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『バッドボーイズ フォーライフ』ネタバレ感想と結末解説。名コンビ刑事のウィルスミス×マーティンローレンスがアクションに挑む!

  • Writer :
  • 秋國まゆ

ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが贈るシリーズ第3弾『バットボーイズ フォー・ライフ』!

アディル・エル・アルビとビラル・ファラーが監督を務め、2020年に製作された、アメリカの大ヒットアクション映画「バットボーイズ」シリーズ第3弾『バットボーイズ フォー・ライフ』。

マイアミ市警の敏腕刑事コンビが、若いエリートたちとチームを組み、「バットボーイズ」シリーズ最大にして最後の危機に立ち向かっていく姿とは、具体的にどんな内容だったのでしょうか。

ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが主演でおくる、「バットボーイズ」最後の任務であり、最後の戦いを描いたアクション・エンターテインメント映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のネタバレあらすじと作品情報をご紹介いたします。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の作品情報

(C)2020 Columbia Pictures Industries, Inc. and 2.0 Entertainment Borrower, LLC. All Rights Reserved.

【公開】
2020年(アメリカ映画)

【脚本】
クリス・ブレムナー、ピーター・クレイグ、ジョー・カーナハン

【監督】
アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー

【キャスト】
ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、バネッサ・ハジェンズ、アレクサンダー・ルドウィグ、チャールズ・メルトン、パオラ・ヌニェス、ケイト・デル・カスティーリョ、ニッキー・ジャム、ジョー・パントリアーノ、テレサ・ランドル、ビアンカ・ベチューン、ジェイコブ・スキピオ、DJキャレド

【作品概要】
アメリカの大ヒットアクション映画「バットボーイズ」17年ぶりの新作であり、シリーズ第3弾となるアクション・エンタテインメント作品です。

『ギャングスタ』で注目を浴びた、新鋭アディル・エル・アルビとビラル・ファラーの監督コンビがメガホンを取ります。

「バットボーイズ」シリーズや「メン・イン・ブラック」シリーズ、『スーサイド・スクワッド』『アラジン』など話題作に出演する人気スターのウィル・スミスと、「バットボーイズ」シリーズや「団塊ボーイズ」に出演するマーティン・ローレンスが、再び主演でコンビを組んでいる作品です。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』のあらすじとネタバレ

(C)2020 Columbia Pictures Industries, Inc. and 2.0 Entertainment Borrower, LLC. All Rights Reserved.

マイアミ市警の戦術麻薬捜査部隊『TNT』の隊員マイク・ラーリーは、同じ部隊の隊員で相棒のマーカス・バーネットと一緒に、愛車のポルシェに乗って病院へ向かいます。

それは、マーカスの娘が赤ん坊を出産することになったからです。マーカスの娘は無事赤ん坊を出産し、マーカスは初孫を抱きかかえます。

その頃メキシコのサンタマリア刑務所では、女性受刑者イサベル・アレタスが、隠し持っていた包丁で刑務官を刺し殺しました。これをきっかけに、他の受刑者たちも暴動を起こします。

モニタールームで監視していた刑務官は、すぐに救急車を手配し、刺された刑務官を病院へ搬送させます。しかし運ばれたのは、刑務官に成りすましたイザベラでした。

イザベラは救急隊員を殺し、救急車を燃やして脱獄します。脱獄後、イザベラは迎えに来た息子のアルマンドと一緒に、メキシコシティへ向かいました。

メキシコシティに到着後、イザベラはアルマンドに、「亡き夫が収監前に隠した遺産を探して」と命じます。これに応じたアルマンドは、マイアミ港にあった遺産と一緒に、ズウェイローたち手下を手に入れるのです。

一方マイクとマーカスは、マーカスの初孫誕生を祝うパーティーを開いて家族たちと楽しんでいました。するとマーカスは、マイクに「大事な家族の為に引退しようと思っている」ことを打ち明けます。

そこへ、マイアミ市警特殊エリート部隊『AMMO』リーダーに就任したリタが現れ、マイクたちに声をかけてきました。リタはマイクの元恋人ですが、マイクにはリタの他に昔一度だけ、本気で愛した女性がいます。

