“PとJKが恋をした。一緒にいる方法はただひとつ。結婚から始まるピュアラブストーリー。”
亀梨和也さんと土屋太鳳さんの共演による青春純愛映画『PとJK』をご紹介します。
CONTENTS
映画『PとJK』の作品情報
【公開】
2017年(日本)
【監督】
廣木隆一
【キャスト】
亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾、大政絢、村上淳、ともさかりえ、田口トモロヲ
【作品概要】
『ストロボ・エッジ』や『オオカミ少女と黒王子』で少女漫画の世界観を見事に実写化してみせた廣木隆一監督による警察官と女子高生の純愛を描いた異色のラブストーリー。
警察官・功太役にKAT-TUN充電期間中の亀梨和也さん、女子高生の歌子役に土屋太鳳さん迎え、その他にも高杉真宙さん、玉城ティナさん、西畑大吾さんら今をときめく若手俳優たちが集結。
映画『PとJK』のキャスト一覧
佐賀野 功太 / 亀梨和也
1998年にジャニーズ事務所に入って翌年、『3年B組金八先生 第5シリーズ』(1999)で連続ドラマ初出演を飾った亀梨和也さん。
その後2001年にKAT-TUNを結成し、音楽活動の傍らで日本テレビ『ごくせん 第2シリーズ』(2005)の小田切役や、『野ブタ。をプロデュース』(2005)などといった数々の連続ドラマに出演。
2017年春の日本テレビドラマ『ボク、運命の人です』でも主演を務めることが決定しており、KAT-TUN充電期間中もその人気は衰え知らずといった所でしょうか。
映画においても『バンクーバーの朝日』(2015)や『ジョーカー・ゲーム』(2015)などの話題作に出演し、2017年には『PとJK』の他にも吉田大八監督の『美しい星』にも出演しており、その活躍の場はテレビだけにとどまりません。
そんな亀梨さんが『PとJK』で演じるのは、警察官(Police)の佐賀野巧太。出会った女性が女子高生と知るやいなやプロポーズしてしまうという、なんとも一途で生真面目過ぎるキャラクターですね。
大人としての立場や警察官としての立場に悩みながらも、歌子への愛をどう貫いていくのか、そしてその葛藤を亀梨さんがどう演じてくれるのかが注目になりますね!
本谷 歌子(カコ) / 土屋太鳳
2005年にスーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス(角川映画、ソニーミュージック、Yahoo! JAPAN による合同開催)にて審査員特別賞を受賞したことをきっかけに芸能界デビューを果たした土屋太鳳さん。
その後、黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』(2008)の出演をきっかけに女優としての歩みをスタートさせ、彼女の転機はNHK連続テレビ小説『まれ』(2015)のヒロイン津村希に抜擢されたことでしょう。
2017年には『PとJK』を含めて、4本(他3本は『兄に愛されすぎて困ってます』、『トリガール!』、『8年越しの花嫁』)もの公開予定の映画がすでに決定しているなど、凄まじいほどの人気を博していますね。
今回土屋さんが演じるのは、警察官の功太と結婚することになる女子高生の本谷歌子。現在22歳ながらも全く違和感のない制服姿はとっても可愛らしい!
まだまだウブで大人な功太にキュンキュンしっぱなしの歌子は、土屋さんの愛くるしい顔にピッタリはまりそうな役だと思います。
2人の関係が壁にぶつかった時に、どういう表情を見せるのかが歌子役の土屋太鳳さんの注目ポイントになりそうですね!
