映画『前科者』は2022年劇場公開、2021年秋に放送・配信予定
原作・香川まさひと、作画・月島冬二による人気マンガ『前科者』を実写映像化した、有村架純主演による社会派ヒューマンドラマ『前科者』。
罪を犯した“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描きます。
日活とWOWOWの共同配給で2022年劇場公開され、ドラマは2021年秋に放送・配信予定です。
脚本・監督は、『二重生活』『あゝ、荒野』で高く評価されている岸善幸。
主演を務めるのは『コーヒーが冷めないうちに』『花束みたいな恋をした』の人気実力派・有村架純。コンビニでアルバイトをしながら保護司の仕事に就く真っ直ぐな女性・阿川佳代を演じます。
この記事では監督の岸善幸について詳しくお伝えしていきます。
映画『前科者』の作品情報
【上映】
2022年(日本映画)
【原作】
香川まさひと、月島冬二
【監督】
岸善幸
【キャスト】
有村架純
【作品情報】
『ビッグコミックオリジナル』にて連載中で、「第3回さいとう・たかを賞」最終候補に選ばれた青年マンガ『前科者』を実写映像化。
原作者の香川まさひとは、ドラマ『監察医 朝顔』原作や、映画『クヒオ大佐』『羊の木』の脚本で知られています。
罪を犯した“前科者”たちの更生と社会復帰を目指して向き合う女性保護司の姿を描く社会派ヒューマンドラマです。
日活とWOWOWの共同配給で2022年劇場公開され、ドラマは2021年秋に放送・配信予定。
脚本・監督を務めるのは、是枝裕和監督や西川美和監督を輩出したテレビ番組プロダクション「テレビマンユニオン」に在籍し、『あゝ、荒野』でブルーリボン賞、報知映画賞、日韓スポーツ映画大賞など多数映画作品賞に輝いた岸善幸。
徹底的な取材によるドキュメンタリー制作に長けた岸監督ならではの手腕に期待が寄せられています。
主演は、大ヒット映画『花束みたいな恋をした』や、NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』ヒロインを務めた人気実力派・有村架純。コンビニでアルバイトをしながら保護司に従事している女性・阿川佳代を演じます。
岸監督は、有村と何度も話し合い、映像化ならではの佳代というキャラクターを生み出せたと語っています。
ドラマ版では、新人保護司の阿川佳代が、様々な“前科者”と向き合い成長する様が描かれます。2021年秋にWOWOWで放送・配信されるほか、放送終了後にはAmazon Prime Videoでの見逃し配信予定です。
対して、2022年公開予定の映画版は、ドラマ版の数年後を描く完全オリジナル作品。佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会サスペンスとなっています。
映画『前科者』のあらすじ
保護司は、罪を犯した者や非行のある少年の更生を助ける国家公務員。
しかし、あくまで民間人の奉仕精神だけで支えられたボランティアで報酬は一切ありません。
阿川佳代は、コンビニのアルバイトと新聞配達をしながら、保護司の仕事に就いていました。
勤め先の湘南保護観察所で、佳代は石川二郎という男性の担当を依頼されますが…。
映画『前科者』監督は岸善幸
参考映像:『あゝ、荒野』(2017)
映画『前科者』で監督を務める岸善幸は1964年生まれの演出家、テレビプロデューサー、映画監督。山形県出身。
大学卒業後、是枝裕和監督や西川美和監督を輩出した、テレビ番組制作プロダクション「テレビマンユニオン」に参加。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』のスタッフを経て、『世界ウルルン滞在記』の原型となった『地球ZIGZAG』の企画発案し、演出デビューしました。
『NONFIX』では、是枝裕和らと共に番組のコンセプトワークに貢献します。
『情熱大陸』でもコンセプトワークに関わり、多数テレビ賞を受賞しています。
2012年よりテレビマンユニオン代表取締役常務を務めています。
2016年に映画初監督作『二重生活』を公開。
2017年には菅田将暉主演の『あゝ、荒野』で注目され、ブルーリボン賞はじめ多数の映画賞に輝きました。
岸善幸監督の評価は
参考映像:『あゝ、荒野』完成披露上映会 舞台挨拶
名演出家、名テレビプロデューサーとして知られる岸善幸。綿密な取材を通して、ドキュメンタリーやドラマなど数多くの優れた映像作品を生み出してきました。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』が最初の現場で、ADとして参加したら9カ月休みなしで何度もトイレで泣いたといいます。一方で、世の仕組みや人間関係のつくり方を学んだそうです。
ATP賞テレビグランプリ2012総務大臣賞、文化庁芸術祭テレビドラマ部門大賞、シカゴ国際映画祭テレビ賞長編テレビ映画部門金賞など数多くのテレビ賞を受賞しています。
2016年に『二重生活』で映画監督デビュー。ウラジオストク国際映画祭をはじめ、多数の海外映画賞を受賞。
2017年に菅田将暉主演の作品『あゝ、荒野』でブルーリボン賞、報知映画賞、日韓スポーツ映画大賞など多数映画作品賞に輝きました。菅田将暉もアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しています。
本作『前科者』では、ドキュメンタリストの岸ならではのリアリティの追及、ドラマ描写に大きな期待が寄せられています。
本作について、「罪を犯す人たちが置かれたいまを捉えたい」と話した岸監督。
重要な佳代のキャラクターについては、生真面目さや芯の強さを大切に主演の有村と何度も話し合って、映像化ならではのキャラクターを生み出せたと自負しているそうです。
誰かを助けるとはどういうことなのかを、たくさんの人に感じてもらえたら嬉しいと語っています。
岸善幸の公式SNSの紹介
残念ながら岸善幸の公式SNSはみつけられませんでした。
まとめ
原作・香川まさひと、作画・月島冬二による人気同名マンガを、『あゝ、荒野』の岸善幸監督が実写化した社会派ヒューマンドラマ『前科者』。
前科者たちと向き合い、ともに更生・社会復帰を目指す保護司のヒロイン・佳代を、『花束みたいな恋をした』の実力派・有村架純が演じます。
ドラマ版では佳代の新人時代が描かれ、映画版は佳代が現在進行形の凶悪犯罪と対峙するオリジナルのサスペンス作品となっています。
注目の映画『前科者』は、2022年に公開、2021年秋に放送・配信予定です。