映画『きらきら眼鏡』は、9月7日(金)TOHOシネマズららぽーと船橋にて先行上映。
また、9月15日(土)より有楽町スバル座、9月29日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
本作は第21回上海国際映画祭に正式出品され、「最後の1ページまで切ない…」と絶賛された森沢明夫原作の恋愛小説を映画化。
大切な人がいなくなる時、どう生きるのか?
CONTENTS
映画『きらきら眼鏡』の作品情報
【公開】
2018年(日本映画)
【原作】
森沢明夫「きらきら眼鏡」(双葉文庫)
【監督】
犬童一利
【キャスト】
金井浩人、池脇千鶴、古畑星夏、杉野遥亮、片山萌美、志田彩良、安藤政信、鈴木卓爾、大津尋葵、成嶋瞳子、菅野莉央、大西礼芳、長内映里香、山本浩司、モロ師岡
【作品概要】
森沢明夫の同名小説を原作を『カミングアウト』『つむぐもの』の犬童一利監督が新人俳優の金井浩人と演技派女優の池脇千鶴のダブル主演で映画化。
主人公の明海役を映画デビューとなる金井浩人、ヒロインのあかね役を池脇千鶴が演じ、あかねの恋人役を安藤政信、そのほか古畑星夏らが脇を固めています。
脚本はドラマ「相棒」シリーズなどの守口悠介が担当。またエンディング曲「Reminiscence〜回想〜」は柏木広樹feat.葉加瀬太郎&西村由紀江。
映画『きらきら眼鏡』の主なキャスト
金井浩人(立花明海役)のプロフィール
1992年5月12日生まれ。新潟県出身。
2012年『この空の花 長岡花火物語』(大林宣彦監督作)にて映画デビュー。
その後もショートフィルムなどに出演作が多数続き、演技力に注目が集まます。
本作が本格的な映画デビューとなります。
池脇千鶴(大滝あかね役)プロフィール
1981年11月21日生まれ。
1997年に「三井のリハウス」第8代リハウスガールでデビュー。
1999年『大阪物語』(市川準監督)で映画デビュー。
2001年にはNHK連続テレビ小説『ほんまもん』で主演。
映画『ジョゼと虎と魚たち』(2003/犬童一心監督)、『そこのみにて光輝く』(2014/呉美保監督)など数多くの映画やドラマに出演し、国内外の数々の映画賞を受賞。
公開待機作に『半世界』(阪本順治監督)などがあります。
安藤政信(木場裕二)のプロフィール
1975年5月19日生まれ。
1996年に北野武監督の映画『キッズ・リターン』にて俳優デビュー。同年の映画賞新人賞を総なめにしました。
その後、2001年に『サトラレ』(本広克行監督)への出演をはじめ、数多くの映画・テレビに出演。
2009年にチェン・カイコー監督の『花の生涯・梅蘭芳』にて海外進出を果たします。
俳優のみならずフォトグラファーとしても活躍し、多才ぶりを発揮しています。
近年のテレビドラマでは『コード・ブルー -ドクターヘリ救急救命- 3rd season』に出演しています。
映画『きらきら眼鏡』のあらすじ
高校時代の恋人の死後、周囲に心を閉ざしたまま、駅係員の仕事でやり過ごすように日々を過ごす立花明海。
毎日、同じ落とし物を探しに来る訳ありの乗客に対し、冷たい対応を見せる同僚の女性駅係員の松原弥生がこぼす愚痴を、明海は上手く聞き流していました。
読書家である明海は非番の日に立ち寄った古書店で『死を輝かせる生き方』という気になった本を購入。
その本のページをめくると、ある一文が明海の目に飛び込んできました。
「自分の人生を愛せないと嘆くなら、愛せるように自分が生きるしかない。他に何ができる?」
そこには「大滝あかね」と書かれた一枚の名刺が挟まっていました。
他人と関わりを避けてきた明海でしたが、名刺に記された人物に興味を抱き、その本を返すため会う約束をします。
待ち合わせの喫茶店に現れたあかねは、産業廃棄物処理場で事務員として働く、よく笑う女性でした。
彼女は何もない空に美しさを感じ、またゴミを生きている証だという少し風変わりな女性で、「私ね、きらきら眼鏡、かけることにしてるんです。見たものぜんぶ輝かせる眼鏡」と、あかねは笑いながら明海に話しました。
やがて明海は、あかねと度々会うようになり、奇妙な交流が始まります。
しかし、時たまスマホを気に掛けるあかねには、肺を患った余命わずかの木場裕二という恋人がいました…。
映画『きらきら眼鏡』の感想と評価
本作品の原作者は、『夏美のホタル』『ふしぎな岬の物語』など多数の小説が映画化されている人気作家の森沢明夫。