大神 平助 / 高杉真宙
現在20歳の福岡県出身のイケメン俳優・高杉真宙さんの俳優デビューは舞台『エブリ・リトル・シング』(2009)。
2010年には五十嵐匠監督の『半次郎』で映画デビューを果たし、2012年の『カルテット!』では初主演を務め、さらには『仮面ライダー鎧武/ガイム』にも出演するなど、若いながらも幅広いキャリアを積んでいますね。
『PとJK』以降も『ReLIFE』、『トリガール!』など続々と映画出演が決まっており、今最も注目すべき若手俳優ではないでしょうか。
そんな高杉さんの役どころは、歌子の同級生・大神平助。ヤンキーだが実は心根は優しいという平助は、かつて功太に補導されたことがあるようで(そのために留年した)、それが原因で功太のことを嫌悪しているのだそう。
元々原作のファンだという高杉さんは…
元々原作の漫画を読んでいたんですけど、やっぱりファンだからこそ緊張と不安が大きかったですね。
「自分でいいのかな…。」だったりとか「もっと大神に似てる方がいるんじゃないかな。」とか思ったりして…。
でも、大神を演じられるっていうのはすごく嬉しくて、どうにかしてそのキャラクターを再現できたらいいなという気持ちはありました。(WEBマガジン『EMMARY』掲載のインタビューより抜粋)
…とインタビューで語っておられ、功太に復讐を試みる大神の複雑な心境をどう演じるのかに注目が集まっていますね。
矢口 三門(ミカド) / 玉城ティナ
アメリカ人との父と日本人の母の間に生まれたハーフ美女の玉城ティナさんは、2012年からファッション雑誌『ViVi』で専属モデルを務めるなど、モデルとしてのイメージが強いですよね。
女優としては、映画『オオカミ少女と黒王子』、『貞子vs伽椰子』、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』などに出演するなど、キャリアは短いながらも話題の作品に出演しています。
2017年4月公開予定の『暗黒女子』にも出演しており、モデルに加え女優としても定着してきた感のある玉城さんが、『PとJK』で演じるのは歌子の親友で少し気の強い性格の持ち主の矢口三門。
この作品の見所について玉城さんは…
『高校生らしいミカドとカコのやりとりや、”なんでこんなこと言っちゃうのカコちゃん!”と、うまく素直になれない高校生独特のむずがゆさもあったりするのでそこに注目してほしいです。』。(WEBマガジン『EMMARY』掲載のインタビューより抜粋)
…と語っているように、現在19歳と最も役柄に近い年齢の玉城さんが、高校生特有のもぞもぞと揺れ動く気持ちをどう表現してくれるのかが楽しみですね!
永倉 二郎 / 西畑大吾
関西ジャニーズJr.内のユニット“Aぇ少年”でも活躍する西畑大吾さん。
NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2014)で、主人公・め以子(杏さん)の次男・活男役を演じ、テレビドラマ初出演ながらも、その高い演技力を見せつけてくれました。
同じくNHK連続テレビ小説『あさが来た』(2016)では 眉山養之助役で出演を果たすなど、アイドルのみならず俳優としても非常に期待されていますね。
『PとJK』で西畑さんが演じるのは、何やら着ぐるみのバイトをしていて、それを学校に持ち込んでくるという不思議ちゃん的一面を覗かせるような人物なんだとか。
演技力には定評がある西畑さんが、二郎という不思議なキャラクターを一体どう演じるのかに注目が集まっています!
小森 ふみ / 大政 絢
『CANDy』のモデルを経て、2007年にファッション雑誌『Seventeen』(2010年に卒業)、『non-no』の専属モデルとして活躍する大政絢さん。
その後TBSテレビドラマ『ヤマトナデシコ七変化♥』(2010)でヒロイン役に抜擢され、テレビ朝日ドラマ『聖なる怪物たち』(2012)やTBSテレビドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(2016)など数々の話題作に出演し、女優としても評価を高めています。
そんな大政さんが今回演じるのは、功太の同僚の女性警察官である小森ふみ。原作通りの設定だとすると功太と同い年だが、高卒のため先輩に当たるというキャラクターですね。
正義感溢れるクールな女性ということで、功太と歌子の関係にどう関わってくるのかに注目しましょう!
本谷 誠一 / 村上淳
ファッション雑誌『MEN’S NON-NO』や『FINEBOYS』でモデル活動を務める傍ら、1992年にフジテレビドラマ『アルファベット2/3』で俳優デビューを飾った村上淳さん。
その後数々のドラマや映画に出演(安藤尋監督の作品はほぼすべてに出演)し、映画『新宿スワン』や『グラスホッパー』(共に2015)などに見られるようなどちらかというと強面のイメージが強いですよね。
そんな村上さんは、『PとJK』で歌子の父・本谷誠一を演じています。
今回は写真を見るからに髪を降ろし(珍しい?!)、いかにも父親といった雰囲気。女子高生の娘が結婚するという物語の中で、おそらく最も複雑な心境であろう父親役を村上さんがどう表現するのでしょうか?!楽しみですね!
