ジャンル横断型社会派ミステリー『ポカポン』の制作支援プロジェクトが開始!
映画『ポカポン』は、『横須賀綺譚』(2020)の大塚信一が俳優・尾関伸次と組む14年越しのプロジェクトです。
大塚監督の過去作『アメリカの夢』(2010)で主人公を演じた尾関伸次が、『サバカン SABAKAN』(2022)などに出演し名優・原田芳雄の孫でもある原田琥之佑とともにW主演を務めました。
菜葉菜、足立智充、木村智貴、川瀨陽太、山崎ハコら実力派キャスト陣も出演している本作。国際映画祭へのエントリーを目指し、2024年現在は映画のポスプロ(仕上げ作業)を進めています。
このたび、真心とユーモアが込められた映画『ポカポン』が無事にポスプロを終え完成を迎えられるよう、制作支援を目的としたクラウドファンディングが開始されました。
映画『ポカポン』とは?
『ポカポン』を手がけた大塚信一監督は、普段は都内の飲食店で働いて家族を養いながらも、自身の信念に基づいて映画制作を日夜続けています。
前作『横須賀綺譚』(2020)では、2011年の東日本大震災をテーマに、「震災は実際に起こったはずなのに、なかったような気がする」という人間の記憶が生み出す奇妙な心理を描写。
社会で起こった出来事や問題を、そのままリアルに描くのではなく、SFやホラー、サスペンスといったジャンル映画的な想像力によって制作された社会派映画である『横須賀綺譚』は多くの人々に評価され、その手法は最新作『ポカポン』でも取り入れられています。
映画『ポカポン』では、「《かつての猟奇殺人犯》が住んでいる」という噂が立っている地方都市の団地で、弟・母と暮らす中学生の少年が《不思議な力》を持つ管理人の男に惹かれていく物語が描かれます。
そして物語を通じて、震災のような具体的な社会問題ではなく、ある犯罪を巡っての「加害/被害」の問題を取り上げています。
近年の映画界で大きく注目されている、性暴力とハラスメントの問題。そして日本国外におけるガザでの虐殺、ウクライナ戦争といった戦争の問題。そうした今ある問題と強い共振を持ちつつも、今までの日本映画とは全く違った切り口の映画となっています。
映画『ポカポン』のあらすじ
健太(13)と弟の祐二(10)、母親の朝子(34)の3人の母子家庭は、地方都市の団地で暮らしている。
生活は 厳しい上に、隣人の騒音に悩まされ毎日が息苦しい。その上、「かつて社会を震撼させた猟奇的な殺人犯がこの団地で暮らしている」という不穏な噂がささやかれてもいる。
健太は母と弟に少しでもマシな未来を約束するため、必死で勉強している。しかし、母親である朝子は「そんなことは無駄だ、今を楽しんで遊べ」と言う。
互いを思いやりながらも、どこかすれ違う親子。そんな家族を、団地の管理人である駿一は何かと気をかけている。
駿一はある《不思議な力》を持っている。健太はそんな駿一に惹かれていく……。
大塚信一監督プロフィール
自主制作した『横須賀綺譚』(2020)がカナザワ映画祭、網走映画祭、中国・重慶市で開催された重慶青年電影展「亜州視野」にて上映され、好評を博す。
また同作は日本国内では、2020年7月より新宿K’s cinemaでの3週間の公開を皮切りに、全国劇場で上映された。
映画『ポカポン』制作支援クラウドファンディングの概要情報
映画『ポカポン』制作支援クラウドファンディング・解説動画
【実施期間】
2024年11月15日(金)23時59分まで
【目標金額】
250万円
【特典】
寄付金額によって、9つのコースが用意されています。
【支援金の用途】
1:映像効果&カラー調整(スタジオ費込み)/70万円
2:音響効果&MA(スタジオ費込み)/50万円
3:音楽制作(スタジオ費込み)/50万円
4:翻訳・字幕付け/30万円
5:タイトル・グラフィック制作/20万円
6:ダビング(スタジオ費込み)/30万円
7:DCP制作/20万円
8:クラファン手数料+リターン諸経費/30万円
総額:300万円
*皆様からのご支援は、上記費用の一部に活用させていただきます。
【プロジェクトスケジュール】
2025年2月:完成予定〜海外映画祭へエントリー
2025年3月:関係者試写会予定
2025年9月:全国上映開始予定
*計画に遅延等が発生した場合は、アップデート記事やメールにて速やかに進捗をご報告いたします。
【備考】
・本プロジェクトでは目標金額の達成に関わらず、2024年11月15日(金)23時59分までに集まった金額がファンディングされます。
・特典コース内容などの更なる詳細は、映画『ポカポン』クラウドファンディング募集ページをご覧ください。
《映画『ポカポン』クラウドファンディング募集ページはこちら→》
映画『ポカポン』の作品情報
【日本公開】
2025年公開予定(日本映画)
【監督・脚本・編集】
大塚信一
【撮影・美術】
永山正史
【キャスト】
尾関伸次、原田琥之佑、菜葉菜、大角英夫、松本太陽、足立智充、木村智貴、久田松真耶、牛丸亮、川瀬陽太、山崎ハコ
まとめ
『横須賀綺譚』(2020)の大塚信一監督による俳優・尾関伸次と組んでの14年越しのプロジェクトである、ジャンル横断型社会派ミステリー『ポカポン』。
観る者の《自明》を揺さぶる映画であり、未知との遭遇が楽しめる作品です。
このたび映画『ポカポン』の国際映画祭へのエントリーを目指し、充実した仕上げ作業を行うための制作支援クラウドファンディングが開始。。
これまでにない手法の映画を制作し続ける大塚監督の最新作『ポカポン』が世界各地の映画祭にも届けられるよう、支援をよろしくお願いいたします。
制作支援クラウドファンディングの詳細は、映画『ポカポン』クラウドファンディングサイトをご覧ください。
《映画『ポカポン』クラウドファンディング募集ページはこちら→》