映画『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』は2024年9月14日(土)〜16日(月・祝)高円寺シアターバッカスで限定上映!
日本文理大学工学部情報メディア学科・小島研究室の学生たちによる全6編のオムニバス・ドキュメンタリー『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』。
2022年6月にシネマ5、同年12月に別府ブルーバード劇場で上映会が開催され、シネマ5では3日間連続満席を記録するほどの好評を博した本作が、2024年9月14日(土)〜16日(月・祝)高円寺シアターバッカスでの限定上映が決定しました。
特別ポスタービジュアル・予告編が解禁された他、大分出身の映画監督・瀬々敬久など、大分に縁ある人々からの推薦コメントも解禁されました。
また今回の東京上映を記念し、日本文理大学教授・小島康史監督が手がけた、日本で初めてゲイ(男性同性愛者)の世界を描いたドキュメンタリー『らせんの素描』の同時上映も決定されました。
CONTENTS
映画『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』とは?
日本文理大学工学部情報メディア学科・小島研究室で同大学教授の映画監督・小島康史のもと、映像制作を学んだ学生たちが監督した6編の短編で構成されたオムニバス・ドキュメンタリー『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』。
2022年6月にシネマ5、同年12月に別府ブルーバード劇場で上映会が開催され、シネマ5では3日間連続満席を記録するほどの好評を博したが、より多くの人々に作品を届けるべく今回の東京上映が企画された。
このたび『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』の2024年9月14日(土)〜16日(月・祝)高円寺シアターバッカスでの限定上映が決定。
特別ポスタービジュアル・予告編が解禁された他、大分出身の映画監督・瀬々敬久など、大分に縁ある人々からの推薦コメントも解禁されました。
また今回の東京上映を記念し、日本文理大学教授として本作の制作統括を務めた小島監督がかつて制作した、日本映画で初めてゲイ(男性同性愛者)の世界を描いたドキュメンタリー『らせんの素描』(1991)の同時上映も決定された。
映画『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』応援コメント(敬称略・順不同)
瀬々敬久(映画監督)
地元に根差した眼差し、対象との近さ。
既成の報道やドキュメンタリーとは違う優しさがあって、普通の人々の物語を感じることが出来ました。
大谷隆広(ゆふいん文化・記録映画祭 実行委員長)
粗削りながら真摯なまなざしに衝撃が走り心に突き刺さった
塚崎伸一(大分県中小企業家同好会 代表理事)
この映画には大分人の良心が映し出されています
井口尚子(大分放送 報道部記者)
青春をかけた取材に心が動かされ、人生の奥深さが感じられる作品
財前真由美(俳優)
積極的にカメラや映像に関わっている姿を見て感動
中谷健太郎(映画人)
素晴らしい、感動しました。是非多くの方に見ていただきたい。
岡村照(別府ブルーバード劇場 館長)
レベルの高さに感心しました。未来が楽しみです。
映画『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』の各作品情報
1.『92歳戦争体験者のうた』
【制作年・監督・上映時間】
2021年/大塚建/23分
【あらすじ】
主人公のトミさん(92歳)の青春時代は、戦争真っ只中だった。終戦後も不本意な結婚生活を経験する。
このドキュメンタリーは時代に翻弄されながらも、今日まで逞しく生きてきた女性を描いた作品である。
2.『眠り姫〜母と共に生きる〜』
【制作年・監督・上映時間】
2021年/森本吾子美/21分
【あらすじ】
おたふく風邪が原因で脳死状態となってしまった娘(12歳)のケアで、睡眠をとることもままならない状況の母親。いったいこの生活を続けられる活力はどこにあるのか。
家族のつながりを描いたドキュメンタリー。
3.『ごみ拾い』
【制作年・監督・上映時間】
2022年/大塚建/14分
【あらすじ】
生徒とのトラブルや自身の指導力不足に悩まされ、適応障害を患い教師を退職した主人公(28歳)。そんな自分を奮い立たせるきっかけとして始めたのがごみ拾いだった。
人間が挫折から立ち直る姿を描いた作品。
4.『天空(そら)〜あなたが生まれて分かったこと〜』
【制作年・監督・上映時間】
2022年/大塚建/14分
【あらすじ】
天空くん(14歳)と両親は3人暮らしだ。息子に障害があることが発覚すると、夫婦間で障害に対する向き合い方のズレによる葛藤の日々が続いた。
これは、天空くんを通して家族が成長していく物語である。
5.『大神の海〜回天生き残り兵の遺言〜』
【制作年・監督・上映時間】
2022年/河津祐輝/15分
【あらすじ】
太平洋戦争末期、特攻兵器として人間魚雷「回天」が投入された。主人公(96歳)は、大神回天隊に所属していた元兵士のうち大分県唯一の生き残りである。
海から仲間を見送った過去を抱き、彼は今なにを想うのか。
6.『命の花壇〜或るいのち達の記録〜』
【制作年・監督・上映時間】
2020年/池見光士郎/15分
【あらすじ】
おおいた動物愛護センターの役割は、野良猫や野良犬の保護及び新しい飼い主を探すことである。しかしながら引き取り手がなく、やむなく殺処分されているのも事実。
生命の行方を辿る過程を写す作品。
同時上映:映画『らせんの素描』の作品情報
【初公開】
1991年(日本映画)
【監督】
小島廉史
【製作総指揮】
武重邦夫
【出演】
矢野美一、木屋尾隆司、平野広朗、長谷忠、牙子
【作品概要】
日本映画で初めてゲイ(男性同性愛者)の世界を描いたドキュメンタリー。2024年に公開された『94歳のゲイ』で再注目された詩人・長谷忠も出演を果たしている。
小島康史監督は当初、日本映画学校(現:日本映画大学)の卒業制作として短編『らせんの素描 牙子編』を手がけたが、本作の製作総指揮であり今村昌平監督『ええじゃないか』(1979)プロデューサーの武重邦夫に後押しされ、長編版として本作を自主制作した。
日本文理大学工学部教授として小島監督が制作統括を務めた、教え子の日本文理大学生たちによるオムニバス・ドキュメンタリー『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』の東京上映を機に、1991年以来33年ぶりの上映が実現した。
まとめ
日本文理大学工学部情報メディア学科・小島研究室で同大学教授の映画監督・小島康史のもと、映像制作を学んだ学生たちが監督した6編の短編で構成されたオムニバス・ドキュメンタリー『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』。
このたび『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』の2024年9月14日(土)〜16日(月・祝)高円寺シアターバッカスでの限定上映が決定。「より多くの人々に作品を届けたい」という思いで企画された、本作の東京上映が実現しました。
そして今回の東京上映を記念し、小島監督が日本映画学校(現:日本映画大学)の卒業制作をきっかけに手がけた、日本映画で初めてゲイ(男性同性愛者)の世界を描いたドキュメンタリー『らせんの素描』(1991)の同時上映も決定。
小島監督が若き日に制作した『らせんの素描』と、小島監督に映像を学んだ若き日本文理大生たちが制作した『大分ドキュメンタリー∞学生のまなざし』。
ドキュメンタリー制作において不可欠な「まなざし」を、学生たちは小島監督からどう学んだのかを、両作を観て感じとるのも、今回の限定上映のお楽しみ方の一つといえます。