日曜日6時からフジテレビ系列で放送されている誰もが知っている「ちびまる子ちゃん」。
はまじや山田など、非常に個性的なキャラクターが揃っている「ちびまる子ちゃん」ですが、実は3度の映画化がなされています。
今回は『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』を紹介していきます。
CONTENTS
映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の作品情報
【公開】
2015年(日本)
【監督】
高木淳
【キャスト】
TARAKO、水谷優子、屋良有作、一龍斎貞友、島田敏、佐々木優子、中川大志、劇団ひとり、ローラ他
【作品概要】
まるこの住む街に、外国の子供が5人訪ねてくる所からストーリーは始まります。
キャストはいつものアニメ版準拠で、ゲスト声優として俳優の中川大志さんや、お笑い芸人の渡辺直美さん、劇団ひとりさんなどが参加しています。
監督の高木淳さんは、ちびまる子ちゃんの監督を努めた他、さくらももこさんの「コジコジ」という別漫画のアニメにも監督として参加していました。
映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』のあらすじとネタバレ
アニメと変わらぬ生活を送るまる子たちでしたが、花輪くんが通う英会話スクールの先生の紹介で世界から同じ小学5年生の子どもたちが6人、まる子の住む静岡県へ遊びに来ました。
皆、日本が好きで日本語は喋れます。花輪くんの家に遊びに来ている6人は10日間の滞在期間だと知らされます。もしホームステイ先になってくれるなら連絡して欲しいと言われました。
花輪くんの家でパーティが開かれ、まる子の他にたまちゃん、丸尾くん、はまじ、山根、藤木、永沢、小杉、みぎわさん、野口さんが招待されます。
花輪くんからも遊びに来ている皆の紹介がありました。マーク、シン、ネプ、シンニー、ジュリア、そしてアンドレアです。
まる子は自己紹介のときに「あだ名はまる子」と言うと、アンドレアが「マルコが大好き」と言い皆は驚いてしまいます。
パーティが始まってから、アンドレアはまる子になぜそのあだ名になったのかを問います。答えようとしたところを、丸尾くんに邪魔され話題はそのままになりました。
帰ったまる子は家族にホームステイのことを話すと、1人なら大丈夫と承諾を得ます。花輪くんの執事であるひでじぃが、まる子の家に来訪しアンドレアがまる子の家を希望していると伝えます。
翌日からアンドレアがまる子宅に泊まりにきます。他の子供達もそれぞれホームステイ先が決まりました。花輪くんは皆にお礼を言い、旅行に招待すると言います。
学校にもホームステイ中の子どもたちが、遊びに来ることが先生から伝えられます。アンドレアがまる子宅に着き、一家皆で歓迎しました。他の家も同じように歓迎しています。
アンドレアが日本語を覚えたのは、大好きなおじいちゃんが教えてくれたからだったのです。そのおじいちゃんの名前が「マルコ」だったので、パーティの際に興味を持ちました。
祖父は半年前に亡くなっていて、おじいちゃんの好きな日本が見たくて、今回日本を訪れたのです。
ホームステイ中の皆と、ホームステイ先になってくれている皆を集めてどこに旅行するかを話し合います。結果的に大阪と京都の2つに別れ、まる子とアンドレアは大阪に向かうことになりました。
アンドレアは大阪に、祖父が生前仲良くしていた夫婦に会いに行きたかったのです。しかし、手がかりは「道頓堀のんき屋呑兵衛」という店の名前のみでした。
それぞれ引率に大人が入り、翌日の朝に京都・大阪へと向かいます。
京都チームはシンが途中で財布を落としますが、チームの皆だけではなく地元の学生も手伝ってくれて、日本の暖かさに触れます。
大阪チームは、なんば花月でネタを見た後にアンドレアの探している場所を交番で聞いてみますが、その店はお好み焼きに変わっていましいた。
落胆するアンドレアでしたが、お好み焼き屋の主人が消息を知っており東京・上野でスパゲッティ屋をやっているらしいのです。店名までは分かりませんが、記念にその店の割り箸をもらって帰ってきます。
帰る日が近づいてきたので、再び花輪くんの家でパーティが開催されます。皆打ち解けた様子で、アンドレアはたまちゃんのお父さんにカメラを借りて撮らせてもらいます。
まる子は翌日、アンドレアを連れて巴川の灯篭流しへと向かいます。2人は浴衣に着替えて向かいました。灯籠にお願いを書いてそれぞれ流します。
映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の感想と評価
今作『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』は前作の『ちびまる子ちゃん 私の好きな歌』から23年ぶりの作品になります。
ドラえもんやサザエさんと並ぶ人気のちびまる子ちゃんは、地元から離れる描写をされることが殆どないのですが今回は大阪と京都を描いていて、印象的でした。
また、ホームステイ中の皆も個性的でキャラが立っているように感じました。
基本はまる子とアンドレアを中心にした物語で、2人の最後は誰しもが味わったことのある別れを描いていて、少しうるっときました。
普段の「ちびまる子ちゃん」を見ていると、こういったテーマで描かれている話は限りなく少ないので新鮮さも感じました。
まとめ
今回は『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』を紹介させていただきました。
いつもの「ちびまる子ちゃん」とは違ったテイストで描かれている本作は、見ていて非常に新鮮で誰にでもおすすめできると感じました。
いつもの声優さんたちに加えて、俳優やお笑い芸人も演じているのでファンの方は必見です。