デイヴィッド・バーン×スパイク・リーによる、一生に一度の至福の体験!
元トーキング・ヘッズのフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞した鬼才・スパイク・リー監督。
現代アメリカを代表するふたりの才人の奇跡のコラボレーションがついに実現した映画『DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA』。
邦題『アメリカン・ユートピア』TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほかにて2021年5月28日(金) より全国ロードショーとなります。
字幕監修はブロードキャスターのピーター・バラカンが務めました。
このたび日本版ポスター、予告編、場面写真が解禁されましたのでご紹介します。
CONTENTS
映画『アメリカン・ユートピア』とは?
映画『アメリカン・ユートピア』の原案となったのは 2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」です。
この作品のワールドツアー後、2019年の秋から、ブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、その斬新な内容は大評判となりました。
映像化の可能性を考えたデイヴィッド・バーンはスパイク・リーに声をかけ、映画化がスタート。
バーンのライヴ映画としては、トーキング・ヘッズ時代にジョナサン・デミ監督による『ストップ・メイキング・センス』(1984)が作られましたが、バーンとスパイク・リーの幸福なコラボレーションにより、 ドキュメンタリーでもなく記録映画でもない、新たなスタイルのライヴ映画が完成しました。
海外では早くも高い評価を得ていて、「ふたりの大物が組んだ見事なコラボ」(ヴァラエティ)、「このジャンルの最高傑作の1本」(インディワイアー)「圧倒的な傑作」(ローリング・ストーン誌)、と絶賛の声が寄せられ、 ローリング・ストーン誌は20年度のベスト映画の第3位に選出しています。
映画『アメリカン・ユートピア』の見どころ解説
魅惑のショーの全容
今回の舞台でバーンは意識的に何もない空間を選び、マイクやドラムセットもなくし、新たな仲間である11人のミュージシャンやダンサーと舞台の上を縦横無尽に動きまわります。
パントマイムや前衛パフォーマンスの要素も取り入れた斬新な振り付けを担当したのは、過去にもバーンの舞台も手がけたアニー・B・パーソン。
プロダクション・コンサルタントもバーン一家のアレックス・ティムバースが担当。
現代アメリカが熱狂!舞台から発信するメッセージ
舞台に立った11人の仲間はさまざまな国籍を持っていて、クライマックスではブラック・ライブヴズ・マターを訴えるプロテスト・ソング、ジャネー ル・モネイの「Hell You Talmbout」を熱唱します。
アルバム「アメリカン・ユートピア」からは5曲、トーキング・ヘッズ時代の代表曲から9曲が選ばれ、計21曲が演奏。
大ベテランのバーンがパワフルに歌いながら踊ります。
そんな彼と11人の新たな仲間が組むことで、まさにミュージシャンとしても更なる進化を遂げる最高のショーとなりました。
監督のスパイク・リーはもともと最高の音楽センスを持つ監督として知られ、『ブラック・クランズマン』では盟友プリンスの曲を効果的に使っていましたが、今回は舞台の頭上からのショットや斜めからのアングルなども効果的に使い、視覚的な刺激にあふれた映像を作り上げます。
撮影監督は『サマー・オブ・サム』でもリーと組んでいたエレン・クラスが担当。
映画『アメリカン・ユートピア』のポスタービジュアル
今回解禁となるポスターでは、デイヴィッド・バーンを筆頭に11人のミュージシャンたち全員が登場。
彼らはジェンダー、国籍あらゆる境界線を飛び越え、さながら理想郷<ユートピア>へと見るものを誘う使者のよう。
未来感溢れる印象を受けるポスタービジュアルです。
映画『アメリカン・ユートピア』の予告編動画
予告編ではその至福のステージングの一部を解禁。
ステージからは一切の配線をなくし、自由自在な構成になっているのがうかがえます。
ミュージシャンたちは揃いのグレーのスーツと裸足というスタイルでショーを展開。
コンテンポラリーダンスやヨガのような動きも取り入れ、縦横無尽に動き回るバーンは当時67歳という年齢も感じさせないほどにパワフルで、時に可愛らしく、時に崇高にも見えます。
テンションが上がっていくドラム隊の音。伸びやかな歌声。熱狂が観客にも伝播し増幅していく幸福と感動のステージが、70秒の中に詰め込まれました。
トーキング・ヘッズの名曲「Burning Down the House」や「Everybody’s Coming To My House」が予告編では取り入れられています。
映画『アメリカン・ユートピア』の作品情報
【日本公開】
2021年(アメリカ映画)
【原題】
DAVIDBYRNE`SAMERICANUTOPIA
【監督】
スパイク・リー
【キャスト】
デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世
【字幕監修】
ピーター・バラカン
映画『アメリカン・ユートピア』のあらすじ
冒頭、プラスティックの脳を持ったデイヴィッド・バーンが登場し、人間の脳の進化について語り始めます。
「人間の脳は成長と共に衰えていく」。そんな衝撃な研究結果について話を始めるバーン。
今回のショーを通じて、彼は現代のさまざまな問題について問いかけます。
コミュニケーションの大切さ、選挙の重要性、人種問題。
混迷の時代を生きる現代人の意識をゆさぶる物語が紡がれ……。
まとめ
コロナ禍でライヴを生で体験できる機会は激減する中、全21曲、スペクタクルな107分のノンストップなステージが展開される本作。
本国アメリカではHBOにて配信のみの公開となりましたが、日本では映画館での上映が叶いました。
渋谷系ミニシアター文化の出発点ともなった80年代伝説の音楽映画『ストップ・メイキング・センス』から36年。
かつて若者の代弁者だったデイヴィッド・バーンは、若いミュージシャンからのリスペクトを受けながら、止まることなく進化を続けます。
ぜひ劇場で映画『アメリカン・ユートピア』を体感してください。
映画『アメリカン・ユートピア』は、TOHOシネマズシャンテ・渋谷シネクイントほかにて2021年5月28日(金) より全国ロードショーです。