本谷 陽子 / ともさかりえ
1992年、当時若干12歳でトヨタ自動車のCMにデビューした時の鮮烈なイメージが未だに残っているともさかりえさん。
日本テレビドラマの『金田一少年の事件簿』シリーズでヒロインの美雪役をきっかけに女優をとしても一躍脚光を浴びることに。
その後、NHK大河ドラマ『篤姫』(2008)や映画『アブラクサスの祭』(2010)、『100回泣くこと』(2013)など話題作に次々に出演し続け、アイドル的存在だったデビュー当時とは異なり、本格派の女優へと進化を遂げました。
『PとJK』での役どころは歌子の母・本谷陽子。自身も一児のママであるともさかさんが娘の歌子の突然の結婚という事態に夫(村上淳)とどう向き合っていくのかが注目です!
山本 修一 / 田口 トモロヲ
エキセントリックな印象のある田口トモロヲさんは、俳優であり、ミュージシャンであり、映画監督でもあるというマルチな才能の持ち主。
現在はテレビ東京ドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』に本人役で出演中ですが、どちらかというと活動の場は三池高史監督作品を中心とした映画の世界の方が強いイメージがありますね。
今回の田口さんの役どころは、警察官の功太の上司である山本修一。功太の良き相談相手として、2人の関係を優しく見守ってくれているような役柄で、名バイプレイヤーの田口さんがどう演じるのか期待が持てますね!
映画『PとJK』の監督と原作者紹介
監督:廣木隆一
『PとJK』でメガホンを取るのは、廣木隆一さんです。
1982年に『性虐!女を暴く』 でデビューして以降、ピンク映画系の作品を撮り続けて来た廣木監督ですが、1994年にロバート・レッドフォードが主催する新人育成の世界的登竜門サンダンス映画祭において奨学金を獲得して渡米を果たしのが大きな転機となったようです。
『800 TWO LAP RUNNERS』(1994)で、文化庁優秀映画賞や高崎映画祭若手監督グランプリなどを獲得。
その後は、清水美沙さん・大沢たかおさん主演の『ゲレンデがとけるほど恋したい。』(1995)、『東京ゴミ女』(2000)などを次々に発表し、2003年の『ヴァイブレータ』では国内外の様々な賞レースを席巻するなど、その手腕が評価されていきました。
近年では『余命一ヶ月の花嫁』(2009)、『きいろいゾウ』(2013)、『100回泣くこと』(2013)などの話題作を連発しており、かつてピンク映画(ハード系も含め)を撮っていた監督の姿は一体どこへ?といった感じですね。
さて、少女漫画を原作とする『PとJK』が、なぜ廣木監督に白羽の矢を立てたのかというと、おそらくすでに『ストロボ・エッジ』(2015)と『オオカミ少女と黒王子』(2016)で経験していた(成功もしていた)というのが大きかったのでしょう。
歌子を演じる土屋太鳳さんは…
「『カメラの前でしっかり呼吸をすること。土屋太鳳として呼吸することも、その役を演じていることでもある』ということも教えていただきました」
…と廣木監督への感謝の言葉をインタビューで語っており、結構いかついお顔に似合わず(と言っては失礼ですが…)優しく温かなアドバイスを送っているようで、その雰囲気はきっと劇中に存分に活かされているのでしょう。
原作:三次マキ『PとJK』(講談社『別冊フレンド』連載)
原作者の三次(みよし)マキさんは、2008年に第35回BF新人まんが賞を受賞した『オオカミ少女少年』でデビューを飾った漫画家さん。
その後も『別冊フレンド』のおいて『完璧☆彼氏彼女』やその他単発・オムニバス作品を多数発表し、2013年から同誌にて連載がスタートした『PとJK』(現在も連載中)は、累計310万部(2017年2月現在)を記録する程の大ヒット作です。
『PとJK』の試写をご覧になった三次さんはTwitterで…
PとJKの実写映画完成版を観せて頂きましたよ~。詳しい感想はネタバレになるのでまだ控えますが、とても綺麗な映画だな~と思いましたし、キャストの皆様全員素晴らしかったでございますよ!
