骨壺に入った父をアパートに連れ帰った山田でしたが、骨が光っているようで落ち着きません。いないはずの住人、岡本のおばあちゃんが見えたり、溝口から墓石を勧められたりと、いたたまれなくなった山田は骨を川に流そうと思い立ちます。

いざ流そうとした時、背後に島田の幼なじみで寺の坊主のガンちゃんが現れます。へなへなとその場に座り込む山田。今じゃないのかもしれません。

溝口家から何やら美味しそうな匂いが漂ってきます。すきやきです。「墓石が売れまして」という溝口の所にズカズカと上がり込む島田と山田。匂いを嗅ぎつけ南親子もやってきました。こんなに美味しいすき焼きは初めてでした。

ある日の夕食の時間。いつもなら飯の焚ける匂いで現れる島田が今日はやってきません。翌日会った島田はどこかよそよそしい感じです。島田は、意を決した様子で山田に話しかけました。「あのさ、山ちゃん、ボク、聞いちゃったんだ」。

以下、『川っぺりムコリッタ』ネタバレ・結末の記載がございます。『川っぺりムコリッタ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

島田の問いに、山田はビリビリと背中に電流が走ったように動けなくなってしまいました。

「前科者なんだってね。一体何をしでかしたの」。山田はどこかで、島田なら自分の前科を知ったところで態度を変えないんじゃないかと、根拠のない安心感を抱いていました。

親に捨てられ親戚の家を転々とし、生きるために万引きやオレオレ詐欺の受け子に手を出し、警察に捕まった山田。ここでの暮らしは、ささやかながら幸せを感じる日々でした。

アパートの皆は知っているのだろうか。誰がバラしたんだろう。知られたって仕方がない。何を期待していたのだろう。工場を辞めて、またどこか遠くに行こうか。

ぼんやりして仕事で怪我をしてしまった山田に、社長の沢田が声をかけます。「今、辞めんな。大丈夫だから。頭使わず、手を使え」。先輩の中島さんも、山田の前科のことを知りながら普通に接してくれていたことを知ります。

山田は気になっていたことがありました。父が残した携帯電話の最期の履歴は「いのちの電話」に繋がっていました。父は自殺だったのだろうか。ろくでなさは遺伝するのだろうか。

役場をもう一度たずね、父の死の真相を確かめることにしました。案内してくれた堤下に連れられ家を訪ねると、部屋は比較的綺麗に整頓され、ベランダには小さなプランターがひとつ、植物を育て丁寧に生活したあとが残されていました。

「窓を向いて座ったまま心不全か何かで倒られたようです。上半身は裸で、側にはコップに入った牛乳が置いてあったそうです。きっと風呂上りだったんでしょう」。

堤下の言葉に思わず吹き出す山田。「やっぱり父親でした」。変なところだけ似てしまった自分がおかしくてたまりません。山田はもう自分を憐れむようなことをしたくないと誓います。

「ハイツムコリッタ」に帰ると、南が花壇にホースで水を撒いていました。「せつな、たせつな、ろうばく、むこりった」。岡本ばあちゃんの言葉だと教えてくれました。

「山田さん、もう帰ってこないかと思いました」。「ここしか帰ってくるところないし」。空が朱色に染まっていきます。

その日、山田が帰るとアパートの階段に南の娘・カヨコが金魚鉢を抱え座っていました。金魚はぷかぷかと浮いたまま動きませんでした。溝口親子もやってきて、一緒に金魚を埋めることにしました。

「金魚が宙を泳いでいるの、見える?死んだものの魂は、宙を泳いでいくんだよ」。溝口父が知り合いから聞いたという話は、山田が「いのちの電話」で聞いた話と同じでした。

突然、壊れた公衆電話が鳴り響きました。息子の洋一が受話器を取り、耳に当てたままおもむろに人差し指を空に向けます。

指した方をみると、宇宙人のようなイカのような巨大なバルーンが風にあおられ浮かんでいました。足はひんまがり、マヌケ顔でした。子供たちは宇宙人との交信を試みています。

その時、「オレも連れてってくれ」と、必死の形相で駆け寄ってくる島田の姿がありました。途中で躓き転がり倒れた島田は、自分の頭を拳で強く殴り続けています。山田はそんな島田の姿が悲しくて、心臓が痛むのを感じるのでした。

