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爆音映画祭 2018 特集タイ|イサーンの開催日時と場所。料金は?

  • Writer :
  • シネマルコヴィッチ

2016年に開催された爆音映画祭で特集された、タイ|イサーンの第2弾を2月21日(水)~24日(土)の4日間にわたり開催されます。

タイの東北部、イサーン地方の映画と音楽にどっぷりと浸る4日間を過ごしませんか。

タイのイーサンに関する貴重な映画や優れた音楽映画の上映、また『バンコクナイツ』のメイキング・ドキュメンタリー『映画 潜行一千里』も上映されす!

1.爆音映画祭2018「特集タイ|イサーン」とは


(C)Bangkok Nites Partners 2016

2017年2月に公開され、今だ話題を呼んでいる富田克也監督『バンコクナイツ』。

また世界的に評価された映画作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンの映画『ブンミおじさんの森』や『光りの墓』など、作品の舞台はイサーン地方でした。

バンコクを睨みつつ外側の世界とも緩やかに繋がりを見せる独自の文化を持ったたタイのイサーン地方。

今映画祭はそのイサーンの映画と音楽に触れる貴重な場を作り上げたものになっています。

2.爆音映画祭2018「特集タイ|イサーンVOL.2」の情報は

【日程】
2018年2月21日(水)〜24日(土)

【会場】
Shibuya WWW(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下)

【主催】
boid、空族、Soi48 協力:WWW、Thai Film Archive、オリエンタルブリーズ

【助成】
国際交流基金アジアセンター http://bakuonthai2018.com/

【料金】
爆音上映(前売1回券 1500円/前売3回券3600円/当日1回券1800円)

・チャウィーワン・レクチャー&ミニライヴ&『花草女王』上映+タイご飯付(前売3300円/当日3800円)
・チャウィーワン・レクチャー&ミニライヴ&『花草女王』上映+ご飯なし(前売2600 円/当日3100円) モーラム・ライヴ(前売3500円/当日4000円)

ダオ・バンドン、テープポーン・ペットウボン、『バンコクナイツ』にも出演したアンカナーン・クンチャイといったイサーンのスター歌手が勢揃いの娯楽映画『ルーク・メー・ムーン』が国内初上映。

また、若手ナンバー1ケーン奏者のポンサポーン・ウパニのケーンの音に乗せてチャウィーワン・ダムヌーンと同じく人間国宝のポー・サラートノーイが掛け合うモーラムに、日本唯一のピン・プラユック・バンド「MONAURAL MINI PLUG」、スリ・ヤムヒ・アンド・ザ・バビロン・バンド。

そしてエマーソン北村が参加するスペシャルライブが開催されます。

このイサーンに染まる4日間を、ぜひご堪能してみるのはいかがですか。

【映画祭初日】2月21日(水)

映画『タクシードライバー』

は、UCLA でフランシス・F・コッポラやロマン・ポランスキーらとともに映画を学んだタイ映画を代表する作家チャトリ・チャラーム・ユーコンが監督した『タクシードライバー』

映画『バー21の天使』

強烈な体制批判を含みながらも、ミュージカル・ナンバーが全編に散りばめられた異色のタイ映画のユッタナー・ムクダーサニット監督の作品『バー21の天使』。

映画『田舎の教師』

イサーンにある小学校に派遣された青年教師が、農村社会の階級構造に見られる役人の腐敗に苦しめられる社会派映画で、1978年にロングランを記録したイサーン映画スラシー・パータム監督『田舎の教師』の3本が上映される。

*『田舎の教師』の上映後には、Soi48によるトークも予定されています。

【スケジュール】
2月21日(水)Soi48 DAY
13:50 OPEN/14:15 START『タクシードライバー』(〜16:19 終映予定)
16:45 OPEN/17:15 START『バー21の天使』(〜19:30 終映予定)
20:00 OPEN/20:30 START『田舎の教師』+Soi48 トーク(〜22:35終了予定) 上映後トーク(Soi48)
*トークは『田舎の教師』のチケットでご覧いただけます。

