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Entry 2019/01/27
Update

『映画刀剣乱舞』あらすじネタバレと感想。実写キャストが結末まで魅せるゲームさながらの見どころとは

  • Writer :
  • もりのちこ

歴史の名剣が戦士へと姿を変え、「刀剣男士」として歴史を守る。

アニメ、ミュージカル舞台と数多くのメディアミックスを成功させてきた人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が、遂に実写映画化されました。

日本の歴史を守るため刀剣男士が送り込まれた先は、天正10年6月2日、本能寺。任務は、織田信長暗殺。

果たして歴史は守られるのか、秘められた本当の歴史とは。歴史エンタテインメント大作『映画刀剣乱舞』を紹介します。

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映画『映画刀剣乱舞』の作品情報

【公開】
2019年(日本)

【原案】
「刀剣乱舞 ONLINE」より(DMM GAMES/Nitroplus)

【監督】
耶雲哉治

【脚本】
小林靖子

【キャスト】
鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、八嶋智人、山本耕史

【作品概要】
原案は、名剣が戦士へと姿を変えた刀剣男士を率いて、歴史を守るために戦う刀剣育成シュミレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」です。

これまでアニメ、ミュージカル、舞台化と成功させてきた人気コンテンツが、今回遂に実写映画化となりました。

監督は、『MARS(マース)ただ、君を愛してる』『暗黒女子』など映像美に定評がある耶雲哉治監督、脚本は『進撃の巨人』『牙狼GARO』など特撮やアニメでヒット作を手掛けてきた小林靖子が担当しています。

キャストは舞台でもお馴染みの鈴木拡樹をはじめ、若手実力舞台俳優たちが勢揃い。

また、織田信長役には山本耕史、羽柴秀吉役には八嶋智人と名俳優が脇を固めます。

迫力ある映像、舞台さながらの華麗な殺陣など、みどころ満載です。

映画『映画刀剣乱舞』のあらすじとネタバレ


(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
西暦2205年。歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって日本の歴史が変えられようとしていました。

時の政府は歴史を守るため、審神者(さにわ)を使い、かつての名剣を目覚めさせました。

人型の戦士へと姿を変えた「刀剣男士」たちは、主の命により、歴史修正主義者が送り込む「時間遡行軍」と戦い歴史を守っていました。

時は戦国時代、天下布武を掲げ天下統一を目指す男、織田信長。彼の野望と信念は、凄まじい力がありました。

織田信長を生かし歴史を変えようと、歴史修正主義者が動き出します。

それを阻止するため、刀剣男士が送り込まれた先は、天正10年6月2日、本能寺。

メンバーは、三条宗近作の太刀。天下五剣の中でも最も美しいと評される「三日月宗近」

霊剣、山姥切を模して造られた打刀「山姥切国広」

粟田口吉光作、藤四郎兄弟の短刀「薬研藤四郎」

長谷部国重作の打刀、信長が棚ごと圧し切ったことから名づけられた「へし切長谷部」

天下三名槍、日の本一の槍と称される「日本号」

織田信長の愛刀で、森蘭丸が譲り受けるも、本能寺の変で焼け身となった「不動行光」

以上6振の出陣となりました。

本能寺では、謀反を起こした明智光秀軍が火を放ち、織田信長を追い詰めていました。

それを阻止する時間遡行軍。織田信長を助け出そうとします。

刀剣男士の登場です。それぞれの武器で華麗に立ち振る舞う剣士たち。時間遡行軍を押さえます。

織田信長は自害。歴史は守られたかのように見えました。

燃え上がる本能寺を見つめる「不動行光」「薬研藤四郎」「へし切長谷部」

彼らは信長所有の名刀たちです。かつての主の死に思うところがありました。

焼かれた名刀は記憶を失くすという特徴があります。本能寺の変で焼かれたとされる「不動行光」は、身を切る思いでした。

本拠地、本丸に戻った一行は、新たな刀剣男士と出会います。

粟田口吉光作、藤四郎兄弟の脇差。「薬研藤四郎」とは兄弟にあたる「骨喰藤四郎」です。

「骨喰藤四郎」も焼かれて記憶が残っていませんでした。なぜ、歴史を守らなければならないのか、歴史の価値とは何か疑問に思っていました。

審神者に呼ばれた宗近は、織田信長が生きていることを知ります。

今の主である審神者と付き合いの長い宗近は、主の一番近くに使える近侍としての役割を担っていました。

主と近侍の関係は強く、今回の任務は何やら秘密が隠されているようです。

本丸での留守を預かる「鶯丸」は、宗近から後のことを頼まれ主の異変に気付きます。

「鶯丸」は、古備前派の刀工の太刀で、古来より宝として扱われる貴重な名刀です。

「鶯丸」と留守を任された「不動行光」を除く6振が、再び戦国の世へ出陣します。

任務は、織田信長暗殺。

信長を助けたのは無銘という時間遡行軍のひとりでした。彼は暗黒の光が弱く気配が薄いため、刀剣男士の目をかいくぐることが出来たのです。

本能寺の変から命からがら逃げ落ちていた明智光秀は、夜の山道を進んでいました。

一方、信長の生還を知らず死んだと思っている人物がいました。羽柴秀吉です。

信長の訃報を備中高松で聞いた秀吉は、転がりまわって悲しむも一変、上洛を急ぎ光秀討伐の軍を立ち上げます。

刀剣男士たちは3派に分かれ、それぞれ様子を伺うことに。

宗近のどこか煮え切らない態度に、不穏を感じる剣士たち。宗近の真の目的とは?