風呂に浸っていると遠慮がちな声が聞こえてきました。「山ちゃん、いる?こないだのこと、ゴメン。ボクだって言いたくない過去もあるのにさ。大抵の人はボクなんか相手にしてくれないのに、友達になってくれて、一緒にご飯たべてくれて、嬉しかったんだぜ」。

もじもじしゃべっている島田の様子が可笑しくて、山田は声を出して笑っていました。可笑しくて可笑しくて、涙がでました。

雨脚が強くなり、強風で窓がガタガタいっています。「山田さん、手伝って」。南に呼ばれ外にでると、溝口父がアパートの周囲に土のうを積んでいるところでした。

山田もずぶ濡れになりながら、必死に土のうを積み上げていきます。こんなギリギリを味わいたくてこの町を選んだはずでした。今、自分は必死にここを守ろうとしています。

朝方、太陽の光で目が覚めました。山田の足に島田がしがみついています。窓を開けると、畑は浸水し庭は泥だらけですが、アパートは無事なようです。

ふと川沿いのブルーシートで暮らす人たちに思いを馳せます。「あの人たちを見て、安心する自分がいました。まだ、下があるって」。悔いるように呟く山田に島田が言います。「どこが底辺なんて人によって違うけど、境界線は曖昧だよ」。

僕たちはそれぞれに生きている。父の死が初めて実感として湧いてきます。悲しいという感情で体中がしびれていました。

山田は、父の遺骨を川べりに持ち出し、石で砕きました。気付くと南が隣にしゃがみこみ、粉々になった骨をためらいもなく手でつかみ、サラサラとこぼしていきます。

「前科者だし、やっぱりこんな自分は、ささやかなシアワセを感じたらいけないんじゃないかって」涙声になる山田を、南は「感じていいよ」と抱きしめてくれました。

川っぺりで行われた父のお葬式。ムコリッタの住人が参列し、ガンちゃんのお経が聞こえています。誰かが生まれて、誰かが死んでゆくことを感じます。ムコリッタ。もう少し、ここの皆と歩いていたい。

映画『川っぺりムコリッタ』ここに注目!


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

萩上直子監督と言えば、『かもめ食堂』(2006)『めがね』(2007)『彼らが本気で編むときは、』(2017)など、人それぞれの「生き心地の良さ」や、「心に効く食」を、ゆる~く深く描き出す監督ですが、今作も荻上ワールドが広がっています。

誰とも関わらずひっそり生きたいと思っていた青年・山田(松山ケンイチ)が、アパート「ムコリッタ」の住人たちと出会い一緒に過ごすうちに、ささやかな幸せに気付くお話。

「ムコリッタ(牟呼栗多)」とは、仏教の時間の単位のひとつで、約48分を現します。仏教が解く時間のうち最も長いのが「劫(こう)」、最も短いのが「刹那」。

億劫とも感じられる人生の中で、刹那的でもなく、さささやながら幸せを感じる時間が「ムコリッタ」でしょうか。

作中では「せつな、たせつな、ろうばく、むこりった」という台詞が登場しますが、すべて時間の単位を示している言葉で、どこか呪文のような響きが素敵です。

一分一秒、時間は流れ、生まれるものもあれば死ぬものもある。人は孤独では生きられない。ささやかな幸せを感じながら人はコツコツと生きていくのだと教えてくれます。

『川っぺりムコリッタ』、映画公開の前に注目する点をまとめます。

「ハイツムコリッタ」の住人

昭和の木造アパート「ハイツムコリッタ」は、ボロいながらも大家の南(満島ひかり)により丁寧に手入れされてきた物件です。庭の花壇には、夏から秋にかけて甘い香りがするセンニンソウの白い花が咲きます。

くわえタバコをしながらホースで花壇に水やりをする、亡くなったはずの岡本おばあちゃんが、たまに見えます。

住人は、社会から少しはみ出した感じの人たちばかりで、みな貧乏。それでも、ささやかな幸せを探しながら心穏やかに暮らしています。ここだけ時間の流れが違っているようです。

