俳優・向井理さんの実の祖母の手記を映画化!
戦中・戦後の激動の時代を生き抜いた全ての家族の物語『いつまた、君と 何日君再来』をご紹介します。
CONTENTS
映画『いつまた、君と 何日君再来』の作品情報
【公開】
2017年(日本)
【監督】
深川栄洋
【キャスト】
尾野真千子、向井理、岸本加世子、イッセー尾形、駿河太郎、成田偉心、野際陽子
【作品概要】
俳優・向井理さんの祖母・芦村朋子さんが綴った手記を、向井さん自身が企画立案し、『神様のカルテ』の深川栄洋監督がメガホンを取り、『ゲゲゲの女房』や『八重の桜』で知られる山本むつみさんが脚本を手掛けた感動の実話ドラマ。
主人公・芦村朋子役に尾野真千子さん、夫・吾郎役に向井理さんが演じ、その他にも岸本加世子さん、イッセー尾形さん、野際陽子さんらベテラン勢が脇を固めている。
映画『いつまた、君と 何日君再来』のキャスト一覧
芦村 朋子 / 尾野真千子
奈良県出身の尾野真千子さんが女優としてデビューを果たしたのは、1997年の河瀬直美監督の映画『萌の朱雀』(当時高校生)。
この作品でいきなり主演を果たし、第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞や第12回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞するなど、異例の新人として最高の評価を獲得することに。
高校卒業後に女優として本格的に活動を開始し、2004年には山下敦弘監督の『リアリズムの宿』でヒロイン役に抜擢。
2007年には再び河瀬直美監督とタッグを組んだ『殯の森』で主演を務め、第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得したことで、国際的にも高い評価を得ることになりました。
2009年にはNHKドラマ『火の魚』、『外事警察』に出演し、第64回日本放送映画藝術大賞放送部門優秀主演女優賞を受賞。
日本テレビドラマ『Mother』(2010)に出演した後、2011年にNHK連続テレビ小説『カーネーション』で主演を務め、その年度の賞レースを総なめにし、改めてその確かな演技力が称賛を浴びました。
最近でもNHKドラマ『夏目漱石の妻』(2016)や映画『後妻業の女』(2016)で素晴らしい演技を披露し、実力派女優のトップをひた走っていますね!
本作『いつまた、君と 何日君再来』では、向井理さんの実の祖母である芦村朋子を演じており、戦中・戦後という困難な時代を生き抜いた強き女性像をどのように表現しているのかに要注目です!
芦村 吾郎 / 向井理
本作『いつまた、君と 何日君再来』の企画立案者である向井理さんは、2006年の『ミニッツメイド』のCMで芸能界デビューを果たします。
俳優としてのデビューはTBSテレビドラマ『白夜行』(2006)、映画では『だからワタシを座らせて。 通勤電車で座る技術!』(2006)という作品だったようですが、この時点ではさほどインパクトは残せず。
その後、フジテレビドラマ『のだめカンタービレ』(2006)、日本テレビドラマ『バンビ〜ノ!』(2007)で少しずつ注目を集め始めます。
2008年にはフジテレビドラマ『ハチミツとクローバー』や日本テレビドラマ『おせん』、映画『ガチ☆ボーイ』に出演し、人気を博しました。
翌2009年の日本テレビドラマ『傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか』では、ドラマ初主演。
そして2010年は向井理さんにとって大きな転機となり、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で水木しげる役を演じた他、映画『ハナミズキ』や『BECK』にも出演し、大ブレイクを果たします。
さらに翌2011年にはNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』にも出演し、意外にもこれが初の時代劇作品だったようですね。
最近でもTBSテレビドラマ『神の舌を持つ男』(2016)や映画『信長協奏曲』(2016)など、人気イケメン俳優としてその地位を確立しています。
本作は自身の祖母の手記をを題材としており、今回実の祖父である芦村吾郎をえんじることになる向井理さん。
身内を演じるという非常に難しい表現になりそうですが、一体どのような演技を見せてくれるのでしょうか?非常に楽しみですね!
