Cinemarche

映画感想レビュー&考察サイト

まとめ記事

Entry 2018/11/17
Update

SFアニメ映画おすすめ5選!ロボットやヒーローの活躍と夢の世界を舞台にした作品【糸魚川悟セレクション】

  • Writer :
  • 糸魚川悟

今とは違う世界や、想像も出来ない技術を描く「SF」映画。

実写では描写の難しい部分も「アニメ」なら表現できます。

今週末は、そんな「SFアニメ」映画に触れながら様々な世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。


(C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会

Cinemarche内で連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」を担当連載しています、糸魚川悟です。

今回は【糸魚川悟セレクション】として、「SFアニメ映画おすすめ5選!「夢の世界」や「ヒーロー」、「ロボット」まで!」と銘打ってご紹介。

「SF」的視点や映像技術はもちろん、物語にまで拘りぬいた5作を厳選しご紹介させていただきます。

スポンサーリンク

おすすめのSFアニメ①『GANTZ:O』


(C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会

映画『GANTZ:O』の作品情報

【公開】
2016年(日本映画)

【監督】
さとうけいいち

【キャスト】
小野大輔、郭智博、早見沙織 、M・A・O

【作品概要】
2000年から2013年にかけて「週刊ヤングジャンプ」で連載された奥浩哉による漫画『GANTZ』。

その中でも特に読者人気の高いエピソード「大阪篇」に物語を絞り、フル3DCGで制作されたアニメ映画。

映画『GANTZ:O』のあらすじ

通り魔に襲われ命を落とした高校生の加藤勝(小野大輔)は黒い球体が鎮座する部屋で目を覚まします。

ここは黒い球体、通称「ガンツ」が死んだ人間を再生し異星人と戦わせている狂気に満ちた場所で……。

3DCGで描かれる圧倒的な迫力の戦い


(C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会

アニメ化だけでなく、二宮和也主演で2部作での映画化がされるなどSF漫画として人気の高い『GANTZ』。

フルCGで映像化された今作は、次から次へと戦闘が巻き起こる「大阪篇」を題材としたため、息もつかせぬほどのハードな戦いが凡そ100分の上映時間内にたっぷり詰め込まれています。

3DCGのクオリティも日本最高峰と言える出来で、原作の魅力のひとつであった「SF」的デザインのガジェットが「SF」的な挙動で活躍する様はそれだけで感動してしまうほどです。

キャラ造形も魅力が深く、原作やこれまでのエピソードを知らない人にでも楽しめる配慮があり、入門編としても劇場アニメ化作品としても日本屈指の作品であると言える作品です。

おすすめのSFアニメ②『パプリカ』


© 2006 MADHOUSE / SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN) INC.

映画『パプリカ』の作品情報

【公開】
2006年(日本映画)

【監督】
今敏

【キャスト】
林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹

【作品概要】
「時をかける少女」など、SF作家としておなじみの筒井康隆による同名小説を長編アニメ映画化した作品。

監督を勤めたのは『東京ゴッドファーザーズ』(2003)などで広く知られたアニメ監督の今敏。

映画『パプリカ』のあらすじ

他人の「夢」を操作できる装置を悪用し、精神崩壊を意図的に起こす事件が発生。

サイコセラピストの千葉敦子(林原めぐみ)は犯人の正体を追うが……。

「夢」の世界を独特な世界観で描く怪作


© 2006 MADHOUSE / SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN) INC.

和製アニメーション映画として海外で高い評価と人気を誇る『パプリカ』。

「夢」と言う不合理かつ不条理な世界をアニメーションでしか描けないような手法で描写したことが今作の最大の魅力と言えます。

音楽を担当した独特の世界観を持つ平沢進の楽曲も「夢」の世界の構築に確実に影響を与え、視覚情報だけでもお腹がいっぱいになるほど。

かと言って、物語部分がおざなりにはなっておらず、事件の犯人がしっかりとした形で用意されている美術的完成度も物語の完成度も高い作品です。

スポンサーリンク

おすすめのSFアニメ③『バイオハザード ヴェンデッタ』


(C)2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED.

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』の作品情報

【公開】
2017年(日本映画)

【監督】
辻本貴則

【キャスト】
ケビン・ドーマン、マシュー・マーサー、エリン・カーヒル、ジョン・デミータ

【作品概要】
カプコンの人気ホラーゲームシリーズ「バイオハザード」の長編アニメーション映画作品。

モーションアクターとしてスタントマンとして世界で活躍するルーベン・ラングダンを起用して製作された圧巻のアクションシーンが話題となった。

映画『バイオハザード ヴェンデッタ』のあらすじ

対バイオテロ組織のエージェント、クリス・レッドフィールド(ケビン・ドーマン)は任務中に新種のゾンビと、そのゾンビを高度に操る武器商人の襲われ仲間を失います。

ワクチン精製の研究を行うレベッカ・チェンバース(ジョン・デミータ)の調査で過去の事件との類似性を見つけたクリスは、酒に溺れる元凄腕のエージェント、レオン・S・ケネディ(マシュー・マーサー)に協力を求め……。

ゾンビをなぎ倒していく爽快感


(C)2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED.

