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Entry 2019/03/23
Update

映画『ハンターキラー 潜航せよ』あらすじネタバレと感想。潜水艦作品の新たな傑作!

  • Writer :
  • 松平光冬

ジェラルド・バトラー主演の潜水艦アクション大作!

『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)、『ザ・アウトロー』(2018)のジェラルド・バトラー主演の『ハンターキラー 潜航せよ』が、2019年4月12日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショーされます。

攻撃型原子力潜水艦(ハンターキラー)とネイビーシールズがタッグを組み、ロシアで発生したクーデターの鎮圧という危険ミッションに挑みます。

限定空間で繰り広げられる、緊張感漂う人間ドラマです。

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映画『ハンターキラー 潜航せよ』の作品情報

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

【日本公開】
2019年(イギリス・中国合作映画)

【原題】
HUNTER KILLER

【監督】
ドノヴァン・マーシュ

【キャスト】
ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、コモン、リンダ・カーデリーニ、ミカエル・ニクヴィスト

【作品概要】

2012年にアメリカで出版され、瞬く間にベストセラーとなった小説『ハンターキラー 潜航せよ』を映画化。

ロシアで発生したクーデターを阻止すべく、アメリカ海軍とネイビーシールズ精鋭部隊が、共同で動きます。

主演・製作は、『300 <スリーハンドレッド>』(2007)や『P.S.アイラヴユー』(2007)、『ジオストーム』(2017)など、アクションからラブロマンスまで幅広く活躍するジェラルド・バトラー。

共演に、オスカー俳優となったゲイリー・オールドマンや、ラッパーとしても活躍するコモン、『グリーンブック』(2018)のリンダ・カーデリーニ。

また、惜しくも2017年に亡くなったミカエル・ニクヴィストが、ロシア潜水艦艦長役で出演しています。

映画『ハンターキラー 潜航せよ』のあらすじとネタバレ

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

ロシア近郊のバレンツ海で、アメリカ海軍原潜タンパ・ベイが、ロシアの原潜と同時に消息不明となる事態が発生。

タンパ・ベイの捜査に当たるべく、アメリカ海軍少将のフィスクは、別名“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原潜アーカンソー号の潜航を決定。

艦長として、海軍兵学校出身ではないものの、現場経験が豊富なジョー・グラスを抜擢します。

早速捜索に向かったアーカンソー号がバレンツ海で発見した物は、無残に破壊されたタンパ・ベイとロシア原潜の残骸でした。

するとその直後、アーカンソー号は、氷山の下に潜んでいたロシア側とおぼしき原潜の魚雷攻撃を受けます。

タンパ・ベイを撃沈させたのは、この原潜だったのです。

しかし、グラスの的確な指示により、アーカンソー号は見事に返り討ちにします。

その頃地上では、フィスクが国家安全保障局(NSA)のジェーンから、ロシア国内でクーデターが企てられているとの情報を受けていました。

そこで2人は、ビーマン隊長率いるホール、ジョンストーン、マルティネリらネイビーシールズ精鋭部隊4名を秘密裏にロシアに送り込むことに。

一方、海中では、撃沈されたロシア原潜の残骸跡を見たグラスは、ロシア原潜は乗組員の反乱により、内部から破壊されたと推測。

さらには生存者がいることも分かり、艦長のアンドロポフを含む3名のロシア人を救出します。

かたや、ロシアに潜入したネイビーシールズたちが見たのは、現ロシア大統領ザカリンを拘束したロシア国防大臣のドゥーロフが、海軍基地を占拠する様子でした。

ドゥーロフは、他国に依存しないロシア国家の樹立を目指し、アメリカ攻撃を目論むクーデターを起こしたのです。

この事態に、合衆国統合参謀本部議長のドネガンは、空母艦隊を派遣し武力行使によるクーデター鎮圧を、アメリカ大統領のドーバーに直訴します。

しかし、下手をすれば第3次世界大戦にもなりかねないリスクを考慮したフィスクは、ロシアに潜入中のネイビーシールズにザカリンを救出させ、アーカンソー号に収容するというプランを提言。

こうして、深海と陸を又にかけた、危険なミッションが本格始動します。

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

グラスは、アンドロポフに原潜はクーデターによって破壊されたことを伝え、さらにザカリンを救出すべく、ロシア海域のフィヨルドを安全に潜航できるルートを教えるよう要請します。

しかし、副長のエドワーズをはじめとする一部の乗組員の中には、ロシア人を信用できないとして、任務に不満を持つ者もいました。

そのロシアでは、ネイビーシールズがザカリンが囚われている海軍基地に近づくも、警備に当たった彼の部下により、シールズメンバーで新人のマルティネリが負傷。

やむなく3人で救出活動に赴いたビーマンは、九死に一生を得ていたザカリンのシークレットサービスとともに、銃撃戦の末にザカリンを確保します。

その頃アーカンソー号は、事態を察したアンドロポフ案内の下、潜水艦の動向を監視するソナー網をかいくぐり、ロシアに近づきつつありました。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ハンターキラー 潜航せよ』ネタバレ・結末の記載がございます。本作をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

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クーデター軍の激しい追撃により、部下のホールとジョンストーンを失い、ザカリンも負傷させてしまったビーマンですが、マルティネリの遠距離射撃の援護を受け、ようやくアーカンソー号の到着ポイントに到達。

