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『ほなまた明日』あらすじ感想評価。田中真琴の演技力の高さから“焦燥感と向き合い”ながらも将来へと進む

  • Writer :
  • 谷川裕美子

映画『ほなまた明日』は2024年10月25日(金)より大阪・テアトル梅田、アップリンク京都ほかにて公開

写真家志望の芸大生・ナオとその同級生たちの切なくも愛おしい日々を綴った青春映画『ほなまた明日』が2024年10月25日(金)より大阪・テアトル梅田、アップリンク京都ほかにて公開されます。

『カメラを止めるな!』(2018)を生み出した、ENBUゼミナールシネマプロジェクト第11弾作品。

短編映画『なっちゃんの家族』で注目された道本咲希監督の長編初作品です。主人公ナオ役に『道草』の田中真琴。

一人の天才と、彼女を取り巻く人達の思いが複雑に絡まり合います。憧れ、焦り、悲しみなどさまざまな感情を正面から描いた作品です。

映画『ほなまた明日』の作品情報


(C)ENBUゼミナール

【公開】
2024年(日本映画)

【監督】
道本咲希

【脚本】
郷田流生、道本咲希

【キャスト】
田中真琴、松田崚汰、重松りさ、秋田卓郎、大古知遣、ついひじ杏奈、越山深喜、ゆかわたかし、加茂井彩音、福地千香子、西野凪沙

【作品概要】
写真家を目指し自分を信じて歩き続ける芸大生の主人公と、その同級生達が、才能や境遇と折り合いをつけながらそれぞれの歩幅で進む様を綴る青春ドラマ。『カメラを止めるな!』(2018)を生み出したENBUゼミナールシネマプロジェクト第11弾作品。

短編映画『19歳』でPFFアワード2018審査員特別賞を受賞した道本咲希の長編デビュー作です。生きている中で誰もが感じる違和感や焦燥感を肯定するような優しい作品となっています。

映画『道草』(2022)やドラマ「インビジブル」などで活躍中の田中真琴が、オーディションを経て主演に抜擢されました。共演は松田崚汰、重松りさ、秋田卓郎。

映画『ほなまた明日』のあらすじ


(C)ENBUゼミナール

夏の大阪。写真家を目指している芸大生の草馬ナオは、卒業を控える中、写真中心の生活を過ごしていました。同じ写真学科の友人である小夜、山田、多田は写真優先のナオに振り回されながらも、彼女の並外れた才能を認め応援しています。

人生の選択を前に迷いの中、時に傷つけ合い、時に励まし合う4人。ナオと山田は付き合っていましたが、やがてナオのドイツ留学が決まり別れが訪れます。

ナオの写真への情熱は周囲にもさまざまな選択を迫り、卒業した4人はそれぞれの人生を歩み始めました。

4年後、写真家として有名となったナオと小夜、多田は久々に再会しますが、山田が失踪したことを知り…。

映画『ほなまた明日』の感想と評価


(C)ENBUゼミナール

写真を学ぶ学生4人の青春群像劇です。写真にすべてを賭けて生きている天才肌の主人公・ナオと、彼女の才能を認め、憧れながら、焦燥感に身もだえる友人や教師の姿を映し出します。

首から大事なカメラをぶら下げ、街中を歩き回って写真を撮り続けるナオ。被写体を探すアンテナがいつでも張られており、撮るべきと思った瞬間に迷わずレンズを向けます。彼女の視線は常に容赦なく、時に残酷でさえあります。どんな状況にあっても、大切な瞬間を決して逃しません。

ナオを演じる田中真琴の大きな瞳は、まるで物体の奥にあるものまで見通しているかのように、不思議な光をたたえています。

ナオと付き合っている山田をはじめとする友人たちは、ナオの才能を理解し、憧れていますが、やはり己との差を見せつけられて苦しみます。「羨ましい」のひと言では済まない複雑に入り交じる感情に、誰もが共感できることでしょう。

それぞれの家族関係の悩みも丁寧に描かれます。ナオもまたその一人です。人間らしい感情や悩みを持つ彼女が、日常から「撮る」ゾーンにすぐに切り替わる様に感動を覚えます。

まとめ


(C)ENBUゼミナール

写真にすべてを賭ける天才と、彼女を取り巻く人々の思いを丁寧に綴った青春群像劇『ほなまた明日』。

まっすぐ情熱を傾ける素晴らしさを映し出すと共に、そうすることの叶わないごく普通の人達の生き方にも温かい視線が向けられた作品です。

映画『ほなまた明日』は2024年10月25日(金)より大阪・テアトル梅田、アップリンク京都ほかにて公開です。


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