真美 / 岸本加世子
1977年のTBSテレビドラマ『ムー』で女優デビューを果たした岸本加世子さん。アイドルとして歌手活動も行う傍ら、1978年にはドラマ『人間の証明』、翌年には『野生の証明』と立て続けに出演し、評価を高めました。
1981年には篠田正浩監督の『悪霊島』に出演し、第5回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得することに。
90年代以降は、『HANA-BI』(1998)や『菊次郎の夏』(1999)、『Dolls』(2002)、『TAKESHIS’』(2005)m『監督・ばんざい!』(2007)と北野武映画の常連となり、個性豊かなキャラクターを見事に演じ分け、実力派女優としての地位を確立。
本作『いつまた、君と 何日君再来』では、朋子と吾郎の末の娘にあたる真美(現代)を演じています。果たしてどんな演技を見せてくるのか…注目して見ていきたいと思います!
芦村 忠 / イッセー尾形
元々『お笑いスター誕生!!』で金賞を獲得したことで有名になったイッセー尾形さんは、青島幸雄さん主演のフジテレビドラマ『意地悪ばあさん』でさらに全国的に名が知られるようになります。
一人芝居の第一人者として舞台で活躍する一方、俳優としてもテレビドラマや映画で存在感を発揮し、アレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』(2005)で演じた昭和天皇役は非常に印象的でした。
最近では、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』(2016)に出演し、ロサンゼルス映画批評家協会賞助演男優賞で次点入賞を果たすなど、国際的にも名の知られる存在となっていますね。
そんなイッセー尾形さんが本作で演じているのは、朋子の父親である芦村忠。予告を観る限り何だか厳格そうな人物ですが、イッセー尾形さんがどのように表現するのかに注目です!
高杉 幹夫 / 駿河太郎
笑福亭鶴瓶さんの息子として有名な駿河太郎さんは、元々バンド活動をしていたようで、30歳(2008)を機に俳優に転向したのだそう。
デビューとなったのは2008年の映画『デトロイト・メタル・シティ』で、翌2009年にはテレビ朝日ドラマ『臨場 第1章』でドラマ初出演を果たします。
2011年が大きな転機となり、NHK連続テレビ小説『カーネーション』で尾野真千子さんが演じたヒロインの夫役に抜擢された他、MBSドラマ『荒川アンダー ザ ブリッジ』などにも出演し、注目を集めました。
2017年にはTBS日曜劇場『小さな巨人』やテレビ東京ドラマ『コードネームミラージュ』にも出演が決定しており、今最も乗っている俳優の一人と言えるでしょう。
そんな駿河太郎さんが演じているのは、吾郎の先輩である高杉幹夫。どのような役回りとなるかは不明ですが、駿河さんの演技に注目です!
理 / 成田偉心
青森県出身で1996年4月23日生まれの成田偉心(なりた いしん)さんは、新人俳優としてデビューしたばかりなのだとか。
これまでには、Amazonプライム・ビデオ連続ドラマ『東京女子図鑑』(2016)の第10話や、渡辺謙主演のTBSスペシャルドラマ『しあわせの記憶』(2017)への出演経験があるそうです。
2017年には本作の他にも、TBSテレビドラマ『あなたのことはそれほど』で榎本祐樹役として出演することが決定しており、今後の活躍が期待されている若手俳優の一人と言えますね。
そんな成田偉心さんが演じているのは、なんと大学生時代の向井理さんだそうで、本人を目の前にして演じるという難役にどう挑んでいるのか…注目です!
