Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

アニメーション

Entry 2018/11/19
Update

映画『ドラゴンボール超ブロリー』あらすじネタバレと感想。アニメファンの見たいものをたっぷりと!

  • Writer :
  • 村松健太郎

2013年『ドラゴンボールℤ神と神』から再始動した、「ドラゴンボール劇場版」シリーズの第三弾で“超”のブランドとしては初の映画。

90年代に連作された劇場版シリーズに登場して、強烈なインパクトを残したサイヤ人ブロリーが設定も新たに登場!

映画『ドラゴンボール超ブロリー』の作品情報


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

【公開】
2018年(日本映画)

【原作・脚本・キャラクターデザイン】
鳥山明

【監督】
長峯達也

【作画監督】
新谷直大

【音楽】
住友紀人

【主題歌】
三浦大知 Blizzard

【キャスト】
野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖、島田敏、久川綾、古川登志夫、草尾毅、山寺宏一、森田成一、宝亀克寿、水樹奈々、杉田智和

【作品概要】
鳥山明原作による人気アニメ「ドラゴンボール」シリーズの劇場版20作記念作品。2015〜18年に放送されたテレビ版アニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』を新たに映画化しました。

2015年の劇場版『ドラゴンボールZ 復活の『F』』と同じく、鳥山明による原作と脚本、またキャラクターデザインも担当。

映画『ドラゴンボール超ブロリー』のキャラクター


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

孫悟空
惑星ベジータで戦士バーダックの次男カカロットとして生まれ地球で育つ、最強のサイヤ人の一人。

ベジータ
惑星ベジータの王子で悟空のライバルであり、最強のパートナー。

ブルマ
悟空と幼い頃から知り合いの科学者、ベジータの妻でトランクスたちの母。

ブロリー
惑星ベジータ壊滅寸前に辺境の星へ送られてきたサイヤ人。

フリーザ
宇宙侵略を進めてきた悪の帝王。悟空に敗れて以来、復讐を誓っている。

映画『ドラゴンボール超ブロリー』のあらすじとネタバレ


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

40年以上前、惑星ベジータに襲来したクルド大王は息子のフリーザに全権を譲ることをベジータ王に伝えます。

戦闘民族としてのプライドがあるベジータ王は、ひそかに育てた息子ベジータ4世(のちのベジータ)に全てを託します。

しかし、その同じ育成ルームに、ベジータを越える能力がある可能性を秘めた子供がいることが判明します。

その名はブロリーという名前でした。

一方、歴戦の勇者バーダックは、全サイヤ人がフリーザから惑星ベジータへの緊急招集命令が下ったことで強い不安を感じます。

そして生まれたばかりの次男を遥か彼方地球へを送ります。子供の名はカカロット、地球での名前は孫悟空。

直後にフリーザによって惑星ベジータは崩壊させられます。

フリーザの招集に応じなかったベジータ、地球に向かった悟空、そして辺境の惑星に飛ばされたブロリー。

数少ない純粋種のサイヤ人は各地で力を高め、やがて強力な戦士となっていきます。

そして、現代。ビルスとウイスの見守る中、悟空とベジータは激しい格闘訓練を続けています。

力の大会で強力な戦士との出会いを果たした悟空は、更なる実力強化を目指しています。

一方のベジータは、力の大会の共闘の条件で復活を果たしたフリーザの脅威に備えていました。

そのころフリーザ軍のスカウトに出会ったブロリーは、フリーザ軍に合流、その素質を買われます。

フリーザは、流石に悟空とベジータ二人を同時に相手をすることには、不利だと感じていました。

地球に降り立ったフリーザとブロリー。その存在を察知した悟空とベジータが駆け付けます。

ブロリーは徐々にリミットが外れていき、なんと、スーパーサイヤ人ブルーバージョンのベジータも圧倒していきます。

変わって入った悟空も大苦戦します。

そんな中、超次元の闘いを察知したピッコロから助言を受けます。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ドラゴンボール超ブロリー』ネタバレ・結末の記載がございます。『ドラゴンボール超ブロリー』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
完全に力を放出したブロリーは、見境なく襲い掛かってきます。

