鬼殺隊最強戦士・悲鳴嶼行冥が課した修行が明かされるテレビアニメ4期・第6話
累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴・原作の大人気漫画をアニメ化。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すために「鬼殺隊」へ入隊し、鬼を倒すために激しい戦いを繰り広げます。
妹への深い愛情や共に戦う仲間との熱い絆、そして鬼となった者達の悲しい過去などの胸を打つドラマも多くのファンの心をつかみました。
テレビアニメ第4期「柱稽古編」では鬼舞辻無惨との決戦に向けて、炭治郎たちは鬼殺隊最強の剣士「柱」らとの厳しい稽古に臨みます。
ついに最後にして鬼殺隊最強と呼ばれる柱・悲鳴嶼行冥のもとで炭治郎・善逸・伊之助トリオが修行を始めます。その過酷な内容とはどんなものだったのでしょうか。
アニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』の作品情報
【放送】
2024年(日本アニメ)
【原作】
吾峠呼世晴
【監督】
外崎春雄
【アニメーション制作】
ugotable
【音楽】
梶浦由記、椎名豪
【キャスト】
花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、櫻井孝宏、小西克幸、河西健吾、早見沙織、花澤香菜、鈴村健一、関智一、杉田智和
【作品概要】
週刊少年ジャンプで連載された吾峠呼世晴による超人気漫画のテレビアニメシリーズ第4期。家族を鬼に殺された主人公の竈門炭治郎が、鬼になった妹・禰豆子を人間に戻すために恐ろしい鬼たちに立ち向かいます。
鬼との激しい戦闘シーンとともに描かれる、涙なしには見られない胸を打つドラマからも目が離せない本シリーズ。第4期「柱稽古編」では炭治郎が鬼殺隊最強の剣士たち「柱」との厳しい稽古を通して、さらなる成長を遂げていく姿を熱く描きます。
出演は花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞ほか。
アニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』第6話のあらすじとネタバレ
次の柱稽古をつける岩柱・悲鳴嶼行冥のもとに到着した炭治郎と善逸。悲鳴嶼は足腰を鍛えることが一番大切だと説き、まず滝に打たれる修行を行ってから丸太三本を担ぐ修行、最後に巨大な岩を一町(約109m)動かす修行をするように言い渡しました。
想像を絶する厳しい稽古の内容を聞かされた善逸は気絶してしまいました。悲鳴嶼の指示で川につけられた善逸は、あまりの冷たさにとび起きます。「岩にくっつけば温かい」とほかの隊士たちに教えてもらった善逸は岩に飛びつきました。
水の冷たさに歯を食いしばりながら川を進む炭治郎。先に滝行に入っていた伊之助は、打たれたまま溺れていたため、慌てて炭治郎は助け出します。必死で念仏を唱えながら滝に打たれた炭治郎でしたが、その後は凍えてしまい、暖をとるためにみんなと一緒に岩にしがみつきました。
隊士たちとたき火で焼いた魚を食べながら、伊之助は悲鳴嶼が間違いなく鬼殺隊最強だと話します。炭治郎はやはりそうかとうなずき、悲鳴嶼だけ匂いが全然違うと言いました。彼らの後ろを、課題の岩よりも大きな岩を押しながら悲鳴嶼が通り過ぎていきます。
その後、炭治郎達は滝行、丸太かつぎの修行を順調に終えました。残るは巨大岩を動かす修行だけです。
アニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』第5話の感想と評価
ついに柱稽古は佳境に入り、炭治郎達は鬼殺隊最強の戦士・悲鳴嶼行冥のもとで最後の修行を始めました。
熱い情を持ち、常に涙を流しながら念仏を唱える悲鳴嶼が課した修行は、聞いた善逸が気絶するほど壮絶なものでした。しかし、炭治郎は持ち前の明るさで必死で課題に食らいついていきます。
第6話でもアニオリシーンがたくさん登場し、ファンを楽しませます。
まず、隊士たちとたき火を囲んで魚を焼いて食事をするシーン。骨ごとすべて食べる伊之助に向かって、炭治郎が「俺の知ってる人の中で一番魚を食べるのは伊之助だな」と誉め、伊之助は「俺は山の王だからな」といばって答えるアニオリが出てきます。炭治郎のこのセリフに思わず吹き出した人は多いのではないでしょうか。
また、原作では山を下りる隊士たちとのシーンに特にセリフはありませんが、アニオリでは隊士は「後方支援にまわる」と話し、炭治郎「頼みます。一緒に無惨を倒しましょう」と絆を結んで送り出すのです。
炭治郎の一つ一つの出会いを大切にする性格や、鬼殺隊全員で戦おうという意気込みが伝わってきます。
漫画で、料理のうまい炭治郎が隊士たちにおにぎりを作って食べさせる場面では、米を炊き方と魚の焼き加減を誉められた炭治郎がどや顔で「炭焼き小屋の息子なんで」と答えます。
アニオリではさらに細かく描写され、きれいな三角のおにぎりに隊士たちは感激し、炭治郎は「体を酷使したから塩分は多めにした」とこまやかな気遣いを見せます。しかも最後には焼きおにぎりまで作ってやるのです。
涙を流して母を懐かしむ隊士たちの姿を見て、炭治郎もまた自分の家族との時間を思い出して懐かしさに浸るという心温まるシーンとなりました。
「反復動作」について教えてくれた玄弥が、一緒に食事しながら炭治郎にかけた言葉もアニオリです。
炭治郎に向かって玄弥は問います。「感情が強く高ぶる時はどんな時?」この問いによって炭治郎は己の内面を見つめ、独自の「反復動作」を完成させます。友の言葉をきっかけに技を手に入れるとは、なんとも炭治郎らしいシーンです。
ラストで呟かれた無惨の言葉もアニオリです。「あの男は何を企んでいる? さてどうしたものか。お前はどんな姿をしている? 産屋敷」。
無惨の手下である鳴女のはなった目玉はあちこちを偵察し、順調に鬼狩りの姿を見つけ出しています。その中でのこの呟きですから、とても不穏な意味を含んでいると言えるでしょう。
おそらくは、産屋敷を見つけ出すことに成功したのではないでしょうか。その上で、産屋敷には何か企みがあるに違いないから、どのような手を打つのが良いだろうかと思案しているように思えます。
いずれにせよ、束の間の静けさの中、炭治郎たちは最後の柱稽古をやり遂げることが叶いました。そろそろ何かが起こる予感がします。次回の展開が楽しみです。
まとめ
とうとう最後の柱稽古にたどり着いた炭治郎ら3人組。岩柱・悲鳴嶼行冥に出された課題を見事にクリアすることが叶いました。次回、悲鳴嶼は果たして合格させてくれるのでしょうか。
炭治郎と熱い友情で結ばれた心優しい玄弥は、友の窮地を救ってくれました。‟呼吸”の出来ない玄弥の言葉だからこそ、炭治郎の胸に深くしみたに違いありません。
無惨との戦いの備えを着々と進める炭治郎達ですが、当の無惨は、鳴女を使って虎視眈々と鬼殺隊の動きを探っています。そろそろ嵐が来てもおかしくありません。次回物語がどのような展開を見せるのでしょうか。期待しましょう。