Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

連載コラム

Entry 2019/10/30
Update

水川あさみ×濱田岳が『喜劇 愛妻物語』にて、東京国際映画祭のレッドカーペットに登場|TIFF2019リポート4

  • Writer :
  • Cinemarche編集部

第32回東京国際映画祭は2019年10月28日(月)から11月5日(火)にかけて10日間開催!

2019年にて32回目を迎える東京国際映画祭。令和初となる本映画祭がついに2019年10月28日(月)に開会され、11月5日(火)までの10日間をかけて開催されます。


(C)Cinemarche

そして本映画祭のコンペティション部門で上映される作品の一つが、映画『百円の恋』(2014)で知られる足立紳が脚本・監督を手がけ、俳優・濱田岳×女優・水川あさみが主演を務めた人情派夫婦活劇『喜劇 愛妻物語』です。

足立監督が執筆した自伝的小説を原作に、自ら監督・脚本を手がけた作品である本作。

開催初日の10月28日(月)のレッドカーペットでは、足立紳監督ら制作スタッフ陣をもちろん、本作の主演を務めた濱田岳と水川あさみが登壇。

本記事では映画『喜劇 愛妻物語』監督・キャスト陣のレッドカーペットでのご様子をお届けいたします。

【連載コラム】『TIFF2019リポート』記事一覧はこちら

映画『喜劇 愛妻物語』レッドカーペット・リポート

足立紳監督


(C)Cinemarche

本作を通じて自らの自伝的小説を原作とした脚本執筆・映画化を実現させた足立監督。

東京国際映画祭での作品上映は第29回の『14の夜』(2016)以来3年ぶりでしたが、レッドカーペットでも笑顔を見せるその姿には、名脚本家、そして名監督としての余裕を感じさせました。

濱田岳さん


(C)Cinemarche

「売れない脚本家」というかつての足立監督自身が投影された主人公を演じた濱田は、スチール撮影に対しても誠実に対応。

またポーズを求められた際には水川・足立監督とともに笑顔を見せ、誰よりもおどけてみせるなど茶目っ気のある一面も垣間見せました。

水川あさみさん


(C)Cinemarche

本作では売れない脚本家である夫に悪態をつく恐妻を演じた水川は、レッドカーペットには山水画風の絵が意匠に施された、幽玄さを感じさせるドレスで登壇。

その一方で、メディア報道陣によるスチール撮影時には濱田や足立監督とともに笑顔を見せるなど、美しさと愛らしさを同時に振る舞うという女優のあり方そのものと言える姿もありました。

映画『喜劇 愛妻物語』の作品情報


(C)2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会

【上映】
2019年(日本映画)

【脚本・監督】
足立紳

【キャスト】
濱田岳、水川あさみ、新津ちせ

映画『喜劇 愛妻物語』のあらすじ

売れない脚本家・豪太とその妻チカは倦怠期の夫婦で、娘のアキと3人で暮らしています。

豪太はセックスレスに苛まれ、日々妻の機嫌を取ろうとしますが、チカはろくな稼ぎがない夫に冷たく当たります。

そんなある日、豪太のもとに“ものすごい速さでうどんを打つ女子高生”の話を脚本にしないかという話が。

豪太はこの企画を実現させ、あわよくば夫婦仲を取り戻すために香川への家族旅行を提案します。

しぶしぶ豪太の取材旅行に付き合うチカ。

しかし取材対象はすでに映画化が決まってしまっていました。

落胆しながらも学生時代の友人ユミの家を訪れるチカ。

その頃豪太はアキと海にやってきますが、スマホに夢中でアキを見失ってしまい…。

第32回東京国際映画祭の開催概要

【開催期間】
2019年10月28日(月)~11月5日(火)

【会場】
六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)ほか

※詳細につきましては東京国際映画祭公式サイトにてご確認ください。

【連載コラム】『TIFF2019リポート』記事一覧はこちら

関連記事

連載コラム

『ムービー・エンペラー』あらすじ感想解説。映画祭で評価される製作に奮闘するスターをシニカルに描く|TIFF東京国際映画祭2023-16

映画『ムービー・エンペラー』は第36回東京国際映画祭・ガラ・セレクション部門で上映! 香港の名優アンディ・ラウが主演を務める『ムービー・エンペラー』が、第36回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門にて …

連載コラム

ロマン・ポランスキーの映画『毛皮のヴィーナス』 彼女は魔女か、それとも女神か|偏愛洋画劇場6

連載コラム「偏愛洋画劇場」第6幕 今回取り上げるのは『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)、『戦場のピアニスト』(2002)でおなじみ、80歳を過ぎた今も精力的に創作を続ける巨匠ロマン・ポランスキーに …

連載コラム

『とら男』あらすじ感想と解説評価。金沢女性スイミングコーチ殺害事件の“真犯人を追う元刑事の姿”を活写|映画という星空を知るひとよ107

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第107回 刑事歴30数年の元刑事が本人役として主演を務め、かつて自身が捜査にあたった未解決事件の真相に迫る異色ミステリーの映画『とら男』。 時効となった未解決 …

連載コラム

映画『望み』ネタバレ解説考察。ポスターから『パラサイト』家族設定との類似点を紐解く|映画という星空を知るひとよ28

連載コラム『映画という星空を知るひとよ』第28回 映画『望み』は、2020年10月9日(金)より全国ロードショー。 この作品は、雫井脩介の同名小説を堤幸彦監督が映画化したもので、家を出たまま帰ってこな …

連載コラム

『影裏』映画と原作小説との違いをネタバレありでラストまで考察。岩手ロケ地とグルメに至るまで郷土愛に満ちた監督のこだわり|永遠の未完成これ完成である8

連載コラム「永遠の未完成これ完成である」第8回 映画と原作の違いを徹底解説していく、連載コラム「永遠の未完成これ完成である」。 今回、紹介するのは、映画『影裏』です。 第157回芥川賞を受賞した、岩手 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学