パーティーの帰り、酔っ払ったマイクとマーカスは、これからも敏腕刑事コンビ「バットボーイズ」を続けていくかを決めようと競争しました。

2人が走り出した直後、すぐそばの道路を走っていた1台のバイクの運転手が、銃で走っているマイクを攻撃します。マイクを襲撃したのは、アルマンドによるものでした。

マイクを襲撃したことによって、アルマンドはイザベラの逆鱗に触れてしまいます。これに不貞腐れたアルマンドはその後、ヴァーガス元検事や麻薬取締局(DEA)のウェバー、ソレンソン判事の3人を射殺しました。

ハワード警部やリタたち『AMMO』は、マイクを襲った銃撃犯とソレンソン判事たちを殺した犯人の捜査を行っていきます。

するとハワード警部たちは、監視カメラの映像や目撃情報、2つの事件の犯人が同じ黒いバイクに乗って、似たようなバイク痕が現場に残されていることに気がつきました。

それともう1つ、使用された銃弾がいずれも『P90』のカスタム弾だったことから、ハワード警部たちは2つの事件は同一犯によるものだと断定します。

それから6カ月後、緊急手術と入院生活を送っていたマイクが、無事退院しました。マイクもマーカスたちと共に、マーカスの娘の結婚式に参列します。

その時、マイクはハワード警部に、自分やソレンソン判事たちを襲った犯人を捕まえる捜査チームに入れて欲しいとお願いしました。しかし、相棒のマーカスは捜査には協力せず、リタも『AMMO』に捜査を任せて欲しいと言います。

一方アルマンドは、マイクを襲撃した際の動画をネットに拡散しました。この動画を見たマイクは、独自で捜査を始め、『P90』のカスタム弾を売っているのが、ブッカー・グラッシという人物だという事を突き止めます。

マイクはこの情報を取引材料にし、ハワード警部に捜査チームに入れるよう強引に迫りました。ハワード警部は有力な情報を手に入れるため、仕方なくこれに応じ、マイクを2つの事件を捜査する『AMMO』に入れることにします。

マイクはリタ率いる『AMMO』の元へ向かい、若きエリートのドーン・レイフ・ケリーと顔合わせを済ませました。その後、マイクは『AMMO』と共に、ブッカーが武器取引に使う工場へ向かいます。

以下、『バッドボーイズ フォー・ライフ』ネタバレ・結末の記載がございます。『バッドボーイズ フォー・ライフ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。

(C)2020 Columbia Pictures Industries, Inc. and 2.0 Entertainment Borrower, LLC. All Rights Reserved.

工場へ向けて飛ばしたドローン映像を見ていたマイクたちは、ブッカーが取引相手に嵌められ、殺されそうになっている姿を目撃しました。マイクは現場に急行しますが、情報を聞き出す前に、ブッカーは銃撃戦に巻き込まれて死んでしまうのです。

その頃、引退したマーカスは、タレコミ屋のカーヴァーがマイクを襲った犯人に狙われていることを知りました。マーカスは急いでマイクに連絡を取り、2人でカーヴァーの救出に向かいます。

しかし2人が駆けつけるより前に、カーヴァーは既に殺されてしまっていました。マイクは現場から立ち去ろうとする犯人を追いかけ、戦った際にヘルメットの下に隠れた犯人の素顔を目撃します。

カーヴァーを殺したのはアルマンドでした。アルマンドは逃走後、暫くしてハワード警部を殺します。マイクはここでようやく、「自分が動けば関わった誰かが死ぬ」ことを実感するのです。

ハワード警部を喪って落ち込むマイクを見て、マーカスはこれで最後だと言い、再び彼と「バットボーイズ」を組むことを決心しました。

マイクとマーカスは、死んだブッカーの帳簿を入手し、彼がヤク中のピカンテ・ジェンキンスという会計士と繋がっていたことを知ります。

ピカンテに会いに行った2人は、マーカスは対話で取引を持ち掛けましたが失敗し、彼を殴ったピカンテをマイクが暴力で服従させようとしました。

そこへマーカスは、マイクの知らぬ間に手を組んでいた『AMMO』が駆けつけ、ピカンテを捕まえます。マイクたちとAMMOは、ピカンテを尋問すると、「ズウェイロー」と呼ばれた男の名前が浮上しました。

