映画『るろうに剣心 最終章The Final』は 2021年4月23日(金)より、『るろうに剣心 最終章The Beginning』は6月4日(金)より全国ロードショー!
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化し大ヒットを記録した「るろうに剣心」シリーズ。
そのシリーズ完結編にあたる2部作『るろうに剣心 最終章The Final』が2021年4月23日(金)より、『るろうに剣心 最終章The Beginning』が6月4日(金)よりロードショー公開を迎えます。
1部『るろうに剣心 最終章The Final』では、原作コミック本編の最後を飾るエピソード「人誅編」をベースに、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィアの頭目・縁との戦いを描きます。
緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみの俳優陣が集結。
また、新キャストにシリーズ史上最恐の敵となる縁役を新田真剣佑、かつての剣心の妻で、剣心が不殺の誓いを立てる理由となった女性・雪代巴役を有村架純がそれぞれ演じます。
CONTENTS
映画「るろうに剣心」シリーズの強敵たちと時系列解説
全シリーズにわたって登場し、各作品の魅力と壮絶なアクションシーンを彩るのが、剣心の命を狙う凄腕の剣士たちです。
幕末の伝説「人斬り抜刀斎」を自らの手で斬るため。あるいは多くの犠牲や謀略を経て誕生した新政府を破壊し、自らの野望を実現するため。あるいは「人誅」のため……彼らが剣心を狙う理由は様々です。しかし、いずれも「人斬り抜刀斎」の名を捨てた剣心とその仲間たちの平穏な暮らしを脅かす存在として彼の前に現れます。
剣心は皆の命と平穏を守るため、彼が立てた「不殺(ころさず)」の誓いを象徴する刀「逆刃刀」でもって激闘を繰り広げることになります。
本記事では「最終章」2部作を観る前に、過去の「るろうに剣心」シリーズにおけるラスボスとして剣心に立ちはだかったキャラクターたちを改めて紹介。その中で、「るろうに剣心」シリーズのこれまでの物語と剣心の死闘の歩みを振り返っていきます。
鵜堂刃衛:シリーズ第1作『るろうに剣心(2012)』
特徴的な着物に、白目と黒目が反転した奇異なルックスの鵜堂刃衛。実写映画版では鳥羽・伏見の戦いで生き残った新選組隊士の一人として描かれ、剣心が戦場に残していった刀を偶然手に入れたことによって、残された人生全てを「剣心を斬る」という唯一の目的のために生きることを決意します。
そして剣心のかつての異名「人斬り抜刀斎」を騙って多くの人々を殺め続けながらも、悪徳実業家・武田観柳の元で剣心との対決の時を待ちます。
その武器は剣心に勝るとも劣らない剣の腕前と、目から発する剣気で瞬間的に相手を金縛り状態にしてしまう瞬間催眠術「心の一方」。人を斬ることに喜びを感じる殺人鬼と化していた刃衛は、薫にこの技をかけ、己を殺さねば薫を助けられない状況を作り出します。
生死を賭けた決闘を望む刃衛は、精神的・肉体的にも剣心を追い込んで「不殺」の誓いを破らせ、彼を「人斬り抜刀斎」へと戻そうとしますが、剣心を人斬りへと戻したくない薫は自らの意志でその術を解くことに成功。
術を解かれた刃衛は真剣勝負で剣心に挑みますが、最終的には剣心の飛天御剣流「双龍閃」によって腕の骨を砕かれ、自死を選びます。
「人斬り抜刀斎」の名に取り憑かれた人斬り・刃衛をシリーズ第1作『るろうに剣心(2012)』にて演じたのは、吉川晃司。血に飢えた獣のような双眸を爛々とさせ、不気味な佇まいで己の妄執を追い続ける怪人・刃衛を熱演しました。
志々雄真実:シリーズ第2・3作『京都大火編/伝説の最期編』
新政府軍の裏切りによって生きたまま全身を焼かれ、「鬼」として蘇った志々雄真実。剣心と二分する凄腕の剣士でもあり、幕府側要人の暗殺から身を引いた剣心に代わってその仕事を引き継いだという過去を持っています。
九死に一生を得て生き残ったものの、重度の火傷により全身包帯ずくめの姿となった志々雄。新政府への恨みは地獄の業火のごとく凄惨で底知れぬものであり、彼は新政府を倒し自らの望む「強国」の実現の野望に向けて暗躍を続けます。
私利私欲のために志々雄の元に集まってきた猛者を束ね、自身の野望を達成する第一歩として「国盗り」という名の国家転覆を目論む志々雄真実。
最終決戦においても、火傷の後遺症によって自らの身体が発火してしまう危険性もためらうことなく、剣心たちに圧倒的な力を振るいますが、最後には身体が限界を迎え発火したことで炎に取り巻かれ、壮絶な高笑いと叫びを残して絶命しました。
原作者に「自身の全ての悪の美学の集大成」と言わしめた男・志々雄をシリーズ第2作『京都大火編』と第3作『伝説の最期編』にて演じたのは、藤原竜也。包帯によって「表情」の演技が困難な中で、その身体の内で燻り、時には周囲を焼き尽くすほどに噴き出す志々雄の激情を見事に表現しました。
