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Entry 2026/11/04
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映画『アルファ・ギャング』あらすじ感想と解説レビュー。ネイサン・ゼルナー&デヴィッド・ゼルナーの兄弟監督が“人間の感情”に感染した宇宙人をコミカルかつシニカルに描く|TIFF東京国際映画祭2026-8

  • Writer :
  • 松平光冬

映画『アルファ・ギャング』は第39回東京国際映画祭にて特別上映!

『サスカッチ・サンセット』(2024)で大きな話題となったゼルナー兄弟の最新作『アルファ・ギャング』(2026)が、2026年の第39回東京国際映画祭で特別上映(ジャパン・プレミア)されました。

10月30日に行われた、製作・監督等を務めたデヴィッド&ネイサンのゼルナー兄弟と、プロデューサー兼出演のケイト・ブランシェット参加によるトークショーの模様を含むレビュー解説をします。

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2026』記事一覧はこちら

映画『アルファ・ギャング』の作品情報

【日本上映】
2026年(アメリカ映画)

【原題】
Alpha Gang

【製作・監督・編集】
デヴィッド・ゼルナー、ネイサン・ゼルナー

【共同製作】
ココ・フランシーニ、ケイト・ブランシェット

【脚本】
デヴィッド・ゼルナー

【撮影】
マイク・ジオラキス

【衣装】
スージー・クルサード

【キャスト】
レア・セドゥ、デイヴ・バウティスタ、ケルヴィン・ハリソン・Jr、リリー=ローズ・デップ、ペ・ドゥナ、ライリー・キーオ、クリス・パイン、ケイト・ブランシェット

【作品概要】
『サスカッチ・サンセット』のデヴィッドとネイサンのゼルナー兄弟によるSFコメディ。

レア・セドゥ、クリス・パイン、ペ・ドゥナ、デイヴ・バウティスタ、ケイト・ブランシェットといった豪華スターが競演。ブランシェットはプロデューサーも兼任します。

テルライド映画祭(アメリカ)、トロント国際映画祭(カナダ)で上映され、日本では2026年の第39回東京国際映画祭での特別上映枠(ジャパン・プレミア)として上映されました。

映画『アルファ・ギャング』のあらすじ


(C)2026 TIFF

“アルファ・ギャング”は、地球を征服する任務を帯びて送り込まれた宇宙人侵略者たちの集団。

人間の姿に化け、1950年代のレザーバイカー風の黒い衣装をまとった彼らは、武装して危険、容赦なく敵をせん滅していきます。

ところが、人間が持つ最も有害で伝染力の強い病気、“感情”に感染してしまったことで、彼らのなかで変化が生じ…。

映画『アルファ・ギャング』の感想と評価


(C)2026 TIFF

北米の森に生きる4頭のサスカッチ(ビッグフット)の生態を描いた異色コメディ『サスカッチ・サンセット』(2024)で注目を集めたデヴィッドとネイサンのゼルナー兄弟。

彼らの最新作となる本作『アルファ・ギャング』は、地球侵略を目的とする宇宙人集団“アルファ・ギャング”が主人公です。

レザージャケットをまとい、地球人をせん滅していくギャングたち。ですがある日、彼らにとって最も有害な病原体である“人間の感情”に感染し、感情を持ってしまったことで予期せぬ変化に見舞われます。

10月30日に行われたゼルナー兄弟参加のトークショーにて、「エイリアンを題材にした企画を長らく考えていた」と明かした兄のデヴィッド。

同席した出演のケイト・ブランシェットは、「面白い企画だと思ったので、その勢いを失速させたくなかった」と、プロデューサーとしてもその企画にいち早く賛同したことを明かしました。

インディペンデント資本ながら、ブランシェットをはじめデイブ・バウティスタ、レア・セドゥ、ライリー・キーオ、クリス・パイン、リリー=ローズ・デップ、ペ・ドゥナといった豪華キャストが集結したのも魅力です(企画立案当初は、チャニング・テイタム、ゾーイ・クラヴィッツ、キッド・カディらが出演候補だった)。

「キャスティングは野球チームを作ることと似ている。それぞれが輝く“ポジション”選びが大切です」とブランシェットが説明すれば、デヴィッドも「国籍も背景も異なる、ユニークで国際的なアンサンブルを作りたかった」と補足しました。

まとめ


(C)2026 TIFF

本作『アルファ・ギャング』は当初、東京国際映画祭での上映ラインナップにはなかったものの、ブランシェットたっての希望で、急遽ジャパンプレミアとしての特別上映が決まった経緯があります。

主人公はエイリアンですが、彼らは人間と同じ複雑にして成長する生き物です。

テーマこそシンプルですが、人間の実存をコミカルかつシニカルに描き、錚々たるスターのおバカ演技も必見の本作。日本での一般公開が望まれるところです。

【連載コラム】『TIFF東京国際映画祭2026』記事一覧はこちら

松平光冬プロフィール

テレビ番組の放送作家・企画リサーチャーとしてドキュメンタリー番組やバラエティを中心に担当。『ガイアの夜明け』『ルビコンの決断』『クイズ雑学王』などに携わる。

ウェブニュースのライターとしても活動し、『fumufumu news(フムニュー)』等で執筆。Cinemarcheでは新作レビューの他、連載コラム『だからドキュメンタリー映画は面白い』『すべてはアクションから始まる』を担当。(@PUJ920219)


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