「ズウェイロー」という男の本名はL・ロドリゲス、麻薬と武器の売人であり、アルマンドに殺されたタグリンの手下だった男です。

マイクたちとAMMOは、事件解決の鍵を握るズウェイローを逮捕するため、ゴム弾を装填した銃を装備して、彼がよく行くクラブへ潜入することにしました。

賑やかな音と声が飛び交うクラブ内で、マイクたちはズウェイローの両脇を固めます。しかし、マイクたちに気づいたズウェイローは、高い身体能力を活かしてクラブから脱出し、バイクで逃走しました。

マイクたちもすぐさまクラブを出て、無理矢理借りた車でズウェイローを追いかけます。マイクがゴム弾を撃って、バイクのタイヤをパンクさせたことにより、オーバータウンで横転したズウェイローを逮捕できました。

マイクたちは『AMMO』と合流しようとしますが、その前にズウェイローの仲間に囲まれてしまいます。そこへ駆けつけた『AMMO』が、ズウェイローの仲間を鎮圧しにかかっている隙を狙って、ズウェイローが逃げ出しました。

それに気づいたマイクたちは、近くにあったサイドカーに乗ってズウェイローを追いかけます。

マイクたちが、自分たちを追ってきた敵やズウェイローと戦っていると、行く手にヘリで現れたアルマンドがズウェイローを回収していきました。

アルマンドが放ったミサイルを、マイクはサイドカーを2つに切り離して回避します。オートバイに跨っているマイクは、そのままヘリの真下まで走り、ズウェイローが握っている梯子目掛けてダイブ!

アルマンドは葛藤の末、ズウェイローを切り捨てること決めて射殺します。アルマンドは、その次に梯子に掴まっているマイクを殺そうとしますが、マーカスが地上からサイドカーに装備された機関銃で攻撃してきたので諦めました。

急に動き出したヘリに振り回され、マイクは海へ落ち、そこから何とかAMMOの捜査本部へ帰還します。

マイクは梯子から手を放してしまう前、アルマンドが「Hasta el juego(アスタ・エル・フエゴ。死んでもまた会うという意味)」と言っていたことを思い出しました。

そしてマイクは、押収したズウェイローの携帯の通話履歴をドーンに調べて貰います。

ズウェイローがここ最近、メキシコにいる誰かと通話していたことを知り、マイクはドーンに、その番号全てに「Hasta el juego」とメッセージを送るよう指示しました。

その後マイクは、刑務所データベースを使ってイザベラのことを調べ、彼女が獄中で赤ん坊を出産したことを知って驚きます。その直後、イザベラからメッセージが送られてきました。

マイクは捜査本部を飛び出していき、マーカスは心配になって後を追います。するとマイクは、涙を堪えながら「24年前警察学校を卒業し、ハワード警部や殺された判事たちと一緒に、アレタス・カルテルの潜入調査をしていた。

その時、ベニート・アレタスを捕まえたが、彼は自殺した。その妻のイザベルが、復讐するためにこの事件を起こしたのだ」と、マーカスに打ち明けるのです。

闇の魔術に憑りつかれた非情な殺し屋イザベルは、マイクが潜入捜査中に恋に落ちた女性でした。そしてイザベルは、子供を作ることが出来ないベニートではなく、愛し合ったマイクの子供を妊娠し、産まれた子供にアルマンドと名付けました。

その事に気づいたマイクは、1人でイザベルたちと戦おうとしますが、事情を知ったマーカスも一緒に行くことを決めます。

マイクたちはメキシコシティにある隠れ家に到着すると、そこへマーカスから事情を聞いた『AMMO』が駆けつけ、DEA支局の武器を渡しました。

マイクたちと『AMMO』は武器を装備し、イザベルたちが潜伏する街はずれのホテル跡へ向かいます。到着後、マイクは再会したイザベルとアルマンドについて話していました。

その途中、目ざといイザベルは、リタが出発前にマイクにあげたカメラ付きペンダントの存在に気づきます。

イザベルにカメラごとペンダントを壊されてしまい、離れた場所で様子を窺っていた『AMMO』は、唯一見つけた侵入経路からマイクの救出しようとしました。

リタに撤退を命じられたマーカスは、人質として捕まり、饒舌にイザベルたちと話して時間稼ぎをします。その間に侵入した『AMMO』が現場に現れ、アルマンドたちと銃撃戦を繰り広げていきました。