「最後の1ページまで切ない…」と絶賛された恋愛小説『きらきら眼鏡』を、森沢自らが犬童一利に熱烈なオファーをし映画化が実現しましたた。
きらきら眼鏡とは、心にかける眼鏡。心の持ち方ひとつ、考え方ひとつで、何気ない日常を輝かせる生き方を持つ姿勢のようなものです。
上海国際映画祭のワールドプレミア様子
無事ワールドプレミアを終え、帰国しました。
9月からの公開、よろしくお願いします!#映画きらきら眼鏡 #金井浩人 #池脇千鶴 #安藤政信 #上海国際映画祭 pic.twitter.com/0s76KdATxV
— 犬童 一利 (@inud39) 2018年6月18日
犬童監督がこれまで発表してきた作品『カミングアウト』(2014)や『つむぐもの』(2016)では、社会の片隅に生きる弱者であるマイノリティにフォーカスをあて、観客に新しい問題意識を提示しました。
共感させる境地にまで引き揚げてきた。
まったく違う世界にいた人と人とが出会い、交流したことで心が触れ合ったときに起こる共感した描写が特徴的でした。
人が生きているなかで、何かとの境を感じてしまった人物を見つめる犬童監督の姿勢は、本作品『きらきら眼鏡』でも、優しさのある眼差しは変わってはいません。
この作品で主演の明海役にはワークショップを経て、新人の金井浩人を抜擢しました。
金井浩人が見せるピュアさと実直な演技が明海というキャラクターと重なり、みごとに初の大役を成し遂げました。
その金井とダブル主演となるあかね役には、『ジョゼと虎と魚たち』(2004)『そこのみにて光輝く』(2014)など、近年の秀作として知られる映画に出演してきた演技派女優の池脇千鶴が挑みます。
池脇千鶴にしかできない艱難を伴いながらも、どこか菩薩のような優しさで包み込む魅力は、彼女にしかできない唯一無二の演技力で、見る者を魅了してくれます。
さらにあかねの恋人の裕二役は安藤政信が演じ、設定上で身動きのできない役柄ですが、ベットで死を前にした者の魂の慟哭を披露して、確かな演技力で新境地を見せてくれます。
そのほかの共演者には、NHK朝の連続ドラマ『半分、青い』などに出演中のあけみの同僚・弥生役の古畑星夏、出演作が目白押しの『あのコの、トリコ。』『春待つ僕ら』の公開が控える杉野遥亮。
また『万引き家族』に出演の片山萌美たち、旬な若手俳優から鈴木卓爾、大津尋葵、成嶋瞳子、山本浩司、モロ師岡たち、個性派や実力派がストーリーに花を添えています。
まとめ
これからレッドカーペットです。
池脇さん可愛すぎる。。#映画きらきら眼鏡 #金井浩人 #池脇千鶴 #安藤政信 #上海国際映画祭 pic.twitter.com/2nheuaQD8r
— 犬童 一利 (@inud39) 2018年6月16日
本作品は、犬童一利監督は、前作『つむぐむもの』に続き、第21回上海国際映画祭正式出品されました。
また、映画協力を申し出た船橋の美しい街並みを舞台に、日々には愛や感動が溢れていると気づかせてくれるひたむきな恋と人生の物語です。
映画『きらきら眼鏡』は、9月7日(金)TOHOシネマズららぽーと船橋にて先行上映。
また、9月15日(土)より有楽町スバル座、9月29日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
ぜひ、お見逃しなく!
本作を上映する劇場情報
【北海道地区】
北海道 シアターキノ 近日公開
【関東地区】
東京 有楽町スバル座 9月15日〜
東京 シネマート新宿 9月29日〜
東京 イオンシネマむさし村山 9月28日〜
神奈川 シネマジャック&ベティ 近日公開
神奈川 小田原コロナシネマワールド 9月29日〜
千葉 TOHOシネマズららぽーと船橋 9月7日〜
【東海・北陸地区】
愛知 名演小劇場 9月28日〜
愛知 イオンシネマ名古屋茶屋 9月28日〜
愛知 中川コロナシネマワールド 9月29日〜
愛知 半田コロナシネマワールド 9月29日〜
岐阜 大垣コロナシネマワールド 9月29日〜
福井 福井コロナシネマワールド 9月29日〜
【近畿地区】
大阪 第七藝術劇場 9月29日〜
京都 イオンシネマ京都桂川 9月28日〜
【九州地区】
福岡 小倉コロナシネマワールド 9月29日〜
*上記の情報は7月8日現在のものです。作品の特性からセカンド上映や全国順次公開されることが予想されます。お近くの劇場をお探しの際は必ず公式ホームページを確認の上お出かけください。