ところが、アーカンソー号を撃沈すべく、ドゥーロフが差し向けた軍艦の攻撃を受けます。

なんとかザカリンをアーカンソー号に収容したビーマンは、マルティネリを救出するため、再び戦地に引き返します。

ロシア軍艦の砲撃に、グラスたちは成す術もありません。

そこで、アンドロポフから、軍艦の乗組員はかつての自分の部下だったと聞かされたグラスは、無線を通じて彼らを説得するよう彼に要請。

アンドロポフは、アーカンソー号に自分とザカリンが乗っていることを伝え、砲撃を止めるよう告げるのでした。

そこへ追い打ちをかけるように、ドゥーロフは海軍基地からもミサイルを発射。

エドワーズが反撃するようグラスに訴えるも、彼は何も命じません。

あわや万時休すという寸前で、アンドロポフへの忠誠心を持つ軍艦乗組員がミサイルを撃墜し、返す刀で海軍基地にミサイルを発射します。

ミサイルによって、ドゥーロフがいる海軍基地は吹き飛ぶのでした。

エドワーズから、こうなる事は予測していたのかと尋ねられたグラスは、笑って否定します。

無事に救出したマルティネリと一緒にアーカンソー号に収容されたビーマンを労ったグラスは、彼に海軍入りを打診。

それをビーマンは、「狭い場所は苦手だ」と笑って一蹴します。

全てを終えたグラスは、ロシアに戻っていくアンドロポフと握手。

そのアンドロポフの手には、グラスが肌身離さず持っていた“幸運のコイン”が握られていたのでした――

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映画『ハンターキラー 潜航せよ』の解説と見どころ

全米ベストセラーの軍事サスペンス小説の映画化

本作『ハンターキラー 潜航せよ』は、2012年にアメリカで出版された『ハンターキラー 潜航せよ』(原題「Firing Point」)の映画化です。

米海軍原子力潜水艦の元艦長だったジョージ・ウォーレスと、ジャーナリストのドン・キースが共同で執筆したこの小説は、最新鋭の潜水艦を舞台としたリアル軍事サスペンスとして、ベストセラーを記録

小説では、キャラクターたちの人物像を詳しく掘り下げたり、ロシアンマフィアの暗躍、さらにはドゥーロフによるアメリカ金融界へのサイバーテロ攻撃といった、映画では省かれた要素も含まれています。

日本でも、映画公開に先駆けて文庫化されているので、気になった方はチェックしてみましょう。

頭脳明晰で冷静沈着!ジェラルド・バトラーの新たな一面が見られる

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『ザ・アウトロー』といった主演作で、頼れる男役を演じてきたジェラルド・バトラー。

どちらかといえば肉体派アクションが目立つ役どころでしたが、本作でのジョー・グラス艦長役は、そうした見せ場は皆無といって良いほど。

その代わり、どんな緊急事態においても、常に頭脳明晰かつ冷静沈着に対処していくという、これまでとはまた違った頼もしさを見せてくれます。

次回作として、『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『エンド・オブ・キングダム』(2016)の続編『Angel Has Fallen(原題)』で、三度主人公のマイク・バニングを演じるバトラー。

“頼れる男を演じさせたらナンバー1俳優”の称号は、今後も揺るぎそうにありません。

極限までリアルを追求した撮影

(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

本作の撮影では、アメリカ海軍の全面協力の元、パール・ハーバーに着岸している原子力潜水艦を2日間借りて行われています

また、海軍との合意に基づき、潜水艦のセットはすべて本物らしく描くことを心掛けたとの事。

結果として本作は、映画史上初めて、最新鋭の潜水艦を完璧に再現したとして、話題となりました。

さらに、監督のドノヴァン・マーシュは、リアルさを追求するために潜水艦のセットを巨大なジンバル(回転台)の上に設置して撮影。

これにより、俳優たちも艦内に乗って体勢を傾けたような状態になり、演技に説得力を持たせることに成功しています。

参考映像:『ハンターキラー 潜航せよ』メイキング

映画『ハンターキラー 潜航せよ』の感想と評価

冷戦時代よりも緊張関係が緩くなったアメリカとロシア。

とはいえ、本作がアメリカで公開された際は、「アメリカとロシアが協力して敵を討伐するというあらすじが非現実的すぎる」といった否定的評価もあったようです。

しかし、製作陣はそういった批評が出ると踏んだ上で、あえて娯楽要素高めな内容にした節があります。

800ページを超える原作からエピソードをかなり取捨選択しているのも、分かりやすさや観やすさを追求したためと思われます。

なのでここはひとつ、アメリカとロシアの男たちのバディ・ムービーとして楽しむのがベターでしょう。

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まとめ

『Uボート』(1982)、『レッド・オクトーバーを追え!』(1990)、『U-571』(2000)などなど、「“潜水艦もの”映画にハズレは少ない」とよく評されます。

深海での狭い密室の中で、感覚を研ぎ澄ませて見えない敵と戦うというスリリングな展開に、否応にも惹きこまれるからでしょう。

そうした意味で、本作『ハンターキラー 潜航せよ』も、クライマックスまで手に汗握ることは間違いありません。

“潜水艦もの”映画の新たな傑作、『ハンターキラー 潜航せよ』は、2019年4月12日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショー!

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