以下、『映画刀剣乱舞』ネタバレ・結末の記載がございます。『映画刀剣乱舞』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
織田信長は自ら時間遡行軍を率い、明智光秀の命を狙っていました。

光秀を追い詰める信長。刀を振り下ろす瞬間、信長を助けた無銘が、今度は光秀をかばいました。自分でも無意識に起こした行動に戸惑う無銘。

さらに信長を救ったのは、暗殺の命が出ているはずの宗近でした。

秀吉の元には信長から手紙が届いていました。安土城で待つ。

信長の生還を確信した秀吉は、安土城へと向かいます。

秀吉が信長の元へ行く前に、信長を暗殺しなければなりません。最悪の場合、宗近を倒すことになっても。刀剣男士も安土城へ集結します。

その頃、本拠地の本丸では結界に異変が生じていました。結界の力の弱まりは、主の力の衰えを表しています。

安土城に秀吉が到着しました。

迎い入れようとする信長に、秀吉は牙をむきます。敵は安土城にあり。天下を狙った謀反です。

秀吉の裏切りに気付いた信長は、宗近に問います。「真の歴史とな何ぞや。本能寺から生き延びた己の歴史が真実ではないのか」

すべてを悟っていたかのような宗近。「信長様が命を落とした本当の場所は安土城にございます。戦国の世の名将、織田信長の最後は見事な死に際でしたぞ」

秀吉が天に掲げた剣が光っています。そう、その刀こそ三日月宗近でした。

信長を守ろうとする時間遡行軍と、秀吉の軍がぶつかります。

信長は自害を決していました。そんな信長の最後を守るため刀剣男士は時間遡行軍の城入りを食い止めます。

しかし、次から次へと沸いてくる時間遡行軍を前に押される刀剣男士。

そこに現れた宗近は、骨喰にこっそり集めさせた、それぞれが本丸に戻るための玉を使い、皆を本丸へと戻します。主を頼んだ。

宗近は、主の命が短いことを知っていました。お互いが守るべきものを守ると約束し任務に就いた宗近は、自らの命と引き換えに仲間を守ろうとします。


(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus

本丸に戻された一行を待っていたのは、破られた結界からやってくる時間遡行軍でした。

倒れ込む宗近。いよいよここまでか。

その時、戻ったはずの仲間が再び現れました。「これは主の命でもある。本丸も大事だが私たちには宗近も大切な仲間だ」

力を取り戻した刀剣男士。戦いに勝利します。

燃え上がる安土城。城の中では信長が切腹を行おうとしています。腹を切る短刀に話しかけます。「薬研藤四郎よ。おぬしは切れ味は良いが主の腹は切らぬと言う。でも今回は切れてくれよ」

秀吉の声が聞こえたかのように、外では薬研藤四郎が記憶を取り戻していました。「そうだ。己が焼けたのは本能寺ではない。安土城であった」

宗近たちは急いで本丸へ戻ります。待ち受ける時間遡行軍。刀剣男士たちは一丸となって主を守ります。

敵のボスにとどめを刺したのは、時間遡行軍だったムメイでした。

無銘が戦士へと姿を変えます。現れたのは「倶利伽羅江」郷義弘作、短刀。明智光秀の愛刀でした。

本丸は守られたものの、主の寿命は尽きました。

大広間には、刀剣男士一同が集まっていました。新たな審神者、主との対面の時です。

そこには、可愛らしい女の子が座っていました。皆の顔がほころびます。

宗近は前の主に話しかけます。「歳を取れば取るほど守るものが増えて行きますな」

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映画『映画刀剣乱舞』の感想と評価


(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus

名剣が戦士へと姿を変えた刀剣男士を率いて、歴史を守るために戦う刀剣育成シュミレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の実写映画化。

日本刀に萌える「刀女子」が増えている中、名刀がイケメンに擬人化するストーリー「刀剣乱舞」シリーズも人気を博しています。

それぞれの名刀の持つ歴史が細やかに設定されている点は、刀好きだけではなく歴史好きも楽しめる内容です。

名将の手から手へ受け継がれてきた名刀の歴史にロマンを感じます。

ゲームのキャラクターを忠実に実写化した『映画刀剣乱舞』は、ビジュアルも衣装も華やかで見るものを魅了します。

刀剣男士には、舞台でも三日月宗近役を務める鈴木拡樹をはじめ、舞台で活躍する実力俳優たちが勢揃いしました。

舞台仕込みの立ち振る舞いは、ダイナミックで上品です。

特に殺陣は見どころのひとつです。太刀、打刀、短剣、槍、脇差と剣に合わせたそれぞれの殺陣の違いも楽しめます。

また、織田信長役の山本耕史のみごとなカリスマ性のある信長っぷり。なんと初の信長役というから驚きです。

そして、羽柴秀吉役の八嶋智人。こちらも初の秀吉役になりました。ずる賢く滑稽な姿をさらけ出しながらも大胆な男、秀吉そのものでした。

まとめ


(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus

これまでアニメ、ミュージカル、舞台化と成功させてきた人気コンテンツ「刀剣乱舞」が、今回遂に実写映画化となりました。

日本の名剣が戦士へと姿を変えた刀剣男士が、歴史を守るため立ち上がります。

現代に伝わっている歴史だけが真実とは限らない。隠されてきた真実の歴史を守ることは、現代の大事な人を守ることに繋がる。

時を駆け抜け歴史を守る刀剣男士に、刀女子ならずとも歴女もハマるはず。

いや女子だけではなく男子も楽しめる、歴史エンタテインメントの大作です。

「刀剣乱舞(とうらぶ)」の世界へようこそ。

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