奇怪な容姿とその想像を絶する強さは、原作コミック・アニメ・実写映画全てにおいて観る者に圧倒的なインパクトを残しました。
雪代縁:シリーズ完結編『最終章 The Final/The Beginning』
映画『るろうに剣心 最終章』2部作に登場する最恐の敵であり、上海マフィアの頭目にして武器商人・雪代縁。かつて志々雄が目論んだ「国盗り」を影で操っていた他、剣心の頬に刻まれた十字傷の謎を知り、深い恨みを抱いている縁は、剣心を倒すために単身上海へと渡り自身を鍛えました。
そこで彼が身につけたのが、日本の剣術をもとに大陸独自の発展を遂げた「倭刀術」。そして、剣心への長年の憎しみから生まれた、人並はずれた反応速度を発揮する特異体質「狂経脈」の2つです。
大陸仕込みの剣と、神がかりのような運動能力。そして心どころか肉体すらも文字通り狂わせてしまった、尋常ではない剣心への深い恨み……体力・気力ともに「最恐」というべき縁に、果たして「不殺」を誓う剣心はどう立ち向かうのでしょうか。
「人誅」の復讐鬼・雪代縁を演じるのは、アクション面でも優れたポテンシャルと演技力を様々な作品にて発揮している新田真剣佑。
冒頭からすごいアクションがあります。そして、剣心と縁が出会うシーンや、剣心との闘いを繰り広げるシーンを、身を削りながら撮影したので是非見てもらいたいです。僕もいちファンとして過去3作品全部を観ていますが、この作品もとても面白くなっていると思いますので、是非縁を含め期待して待っていてください。
(新キャスト発表に際してのコメント)
と、コメントからも縁役の仕上がりに自信を持っているのがうかがえる新田。剣心と剣を交える場面も多く、その雄姿はどのようなものかと期待感は高まり続けます。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の作品情報
【公開】
2021年(日本映画)
【原作】
和月伸宏
【脚本・監督】
大友啓史
【キャスト】
佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳、三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄、北村一輝、有村架純、江口洋介、大西利空、高橋一生、村上虹郎
【作品概要】
映画『るろうに剣心 最終章The Final』は、和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化したシリーズ「るろうに剣心」の完結編2部作の第1弾。最恐の敵・縁との戦いを中心に描かれ、剣心の頬に刻まれた‟十字傷の謎”に迫る第2弾『The Beginning』へと続いていきます。
シリーズ第1作『るろうに剣心』、第2作の『京都大火編』『伝説の最期編』に引き続き、緋村剣心役を佐藤健、神谷薫役を武井咲が演じる。そして青木崇高、蒼井優、江口洋介らに加え、恐敵・縁を新田真剣佑、剣心の妻であった雪代巴を有村架純が務めています。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』のあらすじ
日本転覆を企てた志々雄真実との死闘を終えた緋村剣心。戦いの後、剣心は神谷道場で薫たちとともに平穏な日々を送っていました。
そんなある日、何者かが東京中心部を相次いで攻撃。それは、ある理由から剣心に強烈な恨みを持つ上海の武器商人・縁の仕業でした。
剣心に復讐するため、東京への総攻撃を続ける縁。
やがて剣心は、縁との「最後」の戦いに身を投じていくことになります……。
まとめ
「るろうに剣心」シリーズは、和月伸宏による日本の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とした実写映画です。
第1作『るろうに剣心』の撮影が開始されたのは2011年。それから10年目の記念作となる本作は、文字通りシリーズの集大成となりました。
緋村剣心演じる佐藤健は、「『るろうに剣心』は僕の原点であり、あの時、この作品、“緋村剣心”という役に出会わなかったら今の僕はいない。映画館でこの作品を楽しんでいただけたら嬉しい」とコメントするほど、この役に打ち込んできました。
これまでのシリーズ過去作では常に、敵との戦いにはそれぞれ「意義」があり、切れ味鋭い剣技と格闘の場面は実写ならではのスリルと臨場感を醸し出す様が描かれてきました。
そして「最終章」2部作でもアクションはもちろんのこと、第1部『最終章The Final』での縁との死闘は同時に剣心の十字傷の謎に迫る戦いでもあり、第2部『最終章The Beginning』へと繋がっていくドラマにも注目です。
映画『るろうに剣心 最終章The Final』は 2021年4月23日(金)より、『るろうに剣心 最終章The Beginning』は、6月4日(金)よりロードショー。