【映画祭2日目】2月22日(木)

映画『モンラック・メーナム・ムーン』

1970年の伝説的音楽映画『モン・ラック・ルークトゥン』のヒットを受け制作された、幻のイサーン映画と呼ばれる『モンラック・メーナム・ムーン』を上映。イサーン音楽界が総力をあげて製作された音楽映画です。

映画『花草女王』

続く作品には、前回の爆音映画祭でも上映された際に好評を博したスラシー・パータム監督『花草女王』

モーラム楽団をコンテストで優勝させるためにバンコクの青年と、イサーンの人たちが知恵を絞り伝統音楽を進化させるストーリーで、こちらもイサーン音楽映画の魅力満載の作品です。

作品の上映に併せて、映画『花草女王』のモデルとなったタイの人間国宝チャウィーワン・ダムヌーンが来日

当日はモーラムの特別レクチャーに加えて、ミニライブも開催される予定です。

【スケジュール】
2月22日(木)チャウィーワン DAY
15:35 OPEN/16:00 START『モンラック・メーナム・ムーン』(〜17:54終映予定)
18:30 OPEN/19:10 START チャウィーワン・ダムヌーンによるレクチャー&ミニライヴ&『花草女王』上映(〜22:40 終映予定) DJ:Soi48/タイご飯:36 chambers of spice

【映画祭3日目】2月23日(金)

『映画 潜行一千里』


『バンコクナイツ』のメイキングドキュメンタリーとして制作され、2017年12月に公開されたばかりの向山正洋監督『映画 潜行一千里』を上映します。

映画『サウダーヂ』

また、映画『バンコクナイツ』へと至る空族の2011年の作品『サウダーヂ』を爆音上映される。

映画『トーンパーン』

当日はタイ映画としては『バンコクナイツ』にも出演したスラチャイ・ジャンティマトンが音楽を務めた、1976年制作のイサーン人農夫の暮らしの苦悩を描いた社会派映画『トーンパーン』を上映

さらには『映画 潜行一千里』の上映後には、向山正洋監督と空族の相澤虎之助を招いたトークも予定されています。

【スケジュール】
2月23日(金)空族 DAY
14:05 OPEN/14:30 START『トーンパーン』(〜15:33 終映予定)
16:05 OPEN/16:30 START『映画 潜行一千里』+トーク(〜19:05 終了予定) 上映後トーク(相澤虎之介、向山正洋)
*トークは『映画 潜行一千里』のチケットでご覧いただけます。
19:35OPEN/20:00 START『サウダーヂ』(〜22:47終映予定)

【映画祭最終日】2月24日(土)

1980年に制作されたミュージカル調の映画で、ノッパドン・ドゥアンポーン、

【スケジュール】
2月24日(土)モーラム・ライヴ DAY
15:00 OPEN/15:25 START『ルーク・メー・ムーン』(〜17:29終映予定)
18:00 OPEN/18:30 START モーラム・ライヴ(チャウィーワン・ダムヌーン、ポー・サラートノーイ、ポン サポーン・ウパニ、monaural mini plug、エマーソン北村、ザ ・バビロン・バンド)(〜21:30 終了予定) DJ:Soi48/タイご飯:36 chambers of spice

まとめ

普段はあまり、アジア映画を見ることのないあなたには、オススメの映画祭です。

この機会に友人を誘ってタイの魅力や音楽に触れられるイベントとともに、タイ・イーサンを知ることのできる、爆音映画祭2018「特集タイ|イサーンVOL.2」に出かけてみませんか。

映画祭の日時は2月21日(水)〜24日(土)で、会場は渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下にある「Shibuya WWW」になっています。

ぜひ、タイに映画と音楽、そして料理と心身ともに癒されませんか。お見逃しなく!

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