うまくブロリーの意識をフリーザに向けた悟空とベジータは、ピッコロの指導の元、フージョンを会得、最強形態のゴジータとして闘いの元に舞い戻ります。

そのころ、暴走したブロリーは、なんとゴールデンフリーザをも圧倒します。

そこに駆け付けたゴジータは、ブロリーを上回る戦闘力を発揮、やっとブロリーは正気に戻ります。

合体という裏技を知ったフリーザは、状況的に不利と感じて、再び悟空たちの元に現れることを予告しながら地球を後にするのでした。

映画『ドラゴンボール超ブロリー』の感想と評価


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

サンディエゴコミコンでも大注目

黒歴史ではありますが、実写版の権利をハリウッドメジャーの20世紀FOXが持っているということもあって、2013年からの復活したシリーズは海外展開により力が入っています

また年々海外興行収入の割合も増えています。(『復活のF』は国内37億円/全世界79億円)

そこで、本作は海外でのプロモーションも大々的に行われてました。

世界最大・最古のコミックコンベンション、サンディエゴコミコンでは大規模なブース、告知が展開されました。

またニューヨークでのコミコンでは、野沢雅子が登場してリビングレジェンドとして大きな歓声を浴びました。

今回ブロリーの起用も海外での人気が高いということも大きな要因になっています。

ちなみに、海外では悟空よりもベジータの方が人気が高いそうです。

ファンが見たいもののだけをたっぷりと


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

本作はファンが見たい部分だけをたっぷりと提供してくれています。

冒頭の回想シーンでは悟空の父バーダックにベジータの父ベジータ王、更に少し懐かしいラディッツやナッパといったサイヤ人が登場します。

またフリーザへの代替わりを宣言する役どころでフリーザの父クルド大王、そしてこちらも懐かしい、ザーボン、ドドリア、ギニュー特戦隊が登場します。

また、全員の眼もとにはこれもサイヤ人エピソードでお馴染みとなったスカウターが装着されています。


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

まとめ


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

一方、本編パートではブルマ、ピッコロ、トランクス、ピルス、ウイスなどのキャラクターは顔出し程度に収めてあって、悟空、ベジータ、ブロリー、フリーザの四強のバトルシーンをたっぷりと描いています。

これまた、トレードマークになりつつある強さのインフレを改めて感じられる作品になっていました。

ストレートな続編も感じさせる作りになっていて今から楽しみです。


(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

関連記事

アニメーション

アニメ映画『KUBOクボ/二本の弦の秘密』あらすじネタバレと感想!ラスト結末も

あなたの五感を刺激しながら“人が生きると強さ”と、“他者との絆”とは何かを描いた、ストップモーションアニメ『KUBOクボ/二本の弦の秘密』。 魔法の三味線と折り紙を操る独眼の少年クボ。母親の力によって …

アニメーション

『七つの大罪 光に呪われし者たち』ネタバレあらすじ感想と結末の解説評価。シリーズの本当に最後の戦いを描き出す!

アニメ「七つの大罪」シリーズ最後の映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』。 「週刊少年マガジン」で2012年から2020年まで、約7年半に渡って連載された「七つの大罪」。テレビアニメシリーズも …

アニメーション

映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』あらすじと感想レビュー。劇場版アニメに市川染五郎と杉咲花の爽やかなボイスキャストが映える

8代目市川染五郎が声優に初挑戦。 『サイダーのように言葉が湧き上がる』は2021年7月22日(祝・木)より全国公開。 映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』は、それぞれコンプレックスを抱える、少年と …

アニメーション

ネタバレ感想『B:The Beginning2期 Succession』結末あらすじの考察評価。キースと黒羽が続シーズンに残された謎に迫る

『B: The Beginning Succession』はNetflixで配信。 映画やドラマ、そしてアニメなどの配信を行う映像配信サービスは続々と増え続け、各配信サービスが差別化のため独自のコンテ …

アニメーション

映画キミコエ(NOA/三森すずこ)試写会鑑賞券プレゼント!あらすじも

“コトダマって、あるんだよ。”  映画『きみの声をとどけたい』の8月25日(金)公開を記念して、試写会&劇場鑑賞券をプレゼントがはじまりました。 今回は映画キミコエの試写会&劇場鑑 …

U-NEXT
【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学