「怪獣になった男」が怪獣討伐に奮闘するファンタジーアクション第6話
怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んだことで「怪獣に変身する力」を身につけてしまった主人公の奮闘を描く、少年ジャンプ+の大人気ファンタジーアクション漫画をテレビアニメ化した『怪獣8号』。
ド派手なアクションと笑いたっぷりのコミカルなドラマ展開から目が離せない本作。日比野カフカを福西勝也が演じるほか、瀬戸麻沙美、加藤渉らが声を担当しています。
テレビアニメ第6話「夜明けの相模原討伐作戦」では候補生という形で夢の防衛隊員となったカフカが、怪獣討伐の現場に初出動。
解放戦力が低いままのカフカは、果たしてどのような活躍を見せるのでしょうか。
アニメ『怪獣8号』の作品情報
【放送】
2024年(日本アニメ)
【原作】
松元直也
【監督】
宮繁之、神谷友美
【シリーズ構成・脚本】
大河内一桜
【総作画監督・キャラクターデザイン】
西尾鉄也
【怪獣デザイン】
前田真宏
【音楽】
坂東祐大
【アニメーション制作】
Production I.G
【キャスト】
福西勝也、瀬戸麻沙美、加藤渉、ファイルーズあい、河西健吾、新祐樹、河本啓佑、武内駿輔、千本木彩花、玄田哲章、吉野裕行
【作品概要】
少年ジャンプ+の松元直也による大人気ファンタジーアクション漫画をテレビアニメ化。
多数の怪獣が人々の生活をおびやかす世界で、謎の小型怪獣を飲み込んでしまい怪獣8号に変身するようになった主人公・日比野カフカが、「日本防衛隊」へその能力を隠して入隊。仲間たちと共に怪獣討伐に奮闘する様を描きます。
監督は宮繁之と神谷友美、アニメーション制作はProduction I.Gが担当。主人公・カフカを福西勝也、カフカの幼なじみで防衛隊エリートの亜白ミナを瀬戸麻沙美、カフカとともに防衛隊員を目指す市川レノを加藤渉が演じます。
アニメ『怪獣8号』第6話のあらすじとネタバレ
相模原に怪獣が発生し、カフカたち新人隊員は初任務として出動。
部隊後方で、次々増殖される余獣(怪獣の発生時、主要討伐対象の「本獣」に随伴する形で出現する小型・中型の怪獣)の討伐を課せられる中、緊張感みなぎる新人たち。
「3カ月以内に活躍を見せなければクビ」と宣告されたカフカは気負いつつも、夢だった仕事へのワクワク感を隠せません。
新人エリートのキコルは、ハイスピードで怪獣を倒していきます。レノもまた実戦で急激な成長を遂げていました。
しかし、解放戦力(スーツなどの防衛隊装備の性能を、いかに引き出せているかを数値化した指標。一般隊員が20%、隊長・副隊長クラスが80%以上)の低いカフカは、うまく立ち回ることができません。
それでも。自分にできることが何かを考えた末にカフカは、かつて働いていた怪獣死体の解体業「モンスタースイーパー」での経験を生かし、倒した怪獣の内部を調べ始めます。
アニメ『怪獣8号』第6話の感想と評価
「32歳」という少年漫画としては異色の年齢の主人公・日比野カフカ。防衛隊員への夢を一度は諦め、怪獣死体の解体業者となったものの、紆余曲折の末に夢を叶え、とうとう今回の第6話では怪獣討伐の現場に初出動します。
強大な力を持つ「怪獣8号」でもあるカフカですが、今回はその能力は披露されません。カフカの地道な性格と努力が魅力的に描かれます。
仲間たちが次々にスーツの解放戦力を上げていく中、カフカだけは1%という低レベルのまま。ちなみに、幼なじみで防衛隊屈指のエリート・ミナの戦力は96%です。
現実に打ちのめされながらも、カフカは落ち込むことなく「自分にできることは果たして何なのか」と真剣に考えます。
カフカは解体業者時代の経験を生かして怪獣内部を探り、急所である核の位置と、増殖器官の位置を見事に突き止めて討伐に大きく貢献しました。
若者たちよりは多少人生経験豊富なカフカは、己をじっくり見つめ、自分の武器を吟味してブラッシュアップしていきます。
レノたち若手が新たなものを身につけて遂げていく成長とはひと味違う点が、本作の大きな魅力です。
落ちこぼれ状態のカフカが、今後どんな活躍をみせるのが期待が高まります。またカフカに影響されたレノやキコルの成長も楽しみです。
第6話ラストでは、解体屋を装った不気味な男が登場します。果たして防衛隊はこの男を含めた怪獣らと、どのような戦いを繰り広げるのでしょうか。次回が待ちきれません。
まとめ
楽しいギャグも満載のファンタジーアクション『怪獣8号』。第6話も見どころ満載でした。
とうとう現場で怪獣と対峙することとなった新人隊員らでしたが、ラストには余獣の体内に増殖器官を「仕込んだ」と口にした男が登場。不穏な空気が漂います。
次回さらなる激しいアクションシーンに期待しましょう。