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演でハリウッド映画化されたシリーズも大人気となったゲームシリーズ「バイオハザード」。

『バイオハザード ディジェネレーション』(2008)から続く3DCGアニメ映画シリーズとしての流れを組む今作は、シリーズの総決算とも言える作品になっています。

何と言っても、今作の最も評価を集めるアクションシーンは圧巻の一言で、『ジョン・ウィック』(2014)さながらのアクションでゾンビを倒していくシークエンスはとにかく爽快。

かと言って、「ホラー」や「SF」描写もおざなりと言うわけではなく、未知のウイルスによって死の街となっていく恐怖感や、バイオテロの恐ろしさがしっかりと描かれています。

原作シリーズでの人気が高いにも関わらず、なかなか以降の作品に登場しなかった「レベッカ」も再登場する、原作ゲーム好きにもアクション映画好きにもオススメしたい作品です。

おすすめのSFアニメ④『ベイマックス』


(C)2014 Disney. All Rights Reserved.

映画『ベイマックス』の作品情報

【原題】
Big Hero 6

【公開】
2014年(アメリカ映画)

【監督】
ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ

【キャスト】
ライアン・ポッター、スコット・アドシット、ダニエル・ヘニー、T・J・ミラー

【作品概要】
ディズニーが制作した長編アニメ作品。

「アベンジャーズ」シリーズでお馴染みのアメリカンコミック最大手、マーベル・コミックスの『ビック・ヒーロー・シックス』が原作となった。

映画『ベイマックス』のあらすじ

天才的な知識と才能を持つ少年ヒロ(ライアン・ポッター)は兄のタダシ(ダニエル・ヘニー)に連れられ大学の研究発表会へと足を運びますが、会場で火災が発生しタダシが死亡してしまいます。

失意に暮れるヒロに残された、タダシの制作したケアロボット「ベイマックス(スコット・アドシット)」との出会いが、ヒロの行くべき道を照らしだし……。

ディズニー制作の熱いヒーローアニメ


(C)2014 Disney. All Rights Reserved.

『アナと雪の女王』(2013)や『ズートピア』(2016)を手掛けたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作した3DCG長編アニメ。

日本では「ハートフルさ」を前面に押し出した宣伝が行われていたことでも記憶に新しい作品です。

自分が立ち直るきっかけをくれた兄の死に心のバランスを乱すヒロが、「ベイマックス」との出会いによって進むべき道を見つけていく「ハートフルさ」も見どころの1つではありますが、今作の最大の魅力は「ヒーロー」映画としての部分にあります。

もともと、原作が「アベンジャーズ」でお馴染みのアメリカンコミックであり、今作もヒーローチーム「ビッグ・ヒーロー・シックス」の誕生の物語であることから「ヒーロー」映画としての土台は既に固まっています。

その土台に、兄の死の真相と言うサスペンス要素や、前述した「ハートフルさ」も加わり「熱さ」と「驚き」、そして別れの「辛さ」を体感できる「ヒーロー」映画が好きな人にオススメのディズニー映画です。

また、2018年11月12日に肺炎により死去した「マーベル・コミックス」の顔役であり、マーベル作品にカメオ出演することでお馴染みのスタン・リーは今作にもカメオ出演

彼の功績に想いを馳せながら再鑑賞するのも良いかもしれません。

スポンサーリンク

おすすめのSFアニメ⑤『機動警察パトレイバー the Movie』


© 1989 HEADGEAR / BANDAI VISUAL / TOHOKUSHINSHA

映画『機動警察パトレイバー the Movie』の作品情報

【公開】
1989年(日本映画)

【監督】
押井守

【キャスト】
古川登志夫、冨永みーな、大林隆介、榊原良子

【作品概要】
歩行式の作業用ロボット「レイバー」が普及した世界、を題材とした人気メディアミックス作品の初の劇場版作品。

監督を勤めたのは後に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)で世界的な名声を得ることになるアニメ映画界の巨匠、押井守。

映画『機動警察パトレイバー the Movie』のあらすじ

首都圏の各地で「レイバー」が暴走する事件が多発。

暴走事件の対応に追われる特車二課の篠原遊馬(古川登志夫)は、事件が起きた「レイバー」にある共通点を見出し……。

80年代にサイバー犯罪の根幹を描いた名作SF

パソコンやスマートフォンを動かすためのソフトウェアである「OS(オペレーティングシステム)」。

現実世界で例えるなら、大規模な世界シェアを誇る「Windows」や「Mac」と言ったOSに「誤作動を起こすプログラム」が「意図的に」埋め込まれていたら、と言うサイバー犯罪の胆を描いた物語が話題となった今作。

既に死亡している事件の黒幕との事件の真相を巡る頭脳戦は、張り巡らされた伏線が1つの結論に収束し終盤のレイバー戦への高揚感へとつながる見事な脚本。

東京郊外の老築化した建物の数々を歩き黒幕の生い立ちを探る捜査パートも「レイバー」と言う最新技術の誕生に相反するような、時代に取り残された街並みに胸が詰まる感覚に陥ります。