激しい銃撃戦の中、イザベルとアルマンドはヘリで逃げようとしますが、追ってきたマイクたちが投げた手榴弾で墜落してしまいます。ヘリはそのまま下の戦場へ落ちて爆発し、アルマンドの手下たちは爆発に巻き込まれてしまいました。

ヘリに乗れなかったイザベルとアルマンドは、それぞれマイクたちと死闘を繰り広げます。しかしマイクは、アルマンドに何度殴られようと、「父親だから」という理由で止めが刺せません。

そんなマイクの言葉に酷く動揺したアルマンドは、イザベルに真相を確かめます。そして、本当にマイクが自分の父親だと分かったアルマンドは、マイクを殺そうとしたイザベルに誤って銃で撃たれてしまうのです。

息子を撃ったことに動揺するイザベルは、その後駆けつけたリタに射殺され、爆発で燃える火の中へ落ちていきました。マイクたちはリタとアルマンドと一緒に、爆発の影響で崩壊寸前の危機にあるホテル跡を脱出します。

無事皆で脱出できたマイクは、手当てを受けているアルマンドに、「刑務所へ行っても、俺が支える」と言いました。

後日開かれたリタの昇進祝いパーティーに、『AMMO』メンバーとして参加したマイクは、マーカスに「引退するとしても応援する」と告げます。

マイクは、事件に巻き込んだお詫びとして、マーカス夫婦にホテルの宿泊券をプレゼントし、マーカスの孫の面倒を『AMMO』の皆で見ようと言いました。

それを聞いたリタや『AMMO』は仕事だと言って逃げ出します。マイクは仕方なく、マーカスと一緒にバットボーイズの歌を歌って、孫を一生懸命あやします。

その後マイクは、刑務所に入って今回の事を反省しているアルマンドに、罪を償うチャンスを与えました。

映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の感想と評価

(C)2020 Columbia Pictures Industries, Inc. and 2.0 Entertainment Borrower, LLC. All Rights Reserved.

この映画は、「バットボーイズ」シリーズを全作見てきたファンは勿論、今回初めて観る人もマイクたちを好きになると思われる作品でした。

その理由として、まず挙げられるのは、マイクとマーカスの敏腕刑事コンビ『バットボーイズ』によるカーアクションです。

物語の冒頭では、マーカスの初孫誕生に立ち会うためだけに、マイクが愛車のポルシェで街を爆走しながら病院へ向かいます。

マイクが高度な運転技術を余すことなく発揮するこの場面、助手席でビビるマーカスと一緒に、バスや他の車とぶつかりそうになってヒヤヒヤするスリルが味わえて面白いのです。

それだけでなく、マイクが車から敵に向かって攻撃する場面や、マイクたちがサイドカーに乗ってズウェイローを追いかけ、最後マイクが飛んでヘリの梯子に掴まる場面と随所でカーアクションを楽しむことができます。

そんなスリルと迫力満点のカーアクションは勿論面白いですが、やっぱり最大の見所は『バットボーイズ』の2人が敵と戦うアクションでしょう。

激しい銃撃戦や格闘戦が繰り広げられ、瞬きする暇がないほどスピーディーに激しくやり合う映像は、アクション映画好きにはたまらなく興奮する場面ばかりです。

引退を決めていたマーカスが、大事な相棒マイクの為にチームを再結成する場面も、彼ら2人の熱き男の友情を感じて感動します。

まとめ

マイクとマーカスという、敏腕刑事コンビ『バットボーイズ』が最後の任務に挑む姿を描いたアクション・エンタテインメント作品でした。

ずっと今まで『バットボーイズ』として活躍してきたマイク、そんな彼にも『AMMO』という新たな仲間が出来ました。バットボーイズの歌とマイクをからかうケリーたち、それを咎めるマイクたちの姿はとても微笑ましいです。

リッチでイケメン、独身生活を謳歌する敏腕ベテラン刑事マイク本人かと思ってしまうほど、ウィル・スミスはハマり役で格好良かったです。相棒のマーカス役も、マーティン・ローレンスにピッタリな役でした。

愛した人に裏切られた女の恨み、母親を思って実の父親を殺そうとする息子の気持ち、どれも悲しくて涙が出ます。そして最後には、そんなマイクたち3人の親子の未来が変わる出来事が起こりましたね。

親子愛・仲間との絆・最高のコンビ愛を感じつつ、迫力とスリルがある最高のアクションを観たい人に、とてもオススメな作品です。


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