加藤綾佳監督×山田愛奈主演の映画『いつも月夜に米の飯』は、9月8日(土)シネマカリテ、9月22日(土)新潟・シネウィンドほか全国順次公開。
7/28(土)に新宿シネマカリテにて行われたプレミア上映&トークイベントの内容と、あわせて解禁された本予告映像をご紹介します。
CONTENTS
映画『いつも月夜に米の飯』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【脚本・監督】
加藤綾佳
【キャスト】
山田愛奈、和田聰宏、高橋由美子、渡辺佑太朗、春花、MEGUMI、西山宏幸、森下能幸、マッスル坂井、飯田孝男、小倉優香、山川未菜、宮城大樹、山本直寛、山口岳彦、内田周作、小倉一郎、角替和枝
【主題歌】
吉澤嘉代子『雪』(e-stretch RECORDS/日本クラウン)
【作品概要】
雑誌「non-no」のモデルで、映画「最低。」で女優デビュー果たした山田愛奈を主演に、『おんなのこきらい』で知られる加藤綾佳監督が、2人の出身地である新潟県でオールロケを行ったヒューマンドラマ。
映画『いつも月夜に米の飯』の本予告編解禁
解禁された予告編には、主演の山田愛奈が演じた、ファーストフードを食べている女子高生の千代里が、校内放送に振り返る姿からはじまります。
母が失踪したという知らせを受け、故郷・新潟の居酒屋に戻ると、店を守ろうとする料理人のアサダがいました。
母へのわだかまりを癒すようなやさしいおにぎりの味、新潟の豊かな海産物、地元の個性的な客たち、家族、恋。女将としての仕事にも慣れてきたある日、突然、母が戻ってきて…。
“ごはんみたいにあったかくて、塩引鮭よりもばかしょっぱい”という私の人生は、どこへ向かうのか。
「人生で最後に食べるものって、何になるんだろう?」とつぶやいて、ふりかえる海辺の千代里で締めくくられます。
加藤綾佳監督のプロフィール
PFFアワード2012入選作品の映画『水槽』
加藤綾佳は1988年10月17日生まれの映画監督。
映画美学校12期フィクションコース修了後、初監督作『水槽』を製作し、ぴあフィルムフェスティバル2012コンペティション部門に入選。
その後、映画や企業コマーシャルの助監督や制作スタッフを経て、2015年『おんなのこきらい』にて劇場デビューを果たします。
現在、映画のほかWEB-CMやPVのディレクターとして活動中です。
山戸結希監督プロデュースのオムニバス映画『21世紀の女の子』に監督として参加が決定しています。
山田愛奈(やまだ・あいな)のプロフィール
山田愛奈は、1998年9月6日生まれ、 新潟県出身のモデルで女優。
地元新潟でスカウトされ雑誌でモデルとしてデビューし、“可愛すぎる美少女!!”とSNSで拡散し瞬く間に話題となります。
集英社の「non-no」専属モデルをはじめ、企業コマーシャルやミュージックビデオ、またドラマなどで活躍。
参考映像:『最低。』(2017)
2017年に瀬々敬久監督の映画『最低。』で主演として活躍し、初単独主演映画『いつも月夜に米の飯』。
今後、多方面での活躍が期待される大型新人です、要注目ですね。
『いつも月夜に米の飯』プレミア上映&トークイベント
おにぎりポーズの主演・山田愛奈と加藤綾佳監督
7/28(土)に新宿シネマカリテで開催中の夏の祭典「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018(カリコレ)」にて、プレミア上映&トークイベントにてお披露目となった本作。
台風直撃警も出るほどの悪天候にもかかわらず、ほぼ満席のプレミア上映後に、主演・山田愛奈と加藤綾佳監督が登壇。
公開に向けて、映画への思いを語りました。
共に新潟出身ということて、作品立ち上げの経緯は?
加藤綾佳監督「山田さんが「新潟美少女図鑑」にでられていたり、いろんな経緯から映画を撮ろうという企画が立ち上がりました。
最初に山田さんを紹介されたときに、「どんな子ですか?」と性格のことを聞きたかったんですが、「おにぎりが好きな子」と言われて、意味がわからない!と思って(笑)
はじめて会った時は、山田さんがまだお芝居を一切やってない頃で、むしろお芝居なんてやりたくないと不機嫌な様子がとてもいいな、とキャラクター作りをはじめました。
新潟県はお米が有名で、ずっと食の映画を作りたいと思っていたので、作りはじめたのが最初です」
初の単独主演作で千代里を演じた感想は?