事件の黒幕「帆場暎一」は「天才」に生まれながら何に慟哭し狂気に走ったのか。

巧みな脚本に残された「謎」を明かすため、「台風」の時期に毎年観たくなる傑作アニメ映画です。

まとめ

【糸魚川セレクション】は、いかがでしたか。

映像技術は年々向上し、実写映画で「SF」的世界観を描き切ることも容易になっています。

しかし、それでも「アニメーション」ならではの視覚体験や発想にこだわりぬいた作品も多くあります。

今回ご紹介させていただいた作品の世界に「ビビっ」と来た方は、是非とも鑑賞してみてください。

【連載コラム】『SF恐怖映画という名の観覧車』記事一覧はこちら

関連記事

まとめ記事

U-NEXTなら映画・ドラマ・アニメの動画無料視聴のほかにも、雑誌や漫画も読むことができる!【サービス内容のご案内】

最新作の映画のみならず、過去の名作、傑作、珍作まで豊富にあり、そのほか、ドラマ、アニメを合わせて14万本以上のコンテンツが見られるのが【U-NEXT】の最大の特徴。 しかし、意外に知られていないのが、 …

まとめ記事

【Cinemarche映画ライター紹介】馬渕一平プロフィール

映画感想レビュー&考察サイトCinemarcheで、お薦め映画のスクリーン・ダイバーとして、作品の深掘り記事を書いているライターさんを紹介するコーナー。 今回は映画ライターの馬渕一平さんの紹 …

まとめ記事

綾野剛映画おすすめ5選!演技力とドラマで“男性の色気”を感じ尽くす厳選セレクション

綾野剛の男の色香漂う魅力的な作品をご紹介 モデルやバンド活動を経て、『仮面ライダー555』の怪人役で俳優デビューした綾野剛。今や”演技力化け物級”と称されるほどの演技派です。その演技力で、 …

まとめ記事

藤原竜也映画おすすめベスト5選!『太陽は動かない』はカイジやデスノートなどの代表作を超えられるか⁈

どんな役でもこなせる藤原竜也のおすすめ映画をピックアップ! あるときは借金地獄から抜け出そうとするギャンブラー、またある時は殺人予告をされた凶悪犯と、人生の裏街道を彷徨う人物たちを、さりげなく演じ切る …

まとめ記事

今週おすすめ最新映画!上映する邦画洋画の人気ランキングは?【2018/07/06より公開】

今週7月6日(金)より、劇場公開されるオススメの新作映画を、恒例の映画ライターさんイチオシまとめ! 「ゼッタイに映画鑑賞を失敗したくない!」 「動画配信サイトで何を見たらいいの?」などといった問題をズ …

U-NEXT
CINEMA DISCOVERIES【シネマディスカバリーズ】
【連載コラム】NETFLIXおすすめ作品特集
【連載コラム】U-NEXT B級映画 ザ・虎の穴
【連載コラム】光の国からシンは来る?
タキザワレオの映画ぶった切り評伝『2000年の狂人』
映画『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりインタビュー
【草彅剛×水川あさみインタビュー】映画『ミッドナイトスワン』服部樹咲演じる一果を巡るふたりの“母”の対決
永瀬正敏×水原希子インタビュー|映画『Malu夢路』現在と過去日本とマレーシアなど境界が曖昧な世界へ身を委ねる
【KREVAインタビュー】映画『461個のおべんとう』井ノ原快彦の“自然体”の意味と歌詞を紡ぎ続ける“漁師”の話
【玉城ティナ インタビュー】ドラマ『そして、ユリコは一人になった』女優として“自己の表現”への正解を探し続ける
【ビー・ガン監督インタビュー】映画『ロングデイズ・ジャーニー』芸術が追い求める“永遠なるもの”を表現するために
オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー|映画『冬時間のパリ』『HHH候孝賢』“立ち位置”を問われる現代だからこそ“映画”を撮り続ける
【べーナズ・ジャファリ インタビュー】映画『ある女優の不在』イランにおける女性の現実の中でも“希望”を絶やさない
【イッセー尾形インタビュー】映画『漫画誕生』役者として“言葉にはできないモノ”を見せる
【広末涼子インタビュー】映画『太陽の家』母親役を通して得た“理想の家族”とは
アーロン・クォックインタビュー|映画最新作『プロジェクト・グーテンベルク』『ファストフード店の住人たち』では“見たことのないアーロン”を演じる
【柄本明インタビュー】映画『ある船頭の話』百戦錬磨の役者が語る“宿命”と撮影現場の魅力
【平田満インタビュー】映画『五億円のじんせい』名バイプレイヤーが語る「嘘と役者」についての事柄
【白石和彌監督インタビュー】香取慎吾だからこそ『凪待ち』という被災者へのレクイエムを託せた
【Cinemarche独占・多部未華子インタビュー】映画『多十郎殉愛記』のヒロイン役や舞台俳優としても活躍する女優の素顔に迫る
日本映画大学