— みよしまき (@ot1173) 2016年10月7日
…とツイートを寄せており、原作者も認める出来となっているようですね。う~ん…楽しみはいや増すばかりです!
映画『PとJK』のあらすじ
本谷歌子(カコ)は恋愛初心者のウブな女子高生。
ある日友達に人数合わせで合コンに駆り出されたことで、彼女の運命は大きく変わることになります。
年齢と身分を偽って参加した合コンで、ある男性と出会ったのです。
その男性の名は佐賀野功太、職業は警察官。 男らしい功太に魅力を感じる歌子、そして功太の方も彼女に思いを寄せているようでした。
そんな2人がすぐに交際に発展するかというと…そう簡単にはいきません。なぜなら歌子が女子高生だということが分かってしまったからです。
自分の年齢や警察官という職業上の立場から悩む功太でしたが、彼はある思い切った行動に出ました。
彼が取った行動はなんと!カコにエンゲージリングを手渡し、「結婚しよう」とプロポーズをしたのです!!!
突然のことに驚いたカコでしたが、心惹かれていた功太からのプロポーズに嬉しくなり承諾します。
カコは指輪をネックレスにして肌身離さず身につけて、ことにした。休みの日には、洗濯、掃除、食事準備など、しっかりと家事をこなしました。
また、功太の夜勤の際は、弁当を作り職場に届けるなど新妻の務めを果たしていくカコ。
それでもお互いの日常生活のすれ違いのズレから功太とカコは、気まずくなっていきます。特に夜勤あけで帰ってきた功太は疲れ果てて無口で不機嫌になってしまいます。
ある日、カコはバイトで働く大神平助と出会い話し込んでいると、その様子を目撃した功太に叱責されてしまい、結婚後に初めて夫婦喧嘩をしてしまいます…。
映画『PとJK』感想と評価
この作品にで仕事熱心な警察官の佐賀野功太役を勤めた亀梨和也は、今作について、「人間対人間、そういう空気感をキャッチしながら作れた」作品だと述べています。
それは亀梨は自分とは年齢の若い俳優たちと共演する中で、手ごたえのある実感を得たということでしょう。
また、良い意味でよくあるような恋愛映画とは違った作品になったことにも、とても満足をしているのでないでしょうか。
自身についても以前には格好良さを模索してきたが、現在ではある程度年齢を重ねて、生き方や趣味、自分が欲しているものが見えてきて、それついての肝心の中身をブラッシュアップしていきたいと語っています。
また、今作で共演を果たしたカコ役で土屋太鳳は、亀梨の印象について、男女問わずどんな人に対しても、この人はここが良いと褒める姿勢に共感を持ったそうです。
亀梨は自分ではない時点で他人をすごいと考えているようで、人はそれぞれ自分とは違うから面白いといことを言っていた時に、逆に亀梨の懐の深さに驚かされたようです。
このように、亀梨の他人や仕事への向き合い方の中で、自分がどういられるかを常に意識したいと、芯のある理想を持った人物のようです。
今作『PとJK』の公開後の5月には、三島由紀夫原作の吉田大八監督の『美しい星』の公開も決まっています!
さらに亀梨が理想とする中身で勝負をする姿勢や映画での活躍に注目したいですね!
まとめ
現在でも『別冊フレンド』にて連載が続いている大人気マンガ『PとJK』が待望の映画化とあって、公開前からかなりの話題となっていますね。
豪華なキャストもさることながら、ありそうでなかったピュアラブストーリーという設定や、マンガ原作の実写化には定評がある廣木監督ということもあって、原作ファンに限らず幅広い層から支持を集めることは間違いないでしょう!
注目の劇場公開は2017年3月25日(土)から始まります!ぜひ劇場に足を運んでいただいて、功太と歌子の純愛にキュンキュンしちゃって下さい!