山田愛奈「まず、地元の新潟が舞台ということもあって、たくさんのプレッシャーもあったんですが、監督やスタッフのみなさんが支えてくれたのでとても楽しく撮影にのぞめました。と同時に、いろんなことを学べて、とても充実してました」
加藤監督「オール新潟ロケで2週間近く撮影したんですが、アットホームな現場でしたね。撮休の日に、ロケ地の居酒屋さんでスタッフと打ち合わせをしていたら、山田さんと、(アサダ役の)和田聰宏さんがスーパーで材料を買ってきて、スタッフにごはんを作ってくれたりして。それくらいアットホームで楽しい現場でした」
ベテランの俳優陣に囲まれての主演は?
山田愛奈「ひとことでいうと、吸収することが多すぎて…。毎日毎日、大物の方と共演するシーンがあったので、私自身もそれに負けないようにと言いますか、吸収できることは吸収して。カメラが回ってない時でも、たくさんお話しして下さったので、打ち解けるのは早かったです」
加藤監督「山田さん中心に演出をしてたのですが、見た目で説得力のあるベテラン勢が多く、土台を作っていただいていたので、安心して山田さんと千代里というキャラクターについて話しあったりできました」
「あたたかいごはんと家族」というポスターイメージから裏切られるような展開の内容は、さすが『おんなのこきらい』の加藤監督!
加藤監督「ダマされたでしょ!(笑)立っての希望で、「あったかいごはんの映画」と思わせといて…という宣伝にしたいと最初からお願いしました」
山田愛奈「映画のお話をいただいた時に「おいしいごはんの話」と聞いていたので、監督の「加藤節」がきいてる過去作から路線変えてきたな…と思いまして。
いざ、脚本をみたときに、「ちょっと待てよ…これ、おいしいごはんの話」かと?もちろんそうなんですけど、それを前提で、加藤節がききにききまくって、いい味出してると思いました。母親役の高橋由美子さん相手に心臓バクバクのシーンがあったりで。(笑)」
挿入歌『おいしい声』(SOROR feat. 山田愛奈)を歌っていますね?
山田愛奈「やだー!やっちゃいました。(笑)はじめてのことです」
プレミア上映の最後にひとこと
加藤監督「自分の部屋で一文字一文字パソコンを打ってという、形のなかったものが、最終的に役を演じてもらって、カメラで撮影して映像になって、お客様にみていただいて、はじめて「映画」になれると思ってます。
みていただいて、千代里はじめ『いつ米』の登場人物が、今日はじめて生まれることができました。
その姿を皆様の心の中に焼き付けていただけれたら、うれしいなと思ってます。なので、『いつ米』を生んで下さってありがとうございます、という側だと思います」
山田愛奈「この映画に出ている千代里ふくめ、いろんな登場人物の思いや愛、不安など、いろんな気持ちが出ていたと思います。
みなさんも不安や悩みがたくさんあると思うのですが、この作品を見終わったあとに、その重みがちょっとでも軽くなってたらうれしいなと思います。
そして、同じように悩み事をしていたり、最近落ち込んでるなっていう人がいたら、この映画をすすめて、ぜひ何度でも劇場に足を運んでもらいたいなと思います。ありがとうございました」
映画『いつも月夜に米の飯』あらすじ
新潟で居酒屋を営む母親の元を離れ、東京の高校に通う女子高生の千代里。
夏休み間近のある日、母親の麗子が突然失踪したという知らせを受けます。
女手一つで千代里を育てた麗子は、昔から男癖が悪く、自由奔放な性格でした。
そんな母親にわだかまりを抱えつつ、新潟に帰郷した千代里。
すると、そこには店を守ろうとする料理人のアサダがいました。
そこで女将として働くことになった千代里、個性豊かな客たちを相手にしながら、徐々に心を開き、仕事にも慣れていきます。
そんな幸せな日々に、次第にアサダに惹かれていく千代里。しかし、突然、母が帰ってくると…。
まとめ
上演支援クラウド・ファンディングを実施中
共に新潟出身でオール人型ロケを敢行した加藤綾佳監督と、初の単独主演を果たした山田愛奈。
ファン待望の映画『いつも月夜に米の飯』は、9月8日(土)シネマカリテ、9月22日(土)新潟・シネウィンドほか全国順次公開です。
ぜひお見逃しなく!
また、本作『いつも月夜に米の飯』は、公開に向けて、上演支援クラウド・ファンディングを実施中です。
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