大家の南は、夫の死を受け入れられず愛し続けています。娘のカヨコは、宇宙人との交信を試みていました。

溝口親子は、墓石を売る仕事をしています。息子の洋一は、しゃべらずピアニカでコミュニケーションをとります。

山田は、住人の子供たちとも少しづつ打ち解けていきます。両親の愛を知らず生きてきた山田が、子供たちの幸せを願うようになることで、自分の中にある愛情に気付きます。

山田が「ハイツムコリッタ」の住人たちとの交流により、どのように変わっていくのか注目です。

山田と島田

主人公・山田の隣人、島田(ムロツヨシ)は、初対面にも関わらず風呂を貸してくれとやってきます。基本とても図々しい、自称ミニマリストという、貧乏。

ズカズカと人の領域に土足で踏み込んでくるものの、悪気がないのがどこか憎めないキャラです。

山田の気持ちはおかまいなしに、垣根をぴょんと軽く飛び越えてくる島田。楽しそうに生きているように見えても、彼もまた悲しみを知っている人間でした。

島田の育てたニンジンを食べ「うまっ」と声がでてしまう山田に対して、「シアワセでしょ。ささやかなシアワセを細かく見つけていけばさ、なんとか持ちこたえられる」と言ったり、「ごはんは、ひとりで食べるより、誰かと食べたほうが美味しいよ」などと、たまにグッとくる事を言います。

徐々に仲良くなっていく2人。山田の秘密を知った島田は思わぬ態度にでますが、それもまた過去のトラウマからでした。島田もまた山田に出会えて救われていたのです。

映画化に伴い、そんな2人を演じる松山ケンイチとムロツヨシの共演も楽しみです。原作のイメージ通りのキャスティングとなっています。

心に良い食事


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

荻上直子監督の作品には欠かせない「食」を考えるということ。「何を食べるか」だけではなく、「誰と食べるか」が大事だということを伝えてくれます。

山田はご飯を炊くのが上手です。それは、幼い頃の辛い経験が元になっているのですが、島田に褒められその事を受け入れられるようになります。

ちゃぶ台には、みそ汁に炊き立てのご飯、焼き魚1匹、そして山田の勤める塩辛工場の塩辛。そこに、島田の畑で採れた野菜で作った、ニンジン、キュウリ、大根、パプリカの漬物が揃うようになります。ポリポリと心地いい音が響く食卓が想像できます。

また食事のシーンでは、溝口親子の家で住人たちが「すき焼き」を囲む場面が出てきます。墓石が売れたという溝口親子が、こっそり肉を食べようとしていた所に、匂いを嗅ぎつけた島田が茶碗と箸をもって乱入。

たまらず、山田も上がり込み、南親子も引き寄せられ、結局は「ハイツムコリッタ」の全員で、すき焼きを食べることになります。みな久しぶりに食べる高級肉に感動、至福のひとときを味わうのです。

その他にも、大家の南が川っぺりに佇む山田に差し出す、棒アイス。家賃をちゃんと納期に納めた時にくれるキャラメル。疲れた心に甘いものが染みます。

生きるうえで「食」は欠かせないものであり、「食」を大事にすることは日々を丁寧に生きることに繋がるのだと改めて感じました。

まとめ


(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

2019年発行、荻上直子監督の長編小説『川っぺりムコリッタ』を紹介しました。人生の中での48分。ささやかな幸せの時間ムコリッタ。

あなたの人生のムコリッタは何ですか。家族との時間、愛する人と過ごす時間、ペットとの癒しの時間、趣味を楽しむ時間、仕事帰りのビール。

それは生きているからこそ味わえる時間です。そんなささやかな幸せ「ムコリッタ」を積み重ねて人は生きているのかもしれません。

映画『川っぺりムコリッタ』は、2021年11月3日(水・祝)、全国公開予定です。

次回の「永遠の未完成これ完成である」は…


(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

次回紹介する作品は、三秋縋の小説『恋する寄生虫』です。林遣都と小松菜奈の共演で映画化。2021年11月12日(金)、全国公開予定です。

潔癖症に苦しむ青年・高坂賢吾と、視線恐怖症に苦しむ女子高生・佐薙ひじりの奇妙なラブストーリー。

社会に適応できるようにと、クリスマスに手を繋いで歩くことを目標にリハビリを開始する2人。次第に惹かれ合い、初めての「恋」を体験する。しかし、その恋は「虫」によってもたらされた「操り人形の恋」だった。

映画公開の前に、原作のあらすじと、映画化で注目する点を紹介していきます。

【連載コラム】「永遠の未完成これ完成である」記事一覧はこちら


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