Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

新作映画ニュース

Entry 2019/07/12
Update

クライミング映画『フリーソロ』あらすじ。アカデミー賞受賞ドキュメンタリーの予告編が解禁!

  • Writer :
  • 石井夏子

米アカデミー賞ほか、全世界で20賞受賞!

全世界を興奮と熱狂の渦に巻き込み、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞をはじめ、2018トロント国際映画祭観客賞、2019英国アカデミー賞を受賞(共にドキュメンタリー部門)など、世界で45賞ノミネート、20賞受賞の快挙を成し遂げた映画『フリーソロ』。

映画『フリーソロ』(原題:「Free Solo」)が2019年9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開されます。

この度、本作の予告編とサブ写真が解禁されましたので、作品の魅力とともにご紹介して行きましょう。

映画『フリーソロ』について

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

ナショナルジオグラフィックドキュメンタリーフィルムズ製作による本作は、稀代のクライマー、アレックス・オノルドによるカリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンにフリーソロで挑む一部始終を臨場感溢れるカメラワークで捉えています。

全世界で45賞ノミネート、19賞受賞し、ロッテントマト驚異の99%フレッシュを獲得しました。

監督は2015年の山岳ドキュメンタリー『MERU/メルー』で絶賛を博したジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィのコンビです。

人類史上最大の偉業に挑む姿を臨場感あふれるカメラワークで見事に撮影し、クライミング映画の枠を超えた人間の極限に迫る作品を作り上げました。

アレックス・オノルドのプロフィール

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

本作が追い続けるクライマー、アレックス・オノルドは1985年8月17日生まれ

10歳の時にカリフォルニア、サクラメントのジムでクライミングを始めました。

以後、世界で最も有名なクライマーの一人となったオノルド。

目が眩むほどの高い崖をロープなしで登る彼は、謙虚で控えめな性格でも知られています。

米ニュース番組「60ミニッツ」や米紙ニューヨークタイムズなどで取り上げられ、ナショナルジオグラフィック誌のカバーを飾ったこともあるんです。

2018年に初来日した際には、平山ユージ、中嶋徹と共に、クライミングセッションし話題となりました。

映画『フリーソロ』の本予告

解禁された本予告は、975メートルもの高さがある世界屈指の巨岩にしてクライミングの聖地エル・キャピタンを前に「絶対やる」と迷いなくコメントするオノルドの姿から始まります。

ロープや安全装置を一切使わず、素手のみでそこを登り切った者はいまだかつておらず、失敗=死を意味する挑戦です。

その後、そんな彼の身を案じ「何かあったら…」と大粒の涙を流す恋人サンニや、「滑落する彼を想像して、撮るべきか葛藤している」と語るジミー・チン監督が映し出されます。

本作がただクライミングを記録した映画というだけでなく、オノルドと同様に“死”を意識せざるを得なかった周りの人間たちとのドラマが詰まっていることが想像できる映像ですね。

映画『フリーソロ』の作品情報


© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

【日本公開】
2019年(アメリカ映画)

【原題】
Free solo

【監督・製作】
エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン

【撮影監督】
ジミー・チン、クレア・ポプキン、マイキー・シェイファー

【音楽】
マルコ・ベルトラミ

【主題歌】
ティム・マッグロウ「Gravity(原題)」

【日本語字幕】
畑アヤ子

【字幕監修】
平山ユージ

【キャスト】
アレックス・オノルド、トミー・コールドウェル、ジミー・チン、サンニ・マッカンドレス

【作品概要】
ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る「フリーソロ」と呼ばれるクライミングスタイルで世界的に知られるクライマー、アレックス・オノルドの緊迫感迫るクライミングに密着したドキュメンタリー。

オノルドが登攀する様子を臨場感あふれるカメラワークで収め、第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。

監督は、山岳ドキュメンタリー『MERU/メルー』(2015)も高い評価を得たエリザベス・チャイ・バサルヘリィとジミー・チンです。

映画『フリーソロ』のあらすじ

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

身体を支えるロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登るフリーソロ・クライミングの若きスーパースター、アレックス・オノルドには、途方もなく壮大な夢がありました。

それはカリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。

この世界屈指の危険な断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は、かつてひとりもいません。

幾度の失敗と練習を重ね、2017年6月3日早朝、アレックスは一人エル・キャピタンへと歩を進めていきます。

それは人類史上最大とも呼ばれる歴史的な挑戦の始まりでした…。

まとめ


© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

冒頭から目を疑うような光景が続出し、誰もが手に汗を握り、息をのまずにいられない驚異の傑作、その全貌がついに明らかになります。

映画『フリーソロ』は2019年9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開です。

スリリングな緊張感と熱い感動に世界が絶賛した傑作ドキュメンタリーにご期待ください。

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

関連記事

新作映画ニュース

水橋研二×瀧内公美映画『カゾクデッサン』あらすじとキャスト。公開日は3月21日で家族の絆を描く

家族って、どこまでが家族ですか? 彷徨う大人たちと子どもを結ぶ 色とりどりの「絆」と「幸せ」のかたち 水橋研二×瀧内公美×大友一生といった日本映画の際立つ才能が交ざり合う映画『カゾクデッサン』。 家族 …

新作映画ニュース

緒方直人と田中美里が南沙良を絶賛!映画『もみの家』クランクアップ囲み取材リポート

映画『もみの家』クランクアップ! ©「もみの家」製作委員会 ブルーリボン賞新人賞他数々の新人賞を受賞した、若手実力派女優 南沙良を主演に迎える、坂本欣弘監督の映画『もみの家』。 本作は2020年3月2 …

新作映画ニュース

【大阪アジアン映画祭2020情報】オープニング上映は『夕霧花園』 /クロージングは『蒲田前奏曲』に決定!

第15回大阪アジアン映画祭開催情報 オープニング作品、クロージング作品決定! 2020年3月6日(金)から3月15日(日)まで開催される第15回大阪アジアン映画祭。 (c)大阪アジアン映画祭 オープニ …

新作映画ニュース

「ベトナム映画の現在plus」ファン・ダン・ジー監督らクロージングトーク登壇!『Kfc』レ・ビン・ザン監督Q&A〈in大阪シネ・ヌーヴォ〉も

日越外交関係樹立50周年記念「ベトナム映画の現在 plus」&「ベトナム映画祭2023」にベトナムを代表する映画作家たちが登壇! 日越外交関係樹立50周年を記念し、近年高い評価を受けるベトナム若手監督 …

新作映画ニュース

韓国映画『サムジンカンパニー1995』あらすじ/キャスト/公開日/上映館。実話ベースのスカッとするエンタメ作!

『グエムル-漢江の怪物-』のコ・アソン主演 実話をベースにした痛快大逆転お仕事エンタテインメント! ポン・ジュノ監督作『グエムル-漢江の怪物-』で鮮烈な映画デビューを果たしたコ・アソンを主演に迎えた『 …

【坂井真紀インタビュー】ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』女優という役の“描かれない部分”を想像し“元気”を届ける仕事
【川添野愛インタビュー】映画『忌怪島/きかいじま』
【光石研インタビュー】映画『逃げきれた夢』
映画『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』伊澤彩織インタビュー
映画『Sin Clock』窪塚洋介×牧賢治監督インタビュー
映画『レッドシューズ』朝比奈彩インタビュー
映画『あつい胸さわぎ』吉田美月喜インタビュー
映画『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督インタビュー
『シン・仮面ライダー』コラム / 仮面の男の名はシン
【連載コラム】光の国からシンは来る?
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
星野しげみ『映画という星空を知るひとよ』
編集長、河合のび。
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
日本映画大学