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映画『アントマン&ワスプ』あらすじネタバレと感想。ラスト結末も

  • Writer :
  • かきぴー

大人気コミック「マーベル」の実写映画化プロジェクト『マーベル・シネマティック・ユニバース』こと、『MCU』

『アントマン』は『MCU』の一部作品で、本編以外にも『シビル・ウォー』にて、キャプテン・アメリカ達と共闘しました。今回は『シビル・ウォー』後の話である『アントマン&ワスプ』を紹介します。

映画『アントマン&ワスプ』の作品情報


(C)Marvel Studios 2018

【公開】
2018年(アメリカ映画)

【監督】
ペイトン・リード

【キャスト】
ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、ウォルトン・ゴギンズ、ボビー・カナヴェイル、ジュディ・グリア、ティップ・“T.I.”・ハリス、ハナ・ジョン=カーメン、マイケル・ダグラス

【作品概要】
『シビル・ウォー』にてアベンジャーズとともに戦ったアントマンこと、主人公のスコット・ラング。ソコヴィア協定に違反したスコットは、FBIから2年の自宅軟禁が言い渡されました。後3日で軟禁から開放されようとした日に…。

前作『アントマン』から3年、遂に直系の続編が公開されました。『アントマン』公開後から、MCUの中では『シビル・ウォー』に登場して以来です。

監督は『イエスマン』や『チアーズ』など明るい作風のペイトン・リードに、主人公スコット役に『俺たちニュースキャスター』など、コメディ映画への出演が多いポール・ラッドです。

映画『アントマン&ワスプ』のあらすじとネタバレ


(C)Marvel Studios 2018

冒頭は前作でも語られた先代のアントマン&ワスプの話から始まります。

娘であるホープ・ヴァン・ダインを置いて、ロケットを止めに行くハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダイン。

ロケットには追いついた2人ですが止めることができず、ハンクは自身を限界まで小さくして量子になりすり抜けようとしましたが、調整器が壊れていて実行できませんでした。

代わりに、ジャネットが粒子になりロケットを止めました。ですが、量子化したジャネットは2度と戻れず30年経ちます。

所変わって、2年前にアベンジャーズ同士の戦いに関与したスコット・ラングはソコヴィア協定に違反したとして、FBIから軟禁生活を言い渡されました。

後3日で監視から開放されるという日に、とある夢を見ます。

シビル・ウォーの1件で絶縁されていたハンクの妻であり、ホープの母親の夢です。

FBIには隠していた携帯から、ハンクへ連絡しました。その翌日、どこからともなくホープに連れて行かれるスコット。

アントマンやワスプの巨大化、縮小化を生かした技術で車やビルを持ち運びながら生活していました。

2人はアントマンのスーツ制作に関わった罪でFBIから追われていたのです。

ジャネットを量子世界から救う計画を考えていた2人は、スーツの件で悪いと思っているなら借りを返せと言って協力させます。

計画の実行には、裏世界の人間のソニー・バーチから部品を買わねばなりませんでした。

そんな中、FBIと通じているソニーは、取引先の店にて彼女たちが追われていることで脅して持ち運びできるラボを要求しました。

ワスプスーツで圧倒するホープは店を去ろうとしましたが、そこには物質をすり抜ける謎の敵ゴーストにラボを奪われます。

ハンクは、かつてSHIELDで共に働いていたビル・フォスターを訪ね、アドバイスを貰います。

ビルのアドバイスを元に、ラボの位置を割り出したハンクたちは、ゴーストの手からラボを取り返そうとしましたが返り討ちにあってしまいました。

量子実験の失敗に巻き込まれ両親を失い、自身の存在も安定しなくなってしまったゴースト、本名をエイヴァという少女は自身を安定させるためにラボを奪ったのです。

ラボには量子トンネルがありました。ハンクたちは量子トンネルを利用しジャネットを、エイヴァはビルと協力し存在を安定させようとしたのです。

以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『アントマン&ワスプ』ネタバレ・結末の記載がございます。『アントマン&ワスプ』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。


(C)Marvel Studios 2018

とっさの機転を利かしてなんとか脱出したスコットたち。携帯型ラボの関係もあり、どこでも展開できるため森のなかで量子トンネルを展開しようとしました。

ソニーによって居場所を吐かされたルイスはスコットへと報告しました。その場にはゴーストもいて、ゴーストがいち早く向かいました。

間に合わないと決めたソニーは、FBIの内密者へと密告しました。ラボを小さくしたホープたちは周りをFBIに囲まれていました。

こっそりラボを持っていこうとする内密者ですが、ゴーストによって奪われてしまいます。一時は捕まってしまう2人でしたが、スコットにより救出されます。

合流してゴーストを追っていきますが、最終的にソニーがラボを手に入れます。

すんでのところで取り返したアントマンですが、ゴーストによって船着き場の近くで展開されてしまいます。

ラボの中で先にジャネットを救いに行っていたピムは、なんとかジャネットの救出に成功します。

ゴーストに占拠されかけたラボでしたが、なんとかアントマン&ワスプの活躍によって現実世界へと帰還しました。

量子世界で過ごした結果、進化したジャネットによってゴーストの分裂を止めることができました。

映画『アントマン&ワスプ』感想と評価


(C)Marvel Studios 2018

『シビル・ウォー』以来の出演となるアントマンですが、ポール・ラッドの演技も相まってコメディ映画とヒーロー映画のいい所取りでした。

今作『アントマン&ワスプ』を鑑賞して感じたのは、家族愛をテーマにしているという事です。

この作品には家族は3つ登場します。

1つはスコット・ラングと娘たち家族、2つはホープたち、そして3つめはゴーストとビルの2人です。

スコットたちは前作でもクローズアップされましたが、今作ではジャネットを救出しに行くホープたちにも注目です。

そして3つめの家族として挙げた、ゴーストとビルです。

2人は本当の家族ではありませんが、ビルはゴーストを救うと誓い、ゴーストは終盤にてビルを逃すために行方を眩ませるなど、協力者の関係を超えたシーンも見受けられました。

劇場でご覧になる際は、是非この3つの家族に注目して見ていただきたいです。

まとめ


(C)Marvel Studios 2018

MCUの人気シリーズの続編『アントマン&ワスプ』について紹介させていただきました。

MCUにはキャプテン・アメリカのようなかっこいいヒーローや、スパイダーマンのように等身大のヒーローまで様々なヒーローがいます。

その中でもアントマンは家族のために戦い、何よりも見ていて応援していたくなるヒーローです。

劇中では、真面目なシーンでもコメディを入れてくるなど観客を飽きさせない演出で、スクリーンから目を離すことができません。

見に行く方は前作『アントマン』を、予習してから見に行くと話がズムーズに理解できるのでおすすめです。

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