芦村 朋子(現代) / 野際陽子
元々NHKのアナウンサーだった野際陽子さんが女優としてデビューしたのは、1963年のTBSテレビドラマ『悲の器』。
翌1964年には『風の武士』で映画デビューを果たし、1968年には伝説的テレビドラマ『キイハンター』に出演し、一気に女優としての評価を高めます。
野際さんと言えば姑役のいめーが強く、TBSテレビドラマ『ずっとあなたが好きだった』(1992)では佐野史郎さん演じる冬彦の母を演じ、強烈なインパクトを残しました。
その後も同局の『ダブル・キッチン』(1993)や『長男の嫁』(1994)で姑役を演じ、このイメージが完全に定着することに。
最近でもテレビ朝日ドラマ『警視庁捜査一課9係』シリーズに出演するなど、常に第一線でドラマ・映画界において活躍しています。
そんな野際陽子さんが本作で演じることになるのは、向井理さんの祖母である現代の朋子。
尾野真千子さんと年齢の異なる同じ役柄を演じることになる訳ですが、その辺りをどう表現しているのかが注目のポイントになりそうですね!
映画『いつまた、君と 何日君再来』のあらすじ
81歳の芦村朋子は、慣れない手つきでパソコンに向かい、ある記録を残そうとしていました。
それは、亡くなった夫・吾郎との想い出。
しかし、完成を目前に控えた所で、朋子は突然病気で倒れてしまいます。
そんな祖母の様子を見ていた孫の理は、代わりにこの手記を完成させようと決意しました。
手記のタイトルは『何日君再来(ホーリー ジュン ザイライ)』。
ここに綴られていたのは、これまで理が知ることのなかった祖母と祖父たちの姿でした。
戦中、そして戦後の激動の時代を力強く生き抜いてきた夫婦と家族の絆とその歴史を知ることとなった理。
特別な人間の話ではなく、普通の市井の人々がいかに懸命に生きていたかを知った理は一体何を思うのか?
そして、その時祖母朋子にどう向き合っていくのでしょうか…?!
映画『いつまた、君と 何日君再来』公開はいつから?
映画『いつまた、君と 何日君再来』の劇場公開は、2017年6月24日(土)より始まります。
前売り券は3月18日(土)よりすでに発売中で、全国の劇場窓口の他、「major」(https://www.major-j.com/info.php?f=itsukamatakimitoM20170318006)、「ムビチケ」(https://mvtk.jp/Film/062424)でもオンライン購入が可能です。
前売券には映画オリジナルの12色クレヨンが付いており、気になる方はお早めの購入をおススメします!(※数量限定)
公開劇場数は比較的多く、全国的な上映となりそうです。向井理さんも尾野真千子さんも非常に人気のある俳優さんですし、集客力としては抜群だとは思うのですが…。
ストーリー的にインパクトがないのは確かで、これによってかなり観客数は左右しそうな気がします。
要は劇場に足を運びたくなるかが重要になる訳ですが、この作品は少々苦戦するかもしれませんね。
公開期間に関しても同様で、早期で上映打ち切りとする劇場も出てくるのでは?というのが個人的な予想です。
映画『いつまた、君と 何日君再来』試写会はある?
映画『いつまた、君と 何日君再来』の試写会は、スペースFS汐留(東京・新橋)にて2017年4月18日(火)に予定(舞台挨拶あり)されておりますが、すでに応募は締め切られております。
その他の情報に関しましては、新たな発表があり次第、更新してまいります。
まとめ
この作品は映画のタイトルにもなっている主題歌『何日君再来』にも注目で、なんと高畑充希さんが担当するようです!
この曲は1973年の中国映画『三星伴月』の挿入歌として始めて登場したもので、その後テレサ・テンさんら様々なアーティストがカバーしてきた名曲。
NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』や映画『ひるね姫』で披露したあの美しい歌声がこの作品を盛り上げることは間違いないでしょう!
注目の映画『いつまた、君と 何日君再来』の劇場公開は2017年6月24日(土)より始まります!ぜひ劇場で家族の絆と